【呪術廻戦】血塗は呪胎九相図の兄弟の三男!血液を使った術式も紹介
呪術廻戦にて呪胎九相図の三男として登場した血塗。呪霊のような見た目をした彼には肉体があり、2人の兄に対してはまるで人間らしい接し方をしていたことでファンから人気を集めました。本記事では呪術廻戦に登場する血塗の概要や術式についてまとめていきます。
目次
【呪術廻戦】血塗とは?
呪術廻戦にて呪胎九相図という特級呪物が登場すると、封印されていたそれを真人が解放したことにより3人の兄弟が生まれました。血塗はその内の三男として知られています。ここでは血塗に関する概要を詳しくまとめていき、『呪術廻戦』という作品についてもおさらいしていきます。
血塗のプロフィール
- 等級:特級呪物
- 嗜好・興味:兄弟
- 嫌いなもの:加茂憲倫
血塗(けちず)は史上最悪の呪術師である加茂憲倫の実験によって生まれた特級呪物・呪胎九相図の三男です。明治時代から封印されていたのを、現代の呪詛師・真人の手によって一般人に受肉されこの世に顕現しました。2人の兄が人間のような見た目であるのに対し、血塗は腹部に巨大な口が生えた呪霊のような見た目をしており、不気味な見かけによらず間の抜けた言動が特徴的です。
呪術廻戦の概要
呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。人を襲う呪霊とそれを祓う力を持つ呪術師の戦いが描かれており、呪霊が生きる世界を生み出そうとする呪詛師の陰謀やそれに立ち向かおうとする個性的な呪術師たちのストーリーが人気を博しています。2022年8月には累計発行部数7000万部を記録しており、現在もその人気が留まることを知りません。
呪術廻戦のあらすじ
高校生の虎杖悠仁はある日、学校に現れた呪霊と呪術師の争いに巻き込まれ特級呪物・宿儺の指を飲み込み両面宿儺の器になってしまいました。呪術界上層部からは呪いの王を宿した人間と見なされ死刑を宣告。そこに五条悟の進言もあって猶予を設けてもらうと、虎杖はすべての宿儺の指を食べることを義務付けられ、呪術師たちの戦いに参加することになるのでした。
【呪術廻戦】血塗は呪胎九相図の兄弟の三男!両親も紹介
ここからは呪術廻戦における呪胎九相図の血塗の立ち位置と両親についてまとめていきます。呪術廻戦には呪霊という人の負の感情から生まれた生命体が存在していますが、呪胎九相図はその呪霊とは異なる存在として知られており、彼らが誕生した経緯も悲劇的なものです。
血塗は呪胎九相図で呪霊と人間のハーフ?
血塗の正体は呪霊と人間のハーフです。見た目が青緑の肌に奇怪な胴体のため呪霊のように思われますが、血塗が釘崎と戦い敗北した時、釘崎の呪力で倒されたにもかかわらず血塗の体が消えずにその場に遺体が残っていました。
血塗の父親と母親
血塗の母親は呪霊を産む特異体質の女性でした。彼女が加茂憲倫の寺を訪れるとその体質が彼の好奇心を煽ってしまい、呪霊を相手に九度の懐妊、九度の堕胎を強いられます。そうして生まれた9人の子どもたちが呪胎九相図たちであり、血塗はその3番目に生まれた子どもでした。
血塗と加茂憲倫の関係
加茂憲倫の実験によって呪胎九相図が生まれたので、血塗と加茂は間接的な親子の関係と言えます。ですが、呪胎九相図の長男である脹相が加茂に激しい憎悪を抱いていることから、弟である血塗もその意志を尊重し加茂のことを何よりも嫌っています。
血塗の兄弟
呪胎九相図の数が9人であることから血塗には8人の兄弟がいることになりますが、呪術廻戦作中で解放されたのは血塗を含めた3人のみです。ここでは本編中に登場している脹相と壊相との関係について詳しく見ていきます。
脹相
脹相は呪胎九相図の長男です。3人の中で最も人間らしい見た目をしており、無気力で浮世絵離れした雰囲気をしています。あまり感情的になることもありませんが、弟たちに対する愛は強く壊相と血塗の3人で集まった時は『3人で1つだ』と話し兄弟同士で支え合うことを信条としている性格を見せました。
壊相
壊相は呪胎九相図の次男です。脹相と同じく人間の見た目をしていますが、背中がコンプレックスで内側から食い破られたような口が生えています。髪がモヒカンで女性もののボディハーネスとTバックを着用している変態的な見た目をしていますが、兄弟に対する愛は強く釘崎の共鳴りで血塗が苦しんでいることに気付いた時は無意識に術式を解いて助けようとしました。
【呪術廻戦】血塗の術式や能力
ここからは呪術廻戦における血塗の術式や能力についてまとめていきます。血塗の等級は特級呪物で並みの呪霊に比べて戦闘能力が飛躍的に高いです。そんな血塗がどのような術式を持って戦うのか、ここで詳しく解説していきます。
血塗の術式は「蝕爛腐術」
血塗の持つ術式は蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)です。大きな口から大量の血液を対象に吐きかけ、血を浴びた相手を毒に犯し腐食・溶解させる能力を持ちます。この術式は兄の壊相と同じもので、2人が持つ技『朽(きゅう)』を発動すれば血が染み込んだ肉体に激しい痛みを与えながら肉体を分解し、10分~15分以内に敵を死に至らしめます。
血塗の特異体質
呪霊と人間のハーフである血塗たちは呪力を血液に変換できる特殊体質の持ち主です。呪胎九相図の血液は生物に対して猛毒として作用する特性があり、術式や技によってそれを強酸のように物質を溶解することもできます。呪術廻戦作中では毒や呪いに耐性がある虎杖にあまり効果を発揮できませんでしたが、実際は岩盤が一瞬で解けていくほど強烈なものです。
血塗は領域展開ができる?
呪術廻戦作中で血塗が領域展開を発動した描写は描かれていません。公式ファンブックなどでも領域展開に関する記述は残されていませんが、恐らく受肉して間もなかったため、領域展開を会得するほどの時間がなかったと推察されます。
【呪術廻戦】血塗の死亡シーンや活躍
ここからは呪術廻戦における血塗の死亡シーンや活躍についてまとめていきます。血塗は真人や夏油の指示に従う呪詛師側の存在で、物語が進んでいくと呪術師側の虎杖たちと戦うことになりました。具体的にどのような活躍を残しているのか、ここで解説していきます。
血塗の活躍①受肉する
呪術高専の姉妹校交流会が行われていた時、突如学生たちを閉じ込めるように帳が張られ特級呪霊と呪詛師たちが彼らに襲い掛かりました。各地で激しい戦闘が行われる中、裏で単独行動していた真人は高専に封印されていた呪胎九相図を奪います。呪詛師側の狙いは最初から呪胎九相図であると、撤退した彼らはそれを受肉させ、脹相、壊相、血塗の3人を封印から解放し自分たちの戦力に加えました。
血塗の活躍②虎杖と戦う
虎杖たちが八十八橋の調査を行っていると、そこに突然血塗が現れ虎杖と交戦します。血塗たち呪胎九相図は呪詛師側につくことが自分たちに都合が良いことだと判断し、彼らに加担することを選んでいました。ゆえに呪術師側の虎杖たちとは敵対関係であり彼らを殺害することを真人たちに命じられていたのです。
血塗の活躍③壊相と合流する
虎杖とタイマンで戦っていた血塗でしたが、途中で釘崎と交戦中だった壊相と遭遇し2対2の構図になります。自分たちから距離を取ろうとする2人を壊相の術式によって追い詰めていき、虎杖と釘崎の肉体に毒性のある血を吐きかけることに成功。戦況はそのまま血塗たちに傾き始めたと思ったその時でした。
血塗の活躍④反撃に遭う
釘崎の芻霊呪法は血塗たちの術式と相性が最悪で、彼女の技『共鳴り』によって動きを制限されます。その上虎杖は両面宿儺の器であり、並みの術師とは比べ物にならないほど毒や呪いに耐性がありました。本来なら血塗たちの毒で激痛が走っているはずの体ですが、痛みでは止まらない虎杖の不屈によって血塗たちは反撃されてしまいます。
血塗の活躍⑤最後は死亡した?
共鳴りと虎杖の反撃によって不意をつかれてしまった2人は防戦一方となり、壊相は虎杖の黒閃をまともに受けてしまい片腕を損失。血塗も釘崎に反撃しようと襲い掛かりましたが、釘が刺さったところに呪物を流し込み対象を破壊する技『簪(かんざし)』によって致命傷を受け、そのまま死亡してしまいました。
【呪術廻戦】血塗の声優
ここからはアニメ版呪術廻戦にて血塗の声を担当した声優についてまとめていきます。不気味な見た目の割に抜けているところがあり、兄弟のことを「兄者」と呼ぶ愛らしさを兼ね備えていた血塗。そんな彼を演じた声優は長年声優界の最前線で活躍し続けている有名声優です。
血塗の声優は「山口勝平」
血塗を演じた声優は山口勝平(やまぐちかっぺい)さんです。男性ながらハイトーンボイスの持ち主であり、若々しい青年やコミカルなギャグキャラを始め、血塗のような奇怪な化け物キャラなどもこれまでに多く演じてきています。
山口勝平のプロフィール
1965年5月23日の福岡県生まれ。血液型B型、身長160cm、現在の所属事務所は自らが社長を務めている有限会社悟空です。元々劇団21世紀FOXに所属する俳優で舞台演者として長く活動していました。活動主軸が声優に切り替わったのは1989年の『らんま1/2』で主人公を演じたことがきっかけで、以後は『名探偵コナン』や『ワンピース』といった数々の名作に出演しています。
山口勝平の主な出演作品
- 工藤新一(名探偵コナン)
- ウソップ(ONEPIECE)
- トチロー(ガンフロンティア)
- L(DEATH NOTE)
- トンボ(魔女の宅急便)
【呪術廻戦】血塗に対する世間での評判や人気
これまで血塗に関する情報をまとめてきましたが、見た目の割に兄弟思いで虎杖たちとの戦いによって死亡してしまった彼のことを、呪術廻戦ファンたちはどのように見ているのでしょうか?ここでは血塗に対する世間での評判や人気について実際のコメントを参照しながらまとめていきます。
呪術廻戦ファンの多くは血塗ことをかわいい存在として認識していました。見た目だけを見ればトラウマになりそうなほど恐ろしいですが、その内面はただ兄弟のことが好きな弟であり、そういった素直な性格が読者にとっても愛くるしい存在として人気があるようです。
アニメファンにおいては山口さんによる演技がとてもよかったという感想が多く寄せられていました。漫画では奇妙な見た目が先行し可愛らしさが薄かった血塗でしたが、山口さんの演技によってその印象が払拭され弟らしさや愛らしさが強調されていました。
ユニバーサルスタジオジャパンとのコラボによって呪術廻戦グッズが作られましたが、その中に血塗がいるとネット上ではまさかの人選に驚きと喜びの声が上がっていました。中には兄弟まとめて出してほしかったという意見も出ており、呪胎九相図の3人がとても人気であることが分かります。
【呪術廻戦】血塗の術式は「蝕爛腐術」だった
呪胎九相図の三男にして蝕爛腐術の使い手だった血塗は、不気味な見た目とは裏腹な素直さがファンの人気を集めていました。虎杖と釘崎の戦いによって血塗は死亡してしまいこれ以上の活躍を見ることができませんが、彼と同じ血を持つ兄弟たちの今後の活躍に期待しましょう。
この記事のライター
zeile
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