【転生したらスライムだった件】フレイの目的を徹底考察！魔王引退の理由も

『転生したらスライムだった件』のフレイは、十天魔王の一人として登場し、当初は何の目的で動いているかわからないキャラでした。そんな『転スラ』のフレイについて、まずはプロフィールや性格を確認しましょう。

『転生したらスライムだった件』のフレイは、天翼国フルブロジアの女王で、有翼族（ハーピィ）、十天魔王時代には魔王の一人でした。先代女王の母を倒して女王となっており、有翼族以外が制空権を握れるように立ち回っていました。

『転生したらスライムだった件』のフレイは、冷静な性格であり、十大魔王になった当初は一人を好んでいました。しかし、十大魔王を降りた後はミリムの世話を焼く姿が増えており、厳しくも優しい一面が描かれています。

『転生したらスライムだった件』は、伏瀬が「小説家になろう」に掲載していた作品を元に、GCノベルズとして刊行されている小説作品です。ファンタジー世界を舞台に、スライムとして転生した主人公が勢力を広げていく様子が描かれていきます。小説を原作としたコミカライズや外伝作品が制作されており、2018年にはアニメ化、2022年には劇場アニメ化されました。

『転生したらスライムだった件』の三上悟は現実世界で通り魔に刺し殺されてしまいましたが、異世界に名前のないスライムとして転生しました。そして、最初にいた洞窟で暴風竜ヴェルドラと出会い、リムル＝テンペストという名前を貰います。そこから、リムルとして魔物が住みやすい町を作ることを目的に、多種族の仲間や配下を集め始めます。その勢力は徐々に大きくなっていき、他国から警戒されるほどになりました。

『転生したらスライムだった件』のフレイは、魔王会談で初登場した後、ある目的のためにクレイマンへ協力する形で再度登場しました。そんな『転スラ』のフレイがクレイマンに従った際の目的やその後の流れについて紹介します。

『転生したらスライムだった件』のフレイは、クレイマンの計画に協力しており、ミリムの精神支配の仕込みを行いました。その目的は数百年に一度復活して空を支配する暴風大妖渦（カリュブディス）に対応するためです。クレイマンは計画の一つとして暴風大妖渦にミリムを仕向けて、フレイの悩みを解決することでミリムの精神支配に協力させようとしていました。

しかし、フレイはクレイマンの計画に気付いていながらも、暴風大妖渦の倒すために敢えてクレイマンの誘いに乗りました。その意図としては、ミリムがクレイマンの精神支配に打ち勝てる可能性が高いと踏んでいたからであり、結果的にミリムは洗脳されたフリをしてクレイマンを出し抜いています。フレイは自分の目的を果たしながらクレイマンの計画の邪魔も完遂しました。

『転生したらスライムだった件』のフレイは、クレイマンの一件が解決した後に、十大魔王を引退しています。その理由は他の魔王と比較して自分が力不足であった点と精神支配に打ち勝つと信じたミリムに従う道を選んだからでした。孤高を貫いていたフレイに対して友達になろうと言ったミリムを信じられるようになったのは、フレイの大きな変化でした。

『転生したらスライムだった件』のフレイとカリオンが十大魔王を引退したことで、魔王の総称は八星魔王（オクタグラム）に変更されます。そして、フレイは天翼国フルブロジアの女王としての役割を果たしつつ、ミリムの支配下に置かれることになります。ただし、ミリムに対しては教育係的な立ち位置で接しており、わがままな言動を窘めながらも仲良く過ごしています。

『転生したらスライムだった件』のフレイは、力不足から十大魔王から退いているものの、普通の魔物と比較した場合はそれなりの強さを持っています。そんな『転スラ』のフレイの強さやスキルについて紹介します。

『転生したらスライムだった件』のフレイは、500年前に魔王となった比較的に新しい魔王であり、クレイマンやカリオン、レオンと並んで新世代と呼ばれていました。そのため、ミリムを始めとした太古の魔王よりは強さで劣ると言われています。

『転スラ』の十大魔王の中には魔王種から覚醒した「覚醒魔王」が在籍していましたが、フレイは覚醒に至っていませんでした。同期ではカリオンやクレイマンも覚醒していませんでしたが、それ以外の魔王は全て覚醒済みです。

『転スラ』のフレイは有翼族の特徴として、自らの羽による飛行能力や視力の良さがあります。この特徴をスキルと合わせることで、空中戦においてはかなりの強さを誇りますが、同様に自らの羽で飛べる種族とはそれ以外の能力で勝負しなければいけなくなります。

『転スラ』のフレイは十大魔王の中でも頭が切れる存在であり、それ故にクレイマンの計画を察しながらも自分も目的の為に利用することができました。魔王の中には単純な性格で強大な力を振るう者もいますが、冷静な判断ができる頭脳や知略では突出した強さがあります。

『転スラ』のフレイは十大魔王における自らの強さについて、クレイマンと同等で、クレイマンが覚醒した場合は勝てないと評しています。そのため、他の覚醒済みの魔王には能力で劣ると判断しており、同じく覚醒していないカリオンとは状況によって有利が付くと推測されます。

『転生したらスライムだった件』のフレイは有翼族の特徴と頭脳で戦っていますが、それに合わせて強力なスキルを有しています。

『転スラ』のフレイのユニークスキル「双克者（オナジモノ）」によって、相手の攻撃を受けて反射する「反響反射（エコーリフレクション）」の権能を獲得しています。一度攻撃を喰らう必要はあるものの、同じ攻撃をそのまま返せるのは厄介で、迂闊に攻撃できなくさせる効果があります。

『転スラ』のフレイのスキル「魔力妨害」は、飛行系魔法を無力化する効果があります。これによって魔法で飛んだ者を地に落として、自分は飛行能力で常に制空権を得られるので、空における戦いでは絶対的に有利になります。

『転スラ』のフレイのエクストラスキル「天眼球」は、一定の範囲にある人や者、魂の位置を正確に把握できる効果があります。単純に視力が良くなるわけではなく、範囲内では察知されてしまうので、索敵能力に優れたスキルです。

アニメ『転生したらスライムだった件』でもフレイは登場しており、ボイス付きで小説や漫画のセリフを楽しめます。そんなアニメ『転スラ』のフレイの声優について紹介します。

アニメ『転生したらスライムだった件』でフレイを演じたのは大原さやかさんです。セクシーな見た目と冷静な性格であるフレイを、大人の魅力を感じさせる声で演じています。

大原さやかさんは、神奈川県出身で1975年12月6日生まれの声優・ナレーター・DJ・ラジオパーソナリティです。中高時代に声優を知り、1997年に俳協のボイスアクターズスタジオに入所して声優を目指し始めました。声優デビューしたての際は舞台の出演やナレーションでの仕事が多かったですが、2000年以降はアニメに多数出演しています。

大原さやかさんの主な出演作品としては、『ARIA』シリーズのアリシア・フローレンス、『ハチミツとクローバー』の原田理花、『xxxHOLiC』の壱原侑子、『とらドラ!』の高須泰子、『うみねこのなく頃に』のベアトリーチェ、『戦場のヴァルキュリア』のセルベリア・ブレス、『FAIRY TAIL』のエルザ・スカーレット、『Fate/Zero』アイリスフィール・フォン・アインツベルンなどがあります。

ここでは『転生したらスライムだった件』のフレイについて、世間での評判や人気を紹介します。作中初期の出番はそれほど多くありませんでしたが、ミリムに仕えて以降は同時に登場することも増え、キャラとの関係性も見えてきました。

『転生したらスライムだった件』のフレイについて、見た目のセクシーさや美しくさに注目する声が多数出ていました。作中でもリムルが見惚れてしまう容貌である描写がなされており、見た目の良さも人気を集める一因になっています。

『転生したらスライムだった件』のフレイとミリムの関係性が好きだという意見も複数上がっていました。目的がわからない段階ではミリムを騙して洗脳に加担するように見えていましたが、そこにはミリムに対する信頼があり、後に仕えることになる流れを含めて良い関係になっています。それからは姉妹のようなやり取りを見せており、そのシーンが好きという意見もありました。

アニメ『転生したらスライムだった件』でフレイの声が大原さやかさんだったことについて、キャラに相応しい声だという感想が出ていました。大原さやかさんは大人の女性やその雰囲気を持つ女子を演じることが多く、セクシーさやミステリアスさのあるフレイらしさが出ていると感じる人が多かったようです。

『転生したらスライムだった件』のフレイは、有翼族の元十大魔王で、現在は自国で女王をやりながらもミリムの仕える立場になっています。当初の目的はクレイマンを利用して厄介事を解決するというものでしたが、その過程で自分を友達だと言ってくれたミリムを信じる決意をして、後に配下となりました。そんなフレイは作中の要所で活躍しているので、小説や漫画、アニメで注目してみましょう。