【約束のネバーランド】シェルターの正体とは?文字の秘密なども考察!
アニメ化や実写映画化などもされている大人気漫画『約束のネバーランド』。今回は『約束のネバーランド』で主人公達が施設を脱出した後に行きついたシェルターについて、シェルターの秘密や文字の謎、シェルターにいたおじさんの正体などに迫っていきます。
目次
【約束のネバーランド】シェルターの謎に迫る!
『約束のネバーランド』のアニメ後の話で重要となってくるシェルターの謎について迫っていきます。
謎めいた地下施設「シェルター」とは
エマ達がグレイス=フィールド(GF)ハウスを脱獄したあとに目指した地下施設・シェルターとは、影の支援者であるミネルヴァが用意したもので、シスター・クローネの遺したペンを使い、その場所へと行きつきます。しかし、そこには既におじさんが住んでおり、新たにやってきたエマ達を歓迎しようとはせず、追い出そうとしてきます。
漫画『約束のネバーランド』をおさらい
『約束のネバーランド』は、原作・白井カイウ、作画・出水ぽすかが担当しているダークファンタジー・サスペンス漫画で、ジャンプ作品では珍しく、少女が主人公となっています。約ネバは「週刊少年ジャンプ」で2016年から2020年にわたり連載されており、全世界での累計発行部数は3200万部を突破しています。
白井カイウ原作の禁断のストーリー
作風は、謎の多いダークな世界観ながらもジャンプ作品らしく「友情、努力、勝利」を意識した魅力的な内容となっています。
アニメや実写版のシリーズも話題に
約束のネバーランドは2019年1月から3月にかけてフジテレビの「ノイタミナ」枠にて、GFハウスからの脱獄までを描いた第1期が放送されました。その後、2021年1月より同枠にて、第2期で完結するよう、原作から大幅に短縮・再構成された内容で放送されています。 また、2020年12月には浜辺美波主演で実写映画化もされており、映画のオリジナル要素として松坂桃李演じる「謎の男」(ピーター・ラートリー)が登場しています。
【約束のネバーランド】シェルターのおじさんの正体は?
エマ達が来る前からシェルターに住んでいたおじさんの正体は誰なのでしょうか。ここではおじさんの正体や過去について説明していきます。
シェルターと言えば「おじさん」
シェルターと言えば、まず先に気になるのがおじさんの正体だと思いますので、まずはおじさんについて説明します。
おじさんの正体は「ユウゴ」
おじさんはエマ達がシェルターに着いた時から登場していますが、長らくその正体が判明しておらず謎のままでした。しかし、漫画『約束のネバーランド』の第96話で、遂におじさんの名前が判明します。おじさんの名前は「ユウゴ」で、何年もの間シェルターで生活していました。
ユウゴは農園出身者
実はユウゴはエマ達と同じく農園出身者で、13年前に仲間たちと農園を脱獄してきたのです。そのため、ユウゴにも食用時の証である識別番号がお腹に刻まれています。しかし、共に脱獄した仲間たちは鬼に襲われてしまったため、今までユウゴ一人でシェルターで生活していたのでした。そのため、時々パニックに陥る姿を見せています。
エマがユウゴの心を動かした?
ユウゴは新しくシェルターにやってきたエマ達を歓迎しませんでした。そればかりかエマとレイのどちらかを鬼に食べさせようと密かに計画します。そんな全く心を開かないユウゴに対して、エマはユウゴを救うために腹を割って話し合いたいと説得します。ともに農園を脱獄した仲間たちを亡くし、一人で生きてきたユウゴに「人間の世界を、一緒に見に行こう」と誘います。その言葉に心を動かされたユウゴはその後、エマ達に協力するようになります。
ユウゴとルーカスの13年ぶりの再会
エマ達とともにゴールディ・ポンド(GP)へ向かったユウゴは、かつての仲間で既に死亡していたと思われていたルーカスと再会します。ルーカスはユウゴと離れ離れになった後にGPへ行きつき、そこでリーダーとしてシークレットガーデンを解放するために活動していたのでした。ルーカスと13年ぶりの再会を果たしたユウゴは、生きていた喜びを込めて抱擁を交わします。
シェルター襲撃でユウゴ死亡の真相
しかし、その後ユウゴはシェルター襲撃に遭い、命を落としてしまいます。
アンドリューによるシェルター襲撃
安全だったシェルターは、ラートリー家現当主であるピーター・ラートリーの部下・アンドリューによる襲撃を受けてしまいます。シェルターの周囲を包囲してじわじわと追い詰めてくるアンドリューの気を引き、エマ達を逃がすためにユウゴはルーカスと共に戦います。
そんな中、負傷してしまったルーカスはユウゴに自分を置いて逃げろと伝えます。しかし、一度仲間を見捨てて一人逃げたユウゴはもう仲間を見捨てたくはないと、共に残り最後まで戦い抜きます。そうして最期まで敵に抗い、エマ達に希望を託し、死亡してしまうのでした。
アンドリューとは
アンドリューは、ラートリー家現当主であるピーター・ラートリーが絶大な信頼を置く優秀な部下です。褐色肌で短髪に丸眼鏡をかけており、長身で面長な顔つきをしています。ピーターに忠実で、彼からの任務を遂行するなら手段を選ばず、事前に情報を収集し綿密な計画を練って確実に相手を仕留めます。
アンドリューはシェルターを熟知していた
そのため、アンドリューは事前にシェルターの構造などを把握しており、周囲に包囲網を張り、確実にエマ達を追い詰めます。
アニメ版のシェルターエピソードは変更?
アニメ『約束のネバーランド』では、シェルターのエピソードなど一部変更されています。
ユウゴが登場しなかったアニメ版のシェルターシーンとは
『約束のネバーランド』ではシェルターのシーンは非常に重要となってきますが、アニメではシェルター自体が破壊され使えなくなっていたため、そこで出会うユウゴは登場せず、シェルターでの物語自体カットされています。
【約束のネバーランド】シェルターの部屋に書かれた文字の真相
シェルターでの謎の一つである部屋に書かれた文字の真相について説明します。
文字「Poachers」の真相
寝室らしき部屋に、大量の文字が書き込まれていますが、その中でも壁の中央に大きく「Poachers(密猟者)」の文字が書かれています。この文字は他の場所からシェルターへとやってきた人物に対して警告の意味を含めて書いたのか、外にいる密猟者から助けを求めて書いたのか、その密猟者に対して仲間へ警告する意味として書かれたものではないかと考えられます。
文字「HELP」の真相
更に「密猟者」の文字の下には大量に「HELP(ヘルプ)」の文字が記されています。これは密猟者から逃れるために助けを求めているか、シェルターの安全性を危惧するものか、他の何かから助けを求めているものなのか、あるいはその全てなのかと考えられます。壁に大量に書かれたヘルプの文字からはシェルター内での不安や焦燥、狂気などが見られます。
文字「LIAR」の真相
他にも「LIAR(嘘つき)」という文字が書かれています。これはミネルヴァに対しての言葉とも取れますが、ミネルヴァが嘘つきという重要な情報なら分かりやすい場所に大きく書くのではないかと思われます。ただ、これが後の伏線になってくる可能性も考えられます。しかし、今のところはシェルター入居者が愚痴を吐く感覚で書いたか、ユウゴが自省の念を込めて書いたかのどちらかの可能性が高いと思われます。
文字「STAY WITH ME」の真相
ベットの左上付近には「STAY WITH ME(一緒にいてほしい)」という文字が書かれています。これはシェルター内の仲間に伝えたメッセージだとも考えられますが、共にシェルター内にいるのならわざわざ書く必要はないと思われるので、その可能性は低そうです。ユウゴが鬼に捕まった仲間を想って書いたものか、他の人物が離れた相手を想って書いたものと思われます。
線で消された文字の真相
他にも線で消された文字も見つかっています。これは新たな情報を書いていた可能性もありますが、線で消されてしまっているため、詳細は残念ながら分かりません。また、正の字を書いて数を数えるように、日数などの数字を刻んでいた可能性もあります。
記された名前は脱走者達の墓標?
他に人名もいくつか書かれています。その中にはユウゴが言っていたかつての仲間であるジョンやルーカスといった名前もあるため、ユウゴが仲間の名前を忘れないように書いたか、墓標として壁に名前を刻んだ可能性があります。
文字以外に絵も描かれていた
壁には文字以外にも子供の絵が描かれており、さらに絵の上には「SOME…HE…」「Someday」といった文字も書かれています。このことから子どもたちを救出してほしいという願いを込めて書いたのか、子どもたちを助けたいという思いから書いたのだと思われます。
【約束のネバーランド】シェルターの文字を書いたのは誰?
先程説明した壁の文字は誰が書いたのでしょうか。文字を書いたと思われる人物を推測していきます。
シェルターの文字はユウゴによるもの?
壁に文字を書いた人物はユウゴである可能性が高いです。ユウゴは長い間シェルターに滞在していた事が判明していることや、壁にユウゴの仲間の名前があったことから彼が書いた可能性が高いと思われます。
ユウゴの複数の仲間が書いたとの考察も
ユウゴのかつての仲間が書いた可能性もあります。ユウゴは脱獄した仲間とともにシェルターを訪れているので、ユウゴ以外の人物が書いた可能性は十分あり得ます。また、文字の筆跡がいくつか違うものがあることからも複数の人間が書いた可能性があるように思われます。
もっと昔に農園から逃げてきた子供達が書いた?
ユウゴやかつての仲間の他に、もっと前に農園を脱獄してシェルターを訪れた子どもたちが書いた可能性もあり得ます。しかし、ユウゴの仲間の名前や密猟者などの文字がある事から、文字の多くはユウゴやかつての仲間が書いた可能性が高いように思われます。
ウィリアム・ミネルヴァが書いた可能性は?
他にも、文字を書いたのはシェルターの場所を教えた本人であるミネルヴァとの説もあります。しかし、ミネルヴァがヘルプなどの文字やユウゴの仲間を書く意味がない他、メッセージを残すならもっと分かりやすくきちんと意味のある内容を残すと思われるので、ミネルヴァが文字を書いた可能性は低いと考えられます。
ウィリアム・ミネルヴァとは
ウィリアム・ミネルヴァは、農園に寄付された書籍に記されていた人物で、フクロウの刻印やペンなどを使って農園の子どもたちの脱出を手助けした人物です。しかし、その正体はラートリー家35代目当主ミネルヴァ・ラートリーで、子どもたちの楽園を作るために支援しています。現在はピーター・ラートリーの部下に暗殺されたと報告されていますが、遺体は発見されておらず、彼の消息は不明となっています。
【約束のネバーランド】シェルターに対する世間の反応
アニメ『約束のネバーランド』第2期では、内容が一部変更されたため、エマ達がシェルターを訪れた際に現れるユウゴやマーカスなどは登場しませんでした。そのため、SNSではユウゴとマーカスが再開するシーンが見たかったといった声が多かったです。
エマ達がノーマンと再会を喜ぶ声も多かったです。ユウゴの時もそうでしたが、仲間との再開後、シェルターで共に過ごす姿に安心した人も多いかと思います。
【番外編】実社会におけるシェルターの意味とは
ここでは番外編として実社会におけるシェルターの意味を説明していきます。
実社会におけるシェルター①民間シェルター
民間シェルターは、暴力を受けた被害者が緊急一時的に避難できる施設で、被害者の保護の他にも相談への対応、被害者の自立へ向けたサポートなど、被害者に対する様々な援助を行っています。
実社会におけるシェルター②リハビリシェルター
リハビリシェルターは薬物やアルコールなどの物質依存からギャンブルやショッピングなどのプロセス依存を持つ者に対して身体的、精神的、社会的援助を提供し、依存症からの回復を手助けし、将来自立できるように組み立てられたプログラムを基に依存しない生き方を提供する、女性のためのナイトケア事業も整えたリハビリシェルターです。
実社会におけるシェルター③アニマルシェルター
アニマルシェルターは、迷子、飼い主に捨てられた動物、社会的に受け入れられることの無かった動物を保護し、治療や飼育、訓練をする、動物のための福祉施設です。
【約束のネバーランド】シェルターは謎めいた地下施設
シェルターには密猟者や文字の真相など、まだまだ謎が隠されています。これらの謎は今後解明される可能性もあるので、これからの展開に期待ですね。
この記事のライター
sto310
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