【ジョジョの奇妙な冒険】ポルナレフの登場回と活躍まとめ!スタンドや声優も
『ジョジョの奇妙な冒険』の愛されキャラ、ポルナレフの登場回と活躍をまとめていきます。ポルナレフのスタンド能力や強さ、魅力溢れる名言を解説し、アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』で彼の魅力を引き出した声優情報も紹介していきます。
目次
【ジョジョの奇妙な冒険】ポルナレフとは?
ポルナレフは『ジョジョの奇妙な冒険』3部から登場したスタンド使いの魅力あふれるキャラクターです。初登場時では主人公一行に差し向けられた刺客でした。この時のアヴドゥルとの戦いで敗北し、潔く死を覚悟していましたが、騎士道精神を称えられて仲間に迎え入れられます。承太郎たちの倒すべき相手でポルナレフを肉の芽で操ったDIOを討つため、一行は陸路でエジプトへと向かいました。
ポルナレフのプロフィール
- 名前:ジャン=ピエール・ポルナレフ(Jean Pierre Polnareff)
- 国籍:フランス
- 生年:1965年
- 星座:射手座
- 血液型:AB型
- 身長:185㎝(髪の毛を含み193㎝)
- 体重:78㎏
- 趣味:スポーツならなんでも
- 好きな映画:『がんばれ!ベアーズ』
- 好きな色:ゴールド
- 好きな女性のタイプ:その時の気分
- スタンド:シルバーチャリオッツ(銀の戦車)
ポルナレフの性格
『ジョジョの奇妙な冒険』初登場時はDIOから植え付けられた肉の芽の影響か、本来の性格は現れていませんでした。承太郎たちの仲間になって本来の性格を取り戻したポルナレフは、お調子者でノリが良く女好きというラテン気質なムードメーカーとなっています。直情的な性格で敵からの挑発に乗りやすい面があり、これはポルナレフの欠点として相手に狙われることがありました。なお5部で登場した時は精神的な成長を遂げて第3部の時とはガラリと変わります。
ジョジョの奇妙な冒険3部の概要
『ジョジョの奇妙な冒険』3部はこれまでの「吸血鬼対ジョジョ」という戦いではなく、幽波紋(スタンド)という能力を持つ者どうしの戦いを主軸に置いてストーリーを展開します。ジョースターの血を引く空条承太郎を主人公として、承太郎の母を救うため、ジョースター家の宿敵DIOを倒す目的でエジプトに旅立つ物語となっています。なお3部の副題「スターダストクルセイダース」は星屑十字軍という意味だそうです。
ジョジョの奇妙な冒険3部のあらすじ
『ジョジョの奇妙な冒険』2部のジョセフ・ジョースターと柱の男たちとの戦闘から約50年、ジョセフの孫「空条承太郎」は取り憑かれた悪霊から周りの人に危害を加えさせないため、自ら留置場に籠りました。ジョセフは友人のアヴドゥルとともに承太郎を外に出し悪霊はスタンドという特殊能力であることを告げます。ある日、ジョセフの娘で承太郎の母ホリィが自身のスタンドの負荷によって倒れてしまいました。DIOを倒さなければホリイは衰弱死してしまうことを知り、承太郎はジョセフや仲間とともにDIOのいるエジプトへと戦いの旅を進むことになります。
【ジョジョの奇妙な冒険】ポルナレフの登場回や活躍
ポルナレフは『ジョジョの奇妙な冒険』3部のはじめから承太郎たちの仲間たったのではなく、旅の序盤の香港で刺客として登場しています。この時はアヴドゥルと戦い、敗北します。ポルナレフは旅の前から刺客として承太郎に襲いかかった花京院典明と同様に、DIOに肉の芽を植え付けられていました。両者とも承太郎のスタンド「スタープラチナ」に肉の芽を除去されて仲間になります。ここからは第3部でのポルナレフの活躍を見ていきましょう。
ポルナレフの3部での活躍
香港に到着した承太郎たちが中華料理店で食事を取ろうとしていたところへ、フランスからの旅行者を装ったポルナレフが現れます。しかしここでポルナレフは敵でありながら正面から正々堂々と名乗り、戦いを挑みました。この時点ではDIOの肉の芽によって操られているポルナレフですが、騎士道精神に則った誇り高い騎士としてふるまっています。
活躍①DIOと遭遇する
ポルナレフは承太郎たちへの刺客となる前に、妹を惨殺した男に復習するため世界を旅していました。エジプトに到着した際、DIOと遭遇したポルナレフは妹を殺した男の捜索を約束され、DIOに肉の芽を植え付けさせられます。こうしてDIOが差し向ける刺客のスタンド使いとして、ポルナレフは承太郎たちの前に立ちはだかることとなりました。
活躍②モハメド・アヴドゥルとの戦い
香港の中華料理店で自らのスタンド「シルバーチャリオッツ」の剣技を披露したポルナレフでしたが、場所をタイガーバームガーデンに移してアヴドゥルと本格的に戦います。シルバーチャリオッツは甲冑を纏ったフェンシングのロボットのようなスタンドで、素早い動きと鋭い剣技が持ち味です。対するアヴドゥルのスタンド「マジシャンズレッド」は猛禽類の頭で炎を操る能力を持ちます。最終的にはアヴドゥルが勝利し、ポルナレフは炎に焼かれる運命を受け入れようとしますが、その潔さに感服したアヴドゥルの裁量で、一行の仲間になりました。
活躍③呪いのデーボとの戦い
エジプトに向かう承太郎たちは、道中さまざまなスタンド使いと戦うことになります。その敵の1人がシンガポールで待ち受ける呪いのデーボというスタンド使いでした。承太郎たちが行ったホテルではポルナレフの部屋の冷蔵庫でデーボが待ち構え、スタンド「エボニーデビル」で奇襲をかけます。ポルナレフを感電死させようとしたデーボでしたが、ポルナレフはその上手をいく作戦で彼を切り刻みました。
活躍④J・ガイルとホル・ホースとの戦い
インドで対峙したJガイルは両手が右手という特徴を持つスタンド使いで、ポルナレフの妹を惨殺したポルナレフの仇です。Jガイルとコンビを組むホル・ホースとの挑発で単身攻撃を仕掛けるポルナレフは、罠にかかって命を落とす寸前でした。そこへ割り入ったアヴドゥルがポルナレフの身代わりとなって倒されてしまいます。その状況を立て直すために花京院によって冷静さを取り戻したポルナレフは、念願の妹の恨みを晴らすことに成功します。しかしアヴドゥルを失うという代償はあまりにも大きいものでした。
活躍⑤ネーナとの戦い
Jガイルが倒された時、ホル・ホースは逃走を図ります。彼の逃走を手助けしたのがネーナでした。その正体はスタンド使いであり、スタンド「エンプレス」でジョセフの腕に人面瘡を作り、彼を攻撃しました。その間、ネーナ本人はポルナレフに色仕掛けで注意を自分に向けます。いい雰囲気になっていたポルナレフとネーナでしたが、ジョセフによってスタンドを倒され、キス寸前で醜い正体を晒すことになりました。
活躍⑥ズィー・ズィーとの戦い
承太郎一行は車でパキスタン国境に向かう途中、怪しい車に執拗に追跡されます。新たな刺客ズィー・ズィーのスタンド「ホウィール・オブ・フォーチュン」による攻撃でした。ポルナレフの運転で対抗しますが、敵スタンドのパワーは凄まじく、太刀打ちできません。承太郎がスタープラチナで応戦しますが、火をかけられて火だるまになります。勝利を確信したズィー・ズィーは勝利宣言したところで、地中に逃れていた承太郎から反撃を喰らって見事に敗北します。
活躍⑦エンヤ婆との戦い
パキスタンに入った承太郎一行は奇妙な町のホテルにたどり着きます。ホテルの主人エンヤ婆は、DIOにスタンド指南する人物でJガイルの母親でした。そのことを隠し、一行と対応するエンヤ婆はやはりポルナレフを激しく憎みます。エンヤ婆のスタンド「ジャスティス」によってポルナレフは便器を舐めさせる大ピンチに陥ります。承太郎がスタープラチナによってジャスティスを押さえ込み、エンヤ婆は気絶したおかげでポルナレフは危機を脱しました。
活躍⑧鋼入りの(スティーリー)ダンとの戦い
エンヤ婆を捕らえた承太郎たちはDIOの情報を聞き出そうとします。しかし次の刺客(スティーリー)ダンによってエンヤ婆は処刑されてしまいました。ダンの「ラバーズ」は人の脳内に侵入できるほど小さなスタンドです。ラバーズはジョセフの脳内に侵入して人質とし、承太郎に屈辱的な命令を下します。承太郎が耐えている間、花京院とポルナレフはスタンドをミクロ化し、ジョセフの脳内に入ります。激闘の末にラバーズを撃退されたダンは承太郎にラバーズを捕らえられて再起不能にされてしまいました。
活躍⑨アラビアファッツとの戦い
サウジアラビアの砂漠をラクダで横断する承太郎たちは、なかなか沈まない太陽と暑さに苦しめられます。やがてこれは敵のスタンド攻撃によるものと判明しました。アラビアファッツのスタンド「ザ・サン」による太陽熱の攻撃で追い詰められた一行でしたが、ジョセフ以外の全員が敵の居場所を特定します。結局はスタープラチナの投石1発でアラビアファッツを撃退しました。
活躍⑩マニッシュボーイとの戦い
承太郎たちがセスナで移動する際、高熱で医師の診察を受けるために同乗した赤ん坊が敵のスタンド使いマニッシュボーイでした。マニッシュボーイのスタンド「デス13」は夢の中で無敵を誇ります。その攻撃のダメージは現実世界でも残り、もし夢の中で殺された場合は本当に死んでしまいます。目覚めた時にそれらを一切忘れてしまうという厄介な敵でしたが、花京院の機転により撃退に成功しました。
活躍⑪カメオとの戦い
承太郎たちはアヴドゥルの死を報告するため、彼の父親が住む島へと寄りました。アヴドゥルを死なせた自責の念でポルナレフが塞ぎ込んでいるところ、ランプの精に扮した敵スタンド「カメオ」が出現しました。3つの願いを叶えると約束したもののポルナレフはカメオによって窮地へと追い落とされます。ポルナレフを救ったのは、生存していたアヴドゥルです。敵スタンドを粉砕したアヴドゥルはカメオ本体にも豪快な制裁を加えるのでした。
活躍⑫ミドラーとの戦い
承太郎一行は紅海を渡るためにジョセフ購入の潜水艦に乗り込みます。しかし潜水艦にはすでに敵スタンド「ハイプリエステス」が侵入していました。潜水艦を放棄し脱出した一行ですが、海底で巨大化したハイプリエステスの口中に囚われます。ダイヤモンドより硬いと自慢の歯で承太郎をすり潰そうとしますが、スタープラチナのオラオララッシュですべての歯をへし折られました。無事に生還した一行は敵の本体ミドラーを発見します。ポルナレフは顔を確認しますが、無惨な姿に期待感を削がれました。
活躍⑬ンドゥールとの戦い
エジプトに到着した承太郎たちに「ザ・フール」のスタンド使いである犬のイギーが加わりました。イギーに翻弄されるポルナレフたちでしたが、そこへ敵スタンドの攻撃が襲います。水のスタンド「ゲブ神」によってスピードワゴン財団のヘリを落とされ、花京院は目を負傷と一方的に不利な展開でした。敵が音を頼りに攻撃することを突き止め、イギーを使った承太郎の機転で反撃します。敵本体である盲目のスタンド使いンドゥールを捕らえますが、彼自身のポリシーにより自害されてしまいました。
活躍⑭オインゴとボインゴとの戦い
次に現れた敵はオインゴとボインゴの兄弟です。兄のオインゴは変身能力を持つ「クヌム神」を、弟ボインゴは漫画で直前の未来を予言する「トト神」をスタンドとして使います。承太郎、ジョセフ、ポルナレフの3人が買い出しに出かけたところを襲いますが、やることなすこと空回りで挙げ句の果てにはオインゴの自爆でリタイアします。承太郎たちは襲撃されたことさえ知らないままでした。
活躍⑮アヌビス神との戦い
「アヌビス神」は刀剣に宿るスタンドで、刀剣の柄を握った人間を操ることができます。これにより操った人間でポルナレフを襲わせました。ポルナレフの奥の手により敗北したアヌビス神でしたが、ポルナレフが刀剣の柄を握ったため彼を操り、承太郎に挑みかかります。シルバーチャリオッツとアヌビス神の二刀流に承太郎も大苦戦を強いられますが、負傷しつつも打ち破ります。折れた刀身に宿っていたアヌビス神はしぶとく彼らを狙いますが、運悪くナイル川の底に沈みました。
活躍⑯アレッシーとの戦い
「セト神」のスタンドを使うアレッシーは大人には弱いが子供には強いという、卑怯な敵です。セト神は影に触れた人間を若返えらせ、子供にしてしまう能力を持ちます。ポルナレフはこれで子供にされ、ピンチに陥りますが子供になってもシルバーチャリオッツが使えたため撃退に成功しました。ポルナレフから逃げたアレッシーは承太郎を子供にして倒そうとしますが、承太郎はスタンドが使えなくても素手でアレッシーをボコボコにするのでした。
活躍⑰ダニエル・J・ダービーとの戦い
ダニエル・J・ダービーはギャンブルの天才イカサマ師で、賭けに負けた相手の魂をコインに変える「オシリス神」のスタンドを使います。承太郎たちに正面切って対決を挑む、肝の座った相手でした。最初に対決したポルナレフはあっさりと魂をコインにされてしまいます。この手の勝負にめっぽう強いジョセフもダービーとの勝負に負けてしまいました。最後に受けて立った承太郎はハッタリでダービーにプレッシャーをかけ、見事に勝利するのでした。
活躍⑱ホル・ホースとボインゴとの戦い
相棒を失ったもの同士のホル・ホースとボインゴがコンビを組み、承太郎一行を殲滅させようと画策します。ボインゴのトト神による予言に疑問を持つもののホル・ホールは予言通りに実行します。ポルナレフの鼻に指を突っ込むことはさすがに悪い冗談だと思いながらも、予言のおかげでホルホースたちにチャンスが到来しました。次の予言通りにホル・ホースはエンペラーで弾丸を打ち込みますが、腕時計の時刻が進んでいたために自らを射撃することになりあえなくリタイアとなります。
活躍⑲ヴァニラ・アイスとの戦い
イギーの活躍でDIOの館を突き止めた承太郎一行ですが、敵による工作で承太郎、ジョセフ、花京院は分断されてしまいます。残るポルナレフ、アヴドゥル、イギーは時間差で館内に突入しますが、突如現れたヴァニラ・アイスのスタンド「クリーム」によってポルナレフとイギーを庇ったアヴドゥルは両腕だけを残し落命します。クリームは空間ごと対象を飲み込んでしまう能力を持ちます。突如現れ空間ごと削り取り、飲み込むクリームに対応するだけで精一杯のポルナレフとイギーでした。
ポルナレフはつま先や太ももを抉り取られ、動きが取れなくなっていきます。クリームの攻撃が激しさを増し、万事休すと思われた時に瀕死の重傷のイギーがポルナレフを救います。やがてイギーも落命し、その弔いとばかりにポルナレフはヴァニラ・アイスを突き刺します。絶命させたと思ったヴァニラ・アイスは吸血鬼になっていて不死身でした。今度こそ後がないと思われたポルナレフですが、シルバーチャリオッツによって壁を崩し、太陽光を浴びせてヴァニラ・アイスを葬ります。
活躍⑳DIOとの戦い
満身創痍のポルナレフはそれでも単身DIOを探します。そこへ現れたのはDIOでした。DIOは階上から「その階段を下りたら再び仲間にしてやろう」とポルナレフを挑発します。ポルナレフはその言葉を拒絶し階段を上がった、つもりでしたがなぜか階段を下りた位置にいました。DIOのスタンド「ザ・ワールド」の能力による仕業でしたが、事態を把握できず混乱するポルナレフの前に承太郎たちが駆けつけます。DIOはその場から消え、ポルナレフは仲間たちに自分の身に起きた出来事を有名なセリフで説明します(セリフについては後述しましょう)。
その場を消えたDIOを追い、棺の前にたどり着く一行でしたがDIOのスタンドの能力に危険を感じ、館から脱出します。DIOのスタンド「ザ・ワールド」の能力は時間を止めるというものでした。承太郎たちを追い詰め、花京院を葬ったDIOは承太郎を追い詰めますが、そこへ奇襲をかけたポルナレフに頭を貫かれます。その瞬間に時間を止め、難なくその危機を脱したDIOでしたが、同じ能力を得た承太郎との死闘がそこから始まるでした。
ポルナレフの5部での活躍
『ジョジョの奇妙な冒険』3部では苦楽を共にした仲間を失いつつもDIOを仕留めた承太郎たちでした。時を経て場所を変え、ポルナレフは5部で再登場します。3部から12年後の世界で、ポルナレフはどんな活躍を見せてくれたのでしょうか。ここからは5部のポルナレフを振り返っていきましょう。
活躍①ジョルノの援護
5部の舞台はイタリアで、主人公はDIOの息子「ジョルノ・ジョバァーナ」です。彼はギャングに所属するもののジョースター家の血を引く正義感の強い少年です。彼の属する組織「パッショーネ」のボスに反旗を翻したブチャラティとともに、ボスを倒すために活動します。ポルナレフはネットで彼らに接触し、パッショーネのボズ「ディアボロ」を倒すために協力するのでした。
活躍②ディアボロとの戦い
ジョルノたちにローマのコロッセオへ来るよう指示したポルナレフは、ディアボロのスタンド「キング・クリムゾン」と戦うことになります。かつてディアボロによって右目・右腕・両足を失っていたポルナレフは対策を講じていましたが、時を飛ばすキング・クリムゾンの能力によって殺されてしまうのでした。しかし所有する「矢」を奪われないために自らのスタンドに矢を突き刺し、シルバーチャリオッツをレクイエムに目覚めさせて矢を守護させていました。
ポルナレフは死亡した?最期の登場回は何話?
確かにポルナレフはディアボロとの戦いで死亡します。たたし、その魂は滅んではいません。戦いの中でシルバーチャリオッツ・レクイエムを発動させたため、魂の入れ替えが行われました。これによりポルナレフの魂は亀のココ・ジャンボに乗り移ります。ココ・ジャンボのスタンド能力が強かったためにポルナレフの魂は亀の中に残ることになりました。ポルナレフの死亡はコミックスの61巻、アニメでは5部の33話で描かれています。
【ジョジョの奇妙な冒険】ポルナレフのスタンド能力や強さ
際立つキャラの魅力を持つポルナレフには、シルバーチャリオッツの存在とその能力によるところも大きく影響していると推測されます。ポルナレフの相棒とも呼べるシルバーチャリオッツというスタンドの持つ能力とその強さを分析してみましょう。
ポルナレフのスタンド「シルバー・チャリオッツ」の強さ
はじめこそ敵スタンドとして登場したシルバーチャリオッツは、スターダストクルセイダースの中でスタープラチナに次ぐ敵撃破数を誇ります。レイピアによる刺突と斬撃攻撃のみという単純な戦法ですが、承太郎がシンブルな能力ほど強いと評するだけあり、3部では最後まで生き残ることができました。DIO側のスタンド使いからは格下に見られがちでしたが、それは見誤った評価だといえるでしょう。
ポルナレフのスタンドの弱点
敵がシルバーチャリオッツを侮る理由として、能力が単純だということが挙げられます。対策を立てやすいということは弱点と思われても仕方ないでしょう。またシルバーチャリオッツ自身は視力を持たないため、ポルナレフの見える範囲でないと的確な攻撃ができない点も敵につけ込まれる弱点となってしまうでしょう。さらに防御面の脆弱さも弱点になっていました。
ポルナレフの「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」の強さ
ディアボロとの戦いで発動させたシルバーチャリオッツ・レクイエムは、それまでのシルバーチャリオッツと見た目も能力もまったく別物になっていました。その能力は周囲の人間を眠らせることと、ランダムに魂の入れ替えをしてしまうことが挙げられます。攻撃力はありませんし敵味方の区別なく能力を発揮させる厄介なスタンドと思われますが、ポルナレフの「矢を取らせない」という目的を果たすには十分だったのかもしれません。
【ジョジョの奇妙な冒険】ポルナレフのアニメの声優
アニメキャラクターの魅力を十二分に引き出すために欠かせないのが声優という存在です。ポルナレフらしさを表現して、魅力あるキャラをさらに魅力的にしてくれた声優は誰だったのでしょうか。ここからは『ジョジョの奇妙な冒険』でポルナレフを演じた声優にスポットを当てて紹介します。
ポルナレフの声優は「小松史法」
ポルナレフの誇り高くも明るくお笑い担当的なキャラクターを魅力的に演じてくれたのは声優・ナレーターとして活躍中の小松史法でした。ポルナレフには有名なセリフも登場しますし、3部の終盤ではシリアスな場面もある重要な役回りでしたが、声優として期待に違わず演じてくれたのではないでしょうか。5部で登場したポルナレフも年を重ねた風格すら感じさせてくれました。
小松史法のプロフィール
- 名前:小松史法(こまつふみのり)
- 出身地:東京都
- 生年月日:1978年7月23日
- 血液型:O型
- 身長:172㎝
- 趣味:スポーツ観戦・草野球・競馬・ゴルフ・ボルダリング他
- 所属事務所:フリー
小松史法の主な出演作品
- 『すもももももも 地上最強のヨメ』(高尾他)
- 『カオス;ヘッド-CHAOS;HEAD-』(鷹木)
- 『キングダム』(楚水/雷土)
- 『アイドルマスター シンデレラガールズ』(今西部長)
- 『機動戦士ガンダムUC』(トムラ)
- 『ヴィンランド サガ』(蛇)
- 『GODZILLA ゴジラ』(フォード・ブロディ)
- 『スターウォーズシリーズ』(ポー・ダメロン)
- 『トランスフォーマーシリーズ』(サム・ウィトウィッキー)
小松史法の声域はテノールで、アニメの声優だけでなく外国の映画やドラマの吹き替えでも多数の作品に出演しています。
【ジョジョの奇妙な冒険】ポルナレフの魅力がわかる名言
『ジョジョの奇妙な冒険』は有名なセリフや名言が多数存在し、ポルナレフにはアニメ大賞の金賞を受賞した名言があります。声優の小松史法によってさらに魅力的に輝いた名言を見ていきましょう。
ポルナレフの名言①「おれっていつもそうだ…」
おれっていつもそうだ……いなくなって初めてわかるんだ
出典: comic-kingdom.jp
ヴァニラ・アイスとの戦いで息絶えたイギーは、人間に媚びず誇り高く生きていました。その生き方はポルナレフ自身にも通じるものがあるのでしょう。ケンカ相手を失った喪失感は、かつて妹のシェリーを失った記憶をも呼び起こしてしまったこともポルナレフの独白からわかります。そしてイギーの死はポルナレフの覚悟を喚起しました。
ポルナレフの名言②「あ…ありのまま…」
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
出典: comic-kingdom.jp
DIOの言葉に逆らって階段を上がったはずなのに、下っていたという驚愕の事実を説明するポルナレフには混乱しかありません。DIOのスタンド「ザ・ワールド」の時間を止める能力をこの時点で認識していないのですから当然です。承太郎たちに理解してもらえるかわからないことではありますが、自分の身に起きたことと感じたことを素直に話すしかないポルナレフでした。しかしこの言葉が『ジョジョの奇妙な冒険』でも屈指の名言となりアニメ大賞で金賞を受賞するのです。
ポルナレフの名言③「卑怯な手も使おう…」
卑怯な手も使おう、地獄に落ちることもしよう。だが、逃げるってことだけはしねえぜ!
出典: animemanga33.com
DIOのスタンド能力もわからずまもなく日没を迎えるという時、ジョセフはこのままDIOと戦うのは危険だと諭しますが、ポルナレフは頑として聞きません。そのまま単独で動くことになりますが、それが正しかったことは結果が物語ります。しかしこれは無茶で無鉄砲な行動です。一歩間違えれば全滅していた可能性がありましたが、死んでいった仲間のために、差し違えてでもDIOを葬るつもりだったのでしょう。
【ジョジョの奇妙な冒険】ポルナレフに対する世間での評判や人気
『ジョジョの奇妙な冒険』では魅力あるキャラが登場しますが、ポルナレフのように髪型・性格・名言など魅力山盛りのキャラはそうそういません。そんな魅力満点のポルナレフについて、世間のジョジョファンはどう評価し人気なのでしょうか。気になる意見を見てみましょう。
ザ・ワールドが時間を止める能力を持つと知った時、そしてポルナレフの階段でのシーンを思い返してDIOがポルナレフを動かしている姿を想像した人はきっと多いことでしょう。DIOがニヤつきながら階上でポルナレフをからかっていましたが、自分のやっていたことのカッコ悪さを含めて笑ってしまっていたのかもしれません。
ディアボロに矢を奪わせないために取った策は、ポルナレフにとってシルバーチャリオッツ・レクイエムが苦肉の策で最後の切り札であると同時に自分の死をも覚悟していたのは間違いありません。結果的にポルナレフは肉体とチャリオッツを失いましたが、亀の中に魂(幽霊)としてこの世に残ることまでは思いもよらなかったことでしょう。
アニメを観ると声優の力量もアニメの良し悪しに直結することがよくわかります。特にキャラとイメージぴったりの声優が配役されると作品に没頭してしまうでしょう。その点では『ジョジョの奇妙な冒険』の声優は安心できるとともに作品の世界観にマッチしていて作品に夢中にさせてくれました。
【ジョジョの奇妙な冒険】ポルナレフは3部と5部で登場していた
ポルナレフは他の分野の作品にまで影響を与えるほど、魅力ある個性を持ったキャラクターでした。3部ののちに5部にまで登場した時にはポルナレフファンは歓喜したことでしょう。5部の終盤で肉体とスタンドを失ってしまったのは非常に残念なことではありましたが、魂となっても存在が消えなかったことに救いを見出した人もいるでしょう。また何らかの形でポルナレフが活躍することはあるのでしょうか。
この記事のライター
zedafenrir
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