【ヒロアカ】超常解放戦線のメンバー一覧！死亡者や負傷者まとめ

『ヒロアカ』には個性を使って悪事を働く「ヴィラン」が登場します。そんなヴィランが超常解放戦線という大きな組織を作りました。超常解放戦線はヒーロー達と全面戦争を行うことになりますが、ヒーロー側にもヴィラン側でも甚大な被害が出ています。そんな超常解放戦線のメンバーや、超常解放戦線とヒーロー達との戦いで死亡・負傷したメンバーを紹介します。

『ヒロアカ』の超常解放戦線とは「死柄木弔率いるヴィラン連合」に「リ・デストロ率いる異能解放軍」が配下となって誕生したヴィラン組織です。ヴィラン連合と異能解放軍は敵対していましたが、異能解放軍が負けてヴィラン連合の配下にはります。リ・デストロは死柄木弔の強さとカリスマ性に惹かれ、超常解放戦線となった後では死柄木弔こそが真の解放者であると宣言しています。

『ヒロアカ』は堀越耕平によるヒーローバトル漫画で、正式名称は『僕のヒーローアカデミア』です。『週刊少年ジャンプ』で連載されている人気作品で、テレビアニメは第６期に渡って放送されています。劇場版アニメも3作品公開され、2019年春には「『僕のヒーローアカデミア』The“Ultra”Stage」という舞台も行われています。

『ヒロアカ』は個性をもたない主人公・緑谷出久が、憧れのヒーローであるオールマイトから個性を授かり、一人前のヒーローになるために奮闘する物語です。悪事を働くヴィランを捕まえる職業「ヒーロー」を目指す緑谷は、ヒーローをたくさん輩出している雄英高校に入ります。そこで出会った仲間と共にヒーローを目指しますが、死柄木弔率いるヴィラン達が緑谷達を狙います。

『ヒロアカ』の超常解放戦線は死柄木弔率いるヴィラン連合とリ・デストロ率いる異能解放軍が組織化したものです。そんな超常解放戦線の主要メンバーの個性や能力を紹介します。

死柄木弔は超常解放戦線の最高司令者です。ヴィラン連合のリーダーでもあった死柄木弔は、リ・デストロに勝利して異能解放軍を傘下に置くことができました。死柄木弔の個性は「崩壊」です。五指に触れたものをボロボロと崩壊させることができます。異能解放軍との戦いで能力が覚醒し、触れていない物も間接的に崩壊させることができるようになりました。地面を崩壊させることで足場を無くし、地面に触れている物も崩壊させることができます。

リ・デストロは異能解放軍の最高指導者でした。表向きは「デトネラット社」の代表取締役社長として活動していました。父親は過激派として活動していた「デストロ」です。リ・デストロの個性は「ストレス」で、ストレスが溜まることでパワーが上昇する能力です。表向きでは優しい顔をしていても非情な性格をしており、自分の思想に反する者は容赦なく殺害します。

トランペットは異能解放軍の幹部の一人で、リデストロの右腕の存在でした。表向きは政治家で、「心求党」の党首をしています。トランペットの個性は「煽動」で、声に特殊な電磁波があり、自分を信頼する者の能力をパワーアップさせることができます。トランペットが演説を行うことで、多くの支持者を集め、異能解放軍には11万人以上の構成員が所属していました。

トゥワイスはヴィラン連合からのメンバーで、超常解放戦線では開闢行動人海戦術隊「BLACK」行動隊長に任命されています。トゥワイスの個性は「二倍」で、人や物を複製することができます。複製した物はダメージが蓄積されると壊れてしまいます。過去の出来事から支離滅裂で肯定と否定の言葉を口にしてしまうなど、多重人格な面も見られます。自分に優しくしてくれたトガヒミコや、自分を仲間として居場所を与えてくれたヴィラン連合のメンバーのことを大切に想っています。

トガヒミコはヴィラン連合からのメンバーで、超常解放戦線では開闢行動情報連隊「CARMINE」行動隊長という役職についています。ステインの思想に共感してヴィラン連合に入っています。トガヒミコの個性は「変身」で、他人の血を摂取することでその相手に変身することができます。当初は姿だけの変身でしたが、異能解放軍との戦いで能力が覚醒し、自分が心から好意を持っている相手であれば変身して個性も使うことができるようになりました。合宿編ではボロボロの緑谷を見て一目惚れしています。

外典は異能解放軍の元幹部です。超常解放戦線では開闢行動遊撃連隊「VIOLET」行動隊長に任命されています。フードを深く被っていて顔があまり見えませんが、素顔は中性的で美形です。個性は氷を操る能力で、温度を下げることで氷を作ることができる能力です。

荼毘はヴィラン連合からのメンバーで、超常解放戦線では開闢行動遊撃連隊「VIOLET」行動隊長という役職についています。荼毘の個性は炎系の能力で、強力な青い炎を出すことができます。『ヒロアカ』本編の後半で、荼毘の本名は「轟燈矢」で、焼死したと思われていたエンデヴァーの息子だということが判明しました。父であるエンデヴァーを恨み、エンデヴァーに苦しみを与えるためにヴィラン連合や超常解放戦線に加担しています。

Mr.コンプレスはヴィラン連合からのメンバーで、超常解放戦線では開闢行動支援連隊「BROWN」行動隊長に任命されています。個性は「圧縮」で、人や物を球体に圧縮して閉じ込めることができます。合宿では圧縮で爆豪を連れ去ります。マジシャンのような格好をしており、個性を使うときも手品やマジックのような手さばきをします。

スケプティックは異能解放軍の元幹部で、超常解放戦線では開闢行動情報連隊「CARMINE」行動隊長の役職についています。表向きは大手IT企業「Feel Good Inc.」の取締役です。スケプティックの個性は「人形」で、人程度の大きさの物を自由自在に操ることができる能力です。見た目も自由に変化させることができます。

スライディン・ゴーは地域ヒーローですが、スケプティックを補佐する存在で、超常解放戦線では開闢行動情報連隊「CARMINE」という部隊に所属しています。スライディン・ゴーの個性はスライディングの能力で地面を滑ることができます。ヒーローとして活動しながら、異能解放軍の支持者として暗躍していました。

スピナーはヴィラン連合からのメンバーで、超常解放戦線では開闢行動支援連隊「BROWN」行動隊長の役職についています。個性は「ヤモリ」で、ヤモリの特性を使うことができます。ステインに強く影響されてヴィラン連合に入りました。個性が顔に色濃く出る「異形」のヴィランのまとめ役となっています。

ギガントマキアは山の奥に住んでいた巨人で、オールフォーワンに育てられました。耐久とその他6つの個性を移植されており、圧倒的な力で災害級の被害をもたらします。オールフォーワンの命令しか聞かず、死柄木弔を主と認めるまではヴィラン連合全員でギガントマキアと戦っていました。

ホークスはプロヒーローで、ヒーロー公安委員会から密命を受けて超常解放戦線に潜伏していました。人気No.2のヒーローで、地元九州では絶大な人気を誇っているホークスですが、公安委員会と超常解放戦線の二重スパイでした。ホークスの個性は「剛翼」で、背中から生えた羽で攻撃したり空を飛んだりできる能力です。

『ヒロアカ』本編では超常解放戦線の拠点にヒーローが奇襲をかけ、ヒーロー対ヴィラン達の全面戦争となりました。その戦いではヒーロー側も超常解放戦線側も負傷者や死亡者が多数出てしまい、甚大な被害となりました。超常解放戦線との戦いでの負傷者や死亡者、逮捕されたヴィランなどをまとめて紹介します。

ヒーロー対超常解放戦線の戦いで死亡したのは、ヒーロー側では死柄木弔のそばにいたエクスレス、相澤消太を助けて崩壊に巻き込まれたクラスト、ギガントマキアを止めるために戦ったミッドナイト、マジェスティックです。超常解放戦線での戦いで死亡したヴィランはホークスに背中を刺されて死亡したトゥワイスです。

ヒーロー対超常解放戦線の戦いでは死亡者や負傷者がたくさん出てしまいます。脳無と戦ったヒーロー達は重症者が多く、ミルコ、イレイザーヘッドが負傷してしまいます。ホークスは荼毘の炎に焼かれて背中の羽がほぼ全焼し、エンデヴァー、緑谷、グラントリノ、リューキュウ、爆豪、波動ねじれが死柄木弔と戦って負傷してしまいます。またギガントマキアと戦ってMt.レディも負傷してしまいました。

ヒーロー対超常解放戦線の戦いでの超常解放戦線側の死亡者はトゥワイスと脳無3体でした。死柄木弔や他の幹部達は残ったハイエンド脳無7体を連れて姿をくらまします。死柄木弔を倒すことはできませんでしたが、超常解放戦線に所属している1万6929人のヴィランを逮捕しています。逮捕された主なメンバーはMr.コンプレス、ギガントマキア、リ・デストロ、外典、トランペットです。

『ヒロアカ』の超常解放戦線編ではたくさんの負傷者が出てしまい、そのほとんどが生死をさまよう重症でした。超常解放戦線との戦いの後、負傷者はどうなってしまったのでしょうか。

イレイザーヘッドは脳無や死柄木弔と戦い、片目と右足を失う重症でした。その後は義眼、義足となり、「抹消」の個性はほぼ使えないようになってしまいます。その後の戦いでは雄英高校の1年B組の物間の個性「コピー」で「抹消」を使用し、死柄木弔の個性を封じる作戦に出ます。

爆豪勝己は緑谷と共に死柄木弔と戦いますが、とっさに緑谷を守って腹部を貫通するほどの負傷を負いました。しかし戦いの2日目には目を覚まし、すぐに緑谷や轟、エンデヴァーの様子を心配する様子を見せます。緑谷がまだ目を覚ましていないことを聞いた爆豪はA組みんなの制止を振り切って暴れ、緑谷に「死んだら殺す」と暴言を吐いていました。

ミルコは一人でハイエンド脳無数体と戦い、左足と右足を失い、脇腹と頬にも負傷を負う重症でした。エンデヴァーが助けに入り、傷を焼いて応急処置したため、一命は取り留めます。超常解放戦線との戦いのあとは左手は義手、右足には義足をつけて復活となりました。

ホークスは荼毘に背中を焼かれて羽がほとんど全焼してしまいます。インターン生であった常闇に助けられて一命を取り留め、羽も少しだけ復活している様子でした。喉を負傷してしばらくは機械音声で会話をしていますが、No.1ヒーローのエンデヴァー、No.3ヒーローのベストジーニストとタッグを組み、警察やヒーローが立ち行かなくなった社会でヴィランと戦います。

エンデヴァーは死柄木弔との戦いで重症を負いましたが、体よりも心の方が深く傷ついていました。荼毘の正体を知り、ヴィランを討つことができないと涙を流しているところに轟焦凍が病室のドアを開けて気まずい雰囲気となってしまいました。ずっと面会していなかった焦凍の母・怜がエンデヴァーの元にやってきて、これからは家族みんなで戦うことを決意しました。

グラントリノは死柄木弔との戦いで足を負傷し、ヒーローとしての活動は厳しい容態でした。お見舞いにきた緑谷に自分のマントを授け、「ヴィラン連合に落とし前つけてこい」と緑谷に言います。

緑谷は死柄木弔との戦いで負傷し、他の負傷したヒーローよりも長く意識がありませんでした。そこで緑谷はワンフォーオールの歴代継承者と対面を果たします。歴代継承者は緑谷をワンフォーオールにふさわしい継承者であることを認め、それぞれの個性を与えることを誓います。

超常解放戦線の戦いで1万6929人ものヴィランが逮捕されました。戦いの後、死柄木弔とオールフォーワンは監獄タルタロスを襲撃し、多くのヴィランを脱獄させます。かつて緑谷と戦ったマスキュラーやステインも脱獄しています。タルタロスから脱獄したヴィランは「ダツゴク」と呼ばれ、市民の安全を脅かすものになります。

『ヒロアカ』の超常解放戦線は死柄木弔率いるヴィランの組織ですが、その超常解放戦線を裏で支援する人物がいます。超常解放戦線の支援者を一覧で紹介します。

オールフォーワンは死柄木弔を育て上げた黒幕です。オールフォーワンのすべてを死柄木弔に授けますが、それは柄木の体を乗っ取るためでした。

殻木球大はドクターと呼ばれ、オールフォーワンの主治医をしていました。また裏で脳無を開発したり、個性を複製して管理したりとオールフォーワンの手助けをしています。1話で緑谷出久を無個性と判断した医者はこの殻木球大だと言われています。

義爛はヴィラン連合のときに死柄木弔に強力していた人物です。人材の斡旋や無許可のサポートアイテムを提供する、裏社会のブローカーです。異能解放軍とヴィラン連合の戦いでは異能解放軍に人質にされましたが、トゥワイスの能力によって助け出されます。

ヒーロー対超常解放戦線の戦いでは多くの仲間が傷つき、死んでいきます。またヴィラン連合の過去や正体が明らかになり、読むのが辛くなるという読者もたくさんいました。

トゥワイスはヴィランで、悪事もたくさん働いてきましたが、仲間のことを大切に想う人物でした。そんなトゥワイスは「運が悪かった」と言われ、ホークスに殺されてしまいます。トゥワイスの最期はヴィランながらも心にくるもので、ヴィランに同情してしまいそうと言う読者の声もたくさんありました。

超常解放戦線は死柄木弔率いるヴィラン連合の傘下にリ・デストロ率いる異能解放軍が入るという形で作られた組織です。お互いの幹部を超常解放戦線の幹部として役職につかせますが、元異能解放軍のメンバーは次々と倒されて捕まっていきます。ヴィラン連合のメンバーは切実な想いもあってヴィランとして活動しているのもあり、想いの差が出たのではないかという声もありました。

『ヒロアカ』の超常解放戦線のメンバーや、超常解放戦線の戦いでの負傷者、死亡者、逮捕者、超常解放戦線のその後を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。超常解放戦線は個性的なメンバーが集まる組織でしたが、ヒーローにとってはとてつもない驚異となりました。今後『ヒロアカ』を見る際は超常解放戦線にも注目してみてください。