【シャーマンキング】歴代OP・ED一覧！挿入歌もまとめて紹介

『シャーマンキング』の新旧アニメでは主題歌も人気の一つであり、歴代OP・EDと共に魅力的な楽曲が揃っています。そんなアニメ『シャーマンキング』の歴代OP・EDの魅力を見ていく前にまずは『シャーマンキング』の概要を見ていきます。

原作漫画の『シャーマンキング』は武井宏之の作品で、1998年から2004年まで『週刊少年ジャンプ』に連載されていました。連載終了後は完全版が発売されましたが、2018年から講談社に作品の権利が移籍しており、そこでは『SHAMAN KING』のタイトルに変更されて改めて単行本が刊行されています。

『シャーマンキング』は霊と交流ができる少年・麻倉葉は全シャーマン統べる頂点であるシャーマンキングを決めるために「シャーマンファイト」に参加することになり、そこで出会うライバルや強敵達との戦いが繰り広げられていくストーリーになっています。

『シャーマンキング』では魅力的なキャラが多数登場しており、そのキャラが独自の能力を使って激しい戦いを繰り広げていきます。ここでは『シャーマンキング』の主要キャラについて少しだけ紹介していきます。

『シャーマンキング』の主人公である麻倉葉はシャーマン一家・麻倉家の世継である少年です。常に首からヘッドホンをぶら下げており、普段は主人公らしからぬ緩い言動ですが、胸のうちには熱い思いを持っており、シャーマン同士の戦いでは冷静な判断力を見せます。

『シャーマンキング』で麻倉葉の許嫁である恐山アンナは死人の霊をクチヨセできるイタコの少女です。見た目はクールな雰囲気はありますが、性格的には傍若無人なところがあり、特に葉がシャーマンキングになるための行動はひときわ厳しいものになっています。しかし、それは葉への信頼があるからこその態度であり、他の人に対しても気遣える心は持っています。

『シャーマンキング』で麻倉葉の持霊である阿弥陀丸は生前侍であった霊です。葉がシャーマンファイトの開催に合わせてやって来たふんばりヶ丘に地縛霊として居座っていましたが、生前の未練であった親友で鍛冶屋の喪助との約束を葉が果たしてくれたことで、葉を認めることになります。

『シャーマンキング』の小山田まん太は麻倉葉の初めての友人となった少年です。阿弥陀丸がいたふんばりヶ丘で葉と出会い、初めは幽霊の存在を怖がっていましたが、葉の話を聞いた上で友達になりました。原作漫画では基本的にまん太の視点でストーリーが進んでいき、時折戦いに巻き込まれながらもツッコミ役として活躍しています。

アニメ『シャーマンキング』の主題歌としてよく話題に挙がるのは2001年から2002年に放送された楽曲であり、新アニメが始まった後でもこれらの楽曲は名曲として語り継がれています。ここではそんな2001年版のアニメ『シャーマンキング』について歴代OPを紹介していきます。

2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代OP1つ目は第1話から第34話まで使用された林原めぐみさんの「Over Soul」です。現在でも『シャーマンキング』の代表的な主題歌として挙げられる楽曲であり、この曲が収録されたCDは2000年代に発売された林原めぐみさんのCDの中でも一番多く売れるという記録を残しています。「よみがえれ」の歌詞から始まる歌はサビから更に盛り上がるものです。

2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代OP2つ目は第35話から第64話（最終話）まで使用された林原めぐみさんの「Northern lights」です。「Over Soul」から引き続き林原めぐみさんが歌唱した主題歌であり、こちらも代表的な主題歌として挙げられています。サビの畳みかけるような歌詞と共に全体的にかっこよさとどこか寂しさを感じさせる曲調になっています。

先にも挙げた通り、2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代OPは全て林原めぐみさんが担当しており、EDについても2回担当しています。このことから『シャーマンキング』の主題歌は林原めぐみさんというイメージが強く残っている人もいて、これらの楽曲から林原めぐみさんを知った人も多くいるようです。

林原めぐみさんは1967年3月30日生まれで東京都出身の声優・歌手・ラジオパーソナリティです。現在は個人事務所のウッドパークオフィスに所属しています。歌手としては1991年から2019年にかけてキングレコードに所属しており、『シャーマンキング』以外にも様々なアニメの主題歌として使用されました。また、作詞ではMEGUMIの名義を使っており、「Over Soul」を始めとした自身の楽曲で作品に合わせた歌詞を付けています。

アニメ『シャーマンキング』の主題歌は林原めぐみさんのイメージが強くなっていますが、2001年版のEDや挿入歌ではキャラの歌唱した楽曲があり、新アニメである2021年版では林原めぐみさんと同じく声優かつ歌手として活躍する二人が主題歌を担当しています。

2021年版のアニメ『シャーマンキング』では1つ目のOPは林原めぐみさんが担当しましたが、2つ目のOPは声優・歌手など活躍する水樹奈々さんが担当しています。水樹奈々さんは2001年版でも玉村たまおの声優として出演していますが、その当時は声優デビューしてから間もない頃であり、歌手としての活動が本格化したのはそれ以降の出来事になります。

2021年版アニメ『シャーマンキング』ではEDも1つ目は林原めぐみさんでしたが、2つ目は声優・歌手の堀江由衣さんが務めています。堀江由衣さんは2001年版からアイアンメイデン・ジャンヌを演じており、林原めぐみさん・水樹奈々さんと同じく作品内の登場キャラの声優で本人名義の楽曲が主題歌に使われていることになります。

2001年版のアニメ『シャーマンキング』では佐藤ゆうこさんが演じる主人公の麻倉葉が歌った楽曲がEDと挿入歌として使用されました。こちらは先の二人とは違ってキャラ名義での歌唱となっています。

麻倉葉のライバルである道蓮についても2001年版アニメ『シャーマンキング』内で挿入歌が使われています。こちらも歌唱は声優の朴璐美さんではなく道蓮名義となっており、楽曲自体は以前に『シャーマンキング』のイメージソングとして出た歌のカバーとなっています。

2001年版アニメ『シャーマンキング』では歴代OPの方が代表的な主題歌として話題となることが多いですが、EDについても魅力的な楽曲が揃っています。ここではその歴代EDを紹介していきます。

2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代ED1つ目は第1話から第34話まで使用された林原めぐみさんの「trust you」です。CDとしては1つ目のOP「Over Soul」と共に収録された楽曲です。OPとは対照的にしっとりとした曲調で。歌詞は恐山アンナの麻倉葉に対する思いを連想させるものになっています。

2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代ED2つ目は第35話から第63話まで使用された林原めぐみさんの「おもかげ」です。CDとしては2つ目のOP「Northern lights」と共に収録された楽曲です。こちらの楽曲も歌詞としては恐山アンナからの視点を思わせるものになっており、スタイリッシュな曲調と合わさってお洒落な歌になっています。

2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代ED3つ目は最終話の第64話で使用された麻倉葉（佐藤ゆうこ）の「魂魄（たましい）重ねて」です。アニメ内では最後の1回だけ使われた楽曲ながらも葉らしさが溢れる歌詞を本人が歌っていることからファンの間では思い出深い1医局になっています。

2001年版アニメ『シャーマンキング』では3つの挿入歌があり、それぞれが個性と魅力ある楽曲になっています。それでは挿入歌3曲についても見ていきましょう。

2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代アニメ挿入歌1つ目は林原めぐみさんの「brave heart」です。作詞はMEGUMIが担当しており、歌詞としては戦いの激しさや自葉を始めとするシャーマンキ達の心情など『シャーマンキング』全体を思わせるものになっています。アニメ内では第24話で使用されて以降、様々な場面で使われた挿入歌です。

2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代アニメ挿入歌2つ目は道蓮（朴璐美）の「流露（TAO-REN VER.）」です。アニメ放送前に発売された「シャーマンキング コミックスイメージアルバム」に収録されている楽曲を道蓮が歌い上げたバージョンになっています。その経緯から歌詞や曲調は蓮をイメージしており、アニメ内では道蓮の活躍時に流れました。

2001年版アニメ『シャーマンキング』の歴代アニメ挿入歌3つ目は麻倉葉（佐藤ゆうこ）の「SILENT WEAPON（ASAKURA-YOH VER.）」です。こちらも「シャーマンキング コミックスイメージアルバム」に収録された楽曲があり、葉が歌ったバージョンになっています。葉をイメージした歌詞は優しくも熱い心を表しています。

再アニメ化となる2021年版アニメ『シャーマンキング』では歴代OP・EDが作中の挿入歌として使われていますが、主題歌については新規楽曲になっています。ここではその新しい主題歌について見ていきます。

2021年版アニメ『シャーマンキング』のOP1つ目は林原めぐみさんの「Soul salvation」です。2001年版と同様に作詞をMEGUMIが担当しており、その歌詞は『シャーマンキング』全体を表したようなものになっています。楽曲としては新曲ではありますが、作曲・編曲は「Over Soul」や「Northern lights」も担当したたかはしごうさんが担当していることからかそれの要素を感じさせるものです。

2021年版アニメ『シャーマンキング』のOP2つ目は水樹奈々さんの「Soul salvation」です。新旧通して『シャーマンキング』としては初の林原めぐみさん以外が担当するOPであり、作詞も水樹奈々さんが務めています。今までのOPと比べると新しいタイプの曲調になっていますが、歌詞の所々には『シャーマンキング』らしさが出ており、フルで聞くと以前のOPへのリスペクトを感じられる1曲になっています。

2021年版アニメ『シャーマンキング』のED1つ目は林原めぐみさんの「#ボクノユビサキ」です。作詞はMEGUMIが担当しており、「ふんばり」などの単語から『シャーマンキング』を感じさせるのは共通していますが、ボーカロイドのような歌い方が特徴です。この歌い方は少し加工をかけているものの林原めぐみさん自身がボカロのように歌い上げており、今までの『シャーマンキング』にはなかった曲になっています。

2021年版アニメ『シャーマンキング』のED2つ目は堀江由衣さんの「Adieu」です。今までのEDは2001年版の最終話を除くと恐山アンナからの視点を思わせるものでしたが、この楽曲では堀江由衣さんが演じるアイアンメイデン・ジャンヌのキャラに合わせたような歌詞や曲調になっており、アニメのED映像でもジャンヌだけが描かれたものになっています。

2021年版アニメ『シャーマンキング』のED3つ目はsajiの「ハヅキ」です。『シャーマンキング』の主題歌としては初めてキャスト以外が歌唱した楽曲になっており、sajiは近年のアニメで複数主題歌を担当しているアーティストです。歌詞や曲調は誰かを思う歌詞と少し切ない曲調になっており、アニメ内のED映像ではマタムネが描かれていることから「恐山ル・ヴォワール編」に合わせた楽曲であると推測できます。

2021年版アニメ『シャーマンキング』のED4つ目は麻倉葉（日笠陽子）の「Courage Soul」です。2021年版から主人公の麻倉葉を演じることになった日笠陽子さんが歌唱した楽曲であり、名義としてはキャラの方が使われています。2001年版では力強さを感じる歌になっていましたが、こちらは柔らかい曲調で葉の優しさをより強調した歌になっています。

ここでは『シャーマンキング』の歴代OP・EDについて世間での評判や人気を見ていきます。魅力的な主題歌ばかりですが、その中でも多くの感想が見られたのはあの楽曲でした。

アニメ『シャーマンキング』の主題歌の中で一番好きな曲や思い出深い曲として挙げられていたのは2001年版のOPである「Over Soul」でした。始まりの曲であると同時に純粋にかっこいい楽曲であることが魅力となっており、アニソンとして有名なことからこの曲だけ知っている人もいました。また、2021年版でも序盤に挿入歌として使用された時は大きな話題となりました。

アニメ『シャーマンキング』は2001年版だとOP・EDの両方を林原めぐみさんが担当していたことから2021年版の最初のOP・EDも林原めぐみさんだったことに嬉しさを感じる人が見られました。再アニメ化は新規を引き寄せるためでもありますが、先の挿入歌や始まりの主題歌は林原めぐみさんに担当して貰うなど、旧アニメファンにも喜ばせるような演出があるところは好評です。

2021年版アニメ『シャーマンキング』では本編でもキャラを演じる水樹奈々さんと堀江由衣さんが新たな主題歌を担当することになりましたが、二人の楽曲についても歴代OP・EDとは別の魅力があるという意見が多くありました。また、二人とも他アニメでも主題歌を担当することはよくありますが、それ以上に2001年版から引き続きキャラを担当して、主題歌を担当するまでになったことに感慨深くなる人もいるようです。

アニメ『シャーマンキング』の歴代OP・EDは『シャーマンキング』の作風や登場するキャラに合わせた歌詞や曲調になっていることからアニメと共に魅力が詰まったものになっています。そんな歴代OP・EDの一部はYouTubeの公式に公開されており、新アニメも各配信でチェックできるので改めて聞きたい方はそれらを利用してみましょう。