【るろうに剣心】映画の歴代主題歌まとめ！すべてワンオクが担当している？

るろうに剣心は『るろ剣』と呼ばれており、1996年に初アニメ化されてから実写映画化までされている様々世代に愛されている作品です。ここでは『るろうに剣心』という作品についておさらいしていきます。

るろうに剣心の作者は和月伸宏（わつきのぶひろ）さんです。和月伸宏さんは生まれは東京都ですが新潟県長岡市で育ちました。高校生時代に書いた漫画で第33回手塚治虫賞を佳作を受賞し漫画家デビューしています。（当時は西脇伸宏という名義でした。）高校卒業後はアシスタント業をしながら過ごし、1994年から今回の作品である『るろうに剣心』を週刊少年ジャンプで連載しています。

『るろうに剣心』は和月伸宏による日本の漫画で、週刊少年ジャンプで1994年から1999年まで連載されていました。1994年からテレビアニメ化、OVA化され『るろ剣』の愛称で多くのファンを獲得しています。実写映画化は2012年からされており2021年の間に5作品制作されました。2023年に再度テレビアニメ制作の発表もされています。

るろうに剣心は明治十一年の日本が舞台となっています。過去に『人斬り抜刀斎』と呼ばれていた維新志士の緋村剣心（ひむらけんしん）が仲間と出会い、新しい時代で自身の生きる道を探す物語です。緋村剣心は『不殺（ころさず）の誓い』を信念とし『逆刃刀（さかばとう）』で人々のために刀を振るいながら、流浪人となり日本中を旅していました。ある町で『人斬り抜刀斎』を名乗る者が連日人斬りをしており、それを探し出そうとする神谷薫と出会います。自分を語る偽物や多くの事件が剣心の元へ舞い込み、人々を助けるために剣心は逆刃刀を振るうのでした。

るろうに剣心はアニメ化だけでなく実写映画化もされている作品です。ここからは実写映画化された際の歴代主題歌について一覧にしてまとめてみました。

るろうに剣心実写映画の歴代主題歌は全てONE OK ROCK(ワンオクロック)が担当しています。ワンオクロックは日本のミュージシャンで、ボーカルのTaka、ギターのToru、ベースのRyota、ドラムスのTomoyaの4人グループのロックバンドです。ボーカルのTakaと主人公の緋村剣心を演じた佐藤健が親友の間柄であり、佐藤健自身がワンオクのファンでもありました。佐藤健が実写映画化の主題歌にはワンオクロックを強く希望したことから、映画主題歌にワンオクが起用されたという話が残っています。

2012年に公開された『るろうに剣心』の実写映画版・第1作の歴代主題歌は『The beginning』です。実写版1作目にふさわしい重厚かつ疾走感を感じさせるロックサウンドな楽曲でした。親友である佐藤健さんと「今何ができるのか」を普段から話し合っていた、とワンオクのボーカルTakaさんが制作インタビューで明かされています。親友が一生懸命にがんばった映画に対してワンオクロックとして何ができるのかを考えて作られた熱い気持ちのこもった楽曲なのだそうです。

るろうに剣心の実写映画2作目『るろうに剣心・京都大火編（2014年公開）』歴代主題歌はワンオクロックの『Mighty Long Fall』です。英語歌詞の楽曲ですが、和訳をすると内容は京都大火編の内容にぴったりの歌詞となっています。この時点で2作目前編、3作目後編の主題歌を連続でワンオクが担当することが決まっており、映画のスケールに負けないように迫力のあるサウンドを目指したと語られていました。

『るろうに剣心・伝説の最期編』は前作の京都大火編の後編にあたる作品で主題歌は『Heartache』です。3作目となる実写映画の歴代主題歌も続投のワンオクロックが担当していました。前作までのロックチューンな楽曲から一転し、しっとりしたバラードな楽曲となっています。実写映画の3作目の内容も非常に悲しく切ない内容となっており、タイトルの通り心の痛みを感じる曲です。

実写版映画4作め『るろうに剣心・最終章The Final』の主題歌は『Renegades』です。最終章にふさわしく壮大なスケールを感じさせワールドミュージックのような楽曲となっています。スローテンポなリズムが大地を踏みしめて前へ進む姿を想像させ、メロディーの切れ目に呼応する声が拳をあげて立ち上がる人々を彷彿とさせる楽曲です。

 2021年公開となった実写版映画5作めとなる『るろうに剣心・最終章The Beginning』の主題歌はワンクロックの『Broken Heart of Gold』です。前作の壮大な曲調から変わり、ミディアム・バラードのしっとりした楽曲となっています。ボーカルのTakaは『緋村剣心の想いを掬ってあげるような気持ちで今回の楽曲を作った』と語っていました。映画シリーズのフィナーレを飾るににふさわしい最高の楽曲となっています。

ここからはるろうに剣心の実写版映画のキャストを紹介します。再現率が高く、アクションに定評のある実写版映画は誰が演じたのでしょうか。

るろうに剣心の主人公・緋村剣心を演じているのは俳優の佐藤健（さとうたける）さんです。佐藤健さんは1989年生まれの俳優で、代表作はるろうに剣心の緋村剣心と言えるほどのはまり役となっています。役への向き合い方も真摯で真面目ですが、何といっても殺陣の速さ、迫力が尋常でない上にワイヤーアクションもこなす抜群の運動神経を持っています。緋村剣心は佐藤健しかいないと言われる程、佐藤さんの演じる剣心は剣心そのものと評判になるほど素晴らしい役者です。

るろうに剣心のヒロイン・神谷薫（かみやかおる）は武井咲（たけいえみ）さんが演じられています。武井咲さんは1993年生まれで女優、ファッションモデルをされている方です。神谷薫は美しい容姿だけでなく、剣術にも長けた強い女性で、凛とした佇まいが素晴らしく、神谷薫を武井さんが見事に演じられています。

るろうに剣心の実写版映画の相楽左之助（さがらさのすけ）のキャストは、青木崇高（あおきむねたか）さんが演じています。相良左之助は喧嘩っ早い熱血漢で緋村剣心の右腕のようなキャラクターです。 「剣心の右腕として、喧嘩屋としてのキャラクターを貫き、危険なシーンも体当たりの演技で臨んでいた」と監督が青木さんの左之助を高く評価しています。また、剣心役の佐藤健さんのクランクアップ時に号泣するなど人情味にあふれる役者です。

実写映画のるろうに剣心の斎藤一（さいとうはじめ）を演じているのは、俳優の江口洋介（えぐちようすけ）さんです。斎藤一とは元新選組の三番隊隊長を務めていた実在の人物でもあります。るろうに剣心の作品の中では、新選組として『人斬り抜刀斎』と敵対していた関係でした。武士から警官へ役職は変わっていますが「悪・即・斬」という正義を信念に持つ部分は変わっておらず、そんな漢気あふれる役どころを江口さんが見事に演じられています。

るろうに剣心の主要キャラクターのひとり、高荷恵（たかにめぐみ）は女優の蒼井優（あおいゆう）さんです。高荷恵は高飛車で妖艶な女性で、医者でありながら一時期悪事に手を染めてしまいます。どん底を経験した業の深い女性のため、当時ふんわりとした役どころが多かった蒼井優さんの起用は多くのファンを驚かせたようです。しかし、蒼井優さんは現場を引き締め空気を変える力のある女優で、妖艶な高荷恵を見事に演じていました。

るろうに剣心は実写映画だけでなく、アニメ化、OVA（オリジナルビデオアニメ）化もされています。このOVAシリーズも各主題歌があり歴代主題歌を紹介します。

るろうに剣心のOVA『星霜編』のED主題歌は笠原弘子（かさはらひろこ）さんが歌う『愛しさの糧』です。笠原さんは声優と歌手活動をしている方で、テレビアニメ版るろうに剣心にマグダリア小夜役で声優としても出演しています。このED主題歌『愛しさの糧』のCDには、マクダリア小夜のテーマソングも一緒に収録されておりファン必聴なCDです。

るろうに剣心OVAの歴代主題歌の2曲目は住岡梨奈さんが歌う『七色の風』です。この曲はOVA新京都編・前編のED主題歌となっています。歌詞は七色の風を感じる綺麗な歌詞と、住岡さんの美しい高音の歌声が印象的な楽曲です。

歴代OVA新京都編・後編のED主題歌は、前編と同じ住岡梨奈さんが歌う『feel you』です。この楽曲は住岡さんのメジャーデビューシングルでした。さわやかな歌詞が明るい希望を感じさせる楽曲となっています。

るろうに剣心の実写版主題歌がワンオクなのが良いという意見が多数見られました。ワンオクの楽曲は多くの人に好評のようです。

るろうに剣心の主題歌について、ワンオクの作品の噛み砕き方がとても良いという意見も多数ありました。作品に真摯に向き合っており主人公の剣心をかなり理解していると評価が高い方が多いです。

るろうに剣心の主題歌を歌っているワンオクのファンも、るろうに剣心のファンも主題歌が最高と感じていることがわかりました。どちらのファンにも好評である理由は良い楽曲だからと言えるでしょう。

この記事ではるろうに剣心の歴代主題歌についてまとめました。実写版の主題歌は全て『One OK ROCK（ワンオクロック）』が楽曲提供しています。ワンオクのボーカルTakaと実写映画の主演佐藤健は親友同士であり、佐藤健が実写映画の主題歌はワンオクが良いと希望したことで担当が決まったようです。ワンオクもその期待に応え、るろうに剣心という作品に向き合った楽曲を提供しています。ワンオクのファンはもちろんのこと、るろうに剣心の作品のファンからも最高と言わせるような最高の楽曲が主題歌となっていることが分かりました。