【呪術廻戦】獄門疆(ごくもんきょう)を徹底解説!封印の解除方法は?
『呪術廻戦』には「獄門疆」という特級呪物があります。獄門疆は『呪術廻戦』の大人気キャラクター五条悟を渋谷事変で封印してしまいます。最強の五条悟を封印できる獄門疆とは、いったいどれほどの力を持っているのでしょうか。今回は、その正体や特性、元ネタを紹介します。
目次
【呪術廻戦】獄門疆とは?
『呪術廻戦』では、2018年10月31日に渋谷事変が起こり、五条悟は封印されてしまいます。いったい誰がどのような手段を用いて封印したのでしょうか?今回は、五条悟を封印した特級呪物やその特性、元ネタなどを紹介します。
獄門疆とは?
五条悟を封印した特級呪物は「獄門疆」と呼ばれています。渋谷事変で偽夏油が獄門疆を用い、五条悟を封印しました。この経緯は後ほど紹介します。その前に『呪術廻戦』の概要とあらすじを見ていきましょう。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦』は、芥見下々さんが2018年より『週刊ジャンプ』(集英社)で連載している大人気呪術バトル漫画です。テレビアニメは2020年から放送が始まり、劇場版、舞台、スピンオフ小説など、さまざまなメディアに展開しています。コミックの発行部数も2022年8月には累計7000万部を超えました。
呪術廻戦のあらすじ
主人公の虎杖悠仁は、仙台の高校に通う普通の高校生でした。育ての親の祖父が亡くなった夜、オカルト研究会に所属する先輩達が特級呪物の両面宿儺を開封してしまったことから、虎杖の人生が大きく変わります。虎杖は特級呪物の「宿儺の指」を食べてしまい、「宿儺の器」となってしまったのでした。そのため、呪術界から死刑を宣告されますが、五条悟の提案により、死刑の執行が「すべての宿儺の指を食べてから」と猶予を与えられ、呪術師としてスタートすることになりました。
【呪術廻戦】獄門疆の発動条件や効果を解説
『呪術廻戦』に登場する獄門疆は特級呪物ですが、こと封印に関しては、相当強力な力を持っているようです。ここでは、獄門疆の発動条件や効果を解説すると共に、獄門疆の元ネタについて紹介します。
獄門疆の発動条件
獄門疆の発動条件は次の2つです。1つ目は、獄門疆の開門後、相手を獄門疆の半径4m以内に留めることです。2つ目は、相手を1分間拘束しておくことです。ただし、1分間といっても、現実時間の1分間である必要はなく脳内時間の1分間でOKです。発動条件を満たして「閉門」と唱えれば封印が完了します。五条は自分が殺したはずの夏油傑が目の前に現れて混乱し、一瞬で脳内時間の1分が経ってしまいました。術式は強力で誰であっても逆らえず、五条も封印されてしまいました。
獄門疆の効果
獄門疆の効果は大きく2つあります。1つ目は、どんな人物・呪霊でも封印できることです。また、長期間封印することができ、その期間は100年とも1,000年とも言われています。しかし、1度にひとつの対象しか封印できないことと、封印している人物が自害してしまうと、封印は解除されるという条件があります。2つ目は、封印中は呪力も身体能力も封じてしまいます。そのため、封印中の人物は、年を取ることも、動くこともありません。
獄門疆には表と裏がある
獄門疆には表と裏があります。偽夏油の所有しているのが「表」で、「裏」は天元が所有しています。天元の話から、裏の門を開けると、封印を解除できることが可能だと分かりました。しかし、裏の場合は所有者に開門する権限がないため、封印を解除するには呪具や術式に頼らなければなりません。しかし、裏の存在により、封印解除の可能性が見えてきました。
獄門疆の元ネタ
獄門疆には元ネタがあります。それは、平安時代に存在した僧侶源信(げんしん)です。源信は恵心僧都とも呼ばれた浄土教の祖です。著書の『往生要集』が有名で、高校の日本史の教科書にも出てきます。獄門疆の「獄門」とは古くからある処刑方法で、いわゆるさらし首のことです。また「疆」は強制するという意味です。そこから、獄門疆は「ひどい刑罰を強制する」という意味がでてきます。獄門疆は生きた結界とも言われていますが、今は呪物でも元は人間であり、源信だったのではないかと考えられています。
【呪術廻戦】獄門疆の封印の解除方法
獄門疆は1度封印すれば、長期間にわたって対象を封印することができます。また、その効果は強大で、発動されれば封印から逃れることはできません。封印されてしまえば解除することはできないのでしょうか?しかし、獄門疆「裏」の存在から可能性もあるようです。ここからは封印方法について考察します。
方法①「天逆鉾」と「黒縄」の使用
封印の解除方法はいくつか考えられていますが、1つ目は呪具の使用です。『呪術廻戦』に出てくる呪具には、術式に作用するものがあります。「天逆鉾」は術式を強制解除し、「黒縄」は術式を乱し効果を相殺します。天逆鉾は石黒恵の父・甚爾が所有していましたが、五条悟との戦いで敗れ、海外に封印されたか破壊されました。また黒縄もミゲルが五条悟との戦いで使用し、ほとんどなくなってしまいました。その後、乙骨がミゲルと海外へ探しに行きましたが、まだ見つかっていない様子です。
方法②来栖華の術式
解除方法の2つ目は、「死滅回遊」で登場する「栗栖華(くりすはな)」という術師です。栗栖華は1,000年も前から存在している術師で、背中に羽根が生えていて見た目そのままに「天使」と呼ばれています。あらゆる術式を消滅することのできる術式を持っているので、獄門疆の解除も可能です。しかし、栗栖華が敵か味方か分からず、五条悟の封印解除に協力してくれるかどうかも不明です。
方法③偽夏油が開ける
解除方法の3つ目は、偽夏油が封印を解いて開門するものです。封印した本人なので、術式を解除することも可能です。しかし、わざわざ封印したものを解放するということは有り得ないと考えられています。
方法④五条悟が自力で脱出する
解除方法の4つ目は、自力で脱出するというものです。獄門疆の効果で解説したように、獄門疆に封印された人物が自死した場合には、封印が解除されます。五条悟も自ら死ぬことで封印を解除し、何らかの術式で蘇生を図るということも可能性としてはあるかもしれません。
方法⑤獄門疆の所有者になる
封印解除の最後の方法は、獄門疆の所有者となることです。所有者となれば解除できる可能性もあります。しかし、獄門疆を偽夏油から奪い去れば所有者となれるかと言えば、獄門疆が特級呪物である以上そうではないでしょう。おそらく何らかの形で主従関係を結ぶ必要があると考えられます。しかし、虎杖等が天元に解除方法を訊ねた時も、天元が触れなかった点から見て、所有者になるのは現実的ではありません。
【呪術廻戦】獄門疆に封印された五条悟の復活を考察
五条悟は『呪術廻戦』の登場人物の中でも特に人気のあるキャラクターです。いつまでもファンを待たせておくことはないでしょう。では、いったいいつ復活するのでしょうか。その時期に関しては、呪術廻戦ファンの中から、いくつか考察も出ています。ここでは考察を紹介し、その理由も見ていきます。
獄門疆に封印された五条悟
五条悟は渋谷事変で獄門疆に封印されました。渋谷で偽夏油らが呪霊の結界を使い、一般人を巻き込んだ暴動を起こします。五条悟は渋谷駅の地下で改造人間を対処しますが、そこで獄門疆が開門します。危険を感じてその場を離れようとした時、昨年殺したはずの親友夏油傑が目の前に現れます。すでに死んでいるので偽物のはずですが、肉体も呪力も本物そのものだったので、混乱してしまいます。そして、一瞬で脳内時間1分が経過し獄門疆に封印されてしまいました。
獄門疆に封印された五条悟の復活はいつ?
五条悟が復活するとしたら、どのタイミングで五条は復活するのでしょうか?今のところ大きく2つの説があり、「死滅回遊後」と「宿儺復活の時」です。それ以外にも偽夏油が100年後か1,000年後に開門すると言っているので、その可能性もなくはないですが、物語としては有り得ない選択肢でしょう。では、「死滅回遊後」説の理由から見てみましょう。
考察①死滅回游の後
「死滅回遊後」説の理由は、死滅回遊に登場している栗栖華の存在です。栗栖華は獄門疆を解除できます。わざわざ封印解除ができるという人物が登場しているのですから、死滅回遊後に復活するのではないかと考えられています。
考察②宿儺の復活の時期
もうひとつ有力な説が、宿儺の復活の時期です。これは、物語のかなり終盤になってからではないかと考えられています。その理由として、作者の芥見下々さんも五条悟を封印したがっているという事情があります。五条悟はある意味でオールマイティなので、彼が出てくると事件は全て解決してしまいます。これでは、物語は面白くなりません。そこでしばらく五条を封印していて、最終章のクライマックスで復活させるというものです。もっともな理由なので、この可能性も高いのではと考えられています。
【呪術廻戦】獄門疆を偽夏油が持っていた理由
ここまで、獄門疆の特性や五条悟の封印について考察してきました。ところで、なぜ偽夏油は獄門疆を持っていたのでしょうか。濡瑚は獄門疆という言葉を聞いて興奮していましたが、そのことから、呪術界において獄門疆はよく知られた存在であり、しかもレアものということが分かります。ここでは、偽夏油の入手方法について考察します。
考察①上層部の内通者が絡んでいる?
1つ目の説は、上層部に内通者がいるというものです。獄門疆は天元の結界の外になる海外に持ち出されていましたが、天元や獄門疆の所在は上層部しか知らないことなので、偽夏油が知っていたのは内通者がいたのではというのが理由です。実際、五条は呪術師の中に内通者がいるのではと考えていました。
考察②獄門疆には裏梅が封印されていた?
2つ目の可能性は、獄門疆に裏梅が封印されていたというものです。その理由は、裏梅とは偽夏油等と一緒に行動している呪詛師ですが、1,000年くらい前から存在していたとされています。宿儺とも親交のある裏梅は、獄門疆に1,000年もの間封印されていて、最近出てきた可能性があるというのがこの説の理由になっています。
考察③獄門疆には羂索が封印されていた?
3つ目の説は、獄門疆に羂索(けんじゃく)が封印されていたというものです。羂索とは偽夏油の正体です。羂索は1,000年も前に存在していた呪術師ですが、脳を入れ替えることで肉体を乗っ取ることができます。つまり、脳だけがオリジナルで、残りの肉体は次々に入れ替えることで死ぬこともなく生きながらえています。そんな羂索が獄門疆に封印され、自死することで封印を解除し、反転術式で復活したのではないかというのです。
【呪術廻戦】獄門疆に対する世間での評判や人気
『呪術廻戦』に登場する獄門疆はキャラクターではありませんが、独特のデザイン性からとても人気があります。SNS上で話題になることも多く、何かと取り上げられています。ここでは、そのような中からいくつか拾い上げてみましょう。
獄門疆には分かっていないことが多くあるようです。さらに新しい謎も出てきそうで、今後の展開が楽しみだと言う声がありました。
獄門疆は、すでに一般名詞化しているようです。何かを封印したい時やどこかに隠れたい時に、何の説明もなく獄門疆に封印する(される)と書いても通じるようです。それだけ認知されているということなのでしょう。
獄門疆は、デザインが優れているため、ポーチだけでなく置物やネックレス・イヤリングなど、さまざまなグッズにもなっています。今や多くの呪術廻戦ファンの部屋に飾られているのではないでしょうか。
【呪術廻戦】獄門疆は謎の多い特級呪物だった
『呪術廻戦』に出てくる特級呪物の「獄門疆」を紹介しました。獄門疆は、1,000年もの間この世に存在し、強い呪力で人や物を封印し続けてきました。獄門疆の効力や来歴、封印解除の方法などを見てきましたが、現在封印されている五条悟もどうなってしまうのでしょうか。今後の『呪術廻戦』の展開に注目しましょう。
この記事のライター
makkun402
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