【ジョジョの奇妙な冒険】プッチ神父のスタンド能力を考察!最期についても
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は作中でスタンドを進化させおり、それぞれスタンドで全く異なる能力を披露しています。そんな『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父について、スタンド能力の強さや作品で描かれた過去・最期などをまとめました。
目次
プッチ神父とは?
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は第6部のラスボスにあたる存在で、主人公の徐倫達を追い詰める最強の相手と立ちはだかります。そんな『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父のプロフィールを紹介します。
プッチ神父のプロフィール
『ジョジョの奇妙な冒険』のエンリコ・プッチは1972年6月5日生まれの39歳で、州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所で教戒師として勤務しています。しかし、その実態はDIOの親友で彼の思想を継いである計画を実行しようとする者で、そのためにジョースター家の血縁や刑務所の面々を巻き込んでいきます。
プッチ神父の性格
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は聖職者であるため、普段は穏やかな態度で接していますが、実際の性格は独善的であり、本性を現した際は相手を見下すような発言も多くなっています。
ジョジョの奇妙な冒険の概要
『ジョジョの奇妙な冒険』は1987年から2004年に『週刊少年ジャンプ』、2005年からは『ウルトラジャンプ』で連載されている漫画です。この中で第6部にあたる『Part6 ストーンオーシャン』は1999年から2003年にかけて連載されており、『Part1 ファントムブラッド』から続くジョースター家とDIOの因縁の決着が描かれていきます。
ジョジョの奇妙な冒険のあらすじ
空条承太郎の娘である空条徐倫は、ある日に彼氏と出かけている時に轢き逃げ事件に巻き込まれ、その犯人に仕立て上げられてしまいます。そして、州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所、別名水族館に収監されました。そんな中、承太郎から貰っていたペンダントによって徐倫はスタンド能力に目覚めますが、面会に来た承太郎はホワイトスネイクによって記憶とスタンド能力を奪われてしまいます。
プッチ神父のスタンド能力は最強?
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は物語が進む中でスタンドを進化させており、それぞれ別の強さを持っていることから最強クラスの敵と言われることがあります。そんな『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父のスタンドについて、能力や強さを紹介します。
スタンド能力や強さ①ホワイトスネイク
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父の初期スタンドは「ホワイトスネイク」です。遠距離型のスタンドで、相手に触れることでその人物の記憶やスタンド能力をDISCとして抜き取る能力を持っています。また、ホワイトスネイク自体もそこそこの近接戦闘ができるだけの強さを持っています。作中の初期段階ではプッチ神父の代わりに自立して行動しており、自我を持って喋ったり、攻撃を行ったりしていました。
スタンド能力や強さ②C-MOON
『ジョジョの奇妙な冒険』のC-MOONは、DIOの骨から生まれた緑の赤ちゃんによってプッチ神父がザ・ニュー神父となった際に、ホワイトスネイクが進化した姿です。プッチ神父を中心に約3km四方の重力が反転する能力と触れた物体の表裏を裏返す能力があり、後者の能力はプッチ神父以外に使用した場合、身体を強引に裏返すので、ダメージを与えられます。
スタンド能力や強さ③メイド・イン・ヘブン
『ジョジョの奇妙な冒険』のメイドインヘブンは、新月の日に特性の重力に位置したことでC-MOONが進化した姿です。時を加速させる能力があり、生物はこの加速についていけないため、体感時間と実際の時間が狂うなど影響を及ぼします。この加速を継続することで、プッチ神父は世界を一巡させようと目論んでいました。スタンド本体の強さは突出していませんが、時が加速した状態から放たれる攻撃は即死級となっていて、それ故に最強クラスのスタンド候補として挙げられることがあります。
プッチ神父の目的や最期
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は最強クラスのスタンド能力を持っていましたが、一つの油断から最期を迎えることになります。そんな『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父の過去や最期について紹介します。
プッチ神父の過去
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は学生時代に神父の手伝いをしていた際、懺悔室で女性から生まれてすぐに亡くなってしまった赤ん坊とプッチ家の双子の赤ん坊の1人をすり替えてしまったことを聞かされます。しかし、懺悔室で聞いた事実は口外できないため、その秘密を抱えて時は過ぎていきました。そして、ある時にプッチ神父の妹であるぺルラに彼氏ができたと知りますが、その相手であるウェス・ブルーマリンはすり替えられた自分の双子の弟ドメニコ・プッチだったのです。
ぺルラにとっては、実の兄であるドメニコと愛し合わせるわけにはいかないと、プッチ神父は何でも屋に2人を別れさせようと依頼しました。しかし、何でも屋が白人至上主義かつドメニコの両親が黒人であったため、ドメニコは重傷を負わされてしまいます。そして、ぺルラはその依頼を行ったのがプッチ神父であると知り、ウェスが木に吊るされた姿から死んだと思い、後を追って自殺してしまいました。結果的にプッチ神父は妹に最期を迎えさせてしまったのです。
プッチ神父の目的
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父はDIOが目指していた「天国へ行く方法」を実践することであり、それを実現させるため、DIOが遺したノートに従って行動していました。その結果、ホワイトスネイクからC-MOON、メイドインヘブンへとスタンドを進化させていき、時の加速によって世界を一巡させて、新しい世界を創り出そうとします。
プッチ神父の弟
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は双子の弟であるドメニコ・プッチがおり、すり替えられた家ではウェス・ブルーマリンと名乗っていました。そして、この弟は記憶を失っていたウェザー・リポートの正体であり、何でも屋の件から一命を取り留めていたのです。その後、プッチ神父が再会した際にはスタンド能力に目覚めていましたが、自身が実の兄と知らせた時の隙をついて、記憶のみをホワイトスネイクで抜き取っていました。
プッチ神父の最期
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は、メイドインヘブンによる時の加速で徐倫や承太郎達を圧倒し、世界を一巡させて天国に辿り着く一歩手前までたどり着きます。ただ、時の加速を逃れたエンポリオが成長して自身を排除する可能性を警戒し、彼を始末しに向かいました。しかし、そこでエンポリオは徐倫に託されていたウェザー・リポートのDISCを自らに差し込み、スタンドの「ウェザー・リポート」の能力を覚醒させて、純粋酸素を収拾能力で反撃されます。
それによってプッチ神父は有毒となった酸素に細胞を破壊され始め、メイドインヘブンの能力で解決しようとしたことで、細胞の破壊を促進させてしまいました。立つのもままならない状態の中、エンポリオのウェザー・リポートによるラッシュを喰らって、プッチ神父は最後を迎えました。
プッチ神父の名言
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父は、教戒師の立場として聖書からの引用などを始めとした言葉を投げかけるシーンが多くなっています。そんな『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父の名言について紹介します。
プッチ神父の名言①「落ちつくんだ…」
落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……わたしに勇気を与えてくれる
出典: meigen.club
プッチ神父の名言その1は「落ちつくんだ…」から始まる台詞です。プッチ神父は焦ったり、追い詰められたり際に素数を数えて落ち着こうとする癖があり、初めて素数を数えた際に言った言葉になります。他のキャラにはない特徴的な癖であり、プッチ神父の特異性を表す名言として知られています。
プッチ神父の名言②「人が敗北する原因は…」
人が敗北する原因は…「恥」のためだ 人は「恥」のために死ぬ
出典: meigen.club
プッチ神父の名言その2は「人が敗北する原因は…」から始まる台詞です。自らのミスも相まってホワイトスネイクがプッチ神父のスタンドだと徐倫達にバレた際、素数を数えた後にこの言葉を言いました。窮地に陥っても目的を遂行するために切り替えられるプッチ神父の強さが表れたシーンです。
プッチ神父の名言③「おまえは『磔刑』だ…」
どこへ行かれるのですか?(ドミネ・クオ・ヴァディス)」おまえは「磔刑」だーーーーッ!!
出典: meigen.club
プッチ神父の名言その3は「おまえは『磔刑』だ…」を含む台詞です。物語の終盤でウェザーを追い詰めるプッチ神父にアナスイが立ち向かった際、アナスイに対して攻撃を加えながら言った言葉になります。「ドミネ・クオ・ヴァディス」は新約聖書の『ヨハネによる福音書』の13章36節に書かれた言葉で、最後の晩餐のシーンとなっています。悪役ながらも聖職者でもあるプッチ神父らしさを感じられる名言です。
プッチ神父の声優
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』でも第6部がアニメ化されたことで、プッチ神父にも声優によるボイスが付いています。そんなアニメにおけるプッチ神父の声優について紹介しまう。
プッチ神父の声優は「関智一」
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』でプッチ神父の声優を演じたのは関智一さんです。普段の落ち着いた態度と本性を現した際の激情的な態度を低めの声で演じています。また、アニメではホワイトスネイクを始めとしたプッチ神父のスタンドの声も担当しています。
関智一のプロフィール
関智一さんは東京都出身で、1972年9月8日生まれの声優・俳優です。声優事務所のアトミックモンキーで名誉会長を務めていきます。幼少期から目立ちたがり屋で、舞台や映画を見る機会が多かったところから役者になりたいと思っていました。その後、中学の時に友人から声が特徴的で声優に向いていると言われたことで意識し始め、もう一つの夢であった漫画家と共に目指していました。そして、1991年に声優としてデビューを果たします。
関智一の主な出演作品
関智一さんの主な出演作品としては、『カードキャプターさくら』の木之本桃矢、『ドラえもん』の骨川スネオ、『ONE PIECE』のロブ・ルッチ、『Fate/stay night』のギルガメッシュ、『のだめカンタービレ』の千秋真一、『STEINS;GATE』の橋田至、『PSYCHO-PASS サイコパス』の狡噛慎也、『炎炎ノ消防隊』の烈火星宮、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)』のハドラー、『呪術廻戦』のパンダなどがあります。
プッチ神父のスタンド能力に対する世間での評判や人気
ここでは『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父のスタンド能力について、世間での評判や人気を紹介します。3種類のスタンド能力を持つことから最強キャラとして言われたり、個々のスタンド能力も最強クラスに数えられたりすることがあります。
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父のスタンド能力について、デザインが好きという意見がありました。スタンドのデザインはどれも特徴的ですが、同じ本体から全く姿の違うスタンドが見られるパターンは少なく、中でもプッチ神父のスタンドは大きく姿が変わっています。そんなプッチ神父のスタンドはいずれもかっこいいと感じる人がいるようです。
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父のスタンド能力について、最強の能力だと思う感想も見られました。ホワイトスネイクの時点で相手のスタンド能力を封じられる強さを持っていましたが、そこから進化して重力や時の加速など、対策が難しい能力になるのは最強だと考える人もいるようです。
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父について、最期はウェザー・リポートのスタンド能力に倒されるところに運命を感じる人がいました。プッチ神父の過去を知った上で見ると複雑なシーンでもありますが、兄弟関係やジョースター家との因縁など様々な決着がつく最期はエモーショナルなシーンと感じる人が多いようです。
プッチ神父のスタンド能力は強かった
『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父はホワイトスネイクからスタンド能力を進化させており、重力を反転させるC-MOON、時を加速させるメイドインヘブンといずれも強力な能力を持っています。しかし、世界を一巡させて目的達成の手前で自らの運命に負けて最期を迎えることになります。そんなプッチ神父の最期までアニメでも描かれているので、好きな媒体でチェックしてみてください。
この記事のライター
十文字猛
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