【シャーマンキング】オーバーソウルまとめ!主要キャラのO.S.や甲縛式を紹介
『シャーマンキング』のオーバーソウルは様々な形態や能力があることから作中の人気要素の一つになっています。そんな『シャーマンキング』のオーバーソウルについて、主要キャラの能力を見ていくと共に種類や憑依合体との違いをまとめていきます。
目次
【シャーマンキング】オーバーソウルまとめ
『シャーマンキング』におけるオーバーソウルは作品内の戦いで最も重要な要素であり、シャーマンと霊のそれぞれが全く異なる形や能力を有しています。そんな『シャーマンキング』のオーバーソウルについて、まずは種類や憑依合体との違いを見ていきます。
オーバーソウルとは
『シャーマンキング』のオーバーソウル(O.S.)とは霊を物体に憑依させることで実体化させることの総称です。オーバーソウルにはシャーマンが術を使うための「巫力」と憑依させた際に核となる物質の「媒介」が必要であり、媒介については霊にゆかりがある物や親和性が高い物でなければならないという条件があります。実体化する時はシャーマンと霊がイメージした形態や性質に変わり、様々な能力を発揮します。
オーバーソウルの種類
『シャーマンキング』のオーバーソウルには通常の物体へ憑依させること以外にも複数の媒介や霊を用いることで、別の形態や更に強い能力を発揮できるようになります。
①二段媒介
二段媒介とは1つの媒介へ憑依させて実体化した霊を別の媒介へ更に憑依させるオーバーソウルです。2つの媒介を介することでオーバーソウルによって実体化させた際に、2つの媒介が持つ両方の性質を持たせられたり、武器や能力の強度を高められます。ただし、オーバーソウルには巫力が必要であることから、それを2回行う二段媒介ではかなり巫力を使うことになります。
②ダブルオーバーソウル
ダブルオーバーソウル(複霊式)とは1つの媒介に対して2体以上の霊を憑依させるオーバーソウルです。二段媒介との違いとして、こちらは複数の霊を使うことでそれぞれの霊の能力を複合させた能力を発揮できます。その際は単体のオーバーソウルとは異なる武器や形態を形作るものです。一方、巫力についてはこちらも2体以上の霊を用いるため、大きく消費するものです。
③甲縛式オーバーソウル
甲縛式オーバーソウルとは物体に憑依させる際の巫力を変化させることで、霊の力を小さく圧縮した鎧のようにして身に付けるオーバーソウルです。シャーマンが最終的に辿り着くオーバーソウルの最強形態であり、圧縮したことで効率よく能力を使えるようになっています。一見すると二段媒介よりも難易度が低いように見えますが、巫力の強さと共に小さくするための技術が必要です。
S.Fへの参加はO.S.の会得が必須条件
『シャーマンキング』のオーバーソウルは500年に一度開催される「シャーマンファイト」に参加するための最低条件となっており、シャーマンとしてもオーバーソウルができるようになってから初めて一人前と判断されます。このことからシャーマンファイト以降に登場するキャラのほとんどが憑依合体ではなく、オーバーソウルを用いて戦っているのです。
憑依合体との違い
『シャーマンキング』の序盤ではオーバーソウルではなく憑依合体を用いて戦っていますが、2つの違いとしてオーバーソウルでは物体、憑依合体ではシャーマンの肉体を媒介とする違いがあります。そして、オーバーソウルの場合はシャーマンと霊の力を合わせて様々な形態や能力へ派生できますが、憑依合体はあくまで霊が生前に有していた能力を再現するだけなので、霊の強さだけが参照されてしまいます。
オーバーソウルに必要な巫力
『シャーマンキング』のオーバーソウルでは巫力が必須ですが、その巫力がどれくらい必要になるかと言われると、基本的には霊の力を表す霊力に対して巫力が上でなければオーバーソウルを維持できなくなっています。そのため、オーバーソウルができるシャーマンでも巫力が低ければ霊を扱い切れないことがあるのです。また、甲縛式オーバーソウルのように巫力を一転集中できるような練度の高さも影響してきます。
【シャーマンキング】O.S.や甲縛式一覧「ふんばり温泉チーム」
ここからは『シャーマンキング』の主要キャラが用いる憑依合体やオーバーソウル、持霊について一覧で見ていきます。最初に紹介する一覧は主人公の麻倉葉が属するふんばり温泉チームです。
麻倉葉
麻倉葉は『シャーマンキング』の主人公であり、シャーマンファイトに参加するため上京していますが、その時点ではまだオーバーソウルの存在を知らず、参加前は憑依合体で戦っていました。その後、恐山アンナの修行などの様々な特訓を重ねることでオーバーソウルや二段媒介を会得し、予選時には270だった巫力も本選時には1万500、ハオを追跡していた時には10万8,000に跳ね上がっています。
阿弥陀丸(あみだまる)
麻倉葉が最初にオーバーソウルを用いたのはシルバの試験の際で、それまで憑依合体をしてきた阿弥陀丸を生前の愛刀である「春雨」を媒介して実体化させました。この時点では巫力の制御ができていないことから媒介から余分な力を放出しています。
阿弥陀丸(第2段階)
実家の麻倉家で修行した麻倉葉は巫力を大きく上昇させて、阿弥陀丸とのオーバーソウルも形を変えています。最初のオーバーソウルでは防具をあまり実体化できていませんでしたが、第2段階では防具の比率が増え、力の放出もある程度抑えられるようになりました。
スピリット・オブ・ソード
麻倉葉と共に戦う中で阿弥陀丸も成長していき、侍の霊から刀の精霊に進化した際、1つ目の媒介である春雨に加えて、刀の神の剣である「フツノミタマノツルギ」を2つ目の媒介とすることで、二段媒介のスピリット・オブ・ソードに変化させました。非常に巨大な刀であり、威力はありますが、その巫力の消費が激しいオーバーソウルです。
スピリット・オブ・ソード白鵠
スピリット・オブ・ソードの会得後、更に修行を積んだ麻倉葉はオーバーソウルの最終到達点である甲縛式オーバーソウルとしてスピリット・オブ・ソード白鵠(びゃっこう)に発展させています。麻倉葉が幼少期に憧れた白鳥をモデルとししており、左手のフツノミタマから右手の春雨へ巫力が伝わる構造になっています。
鬼殺し
鬼殺しは麻倉葉と恐山アンナが出会った過去編の「恐山ル・ヴォワール」でマタムネと共に戦った際のオーバーソウルです。マタムネのキセルを媒介に巫力を消費して形成するものですが、その戦いでは恐山アンナが実体化させた大鬼を倒するためにマタムネは全ての巫力を注ぎ、そのマタムネと麻倉葉が憑依合体することで技を放ちました。この鬼殺しの形は後にスピリット・オブ・ソードのイメージに引き継がれています。
スピリット・オブ・アース
最終決戦前に五大精霊の1体であるスピリット・オブ・アースを手に入れた麻倉葉は土を媒介としてオーバーソウルしています。スピリット・オブ・アースの霊力は33万と膨大なものですが、地獄での修行を経て麻倉葉もそれを操れるだけの巫力を身に付けました。能力としてあらゆる大地の力を操ることが可能です。
持霊「阿弥陀丸」
阿弥陀丸はふんばりヶ丘の墓地で地縛霊となっていた侍の霊であり、親友で鍛冶屋の喪助と生前に交わした約束を果たしたことで麻倉葉の持霊となりました。元々独自の剣術を持つ剣の達人であり、侍の霊として麻倉葉と戦ってきましたが、その過程で刀の精霊に進化して霊力を大きく上昇させました。
梅宮竜之介
「木刀の竜」こと梅宮竜之介は『シャーマンキング』の最初から登場しており、その時点ではふんばりが丘を仕切る不良でしたが、後に持霊となる蜥蜴郎の騒動を経てシャーマンとしての能力が開花します。そして、修行を経たことで本選時には8,500、ハオを追跡していた時には8万5,000まで巫力を上昇させました。
オーバーソウルトカゲロウ(第1段階)
梅宮竜之介が最初に用いたオーバーソウルは木刀を媒介にして蜥蜴郎を憑依させたもので、必殺技として「地獄竜紅蜥蜴(じごくりゅうべにとかげ)」を放っています。普通の木刀では出せないような威力になる技です。
オーバーソウルトカゲロウ(第2段階)
雨宮竜之介は奥出雲での過酷な修行で一気に巫力を上昇させ、新たな媒介として神木を使った木刀の「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」を用いることでオーバーソウルも強化しました。その必殺技として蜥蜴郎を8つの首を持つヤマタノオロチの姿に変化させて攻撃も身に付けています。
ヤマタノオロチ号
蜥蜴郎が精霊となった後は先のヤマタノオロチを更に発展させたヤマタノオロチ号を披露しています。8つの首の竜と共に車輪に乗った蜥蜴郎が実体化しており、走行しながら戦えます。
刺身包丁スサノロウ
梅宮竜之介の甲縛式オーバーソウルとして到達したのは刺身包丁スサノロウです。天叢雲剣が超巨大な刺身包丁に変化して右手へ身に付ける形で付いており、超高速の解体で相手を捌きます。
持霊「蜥蜴郎(とかげろう)」
蜥蜴郎は生前に春雨を狙っていた盗賊の首領であり、結果として阿弥陀丸に返り討ちにされた恨みを持ったまま現世で復讐を果たそうと梅宮竜之介を利用しましたが、麻倉葉によってその復讐心は消えました。その後、目的もなくさまよう中で梅宮竜之介と再会し、彼の持霊となります。
ファウストⅧ世
ファウストⅧ世はシャーマンかつネクロマンサーであり、その技術により死亡した妻であるエリザの魂を呼び戻したことでオーバーソウルを成功させました。ただ、『シャーマンキング』の本編では主に蘇生の役割を担っていたことから巫力についてはそれほど高くなっておらず、本選時には9,000、ハオを追跡している時は1万2,500になっています。
愛しのエリザ
ファウストⅧ世が初期に用いたオーバーソウルは妻のエリザの遺骨を媒介としてエリザの姿を実体化させる愛しのエリザです。単なるうつしみではなくオーバーソウルとしてのある程度の戦闘力はありますが、それでも他の霊と比べて強さは劣るため、ファウストⅧ世は他のガイコツを操り戦っていました。
メフィスト・E
ファウストⅧ世が修行後に会得したオーバーソウルは巨大な姿のエリザであるメフィスト・Eです。媒介の遺骨を全身に配置することで強大な体を形成しており、ファウストⅧ世の祖先が呼びだしたとされる悪魔のメフィストフェレスをなぞった姿になっています。注射器などの医療器具を武器として身に付けていますが、『シャーマンキング』本編では目立った戦闘シーンはほとんどありません。
超・占事略決 呪禁存思 オペリーレン
ファウストⅧ世の甲縛式オーバーソウルは自身に身に付けるのではなく、実体化したエリザに対して真紅の鎧を纏わせるエリザ・オペリレーンになっています。余分にオーバーソウルしている分、巫力を多く消費してしまいますが、超・占事略決で会得した「呪禁存思(じゅごんぞんし)」で蘇生が行えるため、戦闘以外でも大きく活躍する技です。
持霊「エリザ」
エリザ・ファウストは生前病気がちだったもののファウストⅧ世の手術によって病気を克服して結婚に至りましたが、2人で小さな診療所を開いた日の夜、強盗に殺されてしまった女性です。ファウストⅧ世のネクロマンシーで魂が呼び戻されますが、不完全な術であったことから恐山アンナに口寄せされるまでは喋れませんでした。意識を取り戻した後は超・占事略決によって精霊に進化しています。
【シャーマンキング】O.S.や甲縛式一覧「THE蓮」
続いて見ていく『シャーマンキング』のオーバーソウル一覧はTHE蓮の3人です。麻倉葉のライバルとして登場して戦う中で3人も持霊や媒介が変わっており、大きく成長していきます。
道蓮
道蓮は初登場時だと麻倉葉と同様に憑依合体で戦っていましたが、シャーマンファイトの予選が開始されると参加条件でもあるオーバーソウルをしっかり習得し、その後は様々な派生形態を編み出していきます。巫力は予選時に350、本選時には5,721とそれほど高くありませんでしたが、戦いの中で何度か死から蘇る事でハオを追跡している時は10万1まで上昇させています。
オーバーソウル馬孫(黄金色)
道蓮が初めて用いたオーバーソウルは青龍偃月刀(馬孫刀)を媒介として持霊の馬孫を憑依させたもので、憑依合体時に使用していた必殺技の強化版である「ゴールデン中華斬舞」などを放っています。形態としては馬孫刀に纏わせる姿もあれば、黄金の気を放つ馬孫を実体化させて攻撃することもあり、馬孫の能力に道蓮の戦闘力が合わさることが強さを発揮します。
武神
馬孫刀をハオに燃やされた後、父の円道から受け継いだ宝雷剣を新たな媒介としたことで、オーバーソウルについても武神という新しい形態を作り出しています。通常時は装甲が付いた巨大な剣ですが、あらゆる武器を実体化できる能力があり、複数の武器を一斉に出す「刀幻境(とうげんきょう)」などの必殺技を放ちます。
武神魚翅
道蓮は修行を重ねた結果、甲縛式オーバーソウルの武神魚翅(ゆーつー)を編み出しました。これは武神に雷の力が付与されたもので、身に付けていると自身の反応速度を速め、分離した時には自然の雷を発生させる能力があります。
スピリット・オブ・サンダー
最終決戦前に五大精霊の1体であるスピリット・オブ・サンダーを手に入れた道蓮は雷を媒介としてオーバーソウルしています。先の武神魚翅でも雷を発生させられましたが、スピリット・オブ・サンダーは磁力なども含めたあらゆる雷の力を使えるようになっています。
碓氷ホロケウ
ホロホロこと碓氷ホロケウは北海道出身のアイヌのシャーマンであり、初登場からオーバーソウルを駆使した氷の攻撃を使っています。巫力は本選時には2,100でしたが、ハオを追跡している時は12万に上昇しました。
コロロ
コロロはホロホロの持霊であるコロポックルで、戦闘時にはスノーボードを媒介としてオーバーソウルすることで空気中の水分を氷に変えています。その氷は形を変えることもでき、スノーボードからつららを生やす「エムシノキペコンル」や腕にスノーボードを装着した状態で氷の拳を形成して殴りつける「ニポポパンチ」などの技を披露しました。
ニポポテクンペ
ホロホロが修行を重ねて編み出した甲縛式オーバーソウルはアイヌ民族が祭具として使用するイクパスイを媒介にしたニポポテクンペです。両手に巨大な氷の拳を身に付けてる形になっており、対象を凍らせた後に破壊する強力な能力を持っています。
スピリット・オブ・レイン
最終決戦前に五大精霊の1体であるスピリット・オブ・レインを手に入れたホロホロは水を媒介としてオーバーソウルしています。あらゆる水の力を使えることからホロホロが得意としていた氷の攻撃も可能であり、大規模な範囲で空気中の水分を氷に変えて攻撃を繰り出しました。
チョコラブ・マクダネル
元ギャングでコメディアンを目指すチョコラブ・マクダネルは『シャーマンキング』の本編でダブルオーバーソウルを披露した数少ないシャーマンであり、大きく成長するキャラでもあります。その巫力は本選時だと1,975でしたが、過去を清算した後から急上昇を始め、ハオを追跡している時は19万7,500と麻倉葉達よりも高い巫力になりました。
オーバーソウルミック
チョコラブが初めて用いたオーバーソウルは持霊であるミックをジャガーの爪型の武器であるジャガーズと自身の肉体を媒介にしたもので、本物のジャガーのような素早い動きで攻撃を行います。自身も含めてオーバーソウルしていますが、憑依合体とは異なりジャガーズを装備した手や足などの身体の一部のみに巫力を集中させているので、技としては高度な技術を要するものです。
エアーズロック
ジャガーズを装備したチョコラブがミックとオーバーソウルした状態で様々なギャグを言う「GAG WIND(ギャグ ウインド)」を使用しており、その中でもブリッジすることで自分のヘソをエアーズロック見立てものがあります。これ自体は単なるギャグでしかありませんが、後に巨大なエアーズロックをオーバーソウルで作って相手を押し潰すガチ☆エアーズロックを披露しました。
オルメカ
チョコラブがパスカル・アバフを新たな持霊に加えた際に一度だけ披露したオーバーソウルとしてオルメカがあります。形態としては巨石人頭像が実体化していますが、媒介は『シャーマンキング』本編中でも判明していません。敵の攻撃に対する防御力がある他、空中に足場を生成する能力があります。
W・O・Sジャガーマン
チョコラブが甲縛式オーバーソウルとして編み出したのはジャガーズを装備した自身にミックとパスカル・アバフの2体を憑依させるダブルオーバーソウルです。体全体にジャガーのような装甲が付けられたことで攻撃と防御の双方が強化され、ミック単体の時よりも素早い攻撃が可能になりました。
オーバーソウル イン エアー
チョコラブが修行を重ねる中で会得したのは風を媒介にして、ミックとパスカル・アバフとオーバーソウルしながらその風を操る能力です。自然の力を操ることは難易度が高いものですが、チョコラブは最も早く習得して、風に当てるごとで形が崩れていく風化現象を使えるようになりました。
スピリット・オブ・ウインド
最終決戦前に五大精霊の1体であるスピリット・オブ・ウインドを手に入れたチョコラブは風を媒介としてオーバーソウルしています。事前のオーバーソウルインエアーによって操れる基盤はできており、あらゆる風の能力によって嵐の発生や気圧操作が可能です。
【シャーマンキング】O.S.や甲縛式一覧「ハオ組」
ここではハオ組のオーバーソウルを一覧で紹介していきます。特に強大な敵として立ちはだかるハオは『シャーマンキング』作中最強の能力を有しています。
ハオ
ハオは麻倉家の始祖であり大陰陽師でもあった麻倉葉王が現世で葉の双子の兄として転生した姿であり、転生を繰り返したことでシャーマンファイト時には巫力125万と他を寄せ付けない数値です。オーバーソウルについてもその巫力を存分に活かしたものになっています。
スピリット・オブ・ファイア
五大精霊の1体であるスピリット・オブ・ファイアはハオが500年前にパッチ族として転生した際に奪い取ったもので、以降はグレート・スピリットを手に入れるまで持霊になっています。媒介は空気中の酸素であり、それに加えてハオの陰陽術を用いることで他の属性へ変化させることも可能です。グレートスピリッツ入手後は捨てられてしまいますが、リゼルグが持霊にしています。
黒雛
ハオが究極のオーバーソウルとして用いたのは酸素を媒介にスピリット・オブ・ファイアを身に付ける黒雛(くろびな)です。『シャーマンキング』の作中で初めて登場した甲縛式オーバーソウルであり、後に五大精霊を手に入れる麻倉葉達はオーバーソウルしかできなかったところを甲縛式にできるのはハオの膨大な巫力が成せる技になっています。
グレートスピリッツ
シャーマンファイトを制したハオはシャーマンキングだけが持つことを許される全知全能の霊・グレートスピリッツを手に入れて、オーバーソウルすることで彗星や太陽といった星の力を操っています。グレートスピリッツ自体はあらゆる霊集まったものであり、内部があの世になっているなど他の霊とは全く異なる性質を持つため、オーバーソウル時の媒介等は明らかにされていません。
オパチョ
ハオの部下の中でも最も幼いオパチョはその年齢故に最初は巫力800でしたが、『シャーマンキング』の本編でシャーマンファイトが開催された時点では巫力80万と大きな成長を果たしています。
MAMA
オパチョの持霊である羊の精霊のMAMA(ママ)はオパチョのアフロのような頭髪とヘアバンドを媒介とすることで、羊毛に身を包んだ姿になります。オパチョもハオ率いる星組としてシャーマンファイトに参加していることから憑依合体ではなくオーバーソウルに部類されるもので、『シャーマンキング』の作中では梅宮竜之介を一撃で吹き飛ばしています。
ラキスト・ラッソ
X-LAWSの創始者でありながらハオの部下になってしまったラキスト・ラッソは初登場には巫力21万、最終的には巫力36万と高い数値になっています。また、『シャーマンキング』の作中で登場する機動天使を作り出した人物でもあります。
ルシフェル
ラキスト・ラッソの持霊は機動天使の中でも最強のルシフェルであり、メイスを主な武器として非常に高い戦闘能力を有しています。ベースには「ランボルギーニカウンタックLP400」が使用されており、霊力は20万と他の霊とは一線を画すものですが、その分巫力の消費やフィードバックが大きいデメリットがあります。
【シャーマンキング】O.S.や甲縛式一覧「ガンダーラ」
ここではガンダーラが用いるオーバーソウルの一覧を紹介していきます。持霊が全て仏教系における神クラスの霊になっていることから巫力の桁も高い水準です。
サティ・サイガン
ガンダーラのリーダーであるサティ・サイガンは『シャーマンキング』の本編中で神クラス呼ばれるシャーマンの一人であり、初登場時から巫力が70万、後に75万まで上昇しています。
ダイニチ
サティ・サイガンは腕釧を媒介として持霊のダイニチを憑依させており、普段のダイニチは少年姿ですが、このオーバーソウル時巨大な大仏に姿を変化しています。この姿以外にも様々な形態を有していますが、強大な力は現世へ影響を及ぼすため、普段は少年の姿になっているのです。
コメリ
サティ率いるチーム「如来」の一人であるコメリはガンダーラで最年少ですが、巫力は初登場時に50万、後に55万という数値になっていることから高い実力を秘めています。
バトウ
コメリは宝剣を媒介にして持霊のバトウをオーバーソウルさせています。本来は強大な力を持つ馬頭観音菩薩ですが、ダイニチと同じく現世での力は制限しています。
大栄(ダイエイ)
サティ率いるチーム「如来」の一人である大栄はガンダーラの最年長であり、巫力は初登場時に50万、後に50万500と衰えることなく高い数値になっています。
ジゾウ
大栄は払子を媒介にして持霊であるジゾウをオーバーソウルさせています。他の仏教系の霊とは異なり、現世に居座る側の仏として長年活躍していました。
【シャーマンキング】O.S.や甲縛式一覧「X-LAWS」
ここではX-LAWSが用いるオーバーソウルを一覧で紹介していきます。神クラスの霊と機動天使の持霊はハオへ対抗するために高い能力を有しています。
アイアンメイデン・ジャンヌ
X-LAWSのリーダーであるアイアンメイデン・ジャンヌは初登場時点で巫力50万と神クラスのシャーマンになっていますが、これは持霊のシャマシュによってアイアンメイデンの中に入って瀕死寸前から回復を繰り返したことで上昇した数値になっています。最終的は68万と作中トップクラスの巫力を習得しました。
シャマシュ
ジャンヌはアイアンメイデンを媒介にしてシャマシュを憑依させることで治癒能力や拷問器具を実体化させた攻撃を使用しています。シャマシュ自体は霊力52万の神クラスの霊でありるため、オーバーソウル時の威力や速度はすさまじいものです。
マルコ・ラッソ
X-LAWSの創設者の一人であるマルコ・ラッソは天使隊の隊長であり、初登場時の巫力は1万2,000でしたが、その後は巫力を大きく上昇させることはありませんでした。しかし、終盤では因縁のあるラキスト・ラッソと巫力の数値以上の粘りを見せました。
ミカエル
マルコ・ラッソの持霊は機動天使のミカエルであり、ベースとなっているのは「フェラーリ テスタロッサ92年型」です。剣と盾を持っており、霊力は2万となっています。
リゼルグ・ダイゼル
『シャーマンキング』の本編ではX-LAWSに新規で入隊したリゼルグ・ダイゼルは本選時だと巫力が3,500でしたが、ハオを追跡している時は巫力を17万まで上昇させています。チョコラブと同じく過去を受け入れたことが大きな成長に繋がりました。
オーバーソウルモルフィン
リゼルグの最初の持霊であるモルフィンとはペンデュラムを媒介としてオーバーソウルしており、ワイヤー付きのペンデュラムが相手を感知して追尾しながら攻撃や探索を行っていました。
オーバーソウルゼルエル
リゼルグがX-LAWSへ入隊後に持霊として渡されたのは機動天使のゼルエルであり、手持ち銃のリゼルグデリンジャーを媒介としてオーバーソウルしています。霊力は1万で、ベースはロータス・エリーゼが使われていました。
マステマ・ドルキーム
地獄絵の修行を経たリゼルグはペンデュラムを媒介にしてモルフィンとゼルエルの2体を憑依させた複霊甲縛式オーバーソウル「マステマ・ドルキーム」を会得しました。モルフィンの探索能力とゼルエルの戦闘力が合わさっており、更に修行の過程で得た炎属性の攻撃を放てるようになっています。
【シャーマンキング】O.S.や甲縛式一覧「パッチ族」
ここでは『シャーマンキング』に登場するパッチ族のオーバーソウルを一覧で紹介していきます。シャーマンファイトを取り仕切る立場であることから他に負けない実力を持っています。
ゴルドバ
現パッチ族の酋長かつシャーマンファイトの運営委員長のゴルドバは『シャーマンキング』の作中で巫力は言及されていませんが、十司祭も凌ぐ力を持っていたことが作中の描写から窺えます。
先代パッチ族族長ビッグチーフ
ゴルドバはパッチパイプを媒介にして持霊である先代パッチ族族長ビッグチーフをオーバーソウルさせています。霊力は11万あり、『シャーマンキング』の作中では強烈な一撃を放っていますが、出番としてはそれほど多くないため、正確な実力はわかりません。
【シャーマンキング】O.S.や甲縛式一覧「麻倉家」
ここでは『シャーマンキング』の中でも有名なシャーマン一家である麻倉家のオーバーソウルを一覧で紹介していきます。
麻倉幹久(あさくらみきひさ)
麻倉葉の父親である麻倉幹久は婿養子として麻倉家にやって来た身でしたが、修験者となって修行に励んだことでシャーマンとして成長していき、初登場時には6万9,000の巫力を有していました。『シャーマンキング』の作中では初登場時にTHE蓮と対峙して圧倒しています。
イマリとシガラキ
麻倉幹久は小石及び人形(ヒトガタ)を媒介にして、狐の精霊のイマリと狸の精霊のシガラキをオーバーソウルさせています。2体とも霊力は1万あり、技としては様々なもに化けて相手を錯乱させる「護法山神(ごほうヤマガミ)」を使っています。
【シャーマンキング】オーバーソウルの世間での評判や人気
ここではオーバーソウルについて世間での評判や人気を紹介していきます。『シャーマンキング』の中心となる要素はどのような見方をされているのでしょうか。
オーバーソウルに対する意見としてはかっこいいを体現したものという意見が数多く見られました。必殺技を放つ姿やオーバーソウル後のデザイン性は現在でも通じるかっこよさがあるようです。
オーバーソウルや憑依合体など『シャーマンキング』に出てくる用語については、厨二病で思い出す要素だったり、厨二病になるきっかけになったりした意見も見られました。その中でも甲縛式オーバーソウルは纏う形となるところが厨二心をくすぐられた人が多いようです。
ファンの中にはオーバーソウルよりも憑依合体の方が好きだったり、オーバーソウルと憑依合体の違いがわからなくなったりする意見がありました。憑依合体で肉体に憑依させた方が強そうに見えるという感想もあり、人によっては複雑な要素になっているようです。また、憑依合体が活躍する期間が短いことを残念に思う声も見られました。
【シャーマンキング】オーバーソウルはS.Fに参加するため必絶対条件
『シャーマンキング』のオーバーソウルは自身の肉体を媒介にする憑依合体とは異なり、霊と親和性のある物体を媒介とすることで更なる能力を形成できます。それはシャーマンファイトの参加条件とあると同時にシャーマンのスタート地点にもなっており、作中のキャラは様々な形態や能力を発展させています。そんなオーバーソウルの活躍はぜひ原作漫画やアニメでチェックしてみてください。
この記事のライター
十文字猛
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