【ジョジョの奇妙な冒険】ジョジョリオンのラスボスの正体は?透龍で確定?
この記事では『ジョジョリオン』のラスボスの正体について解説します。『ジョジョリオン』ラストで判明したラスボスの正体は、多くの読者の予想とは異なるものでした。『ジョジョリオン』のラスボスの正体や能力、続編の可能性について見ていきましょう。
目次
【ジョジョリオン】とは?
独自の世界観で人気を博している『ジョジョリオン』(『ジョジョの奇妙な冒険』8部)とはどのような作品なのでしょうか。『ジョジョリオン』の作者、作品概要、あらすじを紹介します。
ジョジョリオン(ジョジョの奇妙な冒険8部)の作者
『ジョジョリオン』の作者は1960年6月7日生まれの漫画家・荒木飛呂彦さんです。荒木さんは1980年、専門学生時代に投稿した『武装ポーカー』で手塚賞に準入選してデビューしました。その後、1987年に『ジョジョの奇妙な冒険』の連載を開始しました。国立美術館で個展を開催した、手塚治虫に続く二人目の漫画家としても有名です。連載開始当時から変わらぬ若々しさを保っているライフスタイルも注目されています。
ジョジョリオン(ジョジョの奇妙な冒険8部)の概要
『ジョジョリオン』は集英社『ウルトラジャンプ』にて2011年6月号から連載された漫画です。『ジョジョの奇妙な冒険』のPart8となる物語で、シリーズ中で最長の連載期間でした。Part4と同じ名称の地域が舞台なので、当初はPart4の続編ではという噂がされました。しかし、順番通りPart7の未来の設定となっています。『ジョジョの奇妙な冒険』のパラレルワールドであるとの作者の発言もあります。『ジョジョリオン』のリオンは祝福されるものという意味を持ち、ジョジョと合成されたタイトルになっています。
ジョジョリオン(ジョジョの奇妙な冒険8部)のあらすじ
『ジョジョリオン』は大震災により記憶を失った少年、東方定助(ひがしかた じょうすけ)が主人公です。定助は、大震災によりできた「壁の目」の土の中から広瀬康穂(ひろせ やすほ)によって発見・保護されます。定助は康穂の力を借りながら、自分の正体を知るべく吉良吉影(きら よしかげ)と言う人物について探っていきます。杜王町に伝わる「ジョニィ・ジョースターの伝説」を知った二人は、東方家に伝わる謎の奇病についても知ることになり、その後、定助はロカカカの果実を巡る争いに巻き込まれるのでした。
【ジョジョリオン】ラスボスの正体は誰?医者?
『ジョジョリオン』のラスボスの正体はどのような人物なのでしょうか?ラスボスについては医者のキャラクターではないかという考察が読者によってされていました。ラスボスの正体や目的について解説します。
ジョジョリオンのラスボスは医者?
『ジョジョリオン』のラスボスは医者である人物なのでしょうか。ストーリーはラストに向けてTG大学病院へ舞台を移しました。そこで、東方密葉(ひがしかた みつば)の担当医である「ドクター・ウー」と呼ばれる医者、羽伴毅(うーともき)という人物が登場します。康穂はTG大学病院で、車椅子に乗っている密葉の足の様子がおかしいことに気がつきました。密葉を利用し、何かを企んでいる医者、羽伴毅が『ジョジョリオン』のラスボスではないかと読者の間では考察されました。
ジョジョリオンのラスボスは「透龍」で確定?
『ジョジョリオン』のラスボスは当初の読者の予想では医者の羽伴毅でないかと思われていました。しかし、ストーリーが進行するとともに、ラスボスの正体はTG大学病院の院長・明負悟ではないかと予想が変わったのです。ラストで判明した真のラスボスは、二人のどちらでもなく、TG大学病院でアルバイトをしている医学生・透龍(とおる)でした。透龍は康穂と高校時代に付き合っていた人物です。透龍はTG大学病院で岩人間たちを束ね、ロカカカの実の実験をしていたのです。
ジョジョリオンのラスボスの透龍の正体は「岩人間」
『ジョジョリオン』のラスボスである透龍の正体は岩人間でした。透龍も他の岩人間のように女王蜂に成長するまで寄生し、その後人間社会へと潜り込んでいたのです。そして、ロカカカの実の存在を知り、その密売に関わるようになりました。TG大学病院に医者の羽伴毅とともに潜り込み、岩人間たちのまとめ役となっていたのです。康穂と付き合っていた際には意図的に正体を隠していたのか定かではありませんが、康穂は透龍の正体に気づいていなかった様子です。
ジョジョリオンのラスボスの目的
『ジョジョリオン』のラスボス・透龍の目的は新ロカカカの実を利用して金と権利を手に入れることでした。もともとのロカカカの実には、あらゆる怪我や病気を治す力がありました。しかし、その代わりに体の一部、もしくは機能を失う等価交換という性質があったのです。その機能を研究するため、透龍はTG病院でロカカカの実の研究をしていました。新ロカカカの実には等価交換の性質がないため、その実を富裕層に売りさばこうとしていたのです。
【ジョジョリオン】ラスボスのスタンド能力や強さ
『ジョジョリオン』ラスボスの正体は透龍であると判明しました。透龍のスタンドの能力や強さについて検証していきます。
透龍のスタンド能力は「ワンダー・オブ・U」
『ジョジョリオン』に登場する「ワンダー・オブ・U」は、ラスボス・透龍のスタントです。TG大学病院の院長・明負悟(あけふ さとる)になりすましていたため、最初は明負悟が本体だと推測されました。しかし、「ワンダー・オブ・U」は完全な人間を演じ、自我を持つ遠隔型スタンドであることが判明しました。今まで『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズにはスタンド使いと会話できる存在はいましたが、他者と会話ができるスタンドは「ワンダー・オブ・U」が初めてです。
院長の正体は「ワンダー・オブ・U」だった
TG病院の院長・明負悟はもとは本当の医者であり病院の院長でした。しかし、自身のスタンド「ワンダー・オブ・U」になり代わりをさせる人物を探していた透龍は康穂から明負の情報を得ました。透龍は「ワンダー・オブ・U」を院長にして病院内での実験を可能にし、定助たちの目を欺くこともできたのです。「ワンダー・オブ・U」と明負悟は全く容姿が異なりますが、透龍が最初からなり変わる人物を老人に絞っていました。その点から「ワンダー・オブ・U」も、老人のような容姿ではないかといわれています。
透龍のスタンド能力は強い?
「ワンダー・オブ・U」は自分を追う者や、正体を探ろうとする者に「厄災」をもたらす能力を持っています。また攻撃から身を守るために反撃した者にも「厄災」は及びます。主な内容は対象に何かが激突する、何かに対象が激突させられます。さらに物理的にはありえない、水や葉っぱなども対象の体を貫通、切断させたり出来ます。
【ジョジョリオン】最終回のあらすじや打ち切り説
『ジョジョリオン』のラストの展開はどうなったのでしょうか。また『ジョジョリオン』には打ち切りの噂も存在しましたが原因は何だったのでしょうか。ラストのあらすじや打ち切り説の原因、また『ジョジョリオン』の続編についても解説します。
ジョジョリオン最終回のあらすじとラスト
『ジョジョリオン』の最終回では、文くんとルーシーが「災厄」に襲われますが回避し、文くんの正体がジョセフ・ジョースターであると判明しました。ジョセフ・ジョースターはルーシーをアメリカに連れていき、スージーQと結婚、娘ホリーが産まれました。しかし、ルーシーはラストのその後、ラヂオガガ事件から3年後にアメリカで病死してしまったのです。定助と康穂は空条仗世文(じょせふみ)の母親と会います。ラストで定助は東方家にいることがわかりました。
ジョジョリオンのタイトルの元ネタや由来
『ジョジョリオン』のタイトルは『ジョジョの奇妙な冒険』の「JoJo」と、古いギリシャ語で祝福されるものという意味の「lion」を合わせた造語です。『ジョジョリオン』の主人公・東方定助の生誕を意味するタイトルになっています。
ジョジョリオンの未回収の伏線
『ジョジョリオン』には未回収のままラストを迎えてしまった伏線があります。まず、笹目桜二郎(ささめおうじろう)と交戦した際に、定助が思い出した謎の男の正体が明かされないままになりました。また、定助を東方家に連れて行った康穂が東方憲助に「二度と東方家に近づくな」と警告されたのはなぜかということもあります。二本松の海岸に流れ着いた宝石を持った赤ちゃんの正体なども明かされませんでした。
ジョジョリオンの打ち切り説が出た理由
『ジョジョリオン』に打ち切り説が出たのは、ストーリーに矛盾が多く伏線も回収されなかったためです。ラストに不満を抱いた読者によって、打ち切られたのではないかという噂が出ました。しかし、実際には打ち切りではなく、きちんと「ウルトラジャンプ」にて完結した作品と言われています。『ジョジョリオン』の謎を解明してくれる続編を望むファンは多くいます。
ジョジョリオンの続編は?
『ジョジョリオン』には続編が存在するのでしょうか。2023年、集英社「ウルトラジャンプ」3月号から『ジョジョの奇妙な冒険』Part9『The JOJOLands』が連載開始されました。『The JOJOLands』の主人公は『ジョジョリオン』のジョセフ・ジョースター(文くん)の孫であるジョディオ・ジョースターです。舞台はハワイになりますが、『ジョジョリオン』と関連性のあるストーリーになると予想されています。
【ジョジョリオン】ラスボスに対する世間での評判や人気
世間での本作のラスボス・透龍に対する評判や人気はどのようなのでしょうか。SNSでの『ジョジョリオン』読者の反応を紹介します。
『ジョジョリオン』の真のラスボスは「厄災」だったのではないかという声があります。透龍という人物そのものよりも、彼のスタンド能力のインパクトが大きいという声もありました。
SNSでは、多くの読者が透龍のスタンド能力「ワンダー・オブ・U」は強すぎると述べていました。歴代のスタンドの中でも屈指の強さだと評価されています。
『ジョジョリオン』のラスボス透龍は、短絡的な目的がラストで判明しました。そのため『ジョジョシリーズ』のラスボスとしてはレベルが低いのでは?と指摘する声もありました。
【ジョジョリオン】ラスボスの正体は「透龍」だった
『ジョジョリオン』のラストで判明したラスボスは医学生の透龍でした。定助の記憶に関することなど解明されなかった謎が多くあるため、続編に期待されています。『ジョジョリオン』の続編『The JOJOLands』にて全ての謎が解き明かされることをファンは待ち望んでいます。
この記事のライター
Ai Kato
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