【ドラゴンボール】タンバリンは魔族の一人?強さや最期について徹底解説
タンバリンはピッコロ大魔王の生み出した魔族として『ドラゴンボール』に登場しました。タンバリンとはいったいどのような強さ、能力を持っていたのでしょうか。この記事では『ドラゴンボール』でのタンバリンの誕生から最期まで、その活躍と人気ぶりを解説します。
目次
【ドラゴンボール】タンバリンは魔族の一人?
まずはタンバリンがどういったキャラクターであるかを解説します。また、簡単な『ドラゴンボール』の作品概要とあらすじもあわせて紹介します。
魔族のタンバリンのプロフィール
タンバリンは、復活したピッコロ大魔王の能力によって生み出された魔族の一人です。全身緑色で上半身にはうろこのある半魚人のような風貌です。背中には悪魔のような翼が生えており、それを用いて空を飛ぶことができます。そのほか『ドラゴンボール』では、タンバリン以外の魔族として、ピアノ、シンバル、ドラムが登場しました。
タンバリンはナメック星人?
ピッコロ大魔王はもともと、一人のナメック星人から神様と二人に分離した人物です。しかし、ピッコロ大魔王が生み出したタンバリンは、生みの親であるピッコロ大魔王や、その後『ドラゴンボール』に登場したナメック星人たちとは姿かたちが大きく異なっています。ナメック星人たちは外見上の個体差が少ないため、姿かたちがそれぞれ異なる魔族は、ナメック星人ではありません。あくまで、ピッコロ大魔王の能力で誕生した魔族、ということになります。
ドラゴンボールの概要
漫画『ドラゴンボール』は鳥山明氏原作の作品で、1984年の週刊少年ジャンプでの連載開始から莫大な人気を博し、世界80か国以上でアニメ放映されました。コミックス累計発行部数は2億6000万部以上で、ゲーム、映画も大ヒットとなっています。1995年の連載終了後も、アニメやゲームでの展開が絶え間なく続いており、今なお支持され続けている超人気作品です。
ドラゴンボールのあらすじ
7つ集めるとどんな願いもかなえてくれるという、ドラゴンボールを巡る冒険活劇です。主人公の孫悟空は山で一人暮らす野生児ですが、ある日、西の都からブルマという少女が現れます。孫悟空は、育ての父孫悟飯の形見であるドラゴンボールを求めてきたブルマとともに、残りのドラゴンボールを集める旅に出ます。孫悟空は強さを求め旅を続け、数々の仲間や敵と出会います。
【ドラゴンボール】タンバリンの強さや性格
ここからは魔族タンバリンの強さや能力、性格を『ドラゴンボール』での描写をもとに紹介します。また作中での活躍や、人気の理由についても解説します。いったいタンバリンとはどのような強さや能力をもったキャラクターだったのでしょうか。
タンバリンの戦闘力や能力
タンバリンは、その後のサイヤ人編で登場したスカウターによる測定がありませんので、作中で戦闘力の数値化はされていません。ファンブックによると、若返って力を増したピッコロ大魔王の戦闘力が260と設定されているため、それよりは低い数値となります。具体的な能力としては、背中の翼で空を飛ぶ、口からエネルギー波を発する、などあります。また、アニメ版『ドラゴンボール』では長い舌で悟空をぐるぐる巻きにするという能力も見せています。
タンバリンの性格
タンバリンは非常に残忍で、敵に対しては常に侮辱した態度をとる性格です。クリリンが倒され怒る悟空に対し、めでたいなと言ったり、悟空を空から叩き落した際に、殺すというのはいい気分だと言ったりと、魔族らしく残虐さをあらわにしています。
タンバリンの人気の理由
タンバリンはクリリンを殺して悟空の怒りを買った敵として、その強さや役割が人気の理由となっています。それまで『ドラゴンボール』に登場しなかった魔族という異質の存在も、おとぎ話的な世界に残酷さが加わった要素として、多くのファンの印象に残っているようです。『ドラゴンボール』序盤の敵キャラクターではありますが、デザインも人気でフィギュアも発売されています。
【ドラゴンボール】タンバリンの名言や最期
ここからはタンバリンの名言や強さを見せた活躍シーン、戦いとその最期の様子まで、『ドラゴンボール』の各シーンごとに詳細に解説します。
タンバリンの名言
まずはタンバリンの『ドラゴンボール』原作中に放った名言を2つ、紹介します。それぞれ、魔族の強さからくる自信や、凶悪な性格を表現したセリフとなっていますので、シーンごとに見ていきましょう。
タンバリンの名言①「この世の中に…」
この世の中にオレさまを殺せるやつなんてのはいやしねえよ
出典: comic-kingdom.jp
ピッコロ大魔王は、かつて武泰斗(むたいと)によって電子ジャーに封じ込められた失敗から、二度と同じような武道家が現れないよう、天下一武道会の出場者の殺害をタンバリンに命じます。タンバリンは、過去に天下一武道会で悟空と戦ったこともあるギランと戦います。その中でぶっ殺してやる、と言ったギランに対して答えたのが、上記のセリフです。魔族らしい傲慢さのあふれる言い回しとなっています。
タンバリンの名言②「いったはずだ…」
いったはずだ!!われわれ魔族が負けるわけがないとな!!
出典: comic-kingdom.jp
ヤジロベーはドラゴンボールを狙ってきたシンバルを返り討ちにします。シンバルの死を知ったピッコロ大魔王は、タンバリンを代わりに派遣しますが、そこに悟空もいました。タンバリンと悟空の再戦です。復活した悟空の強さに驚くタンバリンは、口からエネルギー波を出し攻撃します。タンバリンは攻撃で悟空を消し去った、と勘違いしたことから上記のセリフを発しました。しかし、悟空は瞬時に避けただけで無傷、悟空の反撃を受けることとなります。
タンバリンの活躍
続いては、タンバリンの活躍シーンについて、ピッコロ大魔王による誕生からクリリン、悟空との戦いとその最期まで、各シーンごとに細かく解説します。
活躍①復活したピッコロ大魔王から誕生する
タンバリンたち魔族は、ピッコロ大魔王の口から出たタマゴから誕生しています。ピッコロ大魔王登場時にはすでに、タンバリンとピアノは生まれています。ピッコロ大魔王はその後シンバルを生んでおり、その際にピアノから、これ以上タマゴを生むと危険であると告げられていることから、タンバリンたちも同様にピッコロ大魔王の口から誕生していることがわかります。
活躍②クリリンを殺害する
第22回天下一武道会が終了し、優勝した天津飯と敗れた悟空は互いの健闘を称えます。帰り際、荷物を忘れた悟空の代わりに、クリリンは会場の控室に戻ります。しかしクリリンの帰りを待つ悟空やブルマたちは悲鳴を聞きます。急いで駆け付けると、そこにはすでに息をしていないクリリンが倒れていました。そばに倒れていた武道会のリングアナが、クリリンは化け物に殺され、悟空のドラゴンボールを奪っていったことを告げます。その化け物こそがタンバリンです。
活躍③悟空を一度は倒す
クリリンを殺され怒りが爆発した悟空は、ドラゴンレーダーを使い奪われたドラゴンボールを頼りに、筋斗雲でタンバリンを追いかけます。タンバリンに追い付いた悟空はタンバリンに戦いを挑むも、筋斗雲をエネルギー波で消され、地面にたたき落されてしまいます。天下一武道会の直後で、空腹と疲労状態であったとはいえ、悟空はタンバリンにあっさりと敗れてしまいます。
タンバリンの最後は死亡した?
タンバリンは悟空との戦いで最期を迎えます。空中から地面にたたきつけられ、一度は死んだかと思われた悟空ですが、ヤジロベーが用意していた巨大な焼き魚を食べ復活します。その後、ヤジロベーがドラゴンボールを狙ってきたシンバルを倒すと、続けざまにタンバリンが現れます。体力が回復した悟空はタンバリンにリベンジを挑みます。復活した悟空はタンバリンを圧倒し、恐れをなして逃げるタンバリンを如意棒で追いかけ、かめはめ波を放ちます。木っ端微塵に消し飛んだ、タンバリンの最期でした。
【ドラゴンボール】タンバリンの声優
ここからは、アニメ版での『ドラゴンボール』にて、ピッコロ大魔王の手下の魔族、タンバリン役を務める声優のプロフィールと、そのほかの出演作品などを紹介します。
タンバリンの声優は「中尾隆聖」
アニメ『ドラゴンボール』にて、タンバリン役を務めた声優は中尾隆聖さんです。中尾隆聖さんは『ドラゴンボールZ』ではフリーザ役として有名ですが、フリーザ登場前のピッコロ大魔王編で、タンバリンとして悟空やクリリンの前に立ちふさがりました。
中尾隆聖のプロフィール
- 名前:中尾隆聖(なかおりゅうせい)
- 誕生日:1951年2月5日
- 出身地:東京都
- 所属:81プロデュース
- 趣味・特技:乗馬、スキースケート、ダイビング、ギター、作曲
中尾隆聖さんは1951年2月5日生まれ、81プロデュース所属の声優、俳優です。子役として幼いころから活躍しています。昭和から現在に至るまで数多くのアニメ作品に出演し、コミカルな悪役から老獪な曲者までこなす、人気声優です。
中尾隆聖の主な出演作品
中尾隆聖さんの主な出演作品は『アンパンマン(ばいきんまん)』、『ドラゴンボールZ(フリーザ、クウラ)』、『ワンピース(シーザー・クラウン)』、『ハイキュー!!(鷲匠鍛冶)』などです。ほかにも数多くの海外映画、ドラマの吹き替え、特撮にも出演しており、声優、俳優として幅広く活動しています。
【ドラゴンボール】タンバリンに対する世間での評判や人気
タンバリンはアニメで声優を務めた中尾隆聖さんが、フリーザも演じていることがSNS等で『ドラゴンボール』ファンによく語られています。先述の通りクリリンはタンバリンに殺され、その後フリーザにも殺されているので、同じ声優に二度殺されたキャラクターとして、クリリンが語られ、その中でタンバリンが話題に上がっています。
タンバリンは初めてクリリンを殺し、悟空の怒りを買ったキャラとして『ドラゴンボール』ファンに強い印象を与えています。それまでの悟空からは考えられないほどの殺意を向けており、悟空を怒らせたという役割が、タンバリンの人気につながっているようです。
タンバリンを始め、ドラムやシンバルなどピッコロ大魔王から誕生したほかの魔族も、そのまがまがしい造形などがかっこいいと人気です。また、ピッコロがナメック星人であったという設定と、魔族との関連を考察する『ドラゴンボール』ファンも、SNS上で見られます。
【ドラゴンボール】タンバリンはピッコロ大魔王から生まれた魔族だった
タンバリンは、ピッコロ大魔王の能力によって生み出された魔族です。クリリンを初めて殺したキャラクターで、悟空とも二度戦いました。悟空との戦いで最期を迎えてしまったものの、ドラゴンボール初期を彩る残忍な性格をした敵キャラクターとして多くのファンの印象に残っています。
この記事のライター
PP西村
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