【BLEACH】雀部長次郎忠息まとめ!斬魄刀や卍解取得経緯は?山本元柳斎重國との関係も
『BLEACH』に登場する雀部長次郎忠息は護廷十三隊に所属する死神です。『BLEACH』では登場シーンが少ないのですが、千年血戦篇で斬魄刀の卍解の能力が明らかになります。この記事では雀部長次郎忠息の卍解や山本元柳斎重國との関係、アニメの声優などを紹介します。
目次
雀部長次郎忠息とは
雀部長次郎忠息とは『BLEACH』という漫画に登場するキャラクターです。その姿だけは『BLEACH』の尸魂界篇から登場しているのですが、最初は名前も分からない人物でした。戦闘することはほとんどなく、『BLEACH』の千年血戦篇でようやく活躍するシーンがあります。ここではそんな雀部長次郎忠息について紹介します。
雀部長次郎忠息のプロフィール
『BLEACH』の雀部長次郎忠息とは、護廷十三隊一番隊副隊長です。誕生日は11月4日で身長179cm、体重66kgです。外見は銀髪をオールバックにしており、口元には黒いヒゲが生えています。死覇装の上から白い羽織を着ていますが、これは隊長の羽織ではなく洋風のマントです。
普段はほとんど喋らず名前もしばらく不明で、『BLEACH』のファンブックで初めて名前が明らかになりました。ちなみにファンブックで名前が判明するまで、アニメのクレジットも一番隊副隊長と表記されていました。このようなことから、よく『BLEACH』のスピンオフ「死神図鑑」では影が薄いことをネタにされています。
例えば草鹿やちるからは射場鉄左衛門や大前田希千代と共に「副隊長地味っ子トリオ」と言われていました。影が薄いことに関しては気にしているようで、おでんの屋台で飲みながら阿散井恋次に相談する場面もあります。その時は目立つために服装を変えようとして石田雨竜に相談し、洋服のセンスについて互いに意気投合していました。
実は洋風かぶれで、以前現世に行った時に見た英国紳士に憧れて洋風文化を取り入れた生活をするようになりました。洋食が好きで和食が嫌いという極端な好き嫌いもあります。紅茶を淹れたり、フェンシングをするのが趣味です。
雀部長次郎忠息の性格
『BLEACH』の雀部長次郎忠息は普段から無口ですが、元来そのような大人しい性格ではありません。今は上司と部下の関係である山本元柳斎重國にも昔は反論するほど頑固なところもありました。元々憧れの人物には忠義を尽くすタイプで、それ故に自分の信念を貫き通すような性格をしています。
卍解が使えるにも関わらず戦わないのもその信念によるものです。雀部長次郎忠息はかつて戦わないことを他の隊長に笑われたり、席官同様の扱いを受けたこともありますがそれでも信念を貫き通しました。部下としてはとても頼りになる性格をしています。
雀部長次郎忠息の斬魄刀や卍解
雀部長次郎忠息はほほとんど戦うシーンがなかったのですが『BLEACH』の千年血戦篇でようやく卍解が明らかになりました。ここでは雀部長次郎忠息がどんな斬魄刀を使うのか、また卍解の能力について紹介します。
雀部長次郎忠息の斬魄刀は厳霊丸
雀部長次郎忠息の斬魄刀は「厳霊丸(ごんりょうまる)」といいます。『BLEACH』では尸魂界篇で初めて斬魄刀を使って戦う姿が描かれました。
厳霊丸の解号
『BLEACH』の雀部長次郎忠息が使う斬魄刀「厳霊丸(ごんりょうまる)」の解号は「穿て 厳霊丸(うがて ごんりょうまる)」です。この解号によって始解すると、刀身がレイピアのように細くなるのが特徴的です。始解の描写から、電撃系の能力を使うことができる斬魄刀なのではないかといわれています。
厳霊丸の卍解は黄煌厳霊離宮
『BLEACH』の雀部長次郎忠息の斬魄刀の卍解は「黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)」といいます。実際に雀部長次郎忠息が卍解を使うシーンは山本元柳斎重國の回想のみですが、『BLEACH』の劇中では雀部長次郎忠息の卍解を奪った星十字騎士団のドリスコール・ベルチが使いました。
「黄煌厳霊離宮」は斬魄刀を上に掲げることで楕円形の霊子が上空に現れます。そして楕円形の中央から上空へ1本、そして地面に向かって11本の細い霊子が流れます。大量の霊子を出現させるため、霊圧が高くなければ使うことも難しい卍解だといわれています。
黄煌厳霊離宮を取得した経緯
『BLEACH』では雀部長次郎忠息が死亡した後に、斬魄刀の卍解「黄煌厳霊離宮」を習得した経緯が山本元柳斎重國の回想で判明しました。それが描かれたのは『BLEACH』の504話です。まだ若かった頃の雀部長次郎忠息は山本元柳斎重國に卍解を習得するよういわれていました。それから一ヶ月で卍解を習得したのです。
通常、卍解は隊長格でやっと使いこなすことができるものです。『BLEACH』で黒崎一護は三日足らずで卍解を習得しましたが、通常であれば10年は修行しなければなりません。そのため雀部長次郎忠息がたった一ヶ月で卍解を習得したことには、山本元柳斎重國も驚いていました。
黄煌厳霊離宮登場シーン
雀部長次郎忠息の卍解「黄煌厳霊離宮」が初めて描かれたのは『BLEACH』の504話です。そもそもなぜドリスコール・ベルチが「黄煌厳霊離宮」の能力を使うことができるのかというと、見えざる帝国が5日後に襲撃すると予告しに尸魂界に来た時に雀部長次郎忠息と戦ったからです。
その時に雀部長次郎忠息はドリスコール・ベルチ相手に卍解「黄煌厳霊離宮」を使います。この時雀部長次郎忠息は戦いで初めて卍解を使いました。雀部長次郎忠息は隊長格ほどの強さを持っているので、普通の相手であれば勝つことが出来たはずです。しかし卍解をした瞬間にそれを奪われてしまい、霊子で作られた巨大な槍によって刺されて死亡しました。
そして5日後、予告通り見えざる帝国が尸魂界を襲撃します。ドリスコール・ベルチは檜佐木修兵と戦っており、雀部長次郎忠息を殺したものと同じ槍で攻撃しようとしました。そこに現れたのが山本元柳斎重國でした。そして『BLEACH』の504話ではドリスコール・ベルチが雀部長次郎忠息の卍解を使って山本元柳斎重國と戦いました。
黄煌厳霊離宮の能力と魅力
『BLEACH』の雀部長次郎忠息の斬魄刀「黄煌厳霊離宮」の能力は、天候を操り雷を落とす事ができる能力です。元々始解の段階で電撃系の鬼道の能力を使えるようで、卍解になると1本の霊子が流れる上空に暗雲を発生させ、手を下げるだけで巨大な雷を落とす事ができます。落雷は落とせる数に限りはないようで、大量の雷を連続で落とすことができます。
『BLEACH』の劇中では、檜佐木修兵が「氷輪丸」以外にも天候を操る能力の卍解があることに驚いていたので、とてもめずらしい能力である事がわかります。その他にも能力はあるかもしれませんが、ドリスコール・ベルチは落雷を落とす技しか見せていませんでした。
劇中では山本元柳斎重國にだけ使われたので、落雷による攻撃は効きませんでした。しかし一般的な死神が相手をしていたら消し飛びそうなほどの巨大な落雷を落とすことができます。
雀部長次郎忠息と山本元柳斎重國
『BLEACH』の山本元柳斎重國と雀部長次郎忠息はただの上司と部下という関係ではありません。ここでは雀部長次郎忠息と山本元柳斎重國の関係や過去について詳しく紹介します。
山本元柳斎重國とは
『BLEACH』に登場する山本元柳斎重國とは、護廷十三隊一番隊隊長兼総隊長を務める人物です。山本元柳斎重國は死神の中でも一番の老齢で、額の十字の傷と長くて白いヒゲが特徴的です。普段は杖をついて歩いているのですが、戦いではまだまだ現役で戦うことができます。
シビアな考え方をする人物で、創立当初の護廷十三隊を知っているユーハバッハは、当時は殺し屋集団だったと語っていました。ちなみに二千年前には真央霊術院の前身である死神統学院を創設しました。そこでの教え子が京楽春水と浮竹十四郎です。
山本元柳斎重國との関係
『BLEACH』の本編の二千年以上前から雀部長次郎忠息と山本元柳斎重國は関わっていました。山本元柳斎重國は当時元字塾という塾を開いていました。その時から雀部長次郎忠息は山本元柳斎重國を慕っていたのです。ここでは山本元柳斎重國との関係が分かるエピソードを紹介します。
山本元柳斎重國とのエピソード
『BLEACH』の504話では、二人の関係が山本元柳斎重國の回想シーンで明らかになりました。雀部長次郎忠息は『BLEACH』の本編から二千年以上前、よく元字塾に頻繁に通っていました。雀部長次郎忠息はこの頃から山本元柳斎重國のことを慕っており、「丿字斎殿」と呼んでいました。
なぜそう呼んでいたのかというと、山本元柳斎重國は当時額に十字の傷ではなく丿の字の傷があったからです。その傷を見た仲間が「丿字斎」と言い出したのですが、山本元柳斎重國はその呼び方を気に入っていませんでした。それでも頑なに雀部長次郎忠息は「丿字斎殿」と呼び続けていました。
この時の二人の容姿を見るととても若く、雀部長次郎忠息に至っては10代後半〜20代前半に見えます。こんなにも若い頃から、雀部長次郎忠息は山本元柳斎重國に仕えていたことが分かります。そんな雀部長次郎忠息が元字塾に通っていたのは、塾生だからではありません。山本元柳斎重國の付き人になりたいと、毎日のように押しかけていたのです。
雀部長次郎忠息は、どうしても山本元柳斎重國の右腕になりたいと思っていました。しかし弟子では右腕にはなれません。だからこうして頼み込んでいたのです。山本元柳斎重國は呆れていましたが、なんと雀部長次郎忠息は右腕になるために1ヶ月で卍解を習得していました。
それを知った山本元柳斎重國は、ある条件を出しました。それ以降、雀部長次郎忠息は山本元柳斎重國の右腕として活躍するようになります。この過去のエピソードを見ると、雀部長次郎忠息が有言実行するために、どれだけ努力したのかが分かります。
ちなみに山本元柳斎重國はその後「十字斎」と呼ばれるようになりましたが、雀部長次郎忠息は頑なに「丿字斎殿」と呼んでいました。その理由は、雀部長次郎忠息がその傷をつけたからです。自分が山本元柳斎重國の名を変えて良いはずがないと考え、「十字斎」とは呼びませんでした。
そこで山本元柳斎重國は雀部長次郎忠息のために「元柳斎」という名前をつけたのです。ユーハバッハは襲撃時に、山本元柳斎重國のことを部下の命にすら灰ほどの重みも感じないと言っていました。しかしこのエピソードを見ると、雀部長次郎忠息のことは本当に信頼していた大切な部下で、力を認めあった関係であることが分かります。
実際に雀部長次郎忠息が殺された時、山本元柳斎重國は怒りのままに最前線で戦いました。そして雀部長次郎忠息の仇である、ドリスコール・ベルチの体が一瞬で消滅してしまうほどの業火で焼き尽くしました。
雀部長次郎忠息の声優は?
『BLEACH』の本編では登場回数やセリフが少ない雀部長次郎忠息ですが、アニメでもちゃんと尸魂界篇から登場しています。『BLEACH』のアニメではスピンオフの「死神図鑑」の方が登場回数が多いといわれています。ここではそんな雀部長次郎忠息の声優を紹介します。
雀部長次郎忠息の声優は山口太郎
『BLEACH』のアニメで雀部長次郎忠息役を演じたのは声優の山口太郎です。『BLEACH』では2005年から2009年まで声優を担当しました。2020年には『BLEACH』の千年血戦篇のアニメ化が発表されたので、おそらく再び声優の山口太郎が雀部長次郎忠息役として起用されると考えられています。
また『BLEACH』ではヨシが使っているニーダー剣や、葬討部隊隊長のルドボーン・チェルート役も声優の山口太郎が演じています。
山口太郎のプロフィール
『BLEACH』の雀部長次郎忠息役の山口太郎は、1970年6月6日生まれの男性声優です。青二プロダクションという声優事務所に所属しています。1990年代にデビューしており、渋い声質が特徴的です。吹き替えよりもアニメへの出演が多い声優です。また声優としてだけでなく俳優としても活動しており、高い身体能力を活かした演技を得意としています。
山口太郎の主な出演作品
声優の山口太郎の主な出演作品には、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のサトー役、『花咲くいろは』の富樫蓮二役、『転生したらスライムだった件』のゲルド役、『あかねさす少女』の谷治雄大役、『忍たま乱太郎』の辺野茂平次役、『BORUTO-ボルト-』のゴジョウ役、『ONEPIECE』のドボン役などがあります。
雀部長次郎忠息の世間での評判や人気
『BLEACH』では雀部長次郎忠息について本編ではほとんど描かれませんでした。スピンオフの「死神図鑑」では草鹿やちるから影が薄いといわれるほどです。しかし『BLEACH』の千年血戦篇では隊長格並の強さを持っていることが判明し、SNSでは「やばい奴」といわれるようになりました。
『BLEACH』の千年血戦篇で山本元柳斎重國との過去の関係が明らかになってから、雀部長次郎忠息の好感度が上がったという声もありました。雀部長次郎忠息と山本元柳斎重國のお互いを信頼し、認めあっている関係が好きだという方もいました。
『BLEACH』では雀部長次郎忠息が死亡した後にどんな人物だったのか、どれくらいの強さを持っていたのか明らかになりました。そのため、もっと前に雀部長次郎忠息について本編で掘り下げて描いてほしかったという声がたくさんありました。
もしも雀部長次郎忠息が〇〇だったら
ここでは『BLEACH』の雀部長次郎忠息がもしも〇〇だったらと仮定して、上司・彼氏・父親の三つのシチュエーションで考察していきます。
雀部長次郎忠息上司篇
『BLEACH』の雀部長次郎忠息がもしも上司だったら、とても仕事ができる上司になると思われます。『BLEACH』では卍解を習得していながらも山本元柳斎重國への忠義を尽くすために卍解を隠していました。そのため、いざという時はその立場以上の実力を発揮してくれるかもしれません。
雀部長次郎忠息彼氏篇
『BLEACH』の雀部長次郎忠息がもしも彼氏だったら、尽くしてくれる彼氏になると考えられます。『BLEACH』の山本元柳斎重國と雀部長次郎忠息の関係を見ても分かる通り、憧れの人には徹底的に忠義を尽くすタイプです。ただ恋人ではなく他に憧れの人がいる場合、その人一筋になって放置される可能性があります。
雀部長次郎忠息父親篇
『BLEACH』の雀部長次郎忠息がもしも父親だったら、基本的に良い父親になるはずです。ただ洋風なものにこだわる人物なので、子供は少なくともその影響を受けると考えられます。また仕事場に憧れの人がいると仕事一筋になってしまい、家族の時間をすっぽかされる可能性もあります。
雀部長次郎忠息はイケオジ
『BLEACH』に登場する雀部長次郎忠息は英国紳士に憧れる無口な一番隊副隊長です。活躍シーンはほとんどありませんでしたが、山本元柳斎重國によって過去が明らかになると『BLEACH』のファンの間では好感度が上がったという声もありました。雀部長次郎忠息の活躍シーンは『BLEACH』の55巻と57巻で描かれているのでぜひ読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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