【進撃の巨人】リヴァイが死亡？生存している可能性や車椅子について

『進撃の巨人』に登場する、調査兵団の兵士長を務めるキャラがリヴァイです。個性的なキャラが数多く登場するこの作品の中でも、圧倒的な存在感を放つリヴァイについて紹介します。『進撃の巨人』の概要やあらすじも合わせて紹介します。

リヴァイは、作中でリヴァイ兵長と呼ばれることが多く、ファンからもリヴァイ兵長の名で親しまれています。リヴァイの身長は160cm、体重65kg、誕生日は12月25日です。年齢は30代前半とされていますが明確な年齢は公表されていません。人類最強と呼ばれるだけあり、目つきは鋭く常に人を威圧する雰囲気を漂わせています。笑顔などは一切見せない冷酷な性格ですが、仲間思いの一面もあります。潔癖症という一面も持っています。

『進撃の巨人』は2009年より『別冊少年マガジン』にて連載を開始し、2021年に完結した諌山創著による漫画作品です。巨人と人間との戦いを描いたダークファンタジー作品で、日本のみならず世界中で人気を集めています。2022年9月時点でコミック全34巻の全世界累計発行部数は1億1000万部を超えています。人間対巨人の物語という単純なものではなく、複雑なストーリー展開も人気の理由です。

突如現れた巨人によって人類は滅亡の危機を迎え、生き残った人間は大きな三重の壁によって守られた地で、巨人から身を守り暮らしていました。主人公のエレンも壁の中で生活する一人の少年でした。エレンが10歳になった頃、超大型巨人によって一番外側の壁が壊されます。巨人たちが町へ次々と流れ込み、人々を襲い、エレンの母もエレンの目の前で巨人に捕食されてしまいます。命からがら逃げたエレンは全ての巨人を駆逐するため、訓練兵団に入団し調査兵団になることを決意します。 

リヴァイは作中で多くの巨人を倒す活躍を見せています。しかし、作品の終盤でのジークとの戦闘で重症を負い、死亡したかのような姿が描かれ、リヴァイは死亡し、最終回に登場しないのではと予想されました。リヴァイは本当に死亡したのか、生存の可能性について紹介します。

マーレ戦の後、獣の巨人であるジークはある計画のため、リヴァイの部下たちを含んだ監視役に自身の脊髄液入りワインを飲ませ、巨人化させます。しかしリヴァイによって巨人は一掃され、ジークも腹部に雷槍を刺された状態でリヴァイに運ばれます。ジークは自ら雷槍を爆発させ、その爆発に巻き込まれたリヴァイは死亡したかのように思われましたが実は死亡しておらず、通りかかったハンジによって発見され救出されます。リヴァイはジークが自爆する可能性までは考えていなかったのです。

リヴァイは最終回の登場シーンで車椅子に乗った姿で現れます。最終回のシーンでは車椅子姿のリヴァイと一緒にガビ、ファルコ、オニャンコポンが描かれており、リヴァイの車椅子をファルコが押しています。リヴァイは最終決戦でコニーを巨人から救うため足を損傷し、この怪我はリヴァイにとっても大きなダメージを与えました。また最終回で巨人の力が無くなったことでアッカーマンとしての力が失われてしまい、車椅子生活を余儀なくされている可能性もあります。

ジークとの戦いでリヴァイは右手の人差し指と中指を失ってしまいます。その後、本誌にて133話が掲載された際にリヴァイの無くなったはずの指2本が描かれており、何かの力で復活した可能性があるのではと考えられていました。しかし実際は復活しておらず、コミックス第33巻では修正され、失った右の指2本は失ったままでした。その後のシーンでも指は復活していないので、リヴァイは右指2本を失ったとして間違いありません。

ジークによって一時は死亡したとまで思われたリヴァイですが、そこまでの重傷を負いながらなぜ生存し、また戦いの場に立つことができたのでしょうか。ジークが自爆した際、咄嗟にブレードで身を守ったこともリヴァイが生存できた一つの理由と考えられますが、他にもリヴァイが死亡しなかった理由として考えられる理由を2つ紹介します。

リヴァイが死亡しなかった理由の1つ目に、リヴァイがアッカーマン一族だったことが考えられます。アッカーマン家は「巨人科学の副産物」と呼ばれる王家の武家一族でした。アッカーマン一族は「ユミルの民」を改造して造られた「人間の姿のまま一部巨人の力を発動できる一族」です。王を守るために改造された一族のため、人並外れた戦闘能力を持っています。巨人の力を保有することと脅威の身体能力があったことでリヴァイは生存した可能性が高いと考えられます。

リヴァイが死亡しなかった理由の2つ目は、リヴァイがエルヴィンと交わした約束が考えられます。エルヴィンは調査兵団の団長で、2人には強い信頼関係がありました。しかし獣の巨人であるジークの攻撃によってエルヴィンは死亡します。ジークと戦う前にエルヴィンに「夢をあきらめて調査兵団の団長として死んでくれ、獣の巨人は必ず俺が仕留める」と約束を交わしていました。その約束があったからリヴァイはジークを殺すまでは死ねないという強い意志が力となり、生存したと考えられます。

リヴァイは巨人を駆逐し巨人のいない平和な世界にするという目的の元、エルヴィン率いる兵団と共に活動してきました。しかし物語が進み、ジークの登場によってリヴァイの目的は少しずつ変化していきます。リヴァイの最終的な目的とジークを殺した経緯について紹介します。

リヴァイの最終的な目的は、ジークを殺すことでした。リヴァイはジークと何度か対決し、その度に倒すことには成功しますが邪魔が入ったり、ジークが自爆したりと、トドメを刺すことはできずに取り逃がしてしまいます。エルヴィンや多くの仲間を殺したジークを自らの手で殺すという目的、エルヴィンに「ジークは自分が倒す」と交わした約束のため、ボロボロになっても戦い続けます。

リヴァイは最終的にジークを殺すことになりますが、それまでに何度か逃げられるなど、リヴァイにとっては因縁の相手となります。そんなリヴァイがジークを殺すという目的を達成するまでの経緯について紹介します。

ウォールマリア最終奪還作戦より4年が経過した854年に、ジークを部下と共に監視していたリヴァイでしたが、ジークの作戦によって巨人化してしまった部下たちを全て倒し、獣の巨人となったジークのうなじを一瞬で切り刻みます。ジークが巨人化できないよう腹部に雷槍を刺しますが、ジークは雷槍の引き金を自ら引き、自爆します。リヴァイもジークの自爆に巻き込まれ重傷を負い、ジークも死にかけながら巨人の腹部へと逃げます。

ジークの自爆によって瀕死状態となったリヴァイでしたが、なんとか立てるまで回復します。その頃、エレンは地鳴らしを発動し進行を始めます。エレンを止めるため、宿敵であるジークを倒すため、リヴァイ達は最終決戦へと向かいます。

エレンの力で操られた歴代の九つの巨人がリヴァイ達を襲います。必死に襲ってくる巨人と戦うリヴァイ達ですが、超大型巨人が鎧の巨人の抜け殻を叩きつけます。その爆風でリヴァイとコニーは気を失ってしまいます。意識を失ったコニーに巨人たちが襲い掛かろうとします。ミカサがなんとか巨人を倒しますが、さらに次の巨人にコニーが襲われようとします。ギリギリのところでリヴァイが目を覚まし、コニーを救出しますが、巨人をうまく避けきれず左足を噛まれて損傷してしまいます。

ジークはエレンの地ならしを阻止できず、エレンに取り込まれたままとなっていました。道でアルミンと出会い、過去と向き合うことで再び地鳴らしを止めることを決意し、始祖の巨人の骨部分からリヴァイの前に姿を現します。リヴァイは驚きながらも瞬時にジークの首を刎ねました。あまりのあっけなさにリヴァイは驚きを隠せませんでした。因縁のリヴァイ対ジークの戦いに終止符が打たれました。

ジークを倒すことでリヴァイの目的は果たされ、地鳴らしは止まりましたが、エレンは進み続けていました。エレンを殺すことを決意したミカサを巨人化したエレンの口の中へ入れるよう手助けします。リヴァイは雷槍でエレンの歯を破壊し、ミカサが入れるよう穴を開けます。ミカサは巨人化したエレンの口の中に入ることに成功し、口の中にあったエレン本体の首を斬り落とします。

『進撃の巨人』の作中でたくさんの活躍を見せたリヴァイは冷静で無愛想ですが、愛されるキャラクターです。公式のキャラクター人気投票では首位独占する人気者のリヴァイの声を担当したのは声優の神谷浩史さんです。大人気声優の神谷浩史さんは数々の作品に出演していますが、中でもリヴァイは神谷浩史さんの代表キャラとされています。

アニメ『進撃の巨人』のリヴァイの声優を務めたのは神谷浩史さんです。近年のアニメ作品では神谷浩史さんの声を聞かない作品は無いと言っても過言ではないほどの超人気声優です。神谷浩史さんは高い演技力でリヴァイのようなクールな役からコミカルな役までこなす演技派の声優です。そんな神谷浩史さんのプロフィールや代表作品について紹介します。

神谷浩史さんは1975年生まれ、千葉県出身の声優です。現在は青二プロダクションの所属です。1994年より声優活動を開始しており、毎年開催される声優アワードでは5年連続受賞により、殿堂入りを果たしています。数々の有名作品に出演しており、三大週刊少年漫画雑誌の主人公を演じたという数少ない経歴を持つ人物です。声優だけでなく歌手やナレーターとしても幅広く活躍しています。

神谷浩史さんの主な出演作品は『夏目友人帳』の主人公、夏目貴志です。『夏目友人帳』は2007年より「LaLa」にて連載中の漫画です。神谷浩史さんは幼いころから人には見えない妖怪を見てしまう体質で、その能力のせいで人間関係がうまくいかず悩みながらも、妖怪や自分を大切に想ってくれる人たちと出会い成長していく主人公の少年を演じています。アニメは第6期まで続き、2018年には映画化もされている大人気作品です。

リヴァイに対する世間の評判は、「とにかくかっこいい」という声がとても多かったです。容姿がかっこいいのはもちろんのこと、立ち振る舞いや発言が全てかっこいいという声があがっていました。主人公のエレンを差し置いて人気投票で一位を独占する理由がわかります。

リヴァイとジークの対戦を楽しみにしていた読者がたくさんいました。因縁の相手であるリヴァイとジークの戦いが最終的にどう決着するのか、多くの読者が心待ちにしていましたが、最終戦ではジークがリヴァイにあっけなく首を刎ねられてしまい、ショックを受けた人もいたようです。それだけ2人の戦いは注目されていました。

最終回でリヴァイがファルコとガビに車椅子を押されているシーンを見た読者の中には、その姿に驚いた人もいたようです。誰にも頼らず一人で生きていきそうなイメージのあるリヴァイが人に車椅子を押されて生活しているのは読者にとっても意外な姿だったようです。

リヴァイはジークとの戦いで死亡してしまったのではと読者を不安にさせましたが、実は生存しており、最終回まで生き残ったキャラクターの一人です。読者からの人気も主人公のエレンを差し置いて一位を独占するリヴァイは、最終回まで強い意志と高い戦闘力で仲間たちを導いてくれました。最終回では車椅子となってしまったリヴァイですが、次々と主要キャラクターが死亡していく『進撃の巨人』で生存したことからも彼の強さがうかがい知れます。