【進撃の巨人】ニック司祭はどのような秘密を知っていた?死亡した理由も
本記事は『進撃の巨人』に登場するウォール教の信者・ニック司祭について調査しました。壁の秘密について重要な情報を持っていたニック司祭の作中での活躍と死亡の理由を解説します。そして、アニメ『進撃の巨人』でニック司祭役を務めた声優について紹介します。
目次
【進撃の巨人】ニック司祭とは?
『進撃の巨人』に登場するニック司祭は、作中で巨人から身を守る為に建てられた3つの壁を崇める宗教「ウォール教」で司祭を務める人物です。厳格な言動が多く、作中では壁の秘密を知る重要な人物として登場しています。ニック司祭の作中での活躍や死亡理由を紹介する前に、ニック司祭のプロフィールと『進撃の巨人』の概要、あらすじについておさらいしておきましょう。
ニック司祭のプロフィール
- 名前:ニック
- 誕生日:11月9日
- 身長:192㎝
- 体重:72kg
- 所属:ウォール教(司祭)
- 所在地:トロスト区
ニック司祭は、ウォール教の信者でミサや洗礼を行う司祭を務めている男性です。『進撃の巨人』を象徴する3つの壁を神と崇め、熱心な信者として街中で布教活動や礼拝堂でミサを執り行っています。ウォール教の中でも上の立場に立つ者として、壁の秘密を知っている数少ない人物の1人です。
ニック司祭の初登場
ニック司祭が『進撃の巨人』に初登場したのは、巨人化することが判明したエレンの今後を決める重要な裁判の場です。ウォール教の代表として裁判に出席したニック司祭は、壁が神聖なものであることを説き、エレンのことを「壁を欺き侵入した害虫」「殺すべき」と意見しました。
進撃の巨人の概要
ニック司祭が登場する『進撃の巨人』は、漫画家の諫山創先生によって描かれた少年漫画です。『別冊少年マガジン』にて2009年から2021年にかけて連載されていました。独特な設定の世界感が人気となり、アニメ化やゲーム化、さらに実写映画化なども様々なメディア展開をしています。特にアニメ化の影響は大きく、2022年9月の時点でコミックス全巻の世界累計発行部数が1億1000万部を突破しました。
進撃の巨人のあらすじ
人類を脅かす巨人が住む世界で、人々は身を守る為に50mもの高さを誇る巨大な壁を作り、その中で街を形成して生きていました。平和な時代が100年程続きますが、その平和は、突如として出現した超大型巨人によって破壊されてしまいます。ふたたび巨人の脅威にさらされることになった人類は、巨人化の力を持つ主人公・エレンを中心に生き残る術を探すことになります。
【進撃の巨人】ニック司祭が知っていた秘密は?ウォール教も解説
ニック司祭は熱心なウォール教信者で、作中でも壁を神だと信じ、人が手を加えることを頑なに否定していました。ニック司祭がここまで壁にこだわっていた理由は、壁に隠されたある重要な秘密を知っているからです。では、その秘密とは一体何なのでしょうか。ここからは、ニック司祭が知っていた壁の秘密とウォール教の概要について解説します。
ウォール教とは?
『進撃の巨人』に登場するウォール教とは、人類を守る為に建てられた巨大な3つの壁「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」を神そのものとして崇める宗教団体です。元々は少数人で細々と布教活動などを行っていた極小宗教でしたが、5年前の超大型巨人の出現とウォール・マリアの破壊後、爆発的に信者を増やし、大きな権限を持つようになります。普段は礼拝堂でのミサや街中での布教活動を行っています。
ウォール教が壁のことに口を出す権利を与えたのは王政?
ウォール教は、壁を神と崇めていることから、壁のことに口を出す権利を持っています。そして、その権利を与えたのは王政だとされています。作中でも、ハンジが「壁に口出しする権限を与えたのは王政」だと話していました。その背景には、ニック司祭が壁の秘密について知る数少ない人物であることが理由の1つとなっています。
ニック司祭を問い詰めるハンジ
巨人化したエレンと女型の巨人が街中で戦った為に、壁に亀裂が入り、中に巨人が入っていたことが判明します。ニック司祭は、壁の中の巨人に「日光を当てるな」と慌てていた為、ハンジはニック司祭が壁の秘密について何らかの情報を持っていると気付きました。ハンジは、人類の生存に関わる重要な秘密を隠し続けようとするニック司祭を問い詰めますが、ニック司祭は「壁の秘密を明かすことはできない」とこれを頑なに拒否します。
ニック司祭が知っていた三つの壁の秘密
激しい戦闘で壁の一部が崩れ、壁の中の巨人が姿を現します。誰もが驚愕する中、ニック司祭は慌てた様子で巨人から日光を遮断するように指示しました。ニック司祭は、壁の中には巨人がいて、その巨人は日光を浴びると動き出すという重大な秘密を知っていたのです。どのような経緯で知ったのかは明らかにされていませんが、ウォール教の司祭として壁を神と説くことで人々を壁から遠ざけていました。そして、この秘密を握っていたことが、後に死亡する大きな理由となっています。
【進撃の巨人】ニック司祭の名言や死亡理由
ニック司祭は、ウォール教の司祭として、大勢の信者達に神の偉大さを説いてきました。堅物で理屈っぽい性格のニック司祭は、作中でどのような活躍をしていたのでしょうか。ここからは、『進撃の巨人』で発したニック司祭の名言をまとめていきます。また、死亡に至った経緯と理由についても紹介します。
ニック司祭の名言
ニック司祭は、ウォール教の司祭という立場上、堂々とした態度で理屈を述べるキャラとして登場します。そのセリフのほとんどは、熱心な信者を演じ、自分に言い聞かせるように発しています。ここからは、ニック司祭の名言と名シーンを2つ紹介していきます。
ニック司祭の名言①「お前達の怒りはもっともだ…」
お前達の怒りはもっともだ。だが…我々も悪意があって黙っていたわけではない!自分の命がかわいいわけでもない!それを証明してみせる!!
出典: frequ.jp
ハンジに責められながらも、必死に自分の意見を述べるニック司祭の名言です。壁の中に巨人が生きたまま入れられている事実を知ったハンジは、秘密を知っているであろうニック司祭に詰め寄ります。しかし、ニック司祭は秘密をばらすくらいなら死を選ぶ覚悟を見せるのでした。ハンジの気持ちを肯定しながらも、自分の信念を曲げないニック司祭の強い意志を感じられる名シーンです。
ニック司祭の名言②「我々にはあまりにも荷が重い…」
我々にはあまりにも荷が重い…。我々は代々強固なる制約制度を築き上げ、壁の秘密をある血族に託してきた。
出典: frequ.jp
ハンジに再び壁の秘密を問い詰められた際に、ニック司祭が発した名言です。ウォール教の司祭として、壁の秘密を知り、壁に口を出す権限を持っていたニックですが、壁の秘密を明かす権限は王政から与えられていませんでした。熱心な信者であるニック司祭は、何があろうと秘密を明かしませんでした。しかし、壁の秘密を知り、それを公に発表できる権限を持つ血族の末裔がクリスタであることをハンジ達に知らせます。
ニック司祭の過去
ニック司祭は、元々ウォール教の信者という訳ではありませんでした。詳細は不明ですが、酒に溺れたあげく家族を失ったという過去があるようです。ニック司祭は過去の自分をろくでなしだと後悔していて、神を崇めて祈ることを生きる理由にしています。
ニック司祭は拷問を受け死亡
壁の秘密には口を閉ざしながらも本当の王族の末裔を教え、調査兵団に協力的だったニック司祭は、ある日突然トロスト区の兵舎で死亡します。死亡の知らせを受けたハンジが部屋に駆け付けると、そこには爪を剥がされ、殴られた痕のあるニック司祭の遺体がありました。現場の捜査を行っていた中央第一憲兵団のサネスは、強盗の仕業だと死亡理由を伝えますが、ニック司祭の体の傷は明らかに拷問を受けた際にできるものでした。
ハンジは、ニック司祭の死亡理由をサネス達憲兵団の仕業だと見破ります。そして、ニック司祭の死亡の原因は自分にあると、ハンジは激しく後悔するのでした。
【進撃の巨人】ニック司祭の声優
『進撃の巨人』に登場するニック司祭は、年配のウォール教信者です。重要な秘密を知りながら、決してそれを洩らさない意志の強さが印象的なキャラとなっています。ここからは、『進撃の巨人』のアニメ版でニック司祭の声を演じた声優について紹介していきます。
ニック司祭の声優は「麻生智久」
『進撃の巨人』のアニメ版で、ニック司祭の声を演じた声優は、麻生智久さんです。麻生智久さんは、年配の男性役を多く演じている声優で、アニメやゲーム以外にもテレビ番組のナレーションやドラマなどにもマルチに活躍されています。『進撃の巨人』では、臆病ながらも自分の信念を曲げずに生きる頑固なニック司祭を熱演しました。
麻生智久のプロフィール
- 名前:麻生 智久(あそう ともひさ)
- 生年月日:5月13日
- 血液型:O型
- 所属事務所:青二プロダクション
神奈川県出身の麻生智久さんは、役者を目指して芸術大学を卒業し、そのまま声優養成所の青二塾で経験を積んだ男性声優です。主人公や主要キャラを演じる機会は少ないですが、作中でも立場のある年長者役を演じ印象に残る声をしています。役者としても活躍されていて、殺陣を特技に挙げています。
麻生智久の主な出演作品
- 『ちびまる子ちゃん』中野小心
- 『ソニックX』警察署長
- 『イナズマイレブン』鬼瓦源五郎
- 『スターフォックス64』ペッピー・ヘア、ジェームズ・マクラウド
麻生智久さんは、渋くて威厳のある低めの声が特徴的です。その為、主要キャラの父親や上司の声を担当することが多いようです。『進撃の巨人』のニック司祭のような堅物キャラも他の作品で多く演じています。
【進撃の巨人】ニック司祭に対する世間での評判や人気
壁の秘密についてハンジがニック司祭を問い詰めるシーンは、読者の間でも非常に人気なシーンとなっています。怒りを抑えられないハンジもかっこいいですが、ニック司祭の心境や立場を知った上でこのシーンを見返すと、ニック司祭の堂々とした言動に感動するファンもいました。
ニック司祭は、憲兵団による拷問を受けた末に死亡します。この死亡の経緯については、ハンジ達だけでなく読者も驚いていました。そして、酷い拷問を受けながらも、決して自分の知っている壁や王政の秘密を喋らなかったニック司祭には、賞賛の声が挙がっています。
熱心なウォール教信者だったニック司祭は、秘密を明かさずに死亡しています。爪を剝がされたり体中を殴られる拷問を受けてもニック司祭は自分の信念を貫き通していました。その信仰心の強さに驚くファンもいます。
【進撃の巨人】ニック司祭は拷問で死亡していた
『進撃の巨人』で壁にまつわる重要な秘密を知っていたニック司祭は、憲兵団の拷問に遭ったことが理由で死亡したキャラでした。ニック司祭には、恐ろしい拷問を受けながらも、信念を曲げず死亡するまで秘密を口にしなかったというかっこいい一面があります。『進撃の巨人』を鑑賞する際は、是非ニック司祭やウォール教の活躍にも注目してみてください。
この記事のライター
ルキナ
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