【名探偵コナン】ベルモットの秘密や組織メンバーとの関係性は？正体も考察

『名探偵コナン』のベルモットは黒の組織の一員ながらもコナンに味方することもある独特の立ち位置のキャラで、その正体や真の目的は謎の部分が多くなっています。そんな『名探偵コナン』のベルモットのプロフィールや特技について紹介します。

『名探偵コナン』のベルモットは年齢不詳である黒の組織の幹部です。普段はプラチナブロンドのロングヘアーであり、喫煙者でもあります。黒の組織のボスのお気に入りで、何かと秘密主義ですが、他のメンバーと行動することもあります。

『名探偵コナン』のベルモットの特技は変装と声帯模写で、「千の顔を持つ魔女」という異名で呼ばれるほど、男女共に完璧な変装ができます。変装術は黒羽盗一に弟子入りした際に身に付けており、変声機なしでも他人の声を出せる技術は作中だと怪盗キッド以外存在しません。

『名探偵コナン』のベルモットが初登場したのは、単行本24巻の176話から178話「黒の組織の再会」で、その際はベルモットとしての姿ではなく海外の人気女優であるクリス・ヴィンヤードに姿を変えた状態でした。もう1人の黒の組織であるピスコと共に登場し、最後に黒の組織の一員である判明します。

『名探偵コナン』は『週刊少年サンデー』に連載されている青山剛昌の漫画で、2023年7月時点では単行本103巻が刊行されている作品です。推理漫画としてのサスペンス性や謎解きと共に、恋愛模様などのキャラ同士の関係性が人気を集めています。1996年からアニメ化され、翌年の1997年からは毎年アニメ劇場版が公開されるようになりました。

東の高校生探偵・工藤新一は、黒の組織の取引現場を目撃している最中に後ろから殴打され、毒薬を飲まされたことで身体が小学生ほどに縮んでしまいます。しかし、黒の組織からは死亡したものと思われているため、知人の阿笠博士の提案から正体を隠しながら情報を集めていくことなりました。それから幼馴染の毛料蘭の父親・小五郎が営む探偵事務所に、江戸川コナンとして居候しながら事件を解決していきます。

『名探偵コナン』のベルモットは黒の組織の中でも特に秘密が多い存在であり、黒の組織とは別の目的があるかのような描写があります。そんな『名探偵コナン』のベルモットの秘密や正体、コナン達の味方として動く目的について、考察を交えて紹介します。

『黒の組織』のベルモットの正体はハリウッドの大女優シャロン・ヴィンヤードであり、同時に架空の娘であるクリス・ヴィンヤードも演じていました。作中では一年前に他界したものとされていますが、その葬式に参加していたクリスこそ本人であり、母と娘を同時に存在させると共にベルモットとしても活動していました。

『名探偵コナン』のベルモットは黒の組織のボスであるあの方のお気に入りであるため、幹部の中でも中心的な人物であるジンでも知らない秘密を知っていたり、直接的に連絡を受けたりすることがあります。一方で、単なるお気に入り以上に特別優遇しているような描写であるため、実力ある幹部以上の関係性があると推測できます。

『名探偵コナン』のバーボンこと安室透は、ベルモットの秘密を知っているキャラの1人であり、その秘密を餌にしてベルモットに協力するように仕向けています。秘密の内容はボスとの関係性で、黒の組織のメンバーが知ると驚くという内容ですが、作中では明確な言動が避けられています。バーボンの消息がわからなくなると、公安に秘密がリークされるため、ベルモットは手を出せない状態です。

『名探偵コナン』のベルモットは作中で年を取らないと言及されており、シャロン・ヴィンヤードの姿は老けメイクをした上で年を取った演技をしていました。しかし、黒の組織で活動していた時代から考えると、娘のクリスの年齢で表記されていた29歳よりも年齢は上であると考えられるため、何らかの利用で不老になっていると推測されています。

『名探偵コナン』のベルモットは、江戸川コナンこと工藤新一と毛利蘭に対しては味方のような動きを見せています。その理由はニューヨークで日系人の通り魔に変装していた際に命を救われたからであり、2人が傷付くようなことを避けようと味方しています。コナンと蘭はその時の通り魔の正体がベルモットであることを知りません。

『名探偵コナン』のベルモットは黒の組織のメンバーを始めとした、他キャラとの関係性も魅力の1つになっています。そんな『名探偵コナン』のベルモットと他キャラの関係性について紹介します。

『名探偵コナン』のラムは黒の組織のボスの側近であり、組織のNo.2とも言われる最高幹部です。そのため、ベルモットよりもボスに近しい存在であり、ベルモットもラムに対しては敬語で話して命令には絶対に従っています。その一方で、ボスから優遇される存在としてはベルモットの方が上位である可能性も推測できます。ラムは黒の組織として古参であり、ベルモットは作中の17年前に組織に加わった若い女とされています。

『名探偵コナン』のジンは黒の組織の幹部としてリーダー格であり、ベルモットも共に行動する際はジンの指示に従う場合があります。そんなジンとベルモットは、作中で誘い文句を言われていたことから、過去に肉体関係があったことが示唆されています。現在は秘密主義のベルモットに対して、ジンは苦言を呈していますが、ベルモットは一切気にしておらず、コナンや灰原の正体も言わずにいます。

『名探偵コナン』のキールことCIAの水無怜奈は、黒の組織に潜入している状態ですが、ベルモットから一度裏切り者ではないかと疑われたことがあります。その時にはキールが誤魔化したことで追及されずに済んでいますが、完全に疑いが晴れたかはわからない状態です。

『名探偵コナン』のキャンティとコルンは黒の組織の腕利きのスナイパーで、ベルモットと共に行動することもあります。ただし、ベルモットに惚れていたことで利用され、最後には見捨てられてしまったカルバトスの一件から、同じく狙撃手だった立場もあってベルモットを毛嫌いするようになりました。

『名探偵コナン』のシェリーこと灰原哀、宮野志保についてはコナンとは違って抹殺しようと行動を起こしており、作中では二度その機会がありました。この世にいてはならない者としてかなり固執していますが、実際にはシェリーが両親から引き継いだ研究について思うところがあるようです。

『名探偵コナン』の赤井秀一は黒の組織に潜入していた時代もありますが、ベルモットにとってはニューヨークの一件が因縁深いものとなっています。黒の組織から赤井秀一の抹殺を命じられて変装した状態でベルモットは抹殺を目論みますが、失敗に終わっています。また、灰原哀の抹殺を狙った際も最終的に赤井秀一の妨害に遭っています。

アニメ『名探偵コナン』でもベルモットの活躍や他キャラとの関係性が描かれており、声が付いたことで妖艶さや怪しさも増しています。そんなアニメにおけるベルモットの声優について紹介します。

アニメ『名探偵コナン』でベルモットの声を演じているのは小山茉美さんです。怪しい雰囲気の美女の声を大人の魅力溢れる声で演じています。

小山茉美さんは愛知県出身で、1955年1月17日生まれの声優・女優・ナレーターです。小学校の頃から表現の世界に興味を持ち、高校卒業後には劇団に所属して舞台女優として活動していました。それから1970年代にはドラマ出演やアニメの声優デビューを果たしています。

小山茉美さんの主な出演作品としては、『巴里のイザベル』のイザベル、『ニルスのふしぎな旅』のニルス、『Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレ、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のミンキーモモ、『あんみつ姫』のあんみつ姫、『ドラゴンボール』のランチ、『キテレツ大百科』のコロ助、『BLACK LAGOON』のバラライカ、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の大筒木カグヤなどがあります。

ここでは『名探偵コナン』のベルモットの秘密について世間での評判や人気を紹介します。未だに真の目的やボスとの関係性などの謎が多いことから、秘密について様々な考察が出てきています。

『名探偵コナン』のベルモットの秘密について、不老に関するものだと考察する意見が出ていました。江戸川コナンや灰原哀に投薬されたAPTX4869は、2人の元の年齢が高校生であったことから小学生ほどに若返っていますが、さらに大人が飲んだ場合は普通に若返る可能性があります。そのため、ベルモットの秘密は薬の真の効果を知っているのではないかと推測されているのです。

『名探偵コナン』のベルモットの秘密について、バーボンこと安室透の発言から考察を広げる人がいました。バーボンの言葉からベルモットの秘密を知っている人は他にいる可能性も考えられており、今後のバーボンの動きがベルモットの秘密が判明していく上で重要になると考える人もいるようです。

『名探偵コナン』のベルモットについて、秘密があっても好きなキャラだという意見が多数出ていました。コナンや蘭に対しては味方であるスタンスを崩しておらず、バーボンとの会話ではお茶目な一面を見せることから、どんな秘密や目的であっても好きなキャラであることは変わらないと思う人は多いようです。

『名探偵コナン』のベルモットは、黒の組織でありながらもニューヨークで助けられた一件から、コナンや蘭の味方をすることがあります。そんなベルモットには秘密があると言われており、作中ではバーボンがその秘密を把握しています。しかし、それでも真の目的は明らかになっておらず、謎の多いキャラです。そんなベルモットの活躍を原作漫画やアニメでチェックしてみてください。