【文スト】国木田独歩は常識人で理想主義者?過去や強さを解説
『文スト』の国木田独歩は武装探偵社の中でも真面目で硬派な人物ですが、その一方で理想主義者的な一面があり、様々な要素から人気を集めるキャラになります。本記事では『文スト』の国木田独歩について、異能を始めとした戦闘面での強さや過去などをまとめました。
目次
【文スト】国木田独歩とは?
『文スト』の国木田独歩は常に「理想」と書かれた手帳を持っており、作中での活躍や過去から様々な魅力があるキャラになっています。そんな『文スト』の国木田独歩について、まずはプロフィールを紹介します。
国木田独歩のプロフィール
『文スト』の国木田独歩は、8月30日生まれの身長189cm、体重78kg、血液型A型の男性です。普段は銀縁の眼鏡とスーツ姿で、黄色い髪は後ろで束ねています。武装探偵社の社員の1人ですが、社長の福沢諭吉が身動きができない際は、リーダー的な役割として他の社員に指示を出しています。
国木田独歩の実在モデル
『文スト』の国木田独歩は、明治時代の文豪の1人・国木田独歩を実在のモデルとしています。『武蔵野』や『牛肉と馬鈴薯』、『春の鳥』といった小説を書いた小説家であり、現代でも毎月1日に発行さられている雑誌『婦人画報』の創刊者としても知られています。
文ストの概要
『文豪ストレイドッグス』は、2013年から『ヤングエース』で連載されている原作・朝霧カフカ、作画・春河35の漫画作品です。実在する文豪をキャラクターとして使用し、それぞれの文豪が関わる作品やペンネームを駆使して異能力アクションバトルを繰り広げていきます。コミックスとして人気を集め、2016年にはアニメ化もされており、2023年には第4期が放送されています。
文ストのあらすじ
異能によって虎となってしまう少年・中島敦は、それが理由で孤児院を追放され、ヨコハマを放浪していました。そんな中、敦は入水自殺を試みていた太宰治と出会い、太宰治を助けたことから異能によって普通では解決できない事件に挑んでいく武装探偵社との関わることになります。
【文スト】国木田独歩は常識人?強さも解説
『文スト』では特徴的なキャラが多数登場していますが、国木田独歩はどちらかというと常識人的な立場になっています。そんな『文スト』の国木田独歩について性格面や戦闘面での強さなどを紹介します。
国木田独歩は常識人で理想主義者?
『文スト』の国木田独歩の性格は真面目かつ硬派であり、予定外のことが起こるのを嫌うため、スケジュール管理もしっかりしています。また、武装探偵社としての仕事では私情を挟まずに冷静な対処をすべきだと考えていますが、完全な現実主義者というわけではありません。その根底には理想主義者としての一面があり、遠回しの忠告をしてしまうなど、身内に対する情の厚さも持ち合わせています。
国木田独歩の持つ手帳の中身
『文スト』の国木田独歩が常に持ち歩いている「理想」と書かれた手帳には、文字通り理想としての人生の道標となる内容が書かれています。これは単に予定を書いてあるわけではなく、様々な項目に関する理想が書かれており、中には「理想の女性像」といった内容まであります。
国木田独歩の異能「独歩吟客」
『文スト』の国木田独歩の異能「独歩吟客」は手帳に書いた物を具現化できる能力で、元の手帳サイズを超えた物は作れませんが、ページがある限り何でも出せて、破壊されても再度具現化すれば元の状態になる強さがあります。一方で、突発的な状況ではその場で手帳に書く必要がある、手帳が無くなると異能が発動できないという弱点があるため、予め必要な物を書いておいたり、予備を服に隠しておいたりするなど工夫をしています。
国木田独歩の強さや体術
『文スト』の国木田独歩は見た目や性格から頭脳派として見られますが、事件の際は体術でも強さを発揮しており、相手の力を利用した投げ技など様々な方法で戦闘を行っています。また、基礎的な身体能力も高く、頭脳と体術の両方で強さを発揮しています。しかし、そんな体術を教えて貰った福沢諭吉には一回も勝ったことはありません。
国木田独歩は天人五衰編で死亡した?
『文スト』の国木田独歩は天人五衰編で武装探偵社の面々が追われる身になった際、逃亡中のヘリに向かって来た鐵腸を蹴り落としながら、異能で手榴弾を具現化して自爆しました。そのことから国木田独歩は生死不明となっていましたが、鐵腸を盾にして一命は取り留めつつも爆発から両手を失ってしまいます。そこから異能を使えない状態で軍警に監禁されますが、乱歩とポオに救出され、与謝野晶子の異能で回復できました。
【文スト】国木田独歩の過去
『文スト』の国木田独歩は武装探偵社に入る前の過去も一部明かされており、理想主義者としての一面が垣間見えるようになっています。そんな『文スト』の国木田独歩の過去について紹介します。
国木田独歩の前職は数学教師?
『文スト』の国木田独歩は、武装探偵社に入る前は数学教師をしていた過去がありますが、この過去について触れられることを嫌っている様子が描かれています。思い出したくないと称するほどの過去ですが、何のせいでそうなったかは不明です。
国木田独歩と太宰治の出会い
『文スト』の国木田独歩は、太宰治よりも先に武装探偵社に入っており、太宰治が新人として入社した時には、過去がわからない太宰治を警戒しながらも組むことになりました。しかし、共に事件を解決していくうちに、相棒になっていき、現在は太宰治に対して世話焼きするような一面も見せています。
国木田たちが関わった蒼の使徒事件とは?
『文スト』の国木田独歩が太宰治と初めて組んで挑んだ蒼の使徒事件は、かつての《蒼王》を模倣する《蒼の使徒》による爆破事件で、国木田独歩は過去に《蒼王》の事件で自分の報告から5人の捜査員を結果的に死なせてしまった過去がありました。その経緯から事件に熱心になる国木田独歩ですが、事件の中で助けて密かに好意を寄せた佐々城信子は事件の首謀者であり、最終的に彼女が死亡する形で事件は解決します。
国木田独歩と田山花袋の関係
『文スト』の国木田独歩と田山花袋は十年来の知り合いであり、気の置けない関係性です。田山花袋も武装探偵社に勤めていて、いつからか抜けていますが、その後も国木田独歩から協力の相談を受ける関係は続いています。
国木田独歩と田口六蔵の関係
『文スト』の田口六蔵は《蒼王》の事件で警察官の父親を失った少年で、彼の父親の死因に間接的に関わった国木田独歩は、親代わりをしつつ情報屋として武装探偵社に協力を仰いでいました。しかし、蒼の使徒事件において正体を明かした佐々城信子に銃撃され、死に際に田口六蔵が佐々城信子を撃ったことで、共に死亡してしまいます。国木田独歩にとってはどちらも守れない結果に終わってしまいました。
【文スト】国木田独歩の名言
『文スト』の国木田独歩は冷静な判断を下しつつも、時には理想を語ることがあり、その考え方は作中の台詞からも窺えるようになっています。そんな『文スト』の国木田独歩の台詞の中でも名言と言われるものを紹介します。
国木田独歩の名言①「お前なら…」
異能が当人を倖せにするとは限らん。お前なら 知っているだろう
出典: renote.net
『文スト』の国木田独歩の名言その1は「お前なら…」を含む台詞です。泉鏡花がポートマフィアに利用されていた件について、中島敦は鏡花自身ではなく異能を利用するマフィアに憤りを感じていましたが、それに対して国木田独歩は釘を刺すように言いました。同じように異能に苦しめられた敦を冷静にさせるための言葉であり、キツイ言い方ながらも国木田独歩の優しさが感じられる台詞です。
国木田独歩の名言②「救えない者を…」
極刑の手配犯でマフィアの裏切り者。その不幸を凡て肩代わりする覚悟がお前にあるか? お前の舟(ボート)は一人乗りだ。救えない者を救って乗せれば――共に沈むぞ
出典: renote.net
『文スト』の国木田独歩の名言その2は「救えない者を…」を含む台詞です。ポートマフィアに利用される泉鏡花を助け出したいと言った中島敦に対して言いました。状況的に助けることが難しく、助け出したとしても追われる身になるであろう鏡花を敦一人で守り切れないと判断した故の言葉でした。冷静な判断をすべきと窘めると同時に敦の身を案じたからこそ出た台詞です。
国木田独歩の名言③「俺達は超人…」
あの娘は諦めろ! 善良な者が何時(いつ)も助かる訳ではない! 俺も何度も失敗してきた! そういう街で そういう仕事だ! 俺達は超人(ヒーロー)ではない! そうなら善いと何度思ったか知れんが違うんだ!
出典: renote.net
『文スト』の国木田独歩の名言その3は「俺達は超人…」を含む台詞です。今の自分の実力で泉鏡花を救えるか迷う中島敦に対して言いました。武装探偵社として活動する中でも救えなかった者がいて、現実と理想は違うことを敦に教えていますが、それに対して敦は武装探偵社が自分を助けてくれたと言い、覚悟の表情に変わった後は、助けに向かうことを後押ししました。現実を見つつも理想は捨てない国木田独歩らしい応援です。
国木田独歩の名言④「刺されても起き上がる…」
何時(いつ)まで守られ役でいる心算(つもり)だ。刺されても起き上がる根性骨(タフネス)が人虎の売りだろう
出典: renote.net
『文スト』の国木田独歩の名言その4は「刺されても起き上がる…」を含む台詞です。中島敦と泉鏡花がポートマフィアの紅葉から襲撃を受けた際に、武装探偵社の面々が助け出した上で、国木田独歩が敦に対して言いました。先の泉鏡花を助け出した件について国木田独歩は敦の根性を評価しており、襲撃で疲弊しかけていた敦を鼓舞する意味でこの言葉をかけています。
国木田独歩の名言⑤「血反吐を吐いて…」
血反吐を吐いて抗っても人は死ぬ。残酷で無慈悲で理想の欠片もない それがこの世界だ。……だが目指す先が 苦痛と渇きの砂漠でしかなくとも 俺は理想を求める
出典: renote.net
国木田独歩の名言その5は「血反吐を吐いて…」から始まる台詞です。桂正作との戦いで、線路上の爆弾を停止と文に取り付けられた爆弾の爆発が同時に行われる罠を仕組まれた際に、この言葉を吐露しました。過去の経緯から理想を叶えられるとは限らないと理解しつつも、国木田独歩は理想を求めることを辞めないという決意であり、結果的には与謝野晶子の異能の協力から文の命も助け出せました。
【文スト】国木田独歩の声優
アニメ『文スト』でも国木田独歩は活躍を見せており、名言も声優によるボイス付きで楽しめます。そんなアニメ『文スト』における国木田独歩の声優について紹介します。
国木田独歩の声優は「細谷佳正」
アニメ『文スト』で国木田独歩の声を務めた声優は細谷佳正さんです。リーダー的な役割を担うことが多い国木田独歩の声を真面目ではきはきとした声で演じています。
細谷佳正のプロフィール
細谷佳正さんは、広島県出身で1982年2月10日生まれの声優です。高校時代に入部していた演劇部の影響から芝居の道を目指し始めますが、大学受験が上手く行かず、卒業後の進路に悩んでいました。そこで知人から勧められたアニメ映画を見た時、声優の山寺宏一さんの演技に感銘を受け、声優を目指し始めます。それから2002年に東京アナウンス学院を卒業し、2004年に声優デビューを果たします。
細谷佳正の主な出演作品
細谷佳正さんの主な出演作品としては、『刀語』の鑢七花、『ちはやふる』の綿谷新、『NO.6』のネズミ、『レベルE』の筒井雪、『隆妖狐×僕SS』の反ノ塚連勝、『黒子のバスケ』の日向順平、『新テニスの王子様』の白石蔵ノ介、『進撃の巨人』のライナー・ブラウン、『ダイヤのA』の結城哲也、『Free!』シリーズの山崎宗介、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオルガ・イツカ、『斉木楠雄のΨ難』の窪谷須亜蓮などがあります。
【文スト】国木田独歩に対する世間での評判や人気
ここでは『文スト』の国木田独歩について世間での評判や人気を紹介します。メインキャラの1人としてファンからの人気は高く、様々な感想が出ていました。
『文スト』の国木田独歩について、かっこいいという感想が多数見られました。見た目のイケメンさはもちろんのこと、武装探偵社の面々に見せる気遣いや戦闘面での強さもかっこいいと言われる要素になっています。
『文スト』の国木田独歩が持つ手帳について、感傷的になるという感想が見られました。一見するとネタ的にも見える手帳ですが、国木田独歩のキャラや異能を表す重要なアイテムとして、印象的な物になっています。
『文スト』の国木田独歩の作中の状況について、ハラハラするという感想が出ていました。戦闘面での強さがある国木田独歩ですが、作中では様々な窮地に立たされており、一時は死亡疑惑も出たことから、ファンにとっては心臓に悪いキャラになっているようです。
【文スト】国木田独歩は常識人で理想主義者だった
『文スト』の国木田独歩は武装探偵社で他の社員を引っ張る常識人でありつつも、根っこの部分は理想主義者としての考えを持っています。手帳から物を具現化できる能力と共に、冷静な判断力や体術の強さで事件を解決しています。そんな『文スト』の国木田独歩の活躍や過去は漫画やアニメ、スピンオフ作品で見られるのでチェックしてみてください。
この記事のライター
十文字猛
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