【アオアシ】あおいあしと(青井葦人)の成長まとめ!ポジション変更の理由も
本記事では『アオアシ』に登場する主人公・あおいあしと(青井葦人)の成長についてまとめていきます。『アオアシ』作中に描かれたあおいあしとの能力やポジション変更した理由、モデルになった実在の人物やアニメ版の声優などについても解説していきます。
目次
【アオアシ】あおいあしと(青井葦人)とは?
アオアシは戦術やコアなテクニックを描いたサッカー漫画として注目を集めており、その作品の主人公として登場しているアシトは王道なサッカー漫画主人公とは異なる特徴や強さを持っています。まずはアシトの基本的なプロフィールをまとめ、アオアシの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
あおいあしと(青井葦人)のプロフィール
- 誕生日:7月3日
- 血液型:A型
- 身長:172cm
- 体重:60kg
アシトは東京シティエスペリオンユースとして活躍するサッカー選手です。天然パーマが特徴的な容姿をしており、天真爛漫かつ自信家であり一方で協調性に欠けている性格をしています。中学では公式大会で結果を残せず暴行事件によって推薦も取り消されてしまいましたが、俯瞰能力とボールへの嗅覚に対する才能をユースの監督に見いだされプロになるために挑戦することになります。
アオアシの概要
アオアシは小林有吾によってビッグコミックスピリッツに連載されている漫画作品です。Jユースを扱った初めてのサッカー漫画として話題を呼び、独特なストーリーや戦術面を重点的に描いたシナリオ構成が人気を集めました。本作は2015年~2023年5月の間に単行本32巻を刊行しており、マンガ大賞第4位、小学館漫画賞一般部門など様々な賞を受賞、2023年6月時点で累計発行部数は1800万部を突破しています。
アオアシのあらすじ
弱小サッカー部で活動していたアシトこと青井葦人は、ボールへの嗅覚とフィールドの俯瞰能力をユースの監督に買われ東京シティ・エスペリオンFCのセレクションを受けることになります。貧しい家計を助けるためプロになることを決意したアシトでしたが、類稀なる才能を持っている一方で基本的な個人技や戦術ができないことに気付かされます。その後、仲間の技術や監督からのアドバイスを参考にアシトの挑戦が始まるのでした。
【アオアシ】あおいあしと(青井葦人)の成長やポジション変更
アオアシ作中にてアシトはポジションを変更するエピソードが描かれ、サッカー漫画史初となるサイドバックの選手として活躍しています。また、拙い個人技と基本戦術への理解が足りていない弱点を持ち、それを改善するために成長するエピソードも面白いと評判です。ここではアオアシにおけるアシトの成長やポジション変更についてまとめていきます。
あおいあしと(青井葦人)の成長
アシトはボールへの嗅覚とフィールドを俯瞰する能力に長けている一方で、ユースとしての経験が浅いことから基礎戦術や個人技に劣っている部分があります。技術的に劣るアシトですが、持ち前の精神力とたゆまぬ努力で目を見張る成長を遂げることになります。具体的な成長シーンを解説していきます。
成長①初めての紅白戦
セレクション合格後ユースメンバーによる紅白戦に参加したアシトでしたが、そこで個人技の低さやトラップ精度の悪さ、個人戦術への理解が足りないことで足手まといになってしまいます。周囲のメンバーはユースJr.など英才教育を受けた技術者ばかりであり、アシトは他メンバーとの差を痛感するしかありませんでした。
成長②深夜の自主練
差を埋めるためにアシトが最初に始めた練習は「止めて蹴る」という基礎中の基礎からでした。アシトは深夜の自主練でただそれだけを練習し続けたことで、狙った場所にすぐに蹴れるようになります。この基本プレーが堪能になったことでアシトは他のメンバーが考えることを自然と理解できるようになり、後に学ぶことになる基礎戦術などを自らの頭で理解できるようになります。
あおいあしと(青井葦人)の俯瞰の能力
アシトはフィールドを上から見下ろしているように俯瞰することができ、常にどこに誰がいるのかを把握してプレーすることができます。これほどの俯瞰能力を習得できた理由は幼い頃、母の店で新聞紙を丸めたボールをお客さんにぶつからないようにドリブルするという遊びをしていたからで、この能力によってFWからサイドバックにコンバートした時も早く適応するすることができました。
あおいあしと(青井葦人)のポジション変更の理由
中学生の頃までアシトはエースFWとして活躍していましたが、セレクション合格後に福田監督に呼ばれるとサイドバックに転向するよう説得されました。福田監督はアシトがユースに加入する前からポジション変更を考えていたと明かしており、転向を勧めた理由はアシトのボールへの嗅覚を活かしたサイドバックからの攻撃を見越したもので、実際にアシトは監督の想定より非常に早くサイドバックにコンバートしました。
あおいあしと(青井葦人)の東京VANS戦での活躍
東京VANS戦にてアシトら1年生組はそれまで深夜練習で特訓したロープ練の効果を発揮し、東京VANSの攻撃を上手く押さえ込んでみせます。途中で気持ちが逸ってラインがずれてしまうミスをしてしまうものの、後半ではそれを修正し完全に押さえ込むだけでなく攻撃の起点を生み出すことに成功し、先輩とのコミュニケーションも完璧だったことでアシトはプレミア初ゴールを決めました。
あおいあしと(青井葦人)が今後別のポジションになることはある?
ポジション変更を命じられた時、FWで活躍することを望んでいたアシトは強いショックを受けました。サイドバックにコンバートできた今、アシトが再びFWに、または別のポジションに変更する可能性は恐らく低いでしょう。理由はアシトがそれほど器用な選手ではないことで、個人技やフィジカルでの活躍が見込めないためサイドバックのスペシャリストとして成長すると推察されます。
あおいあしと(青井葦人)が目指す選手像
アシトは攻守コンプリートな選手を目指していますが、この目標ができた理由はエスペリオンの至宝・栗林から言われたからです。世界的に見れば攻撃的なサイドバック、守備的なサイドバック選手は多くいますが、攻守両方をトップクラスの実力でこなせる選手はそういません。栗林はアシトであれば攻守コンプリートした優秀な選手になれると期待し彼にそう告げたのでした。
【アオアシ】あおいあしと(青井葦人)のモデルの選手
アオアシに登場するキャラクターにはそれぞれ実在しているサッカー選手をモデルに作られていると考察されています。モデル考察はサッカーに興味を持っているファンの間で様々な意見が行き交っており、モデルとなった選手について知ることでアシトの人物像や今後の活躍について様々な推察が楽しめるようになることでしょう。ここではアオアシにおけるアシトのモデルとなった選手についてまとめていきます。
あおいあしとのモデルは福田健二?
アシトのモデルには複数の候補が挙げられており、その中で最有力となっているのが福田健二選手です。アオアシ作者の小林先生は自身が運営するブログにて『アシトの出身地、家族構成などは福田選手の半生に影響を受けている』と記述しています。福田選手はアシトと同じ愛媛県出身でアシト以上に厳しい生活をしていたそうです。なお、福田選手が愛媛FCに所属していた頃はFWとして活躍しておりアシトとポジションが異なります。
あおいあしとのモデルはシャビエル・エルナンデス・クレウス?
卓越した俯瞰能力を持っているところからシャビエル・エルナンデス・クレウスもモデル候補に挙げられています。シャビは桁外れの空間把握能力を活かした頭脳派なプレーをする選手として知られており、パス成功率は他の選手とは一線を画す記録を残しています。出身や家族構成などアシトの人物像や環境のモデルは福田選手で、プレースタイルや能力はシャビ選手がモデルにされたのかもしれません。
あおいあしとの俯瞰を持つ選手は実在する?
アシトのように敵、味方全員の位置を完璧に把握できる選手はシャビや北野蓮などが挙げられます。シャビについては小型カメラを頭に装着してプレーしてもらい、録画した映像を見せている間に突然切りその直後のフィールドプレイヤーの位置を描いてもらうという実験を行った時、敵・味方どちらもほぼ完璧に描いてみせたという結果を残しています。シャビがバルセロナで活躍していた頃のポゼッション率は常に70%を超えており、司令塔としての優秀さが窺えます。
【アオアシ】あおいあしと(青井葦人)の家族
アシトがユースで努力している1番の理由は家計を助けるためであり、作中ではサッカーのプレーだけでなくアシトを中心にした人間関係などが色濃く描かれています。アシトの家族構成は本作のストーリーに関わっている重要な要素で、父親がいない理由など一部謎が残されているところが読者の間で考察の話題になっています。家族について知ることでアシトの生い立ちなどについてより理解が深まることでしょう。ここではアオアシにおけるアシトの家族についてまとめていきます。
あおいあしと(青井葦人)の母親
アシトは母子家庭で育っており母親・紀子の手によって育てられました。アシトの母親はサッカー経験がなく知識もない素人で、夜は水商売、昼は別の仕事をして生計を立てています。アシトは中学生の頃、公式大会にて相手選手から親のことを罵倒され暴行事件を起こしてしまったことを理由に高校のサッカー推薦を取り消されてしまいます。
あおいあしと(青井葦人)の兄
アシトは1歳年上の兄・瞬がいます。幼少期はアシトと共に毎日サッカーをして遊んでいたサッカー少年でしたが、小児喘息を患ってしまったことを理由にサッカーから手を引くことになりました。現在はバイトをして家計を助けています。また、アオアシのスピンオフ作品『アオアシブラザーフット』では瞬が主人公となっており、過去の挫折やアカデミー生になった後の活躍・成長など再起の物語が描かれています。
あおいあしと(青井葦人)の父親
アシトは母子家庭であり父親については存在しているかどうかすら明かされていません。養育費が支払われている様子が描かれていないことから死別していると推察されます。アシトが父の不在を気にしている様子を見せたことはありませんが、アシトに天才的な才能が秘められていたことから父親がサッカー関係者だった可能性が考えられ、今後の物語に登場するかもしれません。
【アオアシ】あおいあしと(青井葦人)の声優
アオアシは2022年4月よりテレビアニメが公開されました。これまでにないサッカー漫画のアニメ化されたということで大きな話題を呼び、映像化されたアシトたちの活躍や声優たちの演技などによって高い人気を博しました。中でもアシト役を担当した声優はデビューしたばかりの新人で年齢も若いことから今後の活躍に期待を寄せられています。ここではアニメ版アオアシにて青井葦人役を務めた声優についてまとめていきます。
あおいあしと(青井葦人)の声優は「大鈴功起」
青井葦人を演じた声優は大鈴功起(おおすずこうき)です。日本ナレーション演技研究所を経て2020年に声優デビューを果たしており、本作をもって初主演を飾っています。アオアシの対談にて平成12年生まれ(2023年時点で22歳)であることを明かしており、特技として落語、ゲーム、バスケットボールを挙げています。本作をきっかけに他作品への出演が増えておりインターネット配信の番組や朗読劇など様々な分野で活躍しています。
大鈴功起のプロフィール
- 本名:大鈴功起
- 性別:男性
- 出身地:東京都
- 生年月日:2000年10月5日
- 事務所:ヴィムス
- デビュー時期:2020年
大鈴功起の主な出演作品
- 下平鉋(アニ×パラ〜あなたのヒーローは誰ですか〜)
- マジック(むかば図書館)
- ハカーケ(パズドラ)
- 鈴木(プラチナエンド)
- ヒョウガ(EDENS ZERO)
- ジャック、他(フェルメール・ブルー)
【アオアシ】あおいあしと(青井葦人)に対する世間での評判や人気
これまでアオアシに登場するあおいあしとの成長やポジション変更の理由、モデルとなった選手の考察などをまとめてきましたが、実際にアオアシ本編からアシトの成長や活躍を見ているファンは彼にどのような印象を抱いているのでしょうか。ここではアオアシファンが思うあおいあしとについて、SNSへ投稿されているコメントを参照し世間での評判や人気をまとめていきます。
アシトは花形のシュートよりも逆転に繋がるパスやポジショニングによる戦術面での活躍がメインとなっていますが、チームの勝利に繋がる活躍がかっこいいと評判になっていました。サッカー漫画の中では異色な主人公となっていますが、自身の弱点を克服しようと地道に練習したりプレーの中で覚醒したりするシーンが本作独自の魅力に繋がっています。
アシトが初めてポジション変更を告げられたシーンに衝撃を受けたという読者は多くいたそうです。主人公がFWとなって点取り屋として活躍するのがサッカー漫画の王道ですが、あえてその路線から外し主人公をDFに置いた設定が斬新で本作独自の魅力として人気を集めています。
アシトのモデル選手については現在も考察が行き交っており、最近では日本代表に選ばれた長友や内田選手などが候補に挙げられていました。厳密にアシトのモデルが誰なのかは明言されていませんが、モデルについて考えることもサッカーファン特有の楽しみ方になるでしょう。
アニメ版アオアシを視聴したファンの間ではアシトの担当声優が新人だったことが話題になっていました。新人ということもあり演技力は賛否両論となっていますが、慣れていない演技ががむしゃらに頑張るアシトの人柄と合っているとも言われており、アシトと共に今後どのように成長していくのかと期待が寄せられています。
【アオアシ】あおいあしと(青井葦人)は成長がすごいキャラだった
アオアシに登場するあおいあしとはサイドバックにコンバートしてから成長し続けている選手でした。俯瞰能力とボールへの嗅覚に対し個人技や基本戦術に乏しいという弱点が他のサッカー漫画では見られない要素であり、仲間や周囲のサポーターたちと共に1つずつ成長していくエピソードに魅力を感じているファンは多くいることでしょう。もしもアシトの能力について知らなかったという人は、ぜひアオアシ本編をチェックし今後のアシトの成長を見届けてみてください。
この記事のライター
zeile
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