【ジョジョ】相関図やジョースター家の家系図まとめ!キャラの関係性を解明
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズにはジョースター家をはじめ様々なキャラクターが登場しており、その複雑な関係性は相関図や家系図なしでは理解困難です。本記事では、ジョジョシリーズに登場する主要キャラクターの関係性を相関図や家系図で解説します。
目次
【ジョジョ】とは?
ジョジョの奇妙な冒険の作者
ジョジョシリーズの原作者は漫画家の荒木飛呂彦さんです。荒木さんは宮城県仙台市出身の63歳(2023年12月現在)で、30年以上に渡りジョジョシリーズの連載を続けています。また、荒木さんは年齢の割にとても若々しい見た目をしています。それ故に、ファンからはジョジョ作品に登場する技に例えて「波紋使いでは?」と言われています。
ジョジョの奇妙な冒険の概要
ジョジョの奇妙な冒険は1986年から週刊少年ジャンプやウルトラジャンプで連載されている漫画作品です。作品全体では「人間讃歌」というテーマを持ち、ジョースター家という一族を中心とした物語が展開されます。作品の人気は非常に高く、2022年1月時点で全世界累計発行部数が1億2000万部を記録し、単行本も100巻を超え、現在は第9部まで連載されています。
ジョジョの奇妙な冒険のあらすじ
ジョジョの物語は第1部〜第6部の「旧世界」と言われる世界と、第7部以降の「新世界」と言われる世界の2つに分かれています。両方に共通するのはジョースター家という一族を中心としたバトルや冒険の物語です。ジョジョの作中では敵味方問わず様々なキャラが登場し、部によって「波紋」や「スタンド(幽波紋)」を駆使したバトルを繰り広げます。
【ジョジョ】相関図やキャラの関係性
ジョジョの相関図①第1部
第1部(ファントムブラッド)の主人公はイギリス貴族の名家ジョースター家の一人息子ジョナサン・ジョースターで、そのジョナサンの敵対関係となるのは、ジョースター家の養子となったディオ・ブランドーです。ディオは表向きは友好的な態度を装いながらジョースター家の乗っ取りを画策しますが、その企みをジョナサンに突き止められ追い詰められてしまいます。しかし、追い詰められたディオは石仮面を使い不死身の吸血鬼となります。
ジョナサンはディオを倒すために波紋使いのツェペリに師事し波紋をマスターし、その他にもスピードワゴンなど様々なキャラを仲間としディオに対抗し、遂に勝利を収めます。その後ジョナサンは妻エリナと新婚旅行に出かけますが、そこで生存していたディオに襲撃され命を落とします。しかし、この時既にジョナサンとエリナの間には子供(ジョージII世)が出来ており、第2部以降ではその子孫達の物語が続いていくことになります。
ジョジョの相関図②第2部
ジョジョ第2部(戦闘潮流)の主人公は、ジョセフ・ジョースターです。ジョセフは父がジョージII世、母がエリザベス(リサリサ)で、家系図上ではジョナサンとエリナの孫にあたります。ジョセフはジョナサンと同じく波紋使いで、カーズやワムウといった古代に封印された怪物達(柱の男)と戦いますが、当初は実力が足りず敗れてしまいます。そこでジョセフはツェペリの孫シーザーとともにリサリサの元で波紋の修行に励みます。
その中でジョセフは力をつけるとともにシーザーと友情関係を育み、のちに妻となるスージーQと出会います。その後ジョセフはリサリサやシーザーに加え、第1部に登場したスピードワゴンなども仲間としながら柱の男達に戦いを挑み、戦いの中で親友シーザーを失いながらも柱の男達を追い詰めます。そして覚醒したカーズに追い詰められながらも持ち前の機転で勝利を収め無事生還します。
ジョジョの相関図③第3部
ジョジョ第3部(スターダストクルセイダーズ)では、ジョセフの孫である空条承太郎が主人公です。承太郎はジョセフの娘ホリィと空条貞夫の息子で、ジョセフは祖父、ジョナサンは高祖父にあたります。第3部では第1部で敵対したディオ・ブランドー(DIO)が復活し承太郎達の前に立ちはだかります。また、承太郎や登場する様々なキャラにスタンド(幽波紋)という守護霊のような能力が発現し、以降主要な戦闘手段となります。
第3部で承太郎は祖父ジョセフやポルナレフ、アブドゥル、花京院、イギーを仲間とし、力を合わせてDIO達との戦いに挑みました。特にDIO達の本拠地であるエジプトでは、9栄神と呼ばれるDIOの配下達やDIO本人と激戦を繰り広げました。戦いでイギー、アブドゥル、花京院が命を落とすものの、最後は承太郎がDIOにとどめを刺し、DIOは太陽の光を浴びて消滅しました。
ジョジョの相関図④第4部
ジョジョ第4部(ダイヤモンドは砕けない)の主人公は東方仗助です。仗助はジョセフと不倫関係にあった東方朋子との息子で、承太郎とは仗助の方が10歳以上年下にも関わらず、家系図上は叔父と甥という関係性になっています。仗助は日本の杜王町で暮らしていましたが、その町では行方不明者が多数出ていたり、スタンドを発現するものが多数いるなど奇妙な現象が多発していました。
その中で仗助は、その奇妙な現象を調査に来た空条承太郎や、友人となった広瀬康一、虹村億泰、岸辺露伴らとともに様々な謎や敵に挑みます。そして、行方不明者の原因が連続殺人鬼・吉良吉影である事に辿り着き、吉良を倒すべく戦いを挑み、最終的に勝利を収め、杜王町に平和をもたらしました。
ジョジョの相関図⑤第5部
ジョジョ第5部(黄金の風)はイタリアが舞台となり、ギャングスターに憧れる少年ジョルノ・ジョバーナが主人公となります。ジョルノは復活したDIOと日本人女性との間に生まれた子ですが、DIOの肉体はジョナサンの肉体を乗っ取ったものなので、時代的には有り得ませんが遺伝的にはジョナサンの息子とも言えます。そのジョルノはギャングスターとなり、自分が住む街を平和にする夢を持っていました。
その夢を叶えるため、ブチャラティやミスタ、ナランチャ、フーゴ、アバッキオ、ギャングのボスの娘トリッシュを仲間とし、様々な戦いに挑みますが、その過程でギャングのボス(ディアボロ)から狙われる事になります。ディアボロのスタンド(キングクリムゾン)は非常に強力で、戦いの中でナランチャ、ブチャラティ、アバッキオが命を落としてしまいます。しかし、最後は何とかディアボロを破り、ジョルノはギャングのボスとなりました。
ジョジョの相関図⑥第6部
ジョジョ第6部(ストーンオーシャン)では、承太郎の娘である空条徐倫が主人公です。徐倫は冤罪で海上刑務所(ストーンオーシャン)に収監され、その中でスタンド能力に覚醒しますが、同時に刑務所内のスタンド能力者から命を狙われます。徐倫を助けに来た承太郎も敵のスタンド能力により仮死状態になりますが、仲間(F.F、エルメェス、ウェザーリポート、アナスイ、エンポリオ)とともに襲い来る敵に立ち向かい、脱獄に成功します。
その後はDIOの息子達(ウンガロ、リキエル、ドナテロ・ヴェルサス)などの敵とも戦いつつ、承太郎を復活させる事に成功します。しかし、徐倫はプッチ神父との最終決戦で多くの仲間達とともに命を落とします。その後プッチは唯一生き残ったエンポリオにより倒されますが、プッチのスタンドにより世界は丸ごと書き換えられてしまいました。第6部ラストでは徐倫らに似た人々が登場しますが、彼らと徐倫達との関係は不明のまま物語は終了します。
ジョジョの相関図⑦第7部
ジョジョシリーズの第7部(スティール・ボール・ラン)で主人公となるのは、元天才騎手だったアメリカ人の青年、ジョニィ(ジョナサン)・ジョースターです。この第7部はプッチ神父のスタンドで作られた本来の世界とは違うパラレルワールドのような世界で、6部以前の世界(旧世界)のキャラと同名・同姓または類似したキャラは登場しますが、基本的には全く別の人間です。
このため、主人公ジョニィも第1部のジョナサンとは全くの別人であり、もう1人の主人公ジャイロ・ツェペリも旧世界のツェペリ一族とは関係ありません。この他にも、第3部で登場したアブドゥルや第2部で登場したシュトロハイムを彷彿とさせるキャラが登場したり、第4部主人公の東方仗助と同じ東方姓の人物(東方憲助)も登場するなど、旧世界と何らかの縁があるような描写もされています。
ジョジョの相関図⑧第8部
ジョジョ第8部(ジョジョリオン)は第7部から引き続き新世界が舞台であり、物語の主人公は第4部主人公と同姓同名である東方仗助です。第8部の舞台は第4部と同じ杜王町で、時期は2011年の東日本大震災の後の設定です。仗助は地震によってできた地形(壁の目)で発見され、東方家の養子となります。この東方家は数世代前に東方憲助の娘である東方理那がジョニィと結婚しており、旧世界同様にジョースター家と繋がりがあります。
また第8部では、第4部で敵であった吉良吉影がジョースターの血族となっています。第8部の吉良吉影はジョニィの4代後で、ジョセフ・ジョースターの孫に当たりますが、第8部開始時点では故人でした。しかし、物語の中で仗助の正体が吉良吉影とジョセフの融合体という事が発覚します。このため、仗助もまたジョースターの一族の1人ということが明らかになり、ストーリー中の家系図・相関図を複雑化させています。
【ジョジョ】ジョースター一族の家系図
ジョースター一族とは?
ジョジョシリーズの中心となるジョースター一族の人間には幾つか共通点があり、一つは左肩後ろに星型のアザが発現する事です。これはジョナサン直系の子孫達(ジョセフ、承太郎、仗助、徐倫)だけでなく、ジョナサンの体を乗っ取ったDIOやその息子達(ジョルノ、ウンガロ、リキエル、ドナテロ・ヴェルサス)、新世界のジョースター一族の者達も該当します。
また、「ジョースター家の男は短命である」や「ジョースター家の人間はただ1人の異性を愛する」といったジンクスも持っています。しかし、第2部主人公のジョセフは第6部まで生存していたり(90歳以上)、東方朋子と不倫し婚外子(仗助)をもうけるなど、この2つのジンクスを唯一破っています。
ジョースター一族の旧世界の家系図
ジョジョ旧世界(第1部〜第6部)のジョースター一族は、元々はイギリスの名門貴族の一家で、ジョナサンはある地域の領主をしていたジョージI世の一人息子でした。ジョナサンと妻エリナとの間には息子ジョージII世が、その息子はニューヨークの不動産王となったジョセフです。ジョセフの娘ホリィは日本人の空条貞夫と結婚し、息子承太郎をもうけます。そしてその承太郎の娘にあたるのが徐倫です。
また、ジョセフには妻スージーQとは別に不倫相手(東方朋子)がおり、婚外子として東方仗助が日本の杜王町で暮らしていました。他にも、ジョナサンの肉体を乗っ取ったDIOにはジョルノをはじめとして数人の子供がいました。このように、旧世界のジョースター家の家系図は、ジョセフの不倫とDIOの存在により複雑化していることがうかがえます。
ジョースター一族のパラレルワールドの家系図
第7部以降は、第6部終盤でプッチ神父のスタンド(メイドインヘブン)により世界が一巡した後の並行世界(パラレルワールド、新世界)が物語の舞台になります。この世界では第6部以前の登場人物と同姓同名もしくは近しい名前や能力を持つキャラが数多く登場します。例えば、第8部時点では、ジョースター家と東方家が親戚関係であることと、第4部で仗助達と敵対した吉良吉影がジョースター一族の一員となっていることが判明しています。
【ジョジョ】登場キャラの強さランキングTOP3
3位:カーズ
ジョジョシリーズ登場するキャラの強さランキング第3位は、第2部に登場するカーズです。カーズは古代に封印された柱の男のボスで、封印が解けた時点でも圧倒的な強さを誇りますが、日光の元で行動できない弱点がありました。しかし、その弱点も強化アイテムであるエイジャの赤石(せきせき)を手に入れる事で克服し、更にはありとあらゆる生物の能力を発現させる能力を手に入れ究極生命体へと進化します。
これによってカーズは元の肉体や戦闘能力の高さと合わせて無敵の強さを手に入れましたが、ジョセフの火山噴火を利用した機転により宇宙空間へ放り出されてしまいます。カーズは宇宙空間では体が凍結し、最終的には鉱物と生物の中間の生命体となり、永遠に宇宙を彷徨う末路を辿りました。
2位:ジョルノ・ジョバァーナ
強いキャラランキングの第2位は第5部の主人公、ジョルノ・ジョバーナです。ジョルノはジョナサンの肉体を乗っ取ったDIOの息子で、時代的にあり得ませんが家系図上は年齢的にあまり変わらない徐倫の高祖叔父にあたります。ジョルノのスタンド能力は「ゴールド・エクスペリエンス」と言い、無機物に生命を与えたり、傷や体の欠損部を生成し治療することができます。
また、第5部終盤ではスタンドの矢により「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」へとスタンドを進化させ、全ての出来事をゼロに戻すことができるという強力な能力を手に入れました。これにより、ラスボスのディアボロを死の無限ループに追い込む事で勝利しました。
1位:ジョナサン・ジョースター
そしてジョジョ登場キャラの強さランキング第1位に輝いたのは、第1部の主人公で「始まりのジョジョ」であり、ディオとともに複雑な家系図・相関図で表される全ての因縁の始まりであるジョナサン・ジョースターでした。ジョナサンは195cm105kgとラグビーで鍛えた圧倒的フィジカルを持っており、肉体的な強さだけでもかなりのものです。これに加えて波紋法を習得し、ディオをはじめとして多くの吸血鬼を倒してきました。
何よりジョナサンの強みはその爆発力であり、ディオもこれを最も警戒しています。また、ジョジョの原作者である荒木さんも、ジョジョシリーズの歴代主人公が戦ったら誰が最強かと問われた際、「ジョナサンが最強では?」と回答しており、それも根拠としてジョナサンを第1位としました。
【ジョジョ】に対する世間での評判や人気
ジョジョのファンの中には、作中登場キャラの相関図が複雑で訳が分からないと感じる人もいるようです。ジョジョは作品の中で敵・味方で数多くのキャラが登場し、その人間関係は複雑に絡み合っています。このため、それらの関係を相関図なしでは理解困難と感じる人もいるようです。
また、相関図以上にジョースター家の家系図が複雑だと感じる読者もいるようです。旧世界のジョースター家はジョセフの不倫やDIOの子供達の存在により家系図と人物の年齢関係などが本来あり得ない関係性となったりしていました。また、新世界のジョースター家も東方仗助の存在により家系図が複雑化し、それを複雑怪奇と感じる人もいるようです。
他にも、ジョースター家の家系図を複雑化させる原因の一つであるジョセフの不貞行為に怒りを覚える人もいるようです。ジョセフに関しては、ジョースター家のジンクスすらも破っているので、それも含めて怒りを感じる人もいるようです。
【ジョジョ】相関図は複雑だった
本記事では、ジョジョに登場するキャラクターの相関図やジョースター家の家系図などについて紹介してきました。ジョジョの物語とともに時代が進むことでジョースター家の子孫やその仲間、敵となるキャラが増え、その家系図や相関図は非常に複雑なものになりました。
この記事のライター
tera_yuuki56
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。