【るろうに剣心】武田観柳は悪徳実業家！声優や実写キャストについても

武田観柳とは『週刊少年ジャンプ』で連載されていたマンガ作品『るろうに剣心』のストーリー序盤で登場した敵キャラです。武田観柳は東京で手広く商売をやっている青年実業家を装っていますが、裏の顔は新型阿片「蜘蛛之巣」の密売に着手し、莫大な利益を得ていた悪徳商人だったのです。ですが蜘蛛之巣の製造に利用されていた高荷恵を助けにきた主人公・緋村剣心の手によって倒されてしまいました。

『るろうに剣心』は1994年～1999年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていた和月伸宏によるマンガ作品です。一旦1999年に連載は終了しましたが、2017年から2022年現在に至るまでストーリーは続いており、『ジャンプスクエア』にて「北海道編」が展開中です。1996年からはテレビアニメ作品が放映され、実写版の映画も人気作品となりました。2023年冬には新作アニメ作品が公開予定であり、様々なメディアで人気を博しています。

『るろうに剣心』の主人公・緋村剣心（ひむら・けんしん）は、「伝説の人斬り」という肩書を背負って生きていましたが、幕末後は「不殺」（ころさず）を誓い、正体を隠しながら贖罪の旅をしていました。そんな中、緋村剣心は神谷薫や相楽左之助といった信頼できる仲間と出会い絆を深めていきます。剣心は宿敵との争いに巻き込まれながらも、過去の自分と向き合いながら、新時代での生き方を模索します。

ここからはアニメ版『るろうに剣心』にて悪徳実業家の武田観柳役を担当した声優情報について紹介します。以下の項目では、武田観柳役声優の基本プロフィール情報だけでなく、代表出演作品と担当キャラ情報についても記載していきます。

アニメ版『るろうに剣心』で武田観柳役を担当した声優は、飛田展男さんです。飛田展男さんは1982年から声優活動を開始しており、勇ましい青年のイメージが籠った声質が多くの声優ファンから高く評価され、今なお人気を獲得しています。代表出演作品として『幽☆遊☆白書』、『HUNTER×HUNTER』が存在します。

ここからは実写映画版『るろうに剣心』で武田観柳役を演じた俳優情報について紹介します。以下の項目では、武田観柳役俳優の基本プロフィール情報だけでなく、過去に出演した代表作品についてまとめていきます。

実写映画版『るろうに剣心』で武田観柳役を演じられた俳優は、香川照之さんです。香川照之さんは前職のADを辞め1989年から俳優活動を開始されており、『半沢直樹』を代表とした数々の大ヒットテレビドラマ作品等に出演し、圧倒的な知名度と人気を誇っています。また香川照之さんは悪役キャラが板についており、2020年に実施された「悪役が上手な俳優ランキング」で2位を獲得したのです。

武田観柳はただの悪徳実業家であるため、剣心のような戦闘能力はありませんが、商売の中で入手した武器で戦うシーンが存在します。そこで以下の項目では、北海道編を含めたこれまでのストーリーの中で武田観柳が使用した武器情報について、それぞれまとめていきます。

武田観柳が使用した武器①は、「回転式機関砲（ガトリングガン）」です。こちらの武器は剣心が高荷恵を救出に向かった際に使用されたもので、圧倒的連射速度で剣心達を迎え撃ちました。ですが弾切れを起こしてしまい、敗北してしまったのです。

武田観柳の使用武器②は、「武田観柳with回転式機関砲」です。これは北海道編で敵組織であった「劍客兵器」の小樽拠点で入手したものであり、東京で使用していた回転式機関砲よりも迫力や性能が段違いに上がっています。

武田観柳の使用武器③は、「武田観柳with回転式機関砲and弟子阿爛」です。これは北海道編で武田観柳が発見した回転式機関砲の弱点であった弾切れを起こしやすい部分を、弟子の阿爛がカバーすることによって隙のない圧倒的弾幕を行うことを可能とします。

ここからは『るろうに剣心』の中で武田観柳が発した名言・登場シーンについて紹介します。武田観柳の発する名言にはどれも悪徳実業家としての欲深さが詰まっています。また北海道編において、武田観柳が再登場するシーンはあるのかについてもまとめていきます。

武田観柳は金の亡者であり、金を入手するためならどんなに汚いことでもやってきたのです。そのため武田観柳の発言には、欲深いイメージが投影されています。以下の項目では、特に武田観柳の金に対する思想が反映されている名言について記載していきます。

武田観柳の名言①は、北海道編で脱獄中に劍客兵器からタダで刀を渡されたシーンにて、武田観柳が発したセリフです。この時武田観柳は5年間かけて看守用の便所の底でかき集めた小銭を出し、劍客兵器に「汚い」と言われた時に上記の返答をしたのです。この名言から、武田観柳の金に対する認識が伝わってきます。

武田観柳の名言②は、北海道編で弟子の阿爛が自身の過去を話すシーンにて、武田観柳が発したセリフです。阿爛は生まれつきの肌の色や髪の色で差別を受けてきたと明かしましたが、それに対し武田観柳は金さえあれば成り上がることができると豪語しました。この名言から、なぜ武田観柳が金という存在に執着していたかが分かります。

武田観柳の過去ですが、北海道編にて明らかとなりました。幼き日の武田観柳は貧しい環境で生まれ、毎日土の粥や雑草の鍋を食べて飢えを凌いでいたのです。そんな中、武田観柳は極貧生活から脱却するために死に物狂いで商人になったのでした。金に対する執着心もこのタイミングで発生したものだと考えられます。

実は武田観柳は、北海道編で再登場を果たしています。東京で捕まった武田観柳は死刑になる予定でしたが金の力によって回避し、刑務所を脱獄したのです。脱獄後は名前を「雅桐倫倶（がとう・りんぐ）」という偽名に変え、雅桐刀と呼ばれる量産型の刀を売りさばいていたのです。

ここからは『るろうに剣心』に登場する武田観柳は、世間ではどういった評判を受けているのか、そしてどういった人気の理由が存在しているのかについてツイッター上のファンの言葉を基に紹介します。以下の項目を通じて、武田観柳の真の魅力に迫りましょう。

武田観柳に対する世間での評判は「愛すべきクズキャラである」ことです。『るろうに剣心』の中でも武田観柳は金を得るために悪事に手を染めていましたが、その度に印象的なセリフを残してきたのです。それ故に単にクズキャラとして扱うのはもったいないと考えるファンが多いです。

武田観柳に人気が集まる理由は「ガトリングに対する愛着が尋常ではない」からです。武田観柳はガトリングを運命の相手のように認識し、また北海道編でも自身の偽名をガトリングになぞらえて雅桐倫倶にしていたのです。それ故にガトリングとの相性が良すぎるキャラとして多くの読者の注目を集めました。

今回の記事では『るろうに剣心』に登場する武田観柳についてまとめてきました。武田観柳は裏で阿片を売りさばいて金を得る悪徳実業家として活動していました。北海道編では、怒涛の再会シーンを見せて多くの読者を驚かせていました。今後のストーリーにおいて武田観柳は何を企んでいるのか、続報を待ちましょう。