【ドラゴンボール】ザーボンはフリーザの側近！プロフィールや性格を紹介

『ドラゴンボール』に登場するザーボンは、青い肌に緑色の髪を三つ編みにしたキャラです。フリーザ軍の大幹部であるザーボンは、イケメンな見た目で不適な笑みの似合う不気味なキャラでもあります。

ザーボンはフリーザの側近です。フリーザからは「ザーボンさん」と呼ばれ、その信頼関係があると推測されます。ザーボンがフリーザに対して話をするときは、自信を持って私にお任せくださいというような場合や、焦りや恐怖を含みつつ言い訳したり弁解したりしようとするシーンがあります。フリーザの前では下手なことはできないという、忠誠心ゆえの言動や行動が現れており、その関係性には忠義があることが分かります。

『ドラゴンボール』は、週刊少年ジャンプで1984年から1995年まで連載されていた、鳥山明による漫画作品です。７つ揃えると願いをなんでも一つ叶えてもらうことのできるボールを集める内容を中心に、そのボールを取り巻く敵との戦いや仲間との絡み、成長などがテーマになっています。連載終了後も人気は衰えず、現在でも世界中のファンから支持を得ています。

地球に住んでいた孫悟空は、ある日7つ集めると願いを1つ叶えてくれるドラゴンボールを探しに来たブルマと出会います。そのうちの1つ「四星球（スーシンチュウ）」を持っていた悟空は、残りのドラゴンボールを探す旅へと出発しました。ドラゴンボールを巡って、一癖も二癖もある強敵と悟空は戦い成長していきます。

『ドラゴンボール』に登場するザーボンは、イケメンとして人気があります。変化すると醜いガマガエルのような姿になるため、なるべく変身はしたくないと言う本人の口調から察するに、本来の醜い姿を、美しく取り繕った姿で覆い隠しているような印象で、とことん美への執着心があることが分かります。

ザーボンは比較的落ち着いていますが、自身の戦闘能力に絶対の自信があり、ナルシストな性格です。力の誇示こそしませんが、自分が勝つことに一切の疑問を抱いていない様子もうかがえます。ところが、いざピンチになると、焦りが全面に出てしまい失態を繰り返すような甘さがある性格でもあります。ドラゴンボールの中で1、2を争うナルシストキャラなザーボンですが、そのイケメンな見た目もあって非常に強そうな雰囲気を醸し出しています。

ザーボンの名前の由来は果物にあります。果物の「ザボン」というものをご存じでしょうか。そこからちなんでザーボンと名付けられているのです。ドラゴンボールの世界ではこのように、食べ物の名前から取った人物名がとにかく多いです。ベジータは「ベジタブル」で野菜、カカロットは「キャロット」で人参と言ったような具合にです。

ザーボンの強さはフリーザとギニュー特戦隊よりも下と考えられています。圧倒的な強さの位置づけであるフリーザの側近であるため、かなりの強さはありましたが、ベジータに苦戦を強いられ、うまく活躍することはできませんでした。ギニュー特戦隊との戦闘ではパワーアップした状態のベジータが、明らかに押されていたため、その状態に負けたザーボンはこのくらいの強さになります。

ザーボンとドドリアでは体格差があります。ドドリアがベジータに後ろから両腕を掴まれ、不利な体勢を取ることになったことから見るに、体格的に肢体の短いドドリアは肉弾戦においては、キメ技をされると抜け出せない弱点があります。その分、力で押す形ではありますが、波動で攻撃する戦闘では不利となります。スカウターによる戦闘力についてはベジータが24000で、ザーボン側が私たちよりも強いと言っていたため、2人ともベジータよりも戦闘力は下であるためです。

そして、もう一つ考慮すべきなのはザーボンの変身能力です。フリーザ同様変身することによって力の増幅を図ることのできるザーボンは、ドドリアよりも一枚上手です。変身後に冷静さを失うというような特に欠点も見当たらないため、そのまま戦闘力だけが上がると見ると、ザーボンの方が強く活躍できます。

『ドラゴンボール』作中において、ザーボンはさまざまな活躍を見せました。ここからは、ザーボンの印象に残る活躍を2選紹介します。

ドラゴンボールを狙いフリーザ一味がナメック星に降り立ち、いざ侵略をせんというとき、ナメック星人の高い戦闘力を持つ戦士と戦う場面があります。ここではザーボンの高い戦闘力が発揮され、見るも無残に相手を簡単に打ち負かしてしまいます。ナメック星の住民の戦闘力では全く歯が立ちませんでした。

ベジータは、自身がフリーザに正面から挑んでも敵わないということも分かっていたため、ドラゴンボールを隠すような形で慎重に集めるなどしていました。しかし、フリーザ側にはこそこそ邪魔をしている者がいると気付かれてしまい、ザーボンとドドリアを使って邪魔者を排除するように命じます。その後運悪く敵と遭遇してしまったベジータは戦うことになります。ドドリアにはその場で勝つことができましたが、戦いの際そのイケメンの姿から醜い姿へと変身したザーボンには、成すすべなく倒されてしまいました。

変身することによって、ベジータとの戦いにおいて瀕死に近い状態にまで追い込みました。最後は、自身の美への執着心により、水底に沈んだベジータの姿を確認するまではしなかったためにのちの敗北へと繋がりましたが、それでもかなりの強さがありました。サイヤ人の特徴として死の淵に立たされた状態から回復することでより強くなるという習性のために、ベジータは治療装置によってパワーアップしてしまい、結果として再戦し、ザーボンを倒すこととなります。

最後はパワーアップしたベジータにやられそうになった時に、ザーボンは命乞いをしましたが、ベジータがそんな誘いに乗ることはなく、ザーボンは倒されてしまいます。最後で手のひらを返しましたが、受け入れられることはありませんでした。

ナメック星編では大活躍のザーボンですが、ここで彼の名言についてみていきましょう。冷静でクールな性格のザーボンですが、そこはドラゴンボールの世界、しっかりやらかしたり憤怒したりします。

ベジータとの戦いで放ったザーボンの名言です。美しさを何より絶対視するナルシストなザーボンだからこそ言えるセリフとなっています。

知性もあり冷静さを兼ね備えているザーボンをベジータが怒らせた時のセリフです。普段は冷静沈着なザーボンの本性がうかがえる名言となっています。

これはベジータがフリーザ達のいない隙をついて、ザーボンがせっかく集めたドラゴンボールをうまく隠したことにより、ザーボンを出し抜いた結果によるものです。その後ザーボンはフリーザに疑念の目を向けられることとなり、ザーボンは怒りの矛先をベジータへと向けます。

アニメ『ドラゴンボール』でザーボン役を務めた1人目は声優の速水奨さんです。妖艶な低音ボイスでファンの心を掴みました。

兵庫県出身の声優です。劇団四季に加入するも路線がミュージカルにシフトしていくのをきっかけに退団します。アルバイト生活中に雑誌で「アマチュア声優・ドラマ・コンテスト80」を知り、応募しました。その後グランプリを獲得し声優デビューします。

アニメ『ドラゴンボール』でザーボン役を務めた2人目は、声優の三浦祥郎さんです。さわやかな印象のある三浦さんですが、演じるアニメキャラは熱血なものが多く、情熱的であることが伝わってきます。

長野県出身です。当時片思いをしていた声優志望の女性に声優になれば会えると思い、養成所を経て声優になります。

ドラゴンボール人気は世界中で巻き起こっていますが、Twitterでも、ザーボンが登場するフリーザのセリフを、ネタにするくらい人気があります。

ナメック星編の登場キャラクターのフィギュア化もしっかりされています。これもドラゴンボールの人気の高さを裏付けるものです。

ザーボンはイケメンなため、女性ファンも多くいます。しかし、変身後はあまり人気がなく、変身だけはしないでほしいと言った声が多くありました。

ドラゴンボールのナメック星編での登場となるザーボンは、フリーザの側近として活躍しました。冷静沈着な性格でイケメンであるため、ファンからの人気も高いザーボンでしたが、ベジータとの戦闘で敗北してしまいます。今でも支持を集めているザーボンの活躍を漫画やアニメでチェックしてみてください。