【BLEACH】零番隊まとめ!メンバーの強さと能力など諸々考察
『BLEACH』の千年血戦篇では零番隊が登場します。零番隊は護廷十三隊から独立した組織です。ここでは『BLEACH』に登場する零番隊のメンバーや斬魄刀の能力、最強ランキングを紹介します。また霊王との関係について詳しくまとめています。
目次
【BLEACH】零番隊とは
『BLEACH』には零番隊という組織が登場します。零番隊は護廷十三隊のように尸魂界を守る組織ではありません。ここでは零番隊とはどのようなメンバーで構成されているのか、概要などを紹介します。
王属特務「零番隊」の概要
零番隊とは霊王を守る王族特務の死神のことです。瀞霊廷にはおらず、霊王宮で霊王を守っています。基本的には護廷十三隊に干渉することはありません。護廷十三隊は尸魂界を守る部隊、零番隊は霊王を守る部隊として独立しているからです。そのため、これまで尸魂界が襲撃を受けても零番隊が出動することはありませんでした
メンバー5人で構成される部隊
『BLEACH』に登場する零番隊のメンバーは全員で5人います。零番隊に所属するには、歴史に残るほどのものを創造し、それを霊王に認められなければ零番隊に所属することはできません。ちなみに霊王に行くための鍵である王鍵とは、零番隊のメンバーの骨の一部です。
零番隊に選出されると霊王の力によって骨の一部が王鍵の一部になるのです。藍染惣右介は王鍵を創り出そうとしていましたが、それは零番隊そのものを創り出すという意味でした。そのため零番隊は藍染惣右介の思惑を危険視していました。
神兵(霊王直属の雑兵)の存在
『BLEACH』の千年血戦篇では神兵が登場します。どのような存在なのか詳しく描かれていませんが、修多羅千手丸が引き連れてユーハバッハの前に現れました。黒いマスクをしており、隠密機動の格好に似たシンプルな服装をしています。またそれぞれ斬魄刀を持っており、戦い方は死神と同じです。
『BLEACH』の劇中ではニャンゾル・ワイゾルと戦いました。ただニャンゾル・ワイゾルの技によって直接攻撃をすることができなかったので、どれほどの強さがあるのかは不明です。しかし修多羅千手丸が攻撃を与えるまでの隙をつくりました。戦闘中は自分の意志ではなく、ほぼ修多羅千手丸の作戦で行動していました。
霊王の盾と呼ばれる二級神兵
『BLEACH』の千年血戦篇では二級神兵が登場します。二級神兵は星十字騎士団との戦いで修多羅千手丸が召喚した神兵の上位の存在です。神兵よりも上等な着物と笠を着用しています。
修多羅千手丸は召喚する時に「霊王の盾」と言っていましたが、その言葉の通り、両腕にはバックラーを装着しています。しかし攻撃する間もなく星十字騎士団によって殺されてしまいました
【BLEACH】零番隊メンバー一覧
『BLEACH』に登場する零番隊にはどのようなメンバーがいるのか、ここでは零番隊のメンバーについて詳しく紹介します。
零番隊メンバー①曳舟桐生
『BLEACH』に登場する曳舟桐生は110年前に零番隊への所属が決まった人物です。零番隊第二官、南方神将で異名は「穀王(こくおう)」です。浦原喜助の前に十一番隊隊長をしており、当時副隊長だった猿柿ひよ里や同期の隊長だった平子真子とは仲が良かったようです。
見た目はふくよかな女性なのです。しかし昔はスレンダーだったのか、110年ぶりに平子真子と再会した時はあまりの変わりように曳舟桐生だと気づきませんでした。義魂の概念を作り出し、それを体内に入れ込む方法を編み出した人物でもあります。
零番隊メンバー②修多羅千手丸
『BLEACH』に登場する修多羅千手丸とは零番隊第四官で北方神将です。異名は「大織守(おおおりがみ)」です。ユーハバッハと過去に会ったことがあるようなセリフがあることから1000年以上生きているといわれています。見た目は美しい女性で全く老けていません。また死覇装を生み出した人物だといわれています。
以前は技術開発局に居たのか、涅マユリとは嫌味を言う仲です。ただ技術開発局ができたのは110年前で、その頃はすでに死神は死覇装を着ていました。そのため元々技術開発局の前身のような組織があり、その組織に所属していた時に修多羅千手丸が上司で幽閉される前の涅マユリが部下だったのではないかという説もあります。
零番隊メンバー③麒麟寺天示郎
『BLEACH』に登場する麒麟寺天示郎とは、零番隊第一官で東方神将です。異名は「泉湯鬼(せんとうき)」です。リーゼントが特徴的な荒々しい口調の男性ですが治療に関するスペシャリストです。
卯ノ花烈に回道を教えた人物でもあります。卯ノ花烈の指導をしていたことからかなりの古参であるといわれており、また初代護廷十三隊の中に麒麟寺天示郎のような影もあります。
零番隊メンバー④二枚屋王悦
『BLEACH』に登場する二枚屋王悦とは零番隊第三官で西方神将です。異名は「刀神(とうしん)」です。刀を打つ時以外はサングラスをかけており、チャラ男風でラッパー口調です。自分の城である鳳凰殿がみすぼらしい小屋なのが気に入らず、クラブのような建物に女体の斬魄刀を侍らせています。最初に「斬魄刀」を創った人物でもあります。
零番隊メンバー⑤兵主部一兵衛
『BLEACH』に登場する兵主部一兵衛とは死神が世界を創り上げる前に存在していた人物で、霊王とは親友同士でした。零番隊ではリーダー格のような存在でもあります。異名は「真名呼和尚」です。ユーハバッハに負けた後は黒崎一護に後を託しましたが、実は黒崎一護を新しい霊王に仕立てようと考えていました。
【BLEACH】零番隊の最強ランキングと能力
『BLEACH』に登場する零番隊の総戦力は、護廷十三隊の全軍以上だといわれています。そんな零番隊のメンバーがどれほどの強さや能力を持っているのかをここではランキング形式で紹介します。
最強ランキング5位:曳舟桐生
曳舟桐生は最強ランキング5位にランクインしました。その理由は、『BLEACH』ではほとんど戦闘に参加していないからです。ユーハバッハが攻めてきた時には他のメンバーに戦闘を任せて「命の檻」を作り上げていました。その後武器の巨大なしゃもじを使って攻撃を防ごうとしましたが、防ぐ事ができませんでした。
曳舟桐生の能力「命の檻」とは
曳舟桐生の能力「命の檻」とは巨大な樹木による檻です。この樹木は曳舟桐生の霊圧を喰って成長するもので、劇中では星十字騎士団の高濃度に凝縮された霊子の攻撃も吸い取っていました。この「命の檻」は樹木の隙間が広いのでそこから抜け出せそうに見えますが、霊子に反応して枝が伸びるので脱出することはできません。
曳舟桐生は料理の鉄人?
曳舟桐生は料理を得意としています。『BLEACH』で黒崎一護と阿散井恋次は麒麟殿で治療した後、臥豚殿に訪れました。ここではただ食べることだけが目的となっていました。
この食事を摂ることで、義魂を体内に取り入れて別次元の霊圧を得ることができるのです。ちなみにこの能力は材料も全て曳舟桐生の体からできているので、曳舟桐生は太っておかないと体を保つことができません。そのため料理をつくり終えると痩せてしまいます。平子真子が別人だと驚くほど太っていた理由はこの能力のせいでした。
最強ランキング4位:修多羅千手丸
修多羅千手丸は最強ランキング4位にランクインしました。修多羅千手丸は『BLEACH』でユーハバッハとの戦いでも活躍を見せており、ニャンゾル・ワイゾルに勝利しています。
修多羅千手丸の能力や技は不明?
『BLEACH』での戦闘シーンでは、特に修多羅千手丸の能力について解説はありませんでした。阿散井恋次が修多羅千手丸の元に訪れた時も、思い出したくないと言って回想を辞めたので何をされたのかは不明です。
しかしその時の描写から死覇装を仕立てた人物だといわれており、どんなものも縫うことができる能力を持っているのではないかと考えられています。縫うスピードは早く、ニャンゾル・ワイゾルはいつ自分のコートに修多羅千手丸の羽織が縫われていたのか全く気づきませんでした。
コートに羽織を縫われたニャンゾル・ワイゾルはその服の内側で攻撃を受けて死亡したように描かれています。またその能力で、ユーハバッハも気づかないような偽の霊王宮を作り上げていました。
最強ランキング3位:麒麟寺天示郎
麒麟寺天示郎は最強ランキング3位にランクインしました。麒麟寺天示郎は砕蜂でも追いつかないようなスピードを持っています。さらには命をつなぐことで精一杯だった朽木白哉の治療も能力によって完治させました。回復・攻撃のどちらもこなす人物です。
麒麟寺天示郎の斬魄刀は「金毘迦」
麒麟寺天示郎は「金毘迦(きんぴか)」という斬魄刀を持っています。この斬魄刀は湯かき棒のような形状をしており、湯をかく部分には「きりんじ」という文字が入っています。斬魄刀の解号は「天照一閃 金毘迦 (てんしょういっせん)」です。始解することで湯をかく部分が刃に変化します。
そしてこの斬魄刀によって大量の湯を出現させることができます。『BLEACH』ではこの湯を自在に操ってユーハバッハに攻撃するものの、ニャンゾル・ワイゾルの能力によって一撃も当てることができませんでした。
麒麟寺天示郎の技①「白骨地獄」(はっこつじごく)
「白骨地獄(はっこつじごく)」とは麒麟寺天示郎の技の一つで、痛みきった霊圧を血と共に絞り出すことができる湯です。「血の池地獄」と交互に浸かることで重傷者を治療することができます。ただやりすぎると過回復となって肉体が滅んでしまいます。斬魄刀を使用した時にも「白骨地獄」の湯を操っていたことから攻撃にも使えるようです。
麒麟寺天示郎の技②「血の池地獄」(ちのいけじごく)
「血の池地獄(ちのいけじごく)」とは麒麟寺天示郎の技の一つで、霊圧と血を体内に取り入れることができる湯です。「白骨地獄」で抜いた分の血と霊圧を「血の池地獄」で補充することで回復させることができます。『BLEACH』では、アスキン・ナックルヴァールの能力で血を操られた二枚屋王悦の血を新しいものに入れ替えました。
最強ランキング2位:二枚屋王悦
二枚屋王悦は最強ランキングで2位にランクインしました。その理由は『BLEACH』で星十字騎士団の親衛隊を全滅させたからです。二枚屋王悦は斬魄刀を創った人物であることから、刀を使った攻撃で親衛隊を圧倒しました。戦闘時にはゼリーのようなものに浸された刃がぐらつくほど傷んだ刀を使って戦いました。
この刀は「鞘伏(さやふし)」という斬れ味が良すぎていくら斬っても刃こぼれせず、血も付着しない刀です。二枚屋王悦はこの斬れ味の良すぎる刀を収める鞘を作ることができませんでした。だからゼリー状のものに浸していたのです。
二枚屋王悦は斬魄刀の基である「浅打」の生みの親?
二枚屋王悦は死神が使う斬魄刀の元となる「浅打(あさうち)」を創っている人物です。霊王宮で創ったものを瀞霊廷に納品しています。「浅打」は死神が院生時代に支給されるもので、この「浅打」に魂を写し取ることで斬魄刀を創り上げることができます。
最強ランキング1位:兵主部一兵衛
兵主部一兵衛は最強ランキング1位にランクインしました。兵主部一兵衛は山本元柳斎重國とどちらが強いのか、ファンの間でしばしば討論されるほどの強さがあります。
兵主部一兵衛の斬魄刀は「一文字」
兵主部一兵衛の斬魄刀は「一文字(いちもんじ)」で、筆の形をしています。名前に関する能力があり、筆で描いた円の中に文字を書くことでその文字と同じ効果を得ることができます。例えば「隠」と書くことで霊王宮を星十字騎士団から隠していました。斬魄刀の解号は「黒めよ いちもんじ(くろめよ いちもんじ)」です。
兵主部一兵衛の技①「百歩欄干」(ひゃっぽらんかん)
「百歩欄干(ひゃっぽらんかん)」とは、相手に百本の管を突き刺すことができる鬼道です。檜佐木修兵が使っていた時は投げた一本の管が百本に分かれましたが、兵主部一兵衛が使った時は管の一つ一つが連なっていました。
兵主部一兵衛の技②裏破道三の道「鉄風殺」(てっぷうさつ)
裏破道 三の道「鉄風殺(てっぷうさつ)」とは、手刀から龍のような顔をした巨大な霊圧を放つことができる鬼道です。
兵主部一兵衛の技③「不転太殺陵」(ふてんたいさつりょう)
「不転太殺陵(ふてんたさつりょう)」とは斬魄刀の能力の一つである黒を支配する能力を使った技です。100年後の尸魂界から百夜を奪い、墓標の群れを出現させます。相手を吸い尽くして転生さえ許さない地獄へと突き落とします。
兵主部一兵衛の技④「千里通天掌」(せんりつうてんしょう)
「千里通天掌(せんりつうてんしょう)」とは、巨大な手足が対象物を踏み潰したり蹴り飛ばすことができる技です。
【BLEACH】零番隊の千年血戦篇名シーン
『BLEACH』では千年血戦篇で零番隊が登場します。ここでは零番隊の登場シーンについてまとめています。
千年血戦篇で初登場する零番隊
零番隊が初登場したのは『BLEACH』の516話です。零番隊は星十字騎士団による一度目の襲撃後に瀞霊廷に降りてきました。100年前から隊長をしている平子真子や卯ノ花烈、京楽春水などは零番隊のメンバーに顔見知りがいました。しかし隊長格でも、比較的若い砕蜂はほ零番隊についてとんど知りませんでした。
それほど姿を見せることが少ない零番隊がある理由で瀞霊廷に降りてきたのです。もちろん霊王宮を守護する零番隊が、瀞霊廷を守護するために降りてきたわけではありません。なぜこのタイミングで降りてきたのか、その理由に注目です。零番隊はこの時瀕死状態だった死神達を助けることになります。
零番隊の登場は読者を驚かせました。そもそもここまで星十字騎士団によって、ほとんどの死神が戦えない状態になっています。そのため、どうやってこれから先星十字騎士団と戦うのか、その絶望感が読者にも伝わっていました。
そのため、隊長クラスの死神よりも強い零番隊は救世主のような存在にも見えました。しかし、零番隊はもちろん霊王宮を離れて戦うつもりはありません。では、黒崎一護達の前に現れて一体どのような行動に出るのかに注目です。
ユーハバッハ達との戦闘シーン
『BLEACH』の千年血戦篇では、瀞霊廷が星十字騎士団による二度目の襲撃に遭います。二度目の襲撃ではユーハバッハが直接王宮に攻め込んできました。ユーハバッハは親衛隊を連れており、零番隊と戦わせました。零番隊の総力は護廷十三隊以上だといわれているほど強く、親衛隊は手も足も出ません。
護廷十三隊の死神はほぼ互角で星十字騎士団と戦っていましたが、零番隊はそれよりも実力の高い親衛隊を相手にしても余裕でした。しかしその親衛隊を率いているのはユーハバッハです。もちろん親衛隊を殺したところで、簡単に戦闘の決着がつくわけはありません。なんとユーハバッハはある能力によって親衛隊を復活させたのです。
そして零番隊は、ユーハバッハとの本格的な戦いを始めるのでした。護廷十三隊の死神達の多くは個人戦が多いのですが、この時の戦いを見ると、零番隊は珍しく周囲と協力しながら戦っていました。これにより、星十字騎士団の親衛隊は手も足も出なかったと考えられます。
最後は壊滅も小説版で復帰
『BLEACH』の本編では全滅したように見えた零番隊ですが、実は生存していました。その理由は、零番隊と離殿の霊力が繋がっているからです。もし零番隊をそれぞれ倒したとしても離殿が無事であれば零番隊が死ぬことはないのです。「BLEACH Can't Fear Your Own World」という小説ではこのような理由から全員無事だったことが判明しました。
【BLEACH】零番隊の霊王に関するエピソード
『BLEACH』に登場する零番隊は霊王を守るために存在しています。ここでは霊王とはどんな存在なのか、霊王に関するエピソードをまとめています。
霊王なしでは語れない零番隊
『BLEACH』の千年血戦篇では霊王がストーリーの鍵でした。その霊王を守るのが零番隊です。まずは霊王とはどんな人物なのかを紹介します。
霊王とは
『BLEACH』に登場する霊王とは、尸魂界をまとめる王のことです。四肢のない裸の男性で、水晶の中にいます。眼には四つの瞳を持っているのが特徴的です。霊王の正体は死と生が曖昧だった時代に、人間を虚から守っていた人物でした。名前は卯ノ花霊王と言います。完現術・死神・滅却師の力を持っており、救世主といわれていました。
しかしこのまま虚を殺し続ければ世界は緩やかに崩壊していきます。そこで五大貴族の始祖は生と死を分断させることにしました。そのためには霊王の力が必要です。そこで綱彌代家は霊王を水晶の中に封印するという強硬手段を取り、四肢削いで臓腑を取り出しました。
こうして生贄となった霊王によって現世・尸魂界・地獄の三つの世界に別れ、世界の均衡が保たれるようになったのです。霊王は封印された状態になったものの、零番隊は意志を感じ取ることはできるようです。
霊王が住む霊王宮について
霊王宮は霊王が封印されている場所です。空中に浮いている細長い建物です。その周りには5つの零番離殿があります。零番離殿は盆のような平たい形をしており、その上に零番隊のそれぞれの城があるのです。黒崎一護はこの離殿を巡り、治癒してもらったり斬魄刀を打ち直してもらいました。
霊王は千年血戦篇で初登場
霊王の名前については何度か名前だけは登場していました。しかしその姿が初めて描かれたのは千年血戦篇の519話です。その時は零番隊ではなく使用人のような人物が霊王に話しかけていました。そして再登場したのは611話でユーハバッハが兵主部一兵衛を突破して霊王の元に向かった時です。その後黒崎一護に斬られて死亡しました。
霊王の正体はクインシー(滅却師)との噂
『BLEACH』の千年血戦篇が始まると、霊王の正体は実は滅却師なのではないかと噂されるようになりました。その理由はユーハバッハに吸収された霊王の力がユーハバッハに協力するようになったからです。
霊王の正体が滅却師であるというのはあながち間違いではありません。霊王は完現術・死神・滅却師の力を持っており、かつては滅却師として虚を滅していたことがあったからです。
ただ滅却師だったから協力的になったというよりも、ユーハバッハが目指す死がなくなった世界という理想が一致したからではないかといわれています。霊王が四肢を分断した死神を憎んでいたという説もありますが、実際のところ世界崩壊を望むほど憎んでいたのかは不明です。
藍染惣右介は霊王に対し疑いと怒り
『BLEACH』のストーリーの中で霊王を最初に狙ったのは藍染惣右介です。藍染惣右介が本当に霊王を殺そうとしたのかは分かりませんが、王鍵を作って霊王宮に侵入しようとしていたのは確かです。そのため、霊王を殺して全てを統治する神のような存在になろうとしていたのではないかといわれています。
藍染惣右介がそもそも王鍵を作ろうと考えたのは、霊王が王に仕立て上げられた生贄だと知ったことがきっかけでした。そして藍染惣右介はその圧倒的な力を持つことから、劇中で最も孤独だった人物だといわれています。霊王はそんな藍染惣右介と対等ともいえる人物です。そのため、霊王を解放してその配下に下るつもりだったという考察もあります。
浦原喜助が予測していた世界崩壊
浦原喜助が霊王に対してどの程度知っていたのかは謎です。ただ霊王の存在が世界を支えるための楔であることは知っていたようです。これについては『BLEACH』の空座決戦篇で語っており、この頃から霊王が死ねば世界が崩壊することを予測していたようです。
霊王はユーハバッハに敗北
『BLEACH』の611話ではユーハバッハが兵主部一兵衛を殺し、霊王宮へと向かいました。そして612話では霊王を守っている者達を殺害し、中に封じられている霊王を水晶ごと突き刺しました。霊王は水晶に封じられ、さらには四肢を分断されているので逃げることもできませんでした。
その頃、死亡したかに思われていた兵主部一兵衛が復活し、駆けつけた黒崎一護にユーハバッハを倒してほしいと託しました。黒崎一護はユーハバッハを見つけて斬りかかりますが、ユーハバッハは黒崎一護の中の滅却師の血を操って霊王にとどめを刺しました。その瞬間から世界崩壊が始まります。
霊王とユーハバッハの親子説の真相
『BLEACH』の611話では、ユーハバッハが霊王を刺しながら「父」と呼びかけるシーンがあります。そのシーンから、霊王とユーハバッハは親子なのではないかという説があります。
なぜならユーハバッハが滅却師の始祖だといわれているからです。もし霊王がユーハバッハの父なら滅却師の始祖は霊王であるはずです。霊王とユーハバッハとの関係については最後まで詳しく語られませんでした。
霊王殺害の理由とは
ユーハバッハが霊王を殺害した理由は、生と死の境界をなくすためです。生と死があることで人間は死に対する恐怖を持ちます。ユーハバッハはこの死への恐怖から解放するために霊王を殺害して、現世・尸魂界・地獄の境界をなくそうとしていたのです。
様々なキャラに霊王の一部が宿る説
霊王が殺された後は、霊王の一部が様々なキャラクターに宿っていました。千年血戦篇では浮竹十四郎やペルニダ・パルンカジャス、ジェラルド・ヴァルキリーに宿っていました。
浮竹十四郎の肺
浮竹十四郎は3歳の頃に肺病を患っていました。時折血を吐いて倒れることがありましたが、それはこの肺病が原因です。重度の肺病を患い、医者からも見放された浮竹十四郎は3歳で死ぬはずでしたが、迷信深い両親がミミハギ様という土着神の元へ浮竹十四郎を連れていきました。
単眼異形の土着神は、眼以外の全てを捧げるとその者に加護をもたらすという迷信がありました。実はその土着神は霊王の右腕を祀ったものだったのです。両親が肺を捧げる儀式をしたことで、浮竹十四郎はこれまで生きる事ができていました。その代わりに浮竹十四郎は霊王の右腕そのものとなったのです。
ペルニダ・パルンカジャスの左腕
ペルニダ・パルンカジャスとは星十字騎士団の一人で、初登場時はフードを深くかぶっており、姿形が分からない状態でした。しかし実は霊王の左腕であることが涅マユリとの戦いの中で判明します。本人は霊王の左腕であることを否定しており、一つの個体だと主張しています。
ジェラルド・ヴァルキリーの最強ボディ
ジェラルド・ヴァルキリーとは「奇跡」という能力によって致命傷を与えても復活し、攻撃を与えた分だけ巨大化していました。この能力はユーハバッハから与えられた力ではなく、元々持っていた力でした。そのため、霊王の心臓を持っていたのではないかといわれています。
【BLEACH】もしも零番隊メンバーが○○だったら
ここでは、もしも『BLEACH』の零番隊が〇〇だったらと過程して、それぞれのシチュエーションで考察をまとめています。
兵主部一兵衛(零番隊)父親篇
兵主部一兵衛がもしも父親だった場合、戦闘がない世界であれば面倒見の良い父親になると考えられます。普段は愛嬌があって修行の面倒も見る人物ですが、戦いになると戦闘狂のようになり残酷で容赦がないからです。
二枚屋王悦(零番隊)彼氏篇
二枚屋王悦がもしも彼氏だった場合、彼女は苦労するかもしれません。刀のことになると真面目になりますが、それ以外ではチャラチャラしている女好きです。『BLEACH』の劇中では女好きのコンと仲良くなっていました。
修多羅千手丸(零番隊)友達篇
修多羅千手丸がもしも友達だった場合、裁縫の趣味があれば仲良くなれるかもしれません。しかし涅マユリと嫌味を言い合うほどの人物で普段から何を考えているのか分からないので、友達になるだけでも苦労すると考えられます。
麒麟寺天示郎(零番隊)親戚篇
麒麟寺天示郎がもしも親戚だった場合、見た目や言動は横暴そうに見えますがよく構ってくれる親戚になるかもしれません。零番隊の中では一番文句の多い人物でしたが、なんだかんだ最後まで黒崎一護の面倒を見たり阿散井恋次の気持ちを汲み取ったりしていました。
曳舟桐生(零番隊)母親篇
曳舟桐生がもしも母親だった場合、ご飯が美味しくて子どもたちに慕われる母になるかもしれません。実際に元部下の猿柿ひよ里は曳舟桐生のことを母親のように慕っていました。
【BLEACH】零番隊の世間での評判や人気
『BLEACH』の千年血戦篇はアニメ化されていませんでしたが、2020年に制作が発表されました。これを知ったファンは、アニメでの零番隊の活躍に期待していました。
『BLEACH』の読者の中には、なぜ瀞霊廷のピンチに一緒に戦ってくれなかったのかと不満を漏らす方もいました。星十字騎士団の一度目の襲撃で零番隊が出動していたら展開が変わっていたかもしれません。
零番隊の強さに関しては、よく山本元柳斎重國や黒崎一護、藍染惣右介と比べられています。零番隊とこの三人の戦闘が見たいという声もありました。
零番隊の強さに関しては、原作漫画ではほとんど活躍シーンが描かれなかったため「弱い」「無能」というイメージを持っていた人も少なからずいるようです。
【BLEACH】零番隊は割りかし癖つよめ
『BLEACH』に登場する零番隊は個性的なメンバーでした。死覇装や義魂、斬魄刀など現在の死神になくてはならないものを創り出した人物達でもあります。零番隊は『BLEACH』の千年血戦篇から登場するので、ぜひその活躍を見てみてください。
この記事のライター
rg4yd
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