【東京リベンジャーズ】マイキーの黒い衝動とは?闇落ちについても紹介
『東京リベンジャーズ』でマイキーが見せる凶暴な一面は「黒い衝動」と称されていて、闇落ちの理由にもなっていました。そんな『東京リベンジャーズ』のマイキーが持つ黒い衝動について発動したシーンやその衝動を抑えていたキャラなどをまとめました。
目次
マイキーとは?
『東京リベンジャーズ』のマイキーが持つ黒い衝動の正体や闇落ちの理由について詳しく見ていく前に、まずはマイキーのプロフィールや作品概要を紹介していきます。
マイキーのプロフィール
『東京リベンジャーズ』のマイキーこと佐野万次郎は、1990年8月20日生まれ、身長162cm、体重56kg、血液型B型の男性です。東京卍會を率いる総長であり、喧嘩の強さとカリスマ性から「無敵のマイキー」と呼ばれるほど最強の不良でした。一方で、不良としての凶暴さとは裏腹に仲間内を大切に思ったり、普段は少し子供っぽくて無邪気なところもあります。
東京リベンジャーズの概要
『東京卍リベンジャーズ』は、2017年から2022年にかけて『週刊少年マガジン』に連載された和久井健の漫画です。不良だった主人公がタイムリープ能力を得て、元恋人が死ぬ運命を変えようとするストーリーであり、ベースはヤンキー漫画ながらもSFやアクションの要素が混じっています。2021年4月にはアニメ化、同年7月には実写映画化を果たしており、原作漫画と共に人気を集めました。
東京リベンジャーズのあらすじ
元不良でどん底の人生を送る青年の花垣武道は、ある日に中学時代の恋人の橘日向とその弟・直人が、東京卍會の抗争に巻き込まれたことをニュースで知ります。その翌日、武道は電車のホームで何者かに線路に落とされて、目が覚めると12年前の中学時代にタイムリープしていました。それをきっかけに、武道は日向が死ぬ運命を変えるため、不良として東京卍會の中で成り上がろうとしていきます。
マイキーの黒い衝動とは?闇落ちを考察
『東京リベンジャーズ』では、武道がタイムリープを繰り返すことで現代の様子は徐々に改善していきましたが、マイキーの持つ黒い衝動だけはなかなか止められずにいました。そんなマイキーの黒い衝動やそれが理由で起こる闇落ちについて、明かされている情報を見ていきましょう。
マイキーの黒い衝動の正体
『東京リベンジャーズ』のマイキーが持つ黒い衝動については、原作漫画23巻の第200話でマイキーが武道に対して送ったビデオレターで初めて単語が出て、内容が明らかになりました。黒い衝動とは、マイキーが持つ別人格のようなもので、表面に出てしまった時は相手を容赦なく殺す選択をしてしまう状態になります。マイキー自身はこの衝動を自覚しながらも自分では制御できません。
マイキーの最初の黒い衝動は小学生の時?
『東京リベンジャーズ』のマイキーが黒い衝動を始めて出したのは小学生4年生の時で、この頃は場地圭介、三途春千夜、瓦城千咒の3人と仲良く遊んでいました。しかし、ある日に千咒がマイキーのプラモデルを壊してしまったことから、マイキーは黒い衝動を発動させました。そして、千咒が罪を春千夜に擦り付けたことで、マイキーは春千夜にその衝動をぶつけて顔に傷が残るほどの怪我を残しました。
マイキーの黒い衝動を操る黒幕の存在
『東京リベンジャーズ』のマイキーが黒い衝動を抑えられないことから、武道が過去を変えようとしてもマイキーが闇落ちする未来を回避できませんでした。それは、マイキーの黒い衝動を生じさせることで、自分の傀儡として操ろうとした人物がいたからです。その人物とは、武道の宿敵・稀咲鉄太であり、武道が何度タイムリープしても様々な手段でマイキーが犯罪集団のトップになるように仕向けていました。
しかし、数回のタイムリープを経た後、黒幕の稀咲が死亡した状態で現代に戻って来た時もマイキーは犯罪組織「梵天」の首領になっており、稀咲の存在だけがマイキーの闇落ちの理由ではないと明らかになります。
マイキーだけでなく寺野南も黒い衝動がある?
『東京リベンジャーズ』の六破羅単代のサウスこと寺野南は、三天戦争の際に自らの過去を語る中で「衝動」という単語を使っており、マイキーに対してはこの衝動に理解があるのではないかと語りかけていました。このことから、サウスがマイキーと同じように黒い衝動を持っている可能性が出てきましたが、こちらは単に現実にもある破壊衝動のことを指しているとも取れるもので、真実はわからないままです。
マイキーの闇落ちの理由
『東京リベンジャーズ』のマイキーが闇落ちしてしまうのは、黒い衝動を自分で抑えられないことが原因ですが、その中にはマイキーが抱く孤独や苦しみがありました。その負の感情が自分だけではどうにも変えられないことが、最終的に闇落ちしてしまう理由になっていたのです。
マイキーの黒い衝動が発動したシーン
『東京リベンジャーズ』のマイキーが黒い衝動を発動した時は、普段とは違う冷酷な目や表情になっています。そんなマイキーの黒い衝動が発動していたシーンについて見ていきましょう。
黒い衝動のシーン①8.3抗争後の現代(未来)
『東京リベンジャーズ』の8.3抗争後でマイキーは武道に対して、何者であるかと問いかけるシーンがあり、この時の表情はいつもと違う冷たい目線をしていました。この時のマイキーも黒い衝動を発動していた可能性があると考えられていますが、直後に笑顔を見せているので、単に不思議な点の多い武道を疑う目線だった可能性もあります。
黒い衝動のシーン②場地を殺した一虎を殴り殺す
『東京リベンジャーズ』の現代で武道が死刑囚になっていたドラケンから、マイキーが血のハロウィンで羽宮一虎を殴り殺していたことを聞かされます。この一件では一虎が場地圭介を殺したことでマイキーの黒い衝動が発動していて、ドラケンが止めようとしても聞く耳を持たず、無表情で一虎の顔面を殴り続けていました。
黒い衝動のシーン③血のハロウィン後の現代(未来)
『東京リベンジャーズ』で武道が干渉した血のハロウィン後の現代で、武道は東京卍會の最高幹部になっていましたが、一方のマイキーは東京卍會の旧メンバーの粛清を始めており、闇落ちしていることから黒い衝動が発動していると確認できます。血のハロウィンではマイキーの黒い衝動を抑えられる存在が軒並み死亡しており、それ故にこれまで以上に凄惨な現代になってしまいました。
黒い衝動のシーン④聖夜決戦後の現代(未来)
『東京リベンジャーズ』で武道が聖夜決戦に干渉した後の現代で、武道は東京卍會を抜けていましたが、一方のマイキーは東京卍會のメンバーを殺害していました。この時、武道はフィリピンでマイキー本人と対面しますが、目に光を失って闇落ちしたマイキーを目の当たりします。
黒い衝動のシーン⑤関東事変後の現代(未来)
『東京リベンジャーズ』で武道が関東事変を経た現代では、東京卍會が解体されていましたが、代わりに犯罪組織の「梵天」が作られており、マイキーはその首領になっていました。この時のマイキーは完全に死んだ目になっており、常に黒い衝動であるかのような表情で闇落ちしていました。武道と対面した時は容赦なく拳銃を撃っていましたが、その直後に飛び降り自殺するほど心が死んでいました。
黒い衝動のシーン⑥三天抗争
『東京リベンジャーズ』の三天抗争が勃発する2008年で、マイキーは黒い衝動を発動したまま関東卍會の総長となっていました。この時のマイキーは東京卍會にいた時とは全く違う人物になっており、この世界線で武道が最初に会った時も、容赦なく黒い衝動を発動して重傷を負わせています。
マイキーの黒い衝動を抑えていたキャラ
『東京リベンジャーズ』のマイキーが闇落ちしてしまう理由には、黒い衝動を抑えられる人物であった3人がいなくなってしまったせいでもあるとマイキー自身が語っています。そんなマイキーの黒い衝動を抑えていたキャラについて見ていきましょう。
黒い衝動を抑えていたキャラ①真一郎
『東京リベンジャーズ』の佐野真一郎はマイキーの兄であり、東京卍會の派生元であった黒龍(ブラックドラゴン)の創設者かつ初代総長です。両親が亡くなっていたことからマイキーやエマの親代わりとして面倒を見ていましたが、作中ではバイクショップの経営時代に羽宮一虎が誤って撲殺してしまったことから故人になっています。
黒い衝動を抑えていたキャラ②エマ
『東京リベンジャーズ』の佐野エマは、佐野真一郎とマイキーの腹違いの妹です。明るい性格の女性で、無敵のマイキーと言われる存在のマイキーに対しては弱い部分を理解して助けたいと思っていました。しかし、関東事変が起こる前の真一郎の命日に、稀咲鉄太の画策によってバットで頭を殴られ、死亡してしまいました。
黒い衝動を抑えていたキャラ③場地圭介
『東京リベンジャーズ』の場地圭介は東京卍會の創設メンバーの1人であり、マイキーとは小学生の頃から親交がありました。しかし、血のハロウィンにおいて稀咲鉄太の目的を暴くためにた芭流覇羅(バルハラ)に潜入中、マイキーと羽宮一虎の運命を変えるために自ら死ぬ道を選びました。
マイキーはタイムリープのトリガーに?
『東京リベンジャーズ』の武道がタイムリープするためのトリガーとして橘直人と握手する必要がありましたが、数回のタイムリープを経た後、マイキーの存在がトリガーになっていきました。そんなタイムリープのトリガーについて見ていきましょう。
考察①ナオトはタイムリープのトリガーの役目を終えた?
『東京リベンジャーズ』の武道がタイムリープ能力を発動させるには、橘直人(ナオト)と握手することがトリガーになっていました。しかし、9回目のタイムリープを終えた後に武道がマイキーを救うためにタイムリープを試みますが、失敗に終わります。
考察②マイキーがタイムリープのトリガーになった?
『東京リベンジャーズ』で武道が10回目のタイムリープができない中、マイキーと再会することになりますが、「梵天」の首領となり完全に闇落ちしていたマイキーに銃弾を撃ち込まれて瀕死になります。それでもマイキーを救おうとした武道は、マイキーが飛び降り自殺する直前に声をかけながら偶然手を掴んだことで、タイムリープを成功させました。
考察③タイムリープのトリガーの条件
『東京リベンジャーズ』で10回目のタイムリープが失敗した時、ナオトはその原因について過去を変えたいと強く思っていなかったことから、トリガーが機能しなかったのではないかと推測しています。9回目を経た世界では日向が生き残っていて、その時点でナオトの目的は果たされていました。一方、マイキーは黒い衝動に飲まれながらもその呪いから解放されたい気持ちがあり、それが武道と手を繋いだことでトリガーになったのです。
マイキーの黒い衝動に対する世間での評判や人気
ここでは『東京リベンジャーズ』のマイキーの黒い衝動について、世間での評判や人気を紹介していきます。黒い衝動が出てきたのは作中の後半でしたが、新たな単語に様々な反応がありました。
『東京リベンジャーズ』の黒い衝動について、厨二感溢れるネーミングだという意見が多数見られました。黒い衝動と称したのはマイキー自身であり、その点だけ見れば中学生らしいネーミングだと思う人もいる一方で、今までのマイキーが見せた凶暴な一面に納得した人もいました。
『東京リベンジャーズ』の黒い衝動が抑えられないマイキーについて、最終回が判明する前までは心配する声がたくさん上がっていました。他のキャラはタイムリープによって救われる未来が見えてくる中で、マイキーだけが取り残されてしまうのは、ファンにとって苦しい展開でした。
『東京リベンジャーズ』の最終回が公開され、最終的に黒い衝動の謎が明らかにならなかったことについては、勿体ないという意見が出ていました。物語としてはマイキーも含めてハッピーエンドに終わりましたが、黒い衝動の詳細はわからないままであり、これまで出てきた考察の答え合わせはできませんでした。
マイキーの黒い衝動には謎が多かった
『東京リベンジャーズ』のマイキーの黒い衝動は、マイキーが小学生4年生の時から持っていた別人格のようなもので、発動すると他者を容赦なく殺す選択を取ってしまい、自分では抑えられなくなります。それが理由でマイキーは何度タイムリープを繰り返しても闇落ちしていました。そして、最終回ではマイキーも救われる展開でしたが、黒い衝動が本当にどういうものなのかは明かされないままでした。
この記事のライター
十文字猛
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