【進撃の巨人】リヴァイの車椅子シーンまとめ!経緯や理由を徹底考察
大人気漫画『進撃の巨人』で人類最強の兵士とも言われるリヴァイは、最終回の最後のシーンでは車椅子に乗っていました。本記事では、リヴァイが車椅子に乗るようになった経緯を時系列に沿って詳しく紹介し、その理由を徹底的に考察します。
リヴァイとは?
大人気漫画『進撃の巨人』に登場するリヴァイは、調査兵団の兵士長です。主人公のエレンやミカサ、アルミンの上司にあたりますが、『進撃の巨人』の登場人物の中でも1、2を争う人気キャラで、最終回を迎えた現在でもその人気は衰えることがありません。そんな大人気キャラのリヴァイは、最終回の最後のシーンでは車椅子生活になっていることが明らかになりました。本記事では、なぜリヴァイが車椅子生活を送るようになったのかを徹底解説します。
リヴァイのプロフィール
- 身長:160cm
- 体重:65kg
- 誕生日:12月25日
- 年齢:30代前半
リヴァイは調査兵団の兵士長という役職を務めていますが、目付きが悪く、言動も粗暴です。性格は無愛想ですが、仲間思いです。また、極度の潔癖症で、新たな拠点に着くと、まず大掃除をやらないと気が済みません。戦闘中でも巨人の返り血はすぐに拭っているほどです。紅茶を愛好していますが、カップの取っ手を使わず、縁をつかんで飲む癖があります。
リヴァイの初登場
リヴァイは、『進撃の巨人』原作第3巻特別編『リヴァイ兵士長』で初登場しました。町中の人々が壁外調査に向かう調査兵団に声援を送る中、リヴァイの姿も描かれていました。エルヴィン団長やハンジらと共に馬に乗り、群衆から「人類最強の兵士」や「一人で一個旅団並みの戦力」という声がかけられています。しかし、その声援に閉口している様子も描かれていて、気難しい人である印象を与えています。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』は、諫山創(いさやまはじめ)が2009年から「別冊少年マガジン」(講談社)に連載した漫画作品です。漫画作品自体は、2021年に第139話を持って最終回を迎え、コミックスは全34巻となりました。2022年10月現在で全世界の発行部数は1億1000部を超え、世界的なヒット作品となっています。
進撃の巨人のあらすじ
巨人の脅威にさらされていた人類は、「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」という3つの巨大な城壁に守られて生活をしていました。しかし、845年に突如現れた超大型巨人により、ウォール・マリア南端のシガンシナ区は破られ、ウォール・マリアは放棄することになります。その混乱の最中、エレンは目の前で母親を巨人に食べられ、全ての巨人を駆逐するため、調査兵団に入団することを決意しました。
リヴァイの車椅子シーンとは?最後は死亡?
『進撃の巨人』で「人類最強の兵士」と言われているリヴァイは、車椅子生活になってしまいます。その車椅子シーンが描かれているのは、作中のどの辺りでしょうか。また、リヴァイは、最後は死亡してしまうのでしょうか。ここでは、リヴァイが車椅子生活を送るようになった経緯と、最後に死亡してしまったかどうか、真相を明らかにします。
リヴァイは最終回の最後まで死亡していない
リヴァイは、『進撃の巨人』の中でも「人類最強の兵士」と言われています。常に戦闘では前線に立っているので、いつか死ぬのではないかと噂されていました。ジークが自爆して吹き飛ばされた時は、ハンジも「もう死んでる」と言うほどでした。奇跡の生還を遂げた後、最終決戦でも巨人に脚を砕かれ、多くの読者は最終回に死亡するエンディングがあるのではないかと予想しています。しかし、すべてが終わり、3年後のシーンでもリヴァイは描かれていて、死亡することはありませんでした。
リヴァイの車椅子シーンで判明した事実
「天と地の戦い」と呼ばれた最終決戦の3年後、リヴァイは、オニャンコポン、ガビ、ファルコと共に描かれていますが、ここで、リヴァイは車椅子生活をしていることが判明します。リヴァイは、最終決戦で気を失ってしまったコニーを助けた時に、巨人に左足を噛み砕かれてしまいました。コニーは、「兵長はもう俺のせいで戦えない」と言っていることから、かなりの重傷であることが分かります。その後、巨人の力がなくなった時、アッカーマン一族の力もなくなり、車椅子生活になったのではないかと考察されています。
リヴァイが車椅子生活になった経緯や理由
リヴァイは、最終回の最後の場面で車椅子生活を送っていることが判明します。その背景には、リヴァイの目的や想いがありました。ここでは、リヴァイが車椅子姿になった経緯と理由を時系列に沿って解説します。
経緯①ジークの自爆
マーレ強襲作戦でジークをパラディ島へ移送し、リヴァイが部下の兵士とともに警護に当たりました。ジークを移送した理由は、エレンと接触させて「地鳴らし」を起こす実験をするためでしたが、上層部からの指示はありませんでした。もともとリヴァイは獣の巨人=ジークを仕留めることを目的としています。エレンを巨人に食わせるのではなく、ジークのほうではと考えている矢先にジークは逃亡し、部下の兵士全員を無垢の巨人へと変えてしまいました。
リヴァイはやむなく、直前まで仲間だった無垢の巨人をすべて倒し、ジークへと追いすがります。ジークは獣の巨人に変身し対決しますが、瞬く間にリヴァイに取り押さえられてしまいました。そして、リヴァイは、ジークを馬車の上に固定し、お腹に雷槍を突き立て、首に起爆ワイヤーをくくりつけます。しかし、ジークは雷槍を自ら起爆させ、乗っていた馬車ごとリヴァイを吹き飛ばしました。惨状を目にしたハンジは、リヴァイを連れて逃げることには成功しましたが、アッカーマン一族でなければ死亡している状態でした。
経緯②最終決戦へ向かう
リヴァイはハンジに助けられ、マーレ残党と共闘することになります。さらに、ミカサやアルミンらと合流しましたが、重傷のため、飛行艇を巡る港での攻防では、戦況を見守ることしかできませんでした。アルミンからまだ寝ているように言われた時も、このまま寝ていたら存在が忘れ去られてしまうと断り、最終決戦のスラトア要塞に向かう飛行艇に乗り込みます。飛行艇の中で作戦会議を行いますが、先にジークを倒して「地鳴らし」が止めることを提案したのがリヴァイでした。
経緯③ジークを倒す
最終決戦の地・スラトア要塞にたどり着いた飛行艇の前には、巨大な進撃の巨人の姿がありました。獣の巨人の姿を確認したリヴァイらはすぐに攻撃しますが、ジークは「戦鎚の巨人」と同じやり方で本体を隠していました。そこでアルミンが巨人の力で辺りを吹き飛ばし、エレンやジークの居場所を探ろうとした矢先にアルミンはさらわれてしまいます。ミカサたちが死に物狂いの戦闘を繰り広げている中、アルミンは「道」でジークと出会いました。
アルミンはジークと様々な会話をします。そこで、アルミンはジークに力を貸してもらうことに成功しました。そして、ジークは「地鳴らし」を止めるために、自らリヴァイの前に現れて、晴れやかな表情でリヴァイに呼びかけました。ジークの姿を目にしたリヴァイは、合点がいかない様子でしたが、すぐジークの首をはね、「地鳴らし」は止まりました。
経緯④ミカサをエレンの所へ送る
ジークを倒したことにより、「地鳴らし」は止まりましたが、まだ、巨人の力は残っています。そして、アッカーマンと巨人の力を持つ者以外、その場にいる全員が無垢の巨人にされてしまいました。さすがにこの状況に耐えきれなくなったミカサは、ついにエレンを倒すことを決意します。そして、リヴァイは、進撃の巨人の口に雷槍を命中させ、ミカサをエレンの元に送り込むことに成功しました。
経緯⑤リヴァイが涙を流した理由
ミカサがエレンを倒し、始祖ユミルの愛の未練が解消されたので、巨人の力がこの世から消え去ることになります。その場にいた巨人は、全員が煙の立ち上る中で元の人間の姿に戻りました。ついにリヴァイの2つ目の目的「巨人のいない世界」が叶うことになったのです。立ち上る煙の中、エルヴィンやハンジなど、かつて死んでいった仲間達の姿が浮かび上がり、優しい眼差しでリヴァイを見つめていました。
彼らに対して、リヴァイは「見ていてくれたか?」と問いかけ、「お前らが捧げた心臓の」と呟きながら、「心臓を捧げよ」のポーズをとります。そして、リヴァイの頬には涙が流れていました。その理由として、亡くなった調査兵団の仲間と再会し、「巨人のいない世界」が実現したことで彼らが捧げた命が報われたからではないかと考察されています。
リヴァイの目的
リヴァイが車椅子生活を送るようになった経緯を時系列に沿って見てきましたが、いったい何がリヴァイをそこまで突き動かしてきたのでしょうか。そこには、リヴァイの大きな目的がありました。ここでは、リヴァイを駆り立てていた目的を考察します。
リヴァイの目的①ジークを倒すこと
ウォール・マリア最終奪還作戦において、リヴァイはエルヴィン団長に1つの約束をします。それは、エルヴィンが夢を諦めて死ぬ代わりに、「獣の巨人」を仕留めるというものでした。その後、エルヴィンは作戦を遂行して死亡しましたが、リヴァイは捕らえたジークを逃がしてしまいました。リヴァイは、エルヴィンと交わした約束の中で、唯一果たせていないことが強く心に残り、ジークに執着するようになります。
リヴァイの目的②巨人のいない世界
調査兵団は、巨人のいない世界を実現するために戦ってきました。その先頭に立っていたのがリヴァイです。しかし、旧リヴァイ班など多くの団員が巨人との戦いの中で逝ってしまいました。リヴァイは志半ばで死んでいった仲間の思いを最後まで引き継いでいたのです。彼らの命を無駄にしないために、巨人のいない世界の実現に向けて戦うことになりました。
リヴァイの目的は最終回で達成できた?
『進撃の巨人』原作第137話「巨人」で、リヴァイはジークの首をはねました。そして、第138話「長い夢」でリヴァイはミカサをエレンのところまで送り込み、ミカサはエレンの首をはねました。その結果、最終回である第139話「あの丘の木に向かって」で巨人の力がなくなったことが明らかになっています。以上のことから、リヴァイの目的である「ジークを倒すこと」と「巨人のいない世界」はどちらも達成できました。
リヴァイの強さや過去
リヴァイは、「人類最強の兵士」と言われていますが、リヴァイの強さや戦闘力はどのくらいでしょうか。また、リヴァイの能力にはリヴァイの生い立ちが大きく関わっていると言われています。そこで、リヴァイの強さと戦闘力を紹介すると共に、リヴァイの生い立ちを考察することにより、能力の秘密を探ります。
リヴァイの強さや戦闘力
リヴァイの戦闘能力は異常なほど高く、「人類最強の兵士」と言われています。それは、一個兵団に相当すると言われていますが、一個兵団が約4000名に相当することを考慮すると並外れていることが分かります。リヴァイは戦闘時に、超硬質ブレードを好んで使用しており、同時に複数の無垢の巨人を倒すことができるほか、女型の巨人と戦った時も、女型の硬化速度を上回る速さで切り刻んでいました。後に、この力は、アッカーマン一族に由来することが分かっています。
リヴァイの過去
リヴァイはアッカーマンの一族ですが、リヴァイを育てたのは叔父であるケニー・アッカーマンでした。ケニーは、リヴァイの母クシュルの兄にあたる人物です。クシュルは娼館で働いていたため父親は不明ですが、アッカーマン一族のため迫害を受けていました。母クシュルが病気になり、食事もままならない状態に陥っていた時、叔父のケニーが餓死寸前のリヴァイを引き取ります。
ケニーは親代わりにはなれませんでしたが、地下街で生き延びる技術を教えました。ケニーはリヴァイが独り立ちできる頃になるとどこかへ行ってしまい、リヴァイは窃盗団のリーダーとして活動を始めます。立体機動装置も盗み出して使いこなせるようになっていましたが、エルヴィン・スミスに捕まり、調査兵団に入団する代わりに窃盗の罪を問わないという取引を持ちかけられ、入団することになりました。
リヴァイの指が復活したという噂
『進撃の巨人』第133話「罪人達」が本誌掲載された時、失われていたはずのリヴァイの2本の指が描かれていました。アッカーマンの力で治癒したのではないかとの考察もありましたが、後に出版されたコミックスで修正されたことから、作画ミスだったと考察されています。
リヴァイの車椅子姿に対する世間での評判や人気
ここまで、大人気漫画『進撃の巨人』の終盤シーンをリヴァイにスポットを当てて紹介しました。ところで、最後に車椅子生活を送るようになったリヴァイを世間の人々は一体どのように感じているのでしょうか。その反響をSNSの投稿を通じて探ります。
リヴァイが車椅子生活を送るようになった理由を探る投稿はかなり多く見られます。その多くが、巨人の消滅に伴ってアッカーマンの力も失われてしまったのではないかというものでした。それと同時に、本来なら歩けないほどの怪我を負っていながら、最終決戦で活躍を見せたリヴァイの精神力を讃える投稿も見られました。
リヴァイは、ガビとは飛行船で出会ってから以降、最終決戦に赴くまでは接触はありませんでした。最終決戦では、ガビと2人でファルコに乗り、リヴァイのナビゲーションで、ガビはオカピの射撃に成功しています。それまでのいきさつは明らかになっていませんが、マーレとの共闘以降、行動を共にするにつれて信頼関係を築いていったものと考えられています。
車椅子に乗っているリヴァイは、穏やかな表情をしています。同行するおニャン子ポンやガビ、ファルコの表情も明るく楽しそうです。これまでの彼らの過酷な人生を思う時、幸せな人生を生きてほしいと願う声は多くの投稿から見られました。
リヴァイは車椅子生活になったが目的を達成できた
リヴァイは、調査兵団の兵士長で、「人類最強の兵士」と呼ばれている人気キャラです。そのため、いつも死の危険が付きまとっていました。しかし、最終回まで死亡することはありませんでした。しかし、最後のシーンでは車椅子に乗った姿で登場します。これには、ファンのみならず、多くの読者も驚かせましたが、ジークを倒し、巨人のいない世界を実現するという目的を達成したリヴァイは、とても穏やかな表情をしていました。
この記事のライター
makkun402
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