【ヒロアカ】尾白猿夫の個性や強さを解説!裏切り者といわれている理由も
本記事では『ヒロアカ』の登場キャラ尾白猿夫の個性や強さを解説します。尾白猿夫は雄英高校1年A組の生徒ですが、実は裏切り者ではないかという考察があります。そこで『ヒロアカ』で尾白猿夫が本当に裏切り者かどうかの真相も明らかにします。
目次
【ヒロアカ】尾白猿夫とは?
尾白猿夫は、雄英高校ヒーロー科1年A組に通う高校生です。雄英高校1年A組には『ヒロアカ』の主人公緑谷出久や爆豪勝己、轟焦凍など個性の強いクラスメイトが多数いるため、尾白猿夫は「普通」と言われています。そのため活躍が目立つことはあまりありません。しかし、実は相当な強さを持つキャラです。ところが「普通」であるが故に内通者で裏切り者ではないかとも言われています。そこで本記事では、尾白猿夫の個性や強さを考察するとともに、内通者との噂の真相にも迫ります。
尾白猿夫(テイルマン)のプロフィール
- 氏名:尾白猿夫(おじろましらお)
- ヒーロー名:テイルマン
- 所属:雄英高校1年A組
- 誕生日:5月28日
- 身長:169cm
- 初登場:漫画第11話、アニメ第8話
ヒロアカの概要
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』は、漫画家堀越耕平が2014年から連載している漫画作品です。無個性だった主人公がナンバーワンヒーローを目指して成長していくストーリーは、世界中の多くの若者から支持されています。テレビアニメも第1期が2016年に始まり、2022年秋からは第6期が放送されました。
ヒロアカのあらすじ
世界の総人口の約8割が超常能力「個性」を持つ超人社会で、緑谷出久はトップヒーローのオールマイトに憧れ、「無個性」であるにもかかわらず雄英高校ヒーロー科を目指していました。ある日、ヴィランに襲われたところをオールマイトに助けられます。この出会いをきっかけに、オールマイトの個性「ワン・フォー・オール」の後継者になり、雄英高校ヒーロー科にも合格することができました。
【ヒロアカ】尾白猿夫の個性や性格
ここからは『ヒロアカ』のテイルマンこと尾白猿夫の個性や性格を考察します。尾白猿夫は『ヒロアカ』の主人公緑谷出久が所属する1年A組のクラスメイトですが、脇役のため出番は多くありません。しかし、1年A組の一員として他のクラスメイトに引けを取らない活躍をしています。まず尾白猿夫の個性から紹介します。
尾白猿夫の個性は「尻尾」
尾白猿夫の個性は「尻尾」で、強靱で頑丈な尻尾が生えています。「テイルマン」のテイルとは尻尾のことですが、『ヒロアカ』の個性の中ではかなり地味な部類になります。この尻尾は攻撃にも防御にも使用することができ、敵をたたきつけることや尻尾を巻き付けることで猿のように移動することもできます。しかし、デメリットとしては就寝時に仰向けの態勢がとりづらいことや椅子に座りにくいことがあげられます。
尾白猿夫の強さ
尾白猿夫の個性は「尻尾」です。他に何もありません。尾白猿夫は尻尾を鍛え上げ、努力で強さに変えました。その強さは雄英高校ヒーロー科に合格したことや、USJ襲撃事件で複数の大人のヴィランを相手にしたことなどで証明されています。
尾白猿夫の性格
尾白猿夫(テイルマン)は、真面目で落ち着いた性格の持ち主です。そのため、いろいろな意味で目立つクラスメイトの多い1年A組の中では「普通」という評価を受けています。第98話で全員寮に入ることになった時にルームツアーをしていますが、尾白猿夫の部屋を見た女性陣からは「普通だ」との声が上がり、それを気にしている様子がうかがえます。
尾白猿夫は主人公のクラスメイトですが、台詞らしい台詞を口にしたのはヴィランを想定した戦闘訓練の時でした。ペアを組んだ葉隠透が「ちょっと本気出すわ」と手袋や靴も脱いだことに対して「透明人間だと正解だけど、女の子としては倫理的に」と引いていました。尾白猿夫が倫理的にまっとうな感覚を持っていることがよく分かるエピソードです。
尾白猿夫の活躍シーン
尾白猿夫は雄英高校1年A組の生徒ですが、緑谷出久や爆豪勝己、轟焦凍の陰に隠れてしまうことが多く、あまり目立ちません。しかし尾白猿夫もしっかり活躍しています。そこで、ここでは尾白猿夫の活躍ぶりを紹介します。
活躍シーン①雄英高校の体育祭
雄英高校の体育祭はただの体育祭ではありません。スカウトのため観戦しているプロヒーローに自分を売り込む場となっています。最初の予選「障害物競走」では、個性「尻尾」を上手く活用し、11位という好成績を残しました。次の騎馬戦はチーム戦でしたが、これも上位16名の枠に残ります。しかし、尾白猿夫は騎馬戦でどういう活躍をしたのか記憶がほとんど残っていませんでした。
その理由を同じチームの心操人使(しんそうひとし)の個性で洗脳されていたと推察した尾白猿夫は、決勝戦進出を棄権しました。自分の強さの結果ではないことにプライドが許さなかったからです。その後、心操人使の洗脳方法や解除方法を推理し、決勝で心操人使と対戦することになった緑谷出久にアドバイスをしています。このことから、尾白猿夫は筋力勝負での強さだけでなく、洞察力や判断力も優れていることが証明されました。
活躍シーン②A組対B組合同戦闘訓練
A組対B組の合同戦闘訓練では、尾白猿夫は第3試合に登場します。尾白猿夫は、骨抜柔造(ほねぬきじゅうぞう)の個性で足場を柔らかくされ、バランスを崩したところを見つかってしまいます。回原旋(かいはらせん)の攻撃を個性「尻尾」で防戦していましたが、攻勢に出ることができません。加勢にきてくれた飯田天哉が回原旋を連れて行ったので攻撃から逃れることができましたが、結局B組に確保されてしまいました。
活躍シーン③冬のインターン
「冬のインターン」というのは、雄英高校ヒーロー科の生徒がプロヒーローの事務所に行って経験を積むプログラムのことです。尾白猿夫は宍戸というプロヒーローのところへ行って、手数の多さと相手の行動を察知して行動するということを学んできました。
活躍シーン④デクの救出作戦
緑谷出久(デク)は、自分のオール・フォー・ワンが狙われていることを知ると、周りを巻き込みたくないため、1人で雄英高校を去ります。しかし、ボロボロになっていくデクをそのままにしておくクラスメイトはいませんでした。尾白猿夫は、デクに体育祭で自分のために怒ってくれたことを感謝していると伝え、尻尾でデクを捕まえますが振りほどかれてしまいます。しかし、最後は爆豪勝己の呼びかけで雄英高校に戻ることになりました。
【ヒロアカ】尾白猿夫は裏切り者?
『ヒロアカ』では、かなり早い段階から内通者の存在が噂されていました。オールマイトを狙って奇襲してきた「USJ襲撃事件」では、ヴィランはオールマイトが何時にUSJに現れるかという、雄英高校の一部の関係者しか知らない情報を入手していました。このことから、雄英高校内に内通者がいるのではないかという嫌疑がかかります。そして、尾白猿夫こそ内通者の裏切り者ではないかという考察がありました。そこで、テイルマンが本当に裏切り者なのかどうか真相を探ります。
ヒロアカにおける内通者・裏切り者の条件
内通者の条件としては、次の3点があげられています。1つ目はオールマイトがどのタイミングでUSJに現れるか知っていること、2つ目は林間合宿が行われる正確な場所を知っていること、3つ目は爆豪救出作戦のことをAFO(オール・フォー・ワン)に知らせることができることです。この条件にすべて当てはまるのは1年A組の生徒以外いないと推測されます。
尾白猿夫の内通者説の理由
1年A組の生徒は20名います。その中で、尾白猿夫が内通者で裏切り者と疑われるのにはいくつか理由があります。そこで、尾白猿夫が内通者で裏切り者と言われる理由を考察します。
内通者説の理由①青山からのメッセージ
尾白猿夫が内通者で裏切り者と言われた理由の1つ目は、青山のメッセージです。青山は、デクや尾白猿夫と同じ雄英高校1年A組のクラスメイトですが、必殺技を完成させる授業で青山はデクに声をかけ、レーザーで岩に字を刻みました。それは、フランス語のことわざで「おとなしい者こそ気をつけろ」という意味でした。内通者で裏切り者はA組の生徒と想定されていましたが、A組でおとなしい生徒と言えば尾白猿夫です。このことから、内通者で裏切り者は尾白猿夫が濃厚ではないかと言われていました。
内通者説の理由②USJ襲撃事件
尾白猿夫が内通者で裏切り者と言われた2つ目の理由は、内通者の存在が疑われる発端となったUSJ襲撃事件での尾白猿夫の所在です。この事件では、ヴィランの黒霧(くろぎり)が、1年A組の生徒を2名以上でセットにしてUSJ各所に飛ばしました。しかし、尾白猿夫は1人だけで火災ゾーンに飛ばされています。しかもそのことが分かったのはすべて終わってからでした。単独で行動しているのは怪しいということから、尾白猿夫が内通者で裏切り者であるという説の根拠の1つとなりました。
尾白猿夫ではなく青山が内通者?
尾白猿夫が内通者で裏切り者ではないかという考察は、間違っていたことが明らかになりました。『ヒロアカ』原作34巻336話で青山優雅が内通者だったことが判明します。青山はデクと同じ無個性でした。両親はそのような息子のため、AFOの力で他人の個性を譲渡してもらいます。しかし、一度AFOと関係してしまうと逃げることはできません。両親が殺されるかもしれない恐怖に、青山優雅は内通者の裏切り者になりました。
【ヒロアカ】尾白猿夫の声優
ここまで『ヒロアカ』のテイルマンこと尾白猿夫を様々な側面から考察しました。それでは、テレビアニメ『ヒロアカ』ではこの尾白猿夫を誰が演じているのでしょうか。ここで尾白猿夫の声優を紹介します。
尾白猿夫の声優は「三好晃祐」
テレビアニメ『ヒロアカ』では、声優の三好晃祐(みよしこうすけ)が尾白猿夫を演じています。三好晃祐は、出番はメインキャラと比べ少ないですが、尾白猿夫の真面目な好青年ぶりをよく表現していると言われており、この尾白猿夫役が声優活動の代表作となっています。
三好晃祐のプロフィール
- 生年月日:1992年7月10日
- 出身地:神奈川県
- 身長:175cm
- 趣味:ゲーム、読書、博物館めぐり
- 特技:三国志についての解説や語り、神話や伝承の勉強や考察、生き物の生態に関する勉強
- 資格:書道二段
声優の三好晃祐はアニメ以外にゲームや海外ドラマの吹き替え、オーディオブックなど様々なメディアで声優活動をしています。事務所は2012年から2020年末までマウスプロモーションに所属し、2021年からフリーランスとして活動することを公表していましたが、2021年4月から現事務所のアル・シェアに所属しています。
三好晃祐の主な出演作品
- 『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』樋口二郞役
- 『ガンダムビルドファイターズトライ』ウズキ・ヨシキ役
- 『アルノサージュ〜生まれいずる星へ祈る詩〜』デルタ・ランタノイル役
- 『ブレイブ フロンティア』ルジーナ役
- 『厨病激発ボーイ』高嶋智樹役
【ヒロアカ】尾白猿夫に対する世間での評判や人気
『ヒロアカ』に登場するテイルマンこと尾白猿夫は、脇役ながら推しのファンが多いキャラです。尾白猿夫を『ヒロアカ』ファンはどのように見ているのでしょうか。SNSの投稿から尾白猿夫の人気ぶりを探ります。
『ヒロアカ』には、デクや爆豪勝己、轟焦凍以外にも多くのキャラが揃っています。敵のヴィランにも魅力のあるキャラがいる中、尾白猿夫が一押しというという投稿も少なくありません。尾白猿夫の個性は地味ですが、努力で鍛え上げているところに魅力を感じているようです。
尾白猿夫は体育祭の騎馬戦で心操人使に操られていたことを自覚し、決勝戦進出を辞退しました。決勝戦で実力を示したらいいのではという声もありましたが、努力で雄英高校ヒーロー科に入学した男としてその選択はありませんでした。その潔い態度に尾白猿夫の魅力はさらに増しました。
尾白猿夫は真面目な人柄からクラスメイトとの関係は良好です。特に、葉隠透とは雄英高校入学当初の授業でペアを組んでから、一緒にいるところをよく目撃されています。騎馬戦で辞退した時に声をかけたのは葉隠透でした。また、全員が寮生活になりルームツアーを行った時は、葉隠の部屋を見て顔を赤らめている尾白猿夫の姿もありました。この2名は付き合っている確証はありませんが、仲がよいのは事実と考えられています。
【ヒロアカ】尾白猿夫の個性は「尻尾」だった
『ヒロアカ』に登場するテイルマンこと尾白猿夫は、「尻尾」という派手さのない個性の持ち主でした。しかし、その「尻尾」を努力で強力な武器に変え、防御でも攻撃でも強さを発揮しています。内通者の裏切り者ではないかと言われたこともありましたが、その嫌疑も晴れました。今後も『ヒロアカ』の努力家・尾白猿夫の活躍に注目です。
この記事のライター
makkun402
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