【ヒロアカ】タルタロスとはどのような場所?脱獄したキャラまとめ
ヒロアカ作中に登場したタルタロスは捕縛した多くのヴィランを収容していましたが、ある出来事が原因で多くの脱獄者が発生しました。この記事ではヒロアカのタルタロス内で起こった出来事の解説と、判明している収容施設内から脱獄したヴィラン達を紹介していきます。
目次
【ヒロアカ】タルタロスとはどのような場所?
タルタロスとはヴィランの収容施設です。『AFO』『オーバーホール』『ステイン』等多くのヒロアカ作中で活躍したキャラや、過去にタルタロスに収容されたがヒロアカ本編には未登場だったキャラ達も収容されています。まずは、タルタロスとはどのような施設なのか簡単に紹介していきます。
タルタロスとは?
『タルタロス』は個性を持つ犯罪者達の収容施設です。本土から沖へと約5kmが離れた場所に存在しています。タルタロスは6つの区分に分かれていて、事件の重大性や危険性が高い人物ほど奥へと収監されています。「個性」社会の闇と呼ばれ、一度入れば生きて出られないと言われています。
ヒロアカの概要
『僕のヒーローアカデミア』は2014年から週刊少年ジャンプ連載されている漫画作品です。ヒロアカの原作は堀越耕平さんで、単行本は2022年10月時点で36巻が刊行されています。2016年にアニメ化された以降は公式の場での略称は『ヒロアカ』に統一されました。2021年までにアニメは5期が放映され、2022年10月からはアニメ6期が放映されています。
ヒロアカのあらすじ
超常能力である個性を使用し、個性を悪用するヴィランを取り締まるヒーローが活躍していました。無個性でありながらヒーローを目指す緑谷出久は、ある事件の最中に平和の象徴と謳われ憧れの人物でもある『オールマイト』と出会います。事件の最中の緑谷の行動からオールマイトは「ヒーローの素質」を見出し、緑谷を後継者に指名してオールマイトの個性である「オール・フォー・ワン」を渡しました。緑谷は雄英高校に合格し、最高のヒーローを目指していきます。
【ヒロアカ】タルタロスから脱獄したキャラ
ヴィランの収容施設であるタルタロスを「全面戦争編」で死柄木弔の体を乗っ取ったオール・フォー・ワンが「ニア・ハイエンド」と共に襲撃しました。この襲撃の結果、収容されていた多くのヴィランが脱獄しています。脱獄した中には『ステイン』や、この時点では正体が分かっていなかった過去に収容された元ヒーローの『レディ・ナガン』も含まれています。タルタロスから脱獄したキャラを紹介していきます。
脱獄したキャラ①オール・フォー・ワン
『オール・フォー・ワン』はかつて裏社会を支配していた「悪の帝王」で、オールマイトの宿敵です。ヒロアカ作中での行動は、「神野区の悪夢編」で死柄木弔を助けるために現れオールマイトと戦闘になりました。この戦いに敗れたオール・フォー・ワンはタルタロスへと収監されています。オール・フォー・ワンは捕まってからは大人しくしていましたが、襲撃の際に中と外から連携してタルタロスを陥落させる事に成功しています。脱走後は、「ワン・フォー・オール」を手に入れるため行動を開始しています。
脱獄したキャラ②マスキュラー
『マスキュラー』は「夏の林間合宿編」で襲撃してきたヴィランの一人です。本名は『今筋強斗(いますじごうと)』で個性は「筋肉増強」、「血狂いマスキュラー」と呼ばれ残虐非道の人物です。夏の林間合宿編でたまたま居合わせた『出水洸汰』を殺害しようとした所へ乱入した『緑谷出久』と戦闘になっています。この戦闘で緑谷にマスキュラーが敗れ、タルタロスへと収監されました。脱走後は傑物高校の『真堂揺』と戦っている所に緑谷が現れ戦闘になり、緑谷に敗れたマスキュラーは再び捕まっています。
脱獄したキャラ③ムーンフィッシュ
『ムーンフィッシュ』も「夏の林間合宿編」で襲撃してきたヴィラン連合の一人です。本名は不明で個性は「歯刃」、うわ言のように言葉を発していて会話は通じませんがヴィラン連合の指令を実行しようとしていました。『爆豪勝己』『轟焦凍』と戦闘になり二人を追い込みますが、『常闇踏陰』の暴走した「黒影」に一蹴され逮捕、収容施設へと入れられています。
脱獄したキャラ④オーバーホール
指定ヴィラン団体「死穢八斎會」の若頭『治崎廻』がオーバーホールと名乗っています。潔癖症で、他人に触られると蕁麻疹が出ます。ヒロアカ本編では、死穢八斎會の組長を植物状態にし、組長の娘である『壊理』の肉体を利用して「個性を破壊」する銃弾「個性を復活」させる銃弾を作り上げています。ヒーロー社会を根本から破壊しようとしましたが、緑谷出久に敗北し計画は頓挫してオーバーホールも逮捕されました。
しかし、護送中にヴィラン連合に襲撃され、 二度と個性が使用できないように両腕を破壊された上に作った銃弾を奪われたオーバーホールは廃人同然となってしましまいます。 オーバーホールは、タルタロスに廃人のような状態で収監され、ヒロアカ本編に再登場した時もその状態は変わりませんでした。オーバーホールの体はAFOの指示でレディ・ナガンが連れて行き、緑谷出久の隙を作るために利用された後はエンデヴァーに連れて行かれています。
【ヒロアカ】タルタロスから脱獄したキャラの個性
ヒロアカ作中でタルタロスから脱走したキャラの中の『オール・フォー・ワン』『マスキュラー』『ムーンフィッシュ』『オーバーホール』のヴィラン連合に関わりのある4人のキャラを紹介しました。次は、この4人の個性について簡単に紹介していきます。
オール・フォー・ワンの個性
オール・フォー・ワンの個性は「オール・フォー・ワン」です。他人の頭に手を置き個性を奪う・与えるという両方の事ができます。奪った個性を同時に使用する事も可能で、オール・フォー・ワンはヒロアカ作中で10個以上の個性を同時に使用しています。個性を与える場合は、すでに持っている個性と混ざり合って別の個性へと変化する場合があります。ヒロアカ作中では、「力をストックする個性」が「個性を与える個性」に混ざって変化して「ワン・フォー・オール」となりました。
ただし、奪った個性を破棄することができず、デメリットがある個性を奪ってしまった場合は誰かに押し付けないと影響を受け続けます。ヒロアカ本編で個性『新秩序(ニューオーダー)』の能力で新秩序と他の個性が反発するように設定された直後に新秩序を奪い、新秩序と他の個性が反発した結果多くの個性を失っています。ヒロアカ本編でオール・フォー・ワンが使用している個性はドクターが複製したもので、オリジナルの「オール・フォー・ワン」は後に死柄木弔の体内に入れられています。
マスキュラーの個性
マスキュラーの個性は『筋肉増強』です。筋力を増強したり筋繊維を増幅する事ができます。作中では筋力を増強してパワーやスピードを高めたり、大量の筋肉を鎧のように纏っています。しかし、あくまで筋繊維のため限界が来ると千切れてしまうため貼り直す必要が出てきます。筋肉を鎧のように纏った時の防御力は、ヒロアカ作中の林間合宿時の緑谷出久の「ワン・フォー・オール」の100%を受けても大したダメージは受けているようには見えませんでした。
ムーンフィッシュの個性
ムーンフィッシュの個性は「歯刃」です。歯を刃のように伸ばして自由自在に操る事が出来る個性です。ムーンフィッシュは、ヒロアカ作中で個性を攻撃以外にも移動に使う等かなり高いレベルで使いこなしているように見えます。林間合宿編で常闇に歯を全部折られていますが、脱走後に再登場した際は全部生え揃っていたため歯を再生できる能力もあることが分かります。
オーバーホールの個性
オーバーホールの個性は「オーバーホール」です。触れたものを分解・修復するだけでなく、分解で止める事も可能です。分解は人体ぐらいの大きさなら一瞬で分解する事が可能です。修復する場合は元に戻すだけでなく、好きな形に変えられます。好きな形に変える場合は2動作が必要になるためわずかにタイムラグが発生します。奥の手として、分解と修復を同時に行う事で実現する融合があります。オーバーホール自身が潔癖症であるため進んで使おうとはしませんが、融合した相手の個性を使用できる等非常に強力な能力です。
【ヒロアカ】297話「タルタロス」のあらすじ
ヒロアカ原作の297話で死柄木弔の体を乗っ取ったオール・フォー・ワンがタルタロスを襲撃しました。タルタロスは個性を持つ犯罪を犯したヴィラン等を閉じ込めておく収容施設で、その堅牢さはオール・フォー・ワン自身もヒロアカ作中で認めるほどです。しかし、1話で落ちてしまっていました。このヒロアカ原作297話で何が起こったのか詳しく解説していきます。
あらすじ①攻めてくる死柄木と脳無
全面戦争編の終盤で、死柄木弔は心の中に潜むオール・フォー・ワンに体を乗っ取られています。体を乗っ取られた後、コンプレンスによって死柄木弔とヴィラン連合の一部は戦場から逃げ果せました。しかし、逃げたその日の午後8時34分に「青銅の門」と呼ばれている本土側通行門からタルタロスへと死柄木弔が襲撃を仕掛けています。青銅の門にいるギュゲスから緊急事態という連絡が入った時点で、ブリアレオスはすでに死亡していました。
あらすじ②肉倉たちの会話
一方タルタロスの最深部のB10Fでは、翌日の朝にタルタロスにギガントマキアが届くという話を職員がしていました。タルタロス職員の中には士傑高校の肉倉精児の父らしき人物がいて、タルタロスに収監されている者達の事を「ただ人の形をしているだけ」「個性によって規格を失った人類に紛れてしまった悍ましいナニカだ」等と扱い、世間に聞かれると問題になるような発言をしていました。
あらすじ③弔の身体を乗っ取るAFO
オール・フォー・ワン(AFO)によって乗っ取られた死柄木弔の体内では、死柄木弔がAFOに体を返せと抵抗していました。しかし、AFOはやる事があるのでまだ体を返すつもりはなく、死柄木の体は超再生の効き目が悪いため休んでるように言い渡します。「駒にはならない」と宣言する死柄木弔ですが、そんな死柄木に対しAFOは「君は大切な次の僕さ」と返しています。
あらすじ④僕が魔王になるまでの物語
オール・フォー・ワン(AFO)は魔王に憧れ、魔王を目指していました。AFOが目指す魔王とは、幼少の頃のAFOが読んだコミックスに登場するキャラクターの一人の事です。その後AFOはドクターと組んで人体の限界を凌駕した肉体で『マスターピース』と呼ばれ、「魔王」とも言える肉体を作り出して死柄木弔に与えました。そんな死柄木弔の肉体を乗っ取ったAFOは、幼い頃から憧れていた魔王となったと言えます。
【ヒロアカ】タルタロスに対する世間での評判や人気
タルタロスからの大脱獄の直前におきた全面戦争編で、ヒーロー側には多くの犠牲者が出ました。その中には、ヒロアカ初期から活躍していたミッドナイトも含まれていて多くのファンに衝撃を与えています。さらに、ヒーローの数が大きく減った状況でタルタロスから多くのヴィランが脱獄して治安が大きく低下しています。脱獄したキャラの動向等、予想できない部分が多く、今後の展開にファンの注目が集まっていました。
大監獄からの集団大脱獄という事件から、同じ雑誌で連載されているワンピースの「インペルダウン」が頭に浮かんだ人が多かったです。しかし、無法者である海賊が主人公であるワンピースとヒロアカでは大脱獄に対する印象が大きく違い、中には「海軍の気持ちが分かった」等と言っている方もいました。他にもハリーポッターの「アズカバン」、東京喰種の「コクリア」といった大監獄の名前が浮かび、空想上の大監獄は「警備がガバガバ」「脱獄されるのがお約束?」等と言われてしまっています。
タルタロスにはヒロアカ本編で登場したヴィラン以外にも過去に捕らえられた者が収容されています。後にヒロアカ本編で緑谷出久と戦闘となった『レディ・ナガン』も過去に収容された囚人の一人です。ワンピースのように過去に収容されて本編未登場のキャラがヒロアカの映画等で登場、映画で捕まったヴィランがヒロアカ本編で登場するような場面が出てくるかもしれません。
【ヒロアカ】タルタロスはヴィランの収容施設だった
この記事ではヴィラン達の収容施設である『タルタロス』について紹介してきました。個性を使用できるヴィラン達を収容しなければならないので、かなり強固な収容施設であることは間違いありません。その強固さは、オール・フォー・ワンが認めているほどです。それでもわずか1話で破られてしまったのは、相手が悪いとしか言いようがありません。
この記事のライター
kaewru
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