【ジョジョの奇妙な冒険】「逆に考えるんだ」は第一部の名言！元ネタとは？

ジョジョの奇妙な冒険第一部にて描かれた「逆に考えるんだ」は、主人公の父親であるジョースター卿が口にしたセリフです。元ネタについて知っていく前に、まずはジョースター卿について知っていく必要があるでしょう。また、ジョースター卿のプロフィールと共にジョジョの奇妙な冒険の作品概要についてもまとめていきます。

ジョースター卿は本名がジョージ・ジョースターであり、ジョジョの奇妙な冒険主人公のジョナサン・ジョースターの父親です。厳格な性格をしていますが悪党に対しても情を忘れない気高い一面を持ち合わせています。イギリスの貴族・ジョースター家の当主として登場していましたが、病によって身体が弱り本編中にて死亡しました。

ジョースター卿が馬車に乗っている時に事故が起こると、そこにダリオ・ブランドーが現れました。ダリオはジョースター卿が死んでいると思い込み、財布や金品を盗もうとしましたが、目を覚ましたジョースター卿はダリオが自分を助けてくれたと勘違いし命の恩人と思い込みました。

ジョジョの奇妙な冒険Part1ファントムブラッドは荒木飛呂彦によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。ジョースターとディオの因縁の対決を描いたバトルアドベンチャー作品で、1986年～1987年にかけて単行本5巻を刊行しました。ジョジョの奇妙な冒険シリーズはPart9まで続いており、累計発行部数は1億2000万部を突破しています。

父の死をきっかけに名門貴族の養子となったディオ・ブランドーは、ジョースター卿の息子であるジョナサン・ジョースターを陥れてジョースター家の財産を乗っ取ることを計画します。初めはディオを遠ざけていたジョナサンでしたが、初恋相手が辱められたことでディオに勝負を挑むようになりました。なおも計画を諦めようとしなかったディオはついに吸血鬼に変貌し、彼を打ち負かすためにジョナサンは修行を始めるのでした。

「逆に考えるんだ」というセリフはネットミームとして大流行しており、今やジョジョの奇妙な冒険を知らない人でもそのセリフを聞いたことがあると言わしめるほどの知名度を誇ります。ここではジョジョの奇妙な冒険における名言「逆に考えるんだ」の元ネタや意味についてまとめていきます。

「逆に考えるんだ」はジョジョの奇妙な冒険第一部にてジョースター卿が口にしたセリフです。たった1コマだけに描かれたセリフですが、ネット上ではパロディ素材として使われるようになりました。

意味を検索すると『逆の発想をする時に用いられる言葉』と説明されています。ジョジョの奇妙な冒険ではブラフォードとの戦いでジョジョが水中に引きずり込まれた時、かつて愛犬が咥えているおもちゃを引き離そうとした際に「逆に考えるんだ、『あげちゃってもいいさ』と考えるんだ」と父に言われたことを思い出し、水底にある岩の隙間から空気を吸ってピンチを脱しました。

「逆に考えるんだ」はジョジョの奇妙な冒険から生まれた名言ですが、セリフの汎用性がとても高いことからパロディネタや改変した使い方などがされるようになりました。このセリフを理論的に使いこなせば、日常生活でちょっとしたかっこよさをアピールできるでしょう。ここではジョジョの奇妙な冒険における「逆に考えるんだ」の使い方を例文と共に理論的に考察していきます。

財布を落としてしまえば現金を失ってしまったことに酷くショックを受けてしまうことでしょう。それを拾って盗んだ人間に憎しみが湧き上がるかもしれませんが、上記のようにその人が幸せになったと考えれば気持ちが落ち込むことはなくなります。

連帯保証人になってその友人が逃げた時、裏切られてしまった事実に怒りがこみあげてくるでしょう。普通なら『どうして自分が借金なんか…』と苛立ちを募らせてしまうところですが、そこで理論的に考えを巡らせれば借金を通じて薄情な友人と関わる必要がなくなったという事実に気付けるはずです。

寝坊した後は気持ちが逸ってしまい忘れ物をしてしまったり、通学・通勤中に周りが見えなくなって他人に迷惑をかけてしまいがちです。寝坊した事実は変えられないので、上記のように思い込み慌てることなく準備を済まして学校・会社に向かいましょう。

人間である以上両親との永遠の別れは避けられないことです。肉親との別れの瞬間は何事にも代え難い悲しみを感じるかもしれませんが、失った代わりに得られるものがあると気付けばある程度前向きになれることでしょう。

病気にかかってしまうと身体にかかるダメージに理不尽を感じ、思考が回らずついイライラしてしまうことでしょう。しかし、理論的に考えれば本来病気とは命の危険に関わる存在であることに気付けるはずです。重たい病気にかからなかったと思えば自然と病気による苛立ちが和らぐかもしれません。

突然世界が滅ぶと聞かされれば、それまで頑張ってきたことやこれからしたかったことが思い浮かびあまりの理不尽さに絶望してしまうかもしれません。しかし、人間である以上いつか死亡する未来は変わりません。そのことに気付けば世界が終わる日までにどんな生き方をしていくべきかというプランが思い浮かぶことでしょう。

ジョジョの奇妙な冒険がアニメ化及び劇場化を果たすと、ジョースター卿の声優が「逆に考えるんだ」のセリフを見事に演じ切り、ネット上で再びブームを巻き起こしました。ここではジョジョの奇妙な冒険にてジョースター卿の声を担当した声優について、劇場版とアニメ版に分けてまとめていきます。

劇場版にてジョースター卿を演じた声優は磯部勉（いそべつとむ）さんです。エンパシィに所属している男性声優で70歳を超えるベテランとして活躍しています。声優としては知的な悪役や1つの作品で複数のキャラを演じるバイプレイヤーとして活躍しており、声優以外にも舞台や映画に出演する俳優としても活動しています。

アニメ版にてジョースター卿を演じた声優は菅原正志（すがはらまさし）さんです。大沢事務所に所属している男性声優で大の釣り好き声優として知られています。アニメや洋画の吹き替えなどに多く出演しているベテランであり、CMのナレーションにおいては第一線で長く活躍し続けています。

これまでジョジョの奇妙な冒険に描かれた「逆に考えるんだ」の元ネタや理論的な使い方をまとめてきましたが、ジョジョの奇妙な冒険ファンはそのセリフに対してどのような印象を抱き、そしてどのような使い方をしているのでしょうか。実際にSNS上に投稿されているコメントを参照し、「逆に考えるんだ」の評判や人気についてまとめていきます。

「逆に考えるんだ」というセリフはネット上での知名度が底知れず、ジョジョの奇妙な冒険ファンの間でも人気が高い名言でした。このセリフをきっかけに考え方に新しい刺激を受けたという人が多くいるようで、本作にハマるきっかけになったという意見も見受けられました。

「逆に考えるんだ」を使ったコメントは数えきれないほど投稿されており、人によって様々な使われ方がされていました。冷静になって考え方を変えている人や、いっそ開き直って新しい考えに辿り着いた人など、ユニークなコメントが数多く投稿されています。

パロディネタとして使われているコメントもありました。上記のネタは『ワンピース』のパロディであり、パロディ元を知っている人の笑いを誘っています。こういったパロディを扱うコメントはジョジョの奇妙な冒険の元ネタを知らない人でも話題になっているそうです。

「逆に考えるんだ」はジョジョの奇妙な冒険第一部にてジョースター卿が口にした名言で、ネット上ではパロディネタや理論的な使われ方がされていました。ジョジョの奇妙な冒険は連載開始から35年以上経っていますが、古い作品のネタが現代でも知られていることはそれだけ本作が大勢のファンに愛されている証拠でしょう。