【名探偵コナン】安室透はバーボンで降谷零?トリプルフェイスの真の姿は?
『名探偵コナン』でバーボン、降谷零とも呼ばれている安室透を紹介します。『名探偵コナン』の安室透(バーボン)の正体や警察学校時代の仲間、他キャラとの関係について徹底解説しました。また、『名探偵コナン』で安室透を演じている声優を紹介します。
目次
安室透はバーボンで降谷零?トリプルフェイスの正体を考察
『名探偵コナン』に登場する安室透は、作中でも高い人気を誇るキャラクターです。表向きは喫茶店ポアロでアルバイトをしている礼儀正しく人懐っこい青年ですが、実は公安に所属している刑事であり、黒の組織にバーボンとして潜入しているスパイでもあります。このように3つの顔を使い分けているため、安室透はトリプルフェイスという異名を持っています。ここではトリプルフェイスの正体について紹介していきましょう。
トリプルフェイス①安室透
トリプルフェイスの一つである「安室透(あむろとおる)」は、喫茶ポアロでアルバイトとして働きながら、私立探偵としても活動している彼の第1の顔です。毛利小五郎の推理に感銘を受け、小五郎の一番弟子になりました。褐色の肌にタレ目のハンサムで、性格は謙虚で明るく、親しみやすいことから、少年探偵団のメンバーからも慕われています。鋭い洞察力を推理力を持っており、さらに専門的な知識も豊富で、私立探偵としての実力は確かです。
トリプルフェイス②黒の組織のバーボン
トリプルフェイスの一つである「バーボン」は、黒の組織で情報収集や探り屋として活動している彼の第2の顔です。「ミステリートレイン」では、組織から逃げ出した灰原哀を捉えるためにバーボンとしてベルツリー急行に乗車していますが、逃がしてしまいました。この事件でコナンは安室透を警戒することになり、一方のバーボンもコナンがただの小学生ではないことに気付きます。黒の組織ではベルモットと共に行動することが多いです。
トリプルフェイス③降谷零
トリプルフェイスの一つである「降谷零(ふるやれい)」は、日本の安全を守り、秩序を維持するために存在する公安警察である彼の第3の顔です。降谷零は警察庁警備局警備企画課(ゼロ)に所属しており、黒の組織に第2の顔、バーボンとして潜入しているのも捜査の一環です。また、普段は第1の顔、安室透として私立探偵として活動しています。トリプルフェイスの本名は降谷零ですが、本名を知っている人間はほとんどおらず、直接接触できる人間も限られています。
安室透の愛車
安室透の愛車はマツダのRX-7という車種です。劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』で安室透の愛車としてRX-7が登場しており、華麗なドライブテクニックを披露するなど、劇中でも活躍しました。「安室透」というキャラクターは、もともと『機動戦士ガンダム』の主人公、アムロ・レイのオマージュです。アムロの乗っていた機体が「RX-78-2ガンダム」であることから、安室透の愛車もマツダのRX-7であると言われています。
名探偵コナンの概要
『名探偵コナン』とは、漫画家の青山剛昌による推理漫画、および漫画を原作とするアニメです。『週刊少年サンデー』で1994年から25年以上に渡って連載を続けている人気作で、1996年にはテレビアニメの放送も始まりました。アニメは日本テレビ系列では最長寿の作品となっており、原作コミックの累計発行部数はトータルで2億冊を突破しています。
名探偵コナンのあらすじ
推理作家の父と女優の母を持つ工藤新一は、数々の難事件を解決へ導いてきた高校生探偵です。ある日、幼馴染の蘭と遊園地へ出かけた新一は、黒ずくめの怪しげな男達を見て不審に思います。蘭を先に帰らせた新一は、男達の取引現場を目撃しますが、仲間の男に殴られ、意識を失っているうちに謎の薬を飲まされてしまいました。気が付いたときには新一の身体は小学生くらいまで縮んでおり、新一は蘭にも自身の正体を秘密にして、江戸川コナンとして謎の組織を追うことになるのでした。
安室透の過去や警察学校時代
『名探偵コナン』には、トリプルフェイスこと安室透の警察学校時代のエピソードを描いた警察学校篇があります。警察学校篇では安室透の警察学校時代の交友関係が判明しており、安室透と同期の4人は「警察学校組」と呼ばれています。ここでは安室透の過去や警察学校時代について紹介していきましょう。
安室透はハーフ?
安室透は褐色の肌をしていることからハーフではないかと言われていましたが、実際にハーフであることが作中で明らかになっています。ただし、父親母親のどちらが外国人なのか、またどこの国の人間なのかは判明していません。
安室透が警察官になった理由
安室透が警察官になったのは、探している女性がいるためです。安室透は幼い頃に灰原哀の母親である宮野エレーナと関わりがありました。安室透は消息を絶ってしまった宮野エレーナを見つけるため、警察官になりました。
安室透の警察学校時代の仲間
『名探偵コナン』では、すでに作中に登場していたキャラクターが警察学校時代に安室透の同期だったということが警察学校篇で明らかになりました。ここでは安室透の警察学校時代の仲間を紹介していくため、チェックしてみてください。
警察学校時代の仲間①諸伏景光
諸伏景光は、安室透の幼馴染で親友です。長野から引っ越してきた諸伏と、ハーフということで他の子供達と馴染めず喧嘩ばかりしていた安室透は自然に仲良くなります。警察学校でも2人は同期として入学し、同じ教場で学んでいました。諸伏は公安部に異動後、安室透と共に黒の組織に潜入することになります。
警察学校時代の仲間②伊達航
伊達航は警察学校時代の同期で、安室透の班の班長をしていた人物です。面倒見が良い性格をしており、警察学校時代も周りからは「班長」と呼ばれていました。殴り合いのけんかをしている松田と安室透を仲裁してまとめるなど、リーダーシップを発揮していました。本編では、安室透が伊達の命日にお墓参りをしている高木刑事と佐藤刑事の後ろ姿を見て、「静かに眠れ友よ」と呟いています。
警察学校時代の仲間③松田陣平
松田陣平は一人で爆弾魔を追っていた一匹狼の刑事です。警察学校時代の松田と安室透は同期で同じ班でしたが、最初の頃は殴り合いの喧嘩ばかりしているような関係でした。松田は優等生ぶっている安室透のことが気に入っていませんでしたが、爆発物処理の方法を教えたことをきっかけにお互いに歩み寄ったことで、2人は友人関係になります。本編では、『純黒の悪夢』で爆発物を処理する安室透が「焦りこそ最大のトラップだったな松田」と呟いたことで、2人が関係していることがわかります。
警察学校時代の仲間④萩原研二
萩原研二は安室透の警察学校時代の同期で、爆発物処理班の隊員でしたが、22歳のときに殉職しています。萩原は安室透のことを本名の降谷零から「降谷ちゃん」と呼んでおり、自然に仲の良い関係を築いていました。また、とある事件で萩原のドライビングテクニックを見たことで、現在の安室透も無茶な運転ができるようになりました。
安室透(バーボン)と他キャラの関係
安室透はトリプルフェイスとして3つの顔を使い分けて活動しています。そのため、彼の関係者の中には安室透として関わっている人もいれば、黒の組織のメンバーもいます。ここでは安室透(バーボン)と他のキャラクターとの関係を紹介していきましょう。
安室透とコナンの関係
安室透にとって、コナンは作中でも最も多く接触している関係者です。ミステリートレイン編でコナンは安室透が黒の組織のバーボンであることを認識し、緋色シリーズで公安の人間であると知りました。一方、安室透は眠りの小五郎の正体がコナンであることを推理によって見抜いており、コナンのことを只者ではないと認識しています。しかしコナンの正体が工藤新一であるという事実には、気づいていないと推測されます。
安室透と赤井秀一の関係
安室透と赤井秀一は、黒の組織に潜入していた時からお互いに公安警察とFBIの人間であることを知っていました。安室透は赤井のことをライバル視しており、お互いに反目しあうような関係でした。さらにスコッチの死によって、安室透はスコッチを殺害した赤井に対して強い恨みを抱くようになります。その後、スコッチが自殺だったことを知った安室透ですが、今でも2人は睨み合っているような関係です。
安室透とベルモットの関係
ベルモットは黒の組織の女幹部で、変装の名人です。黒の組織ではバーボンとベルモットは一緒に行動することが多く、作中でもベルモットがバーボンの変装を手伝うシーンが描かれています。しかし単に同僚という関係だからというだけでなく、バーボンに秘密を握られていることから、潜入するバーボンの手伝いをさせられているということが判明します。
安室透とラムの関係
「ラム」とは黒の組織のナンバー2のコードネームです。その正体は作中でも明らかになりましたが、長い間秘密になっていました。ラムの正体が分かっていなかった時期から、ラムはバーボンに対して指示を出していました。黒の組織内でもラムはの正体を知っている人間はわずかでしたが、安室透はラムの正体を知る数少ない人間の一人だと推測できます。
安室透と灰原哀の関係
安室透はミステリートレイン編で黒の組織から抜けたシェリーを捕えようとします。しかし灰原哀の姿のときには安室透は彼女に対して興味を持つ素振りがないため、灰原哀の正体が宮野エレーナの娘である宮野志保であるということは知らないと推測できます。
安室透と世良真純の関係
世良真純は名字は違いますが、赤井秀一の妹であり、赤井ファミリーの一人です。作中では、4年前に赤井と一緒に行動していたバーボンとスコッチを駅で発見し、声を掛けていました。作中で安室透として出会ったときに、世良は「会ったことないか?」と尋ねていましたが、安室透は素知らぬふりをしていました。
安室透と諸伏高明の関係
諸伏高明は長野県警の刑事で、安室透の幼馴染で親友である諸伏景光の兄です。諸伏兄弟は過去に両親が殺害されたため、兄の高明は長野の親戚、弟の景光は東京の親戚に預けられることになりました。また、学生時代に諸伏高明と安室透は会ったことがあり、本編で顔を合わせた際にも諸伏高明は安室透を思い出した描写がありました。
安室透(バーボン)の登場回
安室透は『名探偵コナン』の初期から登場したキャラクターではありません。安室透を目的に『名探偵コナン』を見るという場合は、安室透が登場する回をチェックするのがおすすめです。ここでは安室透(バーボン)の登場回を紹介していきましょう。
安室透(バーボン)の漫画の登場回
安室透(バーボン)が『名探偵コナン』に登場したのは、単行本75巻のFile9「プライベートアイ」が初登場です。その後は、75巻のFile10、File11、76巻のFile1からFile11と登場し、その後も77巻、80巻、81巻、82巻、84巻、85巻、86巻、88巻、89巻、90巻まで多数の話で登場しています。
安室透(バーボン)のアニメの登場回
安室透(バーボン)がアニメの『名探偵コナン』で登場しているのは、701話から始まる「漆黒の特急(ミステリートレイン)」とその前後の話が有名です。しかし回想なども含むと、667~668話の「ウェディング・イブ(前編・後編)」、671~674話の「探偵たちの夜想曲(ノクターン)」、681~683話の「命を賭けた恋愛中継」、723話の「甘く冷たい宅配便(後編)」、734話の「ジョディの追憶とお花見の罠」などが挙げられます。
安室透(バーボン)の登場する映画
安室透(バーボン)が登場する劇場版『名探偵コナン』シリーズとしては、シリーズ20作目である『純黒の悪夢』の他、22作目の『ゼロの執行人』、25作目の『ハロウィンの花嫁』、26作目の『黒鉄の魚影』があります。
安室透(バーボン)の声優
安室透という名前が『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイのオマージュであることは先に紹介しましたが、安室透を演じている声優も、アムロ・レイに関連した人物です。ここでは安室透(バーボン)の声優を紹介していきましょう。
安室透(バーボン)の声優は「古谷徹」
『名探偵コナン』で安室透(バーボン)の声を演じているのは、声優の「古谷徹(ふるやとおる)」さんです。古谷徹は『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイで有名な声優であり、「降谷零」という名前の由来にもなっています。
古谷徹のプロフィール
- 名前:古谷徹(ふるやとおる)
- 職業:声優
- 生年月日:1953年7月31日
- 出身地:神奈川県横浜市磯子区
- 所属事務所:青二プロダクション
古谷徹の主な出演作品
古谷徹さんの主な出演作品としては、『機動戦士ガンダム(アムロ・レイ)』、『巨人の星(星飛雄馬)』、『聖闘士星矢(ペガサス星矢)』、『ドラゴンボール(ヤムチャ)』、『美少女戦士セーラームーン(地場衛/タキシード仮面)』、『ONE PIECE(サボ)』、『ドクタースランプ(スッパマン)』、『きまぐれオレンジ☆ロード(春日恭介)』などがあります。
安室透(バーボン)に対する世間での評判や人気
ツイッターでは、コナンのことをあまり知らない友達が安室透のことをアムロ・レイと言ったり、「土地愛してますみたいな感じの人」と言っていたというツイートがありました。コナンをよく知らなくても、安室透の情報は中途半端に伝わっているようです。
作中でバーボンはラムからメールで指示を受けていたため、喫茶アポロの隣のいろは寿司の板前としてラムが潜入していることを安室透が知っているのか気になっている人がいました。作中では2人が出会うシーンがないため、今のところお互いに正体を知っているのかどうかは不明です。
ツイッターには、安室透はなぜコナンの正体が工藤新一であることを知らないまま信頼しているのか、その理由解説している人もいました。自身のトリプルフェイスの正体を見抜いたコナンに対して、安室透は絶大な信頼を寄せています。
安室透はバーボンで降谷零だった
『名探偵コナン』に登場する安室透は、私立探偵という顔の他に、黒の組織のバーボンという第2の顔、公安の降谷零という第3の顔を持つことから、トリプルフェイスと呼ばれています。作中でも屈指の人気キャラである安室透やバーボンのことが気になった人は、ぜひ『名探偵コナン』をチェックしてみてください。
この記事のライター
azu
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