【BLEACH】リジェ・バロはチート級の強さを持っている？能力や最後も紹介

BLEACHにて最強の組織にしてラスボスであるユーハバッハが存在する星十字騎士団との最終決戦が描かれると、その組織の中でもトップの実力を持つ幹部としてリジェ・バロが登場しました。彼の強さは読者の間でチート級と評されており話題になっています。まずはリジェ・バロのプロフィールを紹介し、BLEACHの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

リジェ・バロは星十字騎士団に所属している滅却師です。黒い肌と筋肉質な体格が特徴的で戦闘時は愛武器であるライフルを使用します。騎士団の中でユーハバッハから最初に力を与えられたメンバーであることを自負しており、自らをユーハバッハの最高傑作と称するほど自信過剰な性格をしています。

BLEACHは久保帯人によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。死神代行になった一護が仲間たちと共に強敵と戦う剣戟アクションが描かれており、壮大な世界観と仲間との絆を深めていくエピソードが人気を博しました。2022年7月時点で累計発行部数1億3000万部を突破しており、アニメ化や実写映画化といったメディアミックスも多数展開されています。

高校生の黒崎一護はある日死神を名乗る朽木ルキアと出会い、人の魂を喰らう悪霊・虚（ホロウ）に家族が襲われてしまいます。家族を守ろうと一護が動き出し、無謀な彼をルキアが庇って傷を負ってしまうとルキアは力の一部を一護に分け与えて虚を倒させました。しかし、ルキアは力のほとんどを失ってしまうと一護に死神代行を務めるよう命じ、家族を守ってもらった恩に報いるために一護はそれを引き受けることにするのでした。

BLEACHにおける星十字騎士団は作中最後の強敵として一護たちに立ちはだかった存在です。その中でリジェ・バロは幹部内最強の強さを自称する自信過剰な人物ですが、実際に戦闘シーンが描かれると読者の間でチート級に強いと言われるようになりました。ここからはBLEACHにおけるリジェ・バロのチート級の強さや能力についてまとめていきます。

リジェ・バロの能力は万物貫通（ジ・イクサクシス）です。霊子兵装である巨大なライフル、ディアグラムを発射すると、射線上にいる全てのものを等しく貫通するという効果を持っており、『等しく貫通する』という効果からどんな防御壁や斬魄刀でも防ぐことができません。

滅却師完聖体・神の裁き（ジリエル）は、あらゆる攻撃を一切受け付けず翼の穴から万物貫通の能力が宿ったレーザーを放つことができます。完全な防御と攻撃を同時に行えるという唯一無二な強さが備わっている上に、光のように瞬間移動もできるとされています。また、BLEACH作中ではリジェ・バロの首が切られた際に発動されたので、リジェ・バロの肉体を1度だけ復活させられるという能力もあると言えます。

霊子化するとケンタウロスを模した異形の怪物に変身します。武器では死なず、霊圧で首を落としてもなお死なないという不死性を持っており、リジェ・バロはこの力を神の使いとして与えられた特権と称しています。

リジェ・バロの必殺技は霊子化した時に初めて発動されました。BLEACH作中で描かれた必殺技は『裁きの光明』と『神の喇叭（トロンペーテ）』の2つであり、それぞれ具体的な効果について解説していきます。

霊子で作り上げた腕を振り上げ真下にレーザーを放つ技です。このレーザーに触れた物体は万物貫通の能力によって貫通され、地面に命中するとその周囲が焦土と化します。高威力なレーザーが万物貫通によって必ず命中するという最凶な必殺技です。

頭上に巨大な霊子によってラッパを模したものを生み出し、リジェ・バロの吐く息と共に光に包まれた衝撃波を放つ技です。衝撃波の範囲はとても広く、触れた物体は万物貫通によって消し炭にされます。BLEACH作中では実際に霊王宮の地表が根こそぎ消し去られました。

リジェ・バロはBLEACHにおけるすべての黒幕であるユーハバッハの部下であり、一護たちと正面から戦う敵キャラとして活躍しました。星十字騎士団の幹部はいずれも曲者かつ強者揃いで、リジェ・バロもチート級能力によって京楽春水や伊勢七緒らを追い詰めていました。ここからはBLEACHにおけるリジェ・バロの活躍や最後についてまとめていきます。

ユーハバッハに他の親衛隊と共に霊王宮に召喚されたリジェ・バロは、手始めに千手丸の脳天を撃ち抜き霊王宮を守る零番隊の離れ小島を1つ残らず全て撃ち落としました。しかし、それらは千手丸の能力で生み出された幻影で、二枚屋王悦に懐に近づかれ呆気なく敗北しました。しかしその後、リジェ・バロはユーハバッハの聖別によって復活を遂げると、万物貫通を発動し零番隊を一掃しました。

侵入してきた京楽春水を止めるためにリジェ・バロが立ちはだかります。序盤は京楽の能力である花天狂骨によって攪乱されてしまい、更に卍解によって万物貫通が無効化されてしまったリジェ・バロは首を切られてしまいます。しかし、そこで完聖体となって復活したリジェ・バロは油断していた京楽を追い詰めました。

京楽がリジェ・バロの倒し方を模索していると、そこに伊勢七緒が加勢に現れ人を斬れない剣『神剣・八鏡剣』で倒すことを決意します。この剣には神の力を跳ね返す能力が宿っており、それを知らなかったリジェ・バロはレーザーを跳ね返されてしまいます。

七緒に切られたリジェ・バロは反撃として神の喇叭を発動しましたが、それも八鏡剣によって跳ね返されてしまい致命傷を負ってしまいました。リジェ・バロの身体はそこで爆散してしまいついに死亡したかのように思われましたが、バラバラになった残骸が再び集まると鳥のような姿になって復活しました。

復活したリジェ・バロは頭上に天使の代名詞である光輪を失ってしまったことに気付き、怒りをぶつけようと尸魂界に攻撃を仕掛けました。しかし、そこに涅マユリの能力によってゾンビ化した吉良イズルが現れると、最後のあがきも虚しく呆気なく倒されてしまいました。

BLEACHと言われて原作漫画ではなくアニメ版を思い浮かべる人はきっと少なくないことでしょう。それほどBLEACHはアニメ作品としても絶大な人気を誇っており、長年主要キャラを担当している人物を中心に声優の存在が注目されています。ここではアニメ版BLEACHにてリジェ・バロの声を担当している声優についてまとめていきます。

リジェ・バロを演じた声優は日野聡（ひのさとし）さんです。アクセルワンに所属している男性声優で、それ以前はぷろだくしょんバオバブに所属していました。幼い頃に舞台俳優を志すようになり、当時は声優を意識していませんでしたが吹き替えを担当したことをきっかけに声優として活動するようになりました。

これまでリジェ・バロの強さや能力、最後のシーンなどについてまとめてきましたが、彼の強さや活躍に対してBLEACHファンはどのように思っているのでしょうか。ここではリジェ・バロに関するコメントを参照し、彼に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

序盤は呆気なくやられたことでリジェ・バロが小者キャラとして扱われるようになりましたが、万物貫通が発動されてその強さが発揮されるとその評価を一気に覆しました。万物貫通以外にも霊子化や首を切られても復活し続ける部分もチートと評される理由となっています。

リジェ・バロ対京楽・七緒の戦いは読者に名バトルと呼ばれ好評でした。連載当時は、何度倒しても復活し京楽の卍解も通じないリジェ・バロのことをどう倒すのか気になった人が大勢現れたそうで、チートに対してチートアイテムで返すといった展開はBLEACHらしくて面白かったと言われています。

BLEACH作中でリジェ・バロが「罪深い者を見続けると眼が乾く」というセリフを残しましたが、「〇〇を見続けると〇〇」といった具合に単語を置き換えたものがファンの間で親しまれていました。いわゆるネットミームと呼ばれる文化にされており、それだけリジェ・バロのキャラクター性が愛されていることが窺えます。

BLEACHに登場するリジェ・バロは絶対防御と防御貫通を両立したチート級に強いキャラクターでした。インフレの激しさが評判であるBLEACHの中でもリジェ・バロの強さは別格で、連載当時彼をどのように倒すのか期待して読んでいたファンが多かったことでしょう。もしもリジェ・バロの活躍をあまり理解できなかったという人は、本記事の情報を元にその強さを本編でチェックしてみてください。