【ドラゴンボール】タピオンが勇者といわれる理由とは?トランクスとの関係も
『ドラゴンボール』に登場するタピオンは、英雄とも勇者ともいわれているキャラです。なぜタピオンが勇者といわれるのか、その理由について詳しく見ていきましょう。ドラゴンボールのタピオンの強さや能力、他のキャラとの関係についても説明します。
目次
【ドラゴンボール】タピオンとは?
タピオンのプロフィール
タピオンは劇場版アニメの『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』に登場する英雄です。テレビアニメ版の『ドラゴンボール』シリーズには登場しません。赤いモヒカンのような髪型が特徴で、耳は長く尖っています。ドラゴンボールZの世界から1000年前に存在した勇者で、種族は人間です。
タピオンの名前の由来
ドラゴンボールには、食べ物が由来となっている名前のキャラが多く登場します。例えば、悟空のライバルであるベジータは「ベジタブル」が由来ですし、悟空のもとの名前である「カカロット」はキャロットが由来となっています。これらと同じように、タピオンもある食べ物から名づけられています。その食べ物とは、若者に人気のタピオカです。タピオンという名前から、タピオカを想像した人も多いでしょう。
ドラゴンボールの概要
『ドラゴンボール』は少年ジャンプの看板作品で、1984年から1995年まで連載されていました。テレビアニメには『ドラゴンボールZ』や『ドラゴンボールGT』などの多くのシリーズがあり、現在でも絶大な人気を誇っています。日本だけでなく世界各国で人気があり、テレビアニメはこれまでに80カ国以上で放送されています。単行本の累計発行部数は、国内だけでも1億6000万部を突破しています。
ドラゴンボールのあらすじ
山奥で1人で暮らしていた孫悟空は、ある日ブルマという少女と出会います。ブルマは、7つ揃えば何でも願いを叶えてくれるドラゴンボールを探していました。悟空はブルマとともにドラゴンボール探しの旅に出て、世界の広さを知ります。悟空は誰にも負けない強さを求めて修行を続け、数々の強敵と戦うようになるのでした。
【ドラゴンボール】タピオンが勇者といわれる理由や強さ
タピオンは幻魔人を封印した勇者で英雄?
悟空たちが生きている世界から1000年もの昔、コナッツ星にヒルデガーンという幻魔人が現れました。幻魔人のヒルデガーンの正体は、悪の気を吸い取った魔人像の霊体でした。そこに魔導士たちが邪悪なエネルギーを注いだことで、幻魔人として実体化したのです。コナッツ星は、幻魔人のヒルデガーンにより壊滅の危機に陥ります。
コナッツ星の危機に立ち上がったのが、タピオンたち戦士でした。ヒルデガーンはタピオンの笛により動きを止められ、待ち構えていた神官によって伝説の剣で体を真っ二つに斬られます。そして、タピオンは弟のミノシアとともに、ヒルデガーンの体を自分の体内に封印したのでした。幻魔人を封印したことで、タピオンはコナッツ星の英雄となりました。
タピオンの能力や強さ
ドラゴンボールのキャラたちの強さは、戦闘力の数値で推し量ることができます。しかし、タピオンの戦闘力は明らかになっておらず、強さもどの程度あるのか不明です。ただ、タピオンを見た悟空が「すごい気だ」と言っていたことからも、悟空が驚くほどの強さであると推察できます。また、タピオンは幻魔人のもととなった魔人様をコントロールできるオカリナを持っており、このオカリナでヒルデガーンの力を抑えることができます。
タピオンの必殺技はある?
ドラゴンボールのタピオンは、映画の中で必殺技を使うことはありません。しかし、ソーシャルゲームの『ドッカンバトル』には、タピオンの必殺技が登場します。このゲームでは、タピオンは「ブレイブソードアタック」という必殺技を使っています。また、ブレブソードアタックよりも強さがある、超必殺技の「ブレイブヒートフラッシュ」も登場します。
【ドラゴンボール】タピオンとトランクスや他キャラの関係
タピオンとミノシアの関係
ミノシアはタピオンの弟で、ヒルデガーンの下半身の封印を担いました。幻魔人の封印に尽力したミノシアは、タピオンと同じくコナッツ星の英雄だといえるでしょう。しかし、幻魔人復活を企む魔導士のホイがミノシアの封印を解いてしまい、ミノシアは復活したヒルデガーンの下半身に殺されてしまいました。タピオンはすべての件が片付いた後、ブルマからもらったタイムマシーンで、ミノシアが生きていた過去へと旅立ちました。
タピオンとブルマの関係
トランクスの母であるブルマは、トランクスと仲良くなったタピオンを家に住まわせていました。トランクスに黙って家を去ろうとするタピオンを引き止めたのも、ブルマでした。ブルマに「ずっとうちにいてもいい」と優しく言われたタピオンは、ブルマに過去のことを語ります。タピオンの話を聞いたブルマは、新たな封印のオルゴールを開発します。そして、タピオンはそのままブルマの家に滞在することになりました。
タピオンとトランクスの関係
トランクスはオカリナを吹きながら登場したタピオンに興味を抱き、「お兄ちゃん」と呼んでなつくようになります。しかし、タピオンは自分の体内に封印されているヒルデガーンに誰も近づけさせないために、しつこく寄ってくるトランクスを追い払っていました。また、事情を知らなかったとはいえ、自分を復活させてしまった悟空たちを恨んでもいました。そのため、悟空やトランクスたちに心を開くことができなかったのです。
トランクスを拒絶し続けていたある日、タピオンは魔導士の襲撃を受けてオカリナを落としてしまいます。そこへ現れたトランクスに、魔導士はタピオンが幻魔人を操っている張本人だと嘘を吹き込みます。しかし、トランクスはその話を信じず、オカリナをタピオンへと返しました。この出来事からタピオンは心を開くようになり、トランクスと親しくなっていきました。
タピオンとヒルデガーンの関係
ドラゴンボールのヒルデガーンは、タピオンが弟のミノシアとともに封印した幻魔人です。タピオンとミノシアによって一度封印されたヒルデガーンでしたが、地球で完全復活を果たします。タピオンは再び自分の体内にヒルデガーンを封印しますが、英雄といえども完全復活したヒルデガーンを長時間体内に留めておくことはできませんでした。ヒルデガーンはタピオンの封印から逃れますが、悟空によって完全に消滅させられました。
タピオンと魔導士ホイの関係
ドラゴンボールの魔導士ホイは、タピオンとの因縁が深い人物です。ホイはコナッツ星で幻魔人を誕生させた一派の生き残りで、ヒルデガーン復活に執念を燃やしていました。魔導士ホイはヒルデガーンの解放に成功しましたが、完全復活したヒルデガーンに踏み潰されて命を落としました。
【ドラゴンボール】タピオンの名言
タピオンの名言①「腹が減ったな...」
腹が減ったな、一緒に食べるか?
出典: renote.net
ドラゴンボールのタピオンは、復活当初は誰にも心を開こうとしませんでした。それはトランクスに対しても同じで、食事を運び続けるトランクスを毎回追い返していました。しかし、トランクスが自分のオカリナを取り返してくれたことをきっかけに、ようやく心を開きます。そして、トランクスに向かって、この名言を口にしたのでした。このセリフにより、トランクスの気持ちがタピオンに伝わったことがわかります。
タピオンの名言②「この星まで...」
この星までまきぞいにするわけにはいかない…
出典: renote.net
タピオンの故郷であるコナッツ星は、ヒルデガーンのせいで壊滅させられそうになりました。地球で完全復活してしまったヒルデガーンを前に、タピオンは地球までコナッツ星のように破壊させてはいけないと決意します。まさに英雄らしい、タピオンのかっこいい名言です。
タピオンの名言③「お前も勇者に...」
お前も勇者になりたいだろう!
出典: comic-kingdom.jp
ドラゴンボールのタピオンは、復活してしまったヒルデガーンを再び自分の体内に封印します。しかし、その封印が長時間持たないことを悟ると、トランクスに向かって自分を斬れと命じました。泣きながら拒否するトランクスに言ったセリフが、こちらの名言でした。この名言からは、絶対にヒルデガーンを復活させてはならないという、タピオンの強い覚悟が伝わってきます。
【ドラゴンボール】タピオンの声優
ドラゴンボールの映画でタピオンの声を担当したのは、声優の優希比呂さんです。男性にしては声の音域が高く、よく少年の役をこなしています。ここでは、タピオンの声優である優希比呂さんのプロフィールや、これまでに出演した主な作品などを紹介します。
タピオンの声優は「優希比呂」
優希比呂のプロフィール
声優の優希比呂さんは、1965年2月13日生まれのB型です。以前は賢プロダクションに所属していましたが、現在はフリーとして活動しています。役者を志していた優希比呂さんは、芝居の基本であるセリフを学び直すために声優の養成所に入ります。OVAの『シャーロックホームズ 赤の怪事件』で声優デビューを果たし、それからテレビアニメにも出演するようになりました。
優希比呂の主な出演作品
タピオンの声優である優希比呂さんは、『キャプテン翼J』の岬太郎(青年期)、『新世紀エヴァンゲリオン』の日向マコト、『仙界伝 封神演義』の太公望などを演じています。その他にも『Yes!プリキュア5』のカワリーノや『怪談レストラン』の甲本ショウなど、数々の人気キャラを担当しています。
【ドラゴンボール】タピオンに対する世間での評判や人気
アニメや漫画には、色々なモヒカンキャラが登場します。モヒカンキャラは色物扱いされることが多く、イケメンといわれることはほとんどありません。しかし、タピオンはモヒカンでもかっこいいという珍しいキャラで、デザインのバランスが良いと評判です。
ドラゴンボールの映画でのタピオンは、強さが明確にされていません。ただ、悟空のセリフから、タピオンは凄まじい強さを持っていると推測するファンが多いようです。映画では本当の強さはわからないけれど、ゲームでは強いと評価している人も大勢いました。
タピオンが登場するドラゴンボールの映画は、トランクスとタピオンの関係性に注目が集まっています。ずっとトランクスを拒絶していたタピオンが心を許したシーンは、ファンの間でも人気のシーンのひとつです。タピオンとトランクスの2人には、「関係性が好き」「2人の関係が最高」といった感想が多く寄せられていました。
【ドラゴンボール】タピオンは伝説の勇者だった
ドラゴンボールのタピオンは、伝説の勇者でありコナッツ星を救った英雄でもあります。タピオンはテレビアニメには登場しませんが、今でもファンが多い人気キャラです。ぜひもう一度ドラゴンボールの映画を観て、タピオンの活躍を振り返ってみてください。
この記事のライター
NR4712
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