【名探偵コナン】宮本由美の死亡説の真相は？人物像から登場キャラとの関係性まで

『名探偵コナン』に登場する「宮本由美」は、警視庁の交通課に所属する婦警です。当初は、高木刑事と佐藤刑事の恋愛を取り持つおせっかいな美人婦警として登場しており、『名探偵コナン』に登場するキャラクターの中でも比較的初期からいるキャラクターの一人です。最初の頃はあまり出番は多くありませんでしたが、現在ではプロの将棋棋士である羽田秀吉を彼氏に持ち、名探偵コナンでの「恋愛シリーズ」における一定のポジションを確立するまでになっています。

『名探偵コナン』の宮本由美は、警視庁交通部交通課に所属する警察官です。黒髪ロングヘアに細身な体型をした美人で、交通課の婦警らしく気の強いサバサバとしたタイプの女性です。「警視庁のマドンナ」と呼ばれるほどの美人でありながら、凶器を持った相手にも向かっていける強さを持っています。また、男の刑事達と徹夜で麻雀をするなどのおやじっぽい一面があります。このように気が強く明るい性格をしているため、他の課の刑事などとも交友関係を持っています。

『名探偵コナン』は、青山剛昌先生原作の推理漫画作品です。『週刊少年サンデー』で1994年から連載をスタートしており、現在ではアニメ化、テレビドラマ化、映画化、ゲーム化など、あらゆる方面でメディアミックスがされています。原作は、週刊少年サンデーの中でももっとも連載期間の長い作品となっており、テレビアニメも日本テレビ系列における長寿作品になっています。

たぐいまれな推理力で、数々の難事件を解決してきた高校生探偵の工藤新一は、幼馴染の蘭と共に遊びに行った遊園地で、怪しげな黒ずくめの男達に遭遇します。男達のことが気になった新一は蘭を先に帰宅させ、一人で男達の脅迫現場を目撃することになります。しかし、もう一人の仲間の男に殴れて昏倒させられた新一は毒薬を飲まされ、子供の姿にされてしまうのでした。小学生の姿になった新一は、阿笠博士の助言で「江戸川コナン」という仮の姿となり、黒の組織の陰謀を追うことになります。

『名探偵コナン』に登場するキャラクターの中では、宮本由美は交通課に所属する警察官ということもあり、命が脅かされるような危険なシーンはあまりありません。しかし、そんな宮本由美にも死亡説が囁かれたことがあります。ここでは宮本由美の死亡説の真相について解説していきましょう。

宮本由美の死亡説が出た理由は、交通課に恨みを持つ犯人が交通課の婦警を次々に殺害していく「標的は警視庁交通部」という物語において、宮本由美と三池苗子の交通課コンビが狙われたためです。この話で宮本由美は犯人のターゲットにされたため、当時連載を読んでいたファンの間では「宮本由美も死亡したのではないか」と囁かれました。

宮本由美の死亡説が出た『標的は警視庁交通部』は、原作では第95巻のFlie-10～96巻のFlie-3まで、アニメでは971話～974話までが該当します。この回は、宮本由美と三池苗子の交通課コンビがメインの回となりますが、三池苗子と千葉刑事の恋愛シリーズにおける神回だと言われています。また、宮本由美の彼氏である羽田秀吉やその兄である赤井秀一など、人気の準レギュラーが多く登場する回でもあります。

三池苗子は、同じ交通課に所属する先輩である八木紫織、百崎橙子と共にカラオケに行きます。カラオケの後、八木は酔った三池苗子に付き添って家まで送っていきますが、百崎は「女の子の泣き声がする」という男に付いていった先の公園でスタンガンによって気絶させられてしまいます。

『名探偵コナン』の宮本由美は、「警視庁のマドンナ」と言われるほどの美人でありながら、明るくサバサバとしたところが魅力のキャラクターです。また、作中では意外な重要キャラクターとも接点があります。ここでは宮本由美の人物像や、他の登場キャラクターとの関係性について紹介していきましょう。

宮本由美はサバサバとした性格をしており、親友である佐藤刑事の恋愛模様に首を突っ込むなど、おせっかい焼きな一面があります。また、お調子者でおやじっぽいところもあるため、『名探偵コナン』という作品の中でもムードメーカー的な役割を持っています。さらに、凶悪犯にもひるまずに立ち向かっていける強さを持った女性です。

宮本由美の彼氏は、「太閤名人」という異名を持つプロの将棋棋士の羽田秀吉です。お互いに彼氏、彼女として、「由美タン」、「チュウ吉」と呼び合う関係です。しかし、宮本由美は警察官になる際に、一度羽田秀吉との恋愛関係を解消していました。恋人関係ではなくなっていた二人ですが、『現場の隣人は元カレ』で再会したことをきっかけに、作中でも二人の物語が進んでいくことになります。

佐藤美和子とは大学生時代からの親友です。また、警察官としては同期であり、現在でも仲の良い友人として、名探偵コナンの作中でも一緒にいるシーンがたびたび描かれています。作中においては、佐藤刑事の恋愛を手助けするポジションであるため、佐藤刑事がメインの回では宮本由美の登場シーンがあることも多いです。「彼氏のいない私が何でこんなことを」と嘆きながらも、親友の恋愛を手助けしたり、冗談半分にからかったりしている姿が多く見られます。

高木渉は親友である佐藤美和子に恋愛感情を抱いている刑事で、良き同僚です。『名探偵コナン』での宮本由美は、佐藤刑事と高木刑事の恋愛の手助けを行っているため、この2人に合わせて宮本由美の出番があることも多いです。

三池苗子は宮本由美の後輩であり部下です。『名探偵コナン』での登場は、他のキャラクターよりも遅いですが、登場してからは宮本由美の相棒となり、日々交通課の警察官としての仕事をしています。作中では、宮本由美が良き先輩として三池苗子に接しているシーンが見られます。しかし、三池苗子と後述する千葉和伸がうまくいきそうになった際には、「後輩に先を越されるのは嫌だから」と二人の仲が進展するのを阻止してしまいました。

千葉和伸は、警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の刑事です。宮本由美にとっては同僚ということになりますが、相棒である三池苗子の想い人でもあります。千葉和伸のことは「千葉くん」と呼んでいます。

世良真純は赤井家の長女で、姓は違いますが羽田秀吉の妹です。そのため、宮本由美にとっては彼氏の妹ということになります。将来的に宮本由美と羽田秀吉が結婚した場合は、二人は義理の姉妹という間柄になります。

宮本由美は『名探偵コナン』の恋愛シリーズにおけるメインキャラクターとなっていますが、本編の中での出番はそう多くはありません。ここでは『名探偵コナン』で宮本由美が登場する回や、登場する映画を紹介していきましょう。

『名探偵コナン』の中でも宮本由美の恋愛シリーズが好きという人も多いです。漫画やアニメの本編で、宮本由美が登場するのを楽しみにしてるという人もいます。ここでは宮本由美が活躍する人気の登場回や登場シーンを紹介していきます。

『本庁の刑事恋物語』は、原作では21巻、アニメでは146～147話に該当します。『名探偵コナン』において宮本由美が初登場した回ですが、登場シーン自体は少ないです。また、現在の宮本由美は黒髪ですが、初登場の際には茶髪になっているなど、少し違いがあります。この回では、高木刑事にとって恋のライバルとなる白鳥刑事も登場しています。

『現場の隣人は元カレ』は、原作では80巻、アニメでは731～732話に該当します。宮本由美と三池苗子が警らしていると、三池苗子の携帯に幼馴染の桜子から「人が亡くなっている」という連絡があります。現場へ向かった二人が通報者の桜子から話を聞いていると、「記憶力の良い無精ひげの隣人」の話が出ました。この話は、宮本由美が学生時代の彼氏である羽田秀吉と再会する重要な話です。

『本庁の刑事恋物語（告白）～（真相）』は、原作では82巻、アニメでは731～732話に該当します。この回での宮本由美の登場シーンは前編のみとなっており、ミニパトの中で三池苗子と共に高木刑事と佐藤刑事の意味深な会話を耳にして、赤面するシーンが描かれています。

『太閤恋する名人戦』は、原作では85巻、アニメでは785～786話に該当します。名人戦を控えた「太閤名人」こと羽田秀吉は、「宮本由美を誘拐した」という内容の手紙を受けとります。暗号を解読した羽田秀吉は、宮本由美を助けるために奔走します。この回では、宮本由美と羽田秀吉の二人の関係が大きく動くシーンがあるため、『名探偵コナン』の恋愛シリーズが好きな人であれば見逃せない話となっています。

『千葉のUFO難事件』は、原作では89巻、アニメでは847～848話に該当します。タイトルの通り千葉刑事がメインの話となっており、千葉刑事と三池苗子の恋愛事情が見られる回です。宮本由美の登場シーンは前編冒頭と後編のエピローグ部分で、他の恋愛シリーズではあまりない、部下である三池苗子を気遣う姿が見られます。

『死ぬほどうまいラーメン2』は、原作では88巻、アニメでは827～828話に該当します。この話では、学校の帰り道にコナンと蘭、園子、世良が世良行きつけのラーメン屋を訪れた際に、宮本由美と遭遇することになります。この話は、宮本由美と世良真純が初めて遭遇する回でもあります。実は、宮本由美の彼氏である羽田秀吉は世良真純の実の兄であるため、この二人には意外な接点があります。

『婚姻届のパスワード』は、原作では89巻、アニメでは849～850話に該当します。宮本由美の恋愛シリーズの中でも見逃せない話の一つです。この話は、かつて羽田秀吉が宮本由美に渡した封筒を巡り、封筒を隠した犯人が残した暗号を少年探偵団の力を借りて解いていく物語となっています。『現場の隣人は元カレ』からの伏線が回収され、さらに二人の関係が大きく動く回となっているため、宮本由美の恋愛シリーズの中でも『太閤恋する名人戦』に続く神回だと言われています。

『ミニパトポリス大追跡』は、アニメ918話で放送されたアニメオリジナル回です。宮本由美と三池苗子の交通課コンビがメインのオリジナル回で初の主役ということもあり、宮本由美の登場シーンは非常に多いです。また、ナイフを持った犯人と渡り合うかっこいい姿が見られるため、宮本由美の活躍が見たい人や交通課コンビが好きな人は必見です。

宮本由美は劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』にも登場しており、映画のキービジュアルにも彼氏である羽田秀吉と共に登場しています。本編では、酔っぱらった宮本由美が道路に飛び出したことにより、羽田秀吉は偶然赤井秀一が乗っている車に遭遇することになります。このことがきっかけになり、羽田秀吉と赤井秀一の連携プレーで犯人を追いつめることができました。

アニメ『名探偵コナン』を見ている視聴者の中には、宮本由美の声を担当している声優に興味を持っている人も多いです。宮本由美の声優はあまりアニメではメインキャラクターを演じることはありませんが、洋画や海外ドラマで声優として活動していることが多いため、「実は聞いたことがあった」という人も多いです。ここでは宮本由美の声優について紹介していきましょう。

アニメ『名探偵コナン』で宮本由美の声を担当しているのは「杉本ゆう（すぎもとゆう）」です。東京俳優生活協同組合に所属する声優で、アニメだけでなく洋画や外国ドラマの吹き替えなども担当しています。杉本ゆうが声を担当しているキャラクターとして、『銀魂』の「キャサリン」や、『テニスの王子様』の「遠山金太郎」などがあります。

杉本ゆうさんのアニメでの声優としての出演作品には、『名探偵コナン』の「宮本由美」の他、『とっとこハム太郎（まいどくん）』、『銀魂（キャサリン）』、『テニスの王子様（遠山金太郎）』などがあります。

『名探偵コナン』に登場する宮本由美は、明るくムードメーカー的なキャラクターであるため、多くのファンに人気があります。また、羽田秀吉が彼氏ということもあり、赤井家との接点がある点に注目しているファンもいます。ここでは、宮本由美に対する世間での評判や人気を紹介していきましょう。

赤井家が並ぶコナンプラザのパネルに、なぜか宮本由美が含まれている点を指摘しているファンがいました。宮本由美の彼氏である羽田秀吉は、赤井家の次男であるため、本人の知らないうちに超人ばかりの赤井ファミリーの一員にされてしまっているようです。

宮本由美の恋愛シリーズに興味を持ったことで『名探偵コナン』を見ているというファンもいます。実際に、『名探偵コナン』自体はあまり見ていなくても、宮本由美と羽田秀吉が再会したエピソードにときめいている人もいました。

宮本由美は、サバサバとした勝気な性格が特徴のキャラクターで、少年探偵団のことも「がきんちょ」などと呼んでいます。また、宮本由美を担当している声優の声にも癖があるため、宮本由美が喋り出すとつい笑ってしまうというファンもいました。

『名探偵コナン』の宮本由美は、凶悪な事件の多い本編の中でもムードメーカー的な役割を持つキャラクターです。『標的は警視庁交通部』では死亡説も流れていましたが、実際には死亡していません。現在では、彼氏である羽田秀吉と幸せな同棲生活を送っているようですので、今後の宮本由美の登場にも注目です。