【ゴールデンカムイ】門倉利運看守部長はなぜ人気?人物像や声優を調査
『ゴールデンカムイ』の門倉利運は軍人のような強さはないもののいぶし銀的な活躍を見せており、そのキャラクター性により読者から人気を集めています。そんな『ゴールデンカムイ』の門倉について、人物像や土方歳三との関係性、アニメの声優などをまとめました。
目次
【ゴールデンカムイ】門倉とは?
『ゴールデンカムイ』の門倉は物語の中盤から登場しており、普段は少し頼りない中年男性ですが、大事な場面ではかっこいい一面を見せることがあります。そんな『ゴールデンカムイ』の門倉についてプロフィールを紹介します。
門倉利運看守部長のプロフィール
『ゴールデンカムイ』の門倉利運(かどくらとしゆき)は、網走監獄の看守部長です。モヒカンのような頭部と少し尖った口、やる気がなさそうな目が特徴で、喋り方や態度からもやる気のなさが出ています。
門倉利運看守部長のモデルはいない?
『ゴールデンカムイ』のキャラの中には土方歳三のような歴史上の有名な人物を始め、実在した人物をモデルにしているキャラがいます。しかし、門倉に関しては『ゴールデンカムイ』のオリジナルキャラとなっています。
ゴールデンカムイの概要
野田サトルの『ゴールデンカムイ』は集英社の『週刊ヤングジャンプ』に2014年から2022年まで連載されていた漫画です。サバイバルやバトル、歴史やグルメなど様々な要素が詰まっており、ギャグとシリアスの両方で楽しめる作品になっています。2018年にアニメが放送され、2022年には実写映画の製作が決定するなど、様々なメディアミックスやコラボが行われています。
ゴールデンカムイのあらすじ
日露戦争帰りの元陸軍兵・杉元佐一はある目的から金銭を欲して北海道を訪れていましたが、そこでこの地のどこかにアイヌが隠した金塊があると知ります。その直後に父親が金塊の事件に関わったアイヌの少女・アシㇼパと出会い、利害の一致からお互いに協力しながら行動を共にしていきます。
【ゴールデンカムイ】門倉はなぜ人気?人物像から考察
『ゴールデンカムイ』の門倉はどちらかというとギャグ寄りのキャラですが、その性格や言動から読者・ファンから人気を集めています。そんな『ゴールデンカムイ』の門倉の人物像を紹介します。
人気の理由①事なかれ主義の性格
『ゴールデンカムイ』の門倉は事なかれ主義な性格であり、看守部長としては上司である犬童典獄から「役立たず」や「腑抜けたタヌキ」と呼ばれて面倒な仕事を押し付けられても文句を言わずに従っています。しかし、この性格のおかげで看守部長の地位を得ていると考えられています。
人気の理由②優れた洞察力
『ゴールデンカムイ』の門倉は優れた洞察力を持っており、新人看守としてやって来た宇佐美をスパイと見抜いたり、その宇佐美に勝てないと判断した時に引き際を見極めたりしています。そのような洞察力のおかげで危険な環境でも生き残れています。
人気の理由③仕事に対してやる気がない
『ゴールデンカムイ』の門倉は仕事が理不尽なものである場合は、適度に手を抜いたり、状況によっては諦めたりしています。この部分も事なかれ主義の性格から来ているものですが、正体を考えると意図的に仕事に対してやる気を出していないと推測されます。
人気の理由④低い戦闘能力
『ゴールデンカムイ』に登場するキャラは元陸軍など基本的に戦闘能力の高いキャラが多いですが、門倉は看守部長であるため、軍人ほどの戦闘能力はそれほどありません。ただ、悪運寄りの強運を持っており、それによって強敵や危機的状況を回避しており、ある意味で特殊能力を持ったキャラとなっています。
人気の理由⑤門倉スイッチ
『ゴールデンカムイ』の門倉の強運能力が発揮されたエピソードとして札幌麦酒工場での一幕があります。戦闘の余波で工場内に火事が起こり、門倉は一酸化炭素中毒で倒れてしまい、建物が崩れ出して窮地に立たされます。しかし、そこから嘘のような偶然が起こって門倉は倒壊した柱や鉄骨に運ばれながら、最終的に眠ったまま布団に入って助かりました。この一連の流れはファンの間で門倉スイッチと呼ばれています。
【ゴールデンカムイ】門倉の声優
アニメ『ゴールデンカムイ』でも網走監獄編から門倉が登場しており、かっこいいシーンも描かれました。そんなアニメにおける門倉の声優について紹介します。
門倉の声優は「安原義人」
アニメ『ゴールデンカムイ』で門倉を演じたのは安原義人さんです。仕事に対するやる気の無さがありつつもどこか含みのある雰囲気で演じています。
安原義人のプロフィール
安原義人さんは兵庫県出身で、1949年11月17日生まれの声優・俳優です。映画『飢餓海峡』を見たことから演技の道を歩み始め、所属した劇団が声優活動も積極的に行っていたことから1970年に声優デビューしています。俳優・声優共に様々な作品に出演していました。
安原義人の主な出演作品
安原義人さんの主な出演作品としては、『宇宙戦艦ヤマト』の太田健二郎、『ドカベン』の微笑三太郎、坂田三吉、『未来ロボ ダルタニアス』の柊弾児、『キャッツ♥アイ』の内海俊夫、『パーマン(テレビ朝日版)』のバードマン、『オズの魔法使い』のかかし、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の四乃森蒼紫、『白鯨伝説』のホワイトハットなどがあります。
【ゴールデンカムイ】門倉と土方一派との関係や刺青
『ゴールデンカムイ』の門倉は土方歳三と深い関係があり、やる気のない看守部長になっていたのにも理由がありました。そんな『ゴールデンカムイ』の門倉が関係する土方歳三や刺青について紹介します。
門倉は土方一派の内通者
『ゴールデンカムイ』の門倉の正体は土方一派の1人であり、のっぺら坊がいる網走監獄において内通者として動いていました。門倉が仕事にやる気の無さを見せていた理由は犬童に怪しまれずに看守部長のポジションに居座るためであり、実際に犬童は文句を言いつつも門倉を内通者とは思っていませんでした。
門倉の実父と土方歳三には関係があった?
『ゴールデンカムイ』の門倉の父親は旧幕府軍に所属しており、土方歳三とは共に戦った仲でした。そんな土方歳三を門倉は尊敬しており、看守部長でいられなくなった際も後悔はしておらず、土方歳三に付いて行くと言いました。土方歳三に対する忠義を見せるシーンでは普段のいい加減さは全くなく、かっこいいキャラのように見えます。
門倉とキラウㇱの関係
『ゴールデンカムイ』の門倉は土方一派として行動している際、土方歳三に雇われたアイヌのキラウㇱと一緒にいるシーンが多くなっています。キラウㇱは他の人物をアイヌ語で旦那を意味する「ニㇱパ」とを付けて読んでいますが、門倉だけは呼び捨てになっています。
門倉は最後の刺青の持ち主?
『ゴールデンカムイ』の門倉は物語の終盤に刺青がほぼ揃い始めた時に、土方一派・杉元一派の前で自らが最後刺青を持った人物と明かします。刺青囚人達が網走監獄を脱獄した騒動が起こった際、門倉はのっぺら坊から密かに刺青を彫られており、それを隠しながら看守部長として過ごしていました。しかし、この事実を明かした時点だと、刺青が全て無くても暗号は解けるようになっていました。
さらに門倉の刺青が他の囚人と被っていることも発覚し、本当に必要のないものかと思われていました。それから刺青が指し示す場所が五稜郭であると判明した際、土方が繋げた刺青を見ていると、門倉の刺青が偶然中心部に落ち、他にはない「馬」という文字があることに気付きます。実は門倉の刺青こそが金塊の隠し場所である馬用の井戸であると知らせるためのヒントだったのです。
門倉は五稜郭攻囲戦のその後はどうなった?
『ゴールデンカムイ』の門倉は五稜郭攻囲戦が終わった後、キラウㇱやマンスールと共にアメリカで映画を撮ることになります。その内容は作中の金塊争奪戦をモチーフにしたサイレント映画でしたが、制作当時はウケませんでした。しかし、後にカルト映画として評価されることが作中で語られています。
【ゴールデンカムイ】門倉に対する世間での評判や人気
ここでは『ゴールデンカムイ』の門倉について世間での評判や人気を紹介します。作中終盤ではシリアスな場面が多くなるため、ギャグ寄りの門倉が癒しになる一方で、超人揃いのキャラの中で渋めのキャラがかっこいいと感じる人もいます。
『ゴールデンカムイ』の門倉について、笑える存在やいつの間にか好きになっているキャラだという意見が出ていました。初登場時には単なるモブの1人にも見えるキャラでしたが、そこから土方歳三との関係がわかり、強運という能力で様々な活躍を見せたことから、目を離せないキャラになったようです。
『ゴールデンカムイ』の門倉について、時折かっこいいと思う感想がありました。戦闘面では基本的には役に立たず、立ち回りもギャグが強調されていますが、刺青囚人の関谷輪一郎と駆け引きをしていたり、土方歳三への信頼を見せたりする姿は、かっこいいと感じる人もいるようです。
『ゴールデンカムイ』の門倉について、門倉スイッチのシーンを推している人が多数いました。様々なギャグシーンがある作品ですが、その中でも門倉スイッチはあり得なさや馬鹿らしさから思わず笑ってしまった人が多くいたようで、印象的なシーンとして挙げられています。また、強運の能力があれば不思議ではないと感じさせる門倉らしいシーンとしても好きな人が多いようです。
【ゴールデンカムイ】門倉は人気のあるかっこいいキャラだった
『ゴールデンカムイ』の門倉利運は網走監獄の看守部長を務めていましたが、そこでやる気のない仕事ぶりをしていた理由は、土方一派の内通者としてバレないように居座るためでした。旧幕府時代に父親と共に戦った土方歳三を慕い、立場が失われた後も協力的な姿勢を見せています。そんな『ゴールデンカムイ』の門倉の面白いシーンやかっこいい活躍を漫画やアニメでチェックしてみてください。
この記事のライター
十文字猛
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