【るろうに剣心】比古清十郎が最強といわれる理由は?剣心や志々雄真実と比較!
比古清十郎は「るろうに剣心」の主人公・剣心の師匠として登場するキャラクターです。主人公の剣心より強いとされ、その実力は作中では最強とまで言われています。様々な強敵がいる中で何故、比古清十郎が最強と呼ばれているのでしょうか?その理由をまとめました。
比古清十郎とは?
比古清十郎は、漫画「るろうに剣心」に登場する最強の剣客です。飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)十三代目継承者であり、剣心の師匠であり、育ての親でもあります。幼い頃に野盗に襲われていた剣心を助け、それ以降は身寄りのない彼を引き取り、一流の剣術使いにまで鍛え上げました。ちなみに「比古清十郎」という名は飛天御剣流後継者が代々受け継ぐ名前であり、元々の彼の名前ではありません。ここでは比古清十郎についてさらに細かく紹介していきます。
比古清十郎のプロフィール
比古清十郎は身長189cm、体重87kgと弟子の華奢な剣心と比べて大柄でがっしりとした体型をしています。生まれ年は天保7年(西暦にすると1836年)で10月生まれの蠍座、年齢は43歳、血液型はO型、出身地は京都です。トレードマークは長い黒髪と白に裏地が赤のマントで、このマントは比古清十郎という名前同様に代々飛天御剣流継承者に受け継がれているものとなっています。
比古清十郎の性格
一言でいうと比古清十郎は傍若無人な性格をしており、「世の中の全ての事が得意な事」と自称するくらいの自信家です。そのあまりの放漫ぶりに作中で剣心が比古清十郎を「陰険」、「ぶっきらぼう」、「人間嫌い」と野次する場面もありました。粗暴な態度を取る反面、幼い頃の剣心を救って育てていたり、十本刀と葵屋との戦いに助太刀に来たりと、とても面倒見が良く、優しい一面も持ち合わせています。
比古清十郎の本名は新津覚之進?
実は彼には「比古清十郎」という名前の他に「新津覚之進(にいづかくのしん)」というもう一つの名前があります。しかし、結論から言うとこの名前も彼の本名ではありません。比古清十郎は人嫌いな性格をしているため、普段は人里離れた山奥に籠り、別名義で陶芸家として活動しています。その際に使用している名前が「新津覚之進」なのです。
るろうに剣心の概要
「るろうに剣心」は1994年から1999年の間に週刊少年ジャンプにて和月伸宏氏によって連載されていた大人気剣客漫画で、アニメ化や実写映画化も果たしています。物語は「東京編」、「京都編」、「人誅編」と三部構成からなっており、今回紹介している比古清十郎は「京都編」に登場するキャラクターです。
るろうに剣心のあらすじ
「るろうに剣心」の主人公は比古清十郎の弟子である緋村剣心で、彼は幕末の頃に「人斬り抜刀斉」として恐れられていた伝説の剣客でした。しかし、とある事件をきっかけに剣心は明治維新後は不殺(ころさず)を掲げるようになります。弱きを助け、強きを挫く、心優しい流浪人(るろうに)として葛藤しながら生きる剣心の半生を描いたのが「るろうに剣心」という作品になります。比古清十郎は、そんな剣心の数少ない理解者であり、頼れる存在として描かれているキャラクターとなります。
比古清十郎が最強といわれる理由や強さを考察
比古清十郎や「るろうに剣心」という作品について大まかに解説してきましたが、ここからはいよいよ比古清十郎が何故作中最強キャラクターとして語られているのか、その強さの理由を考察していきます。
比古清十郎の最強説①武器は桔梗仙冬月
比古清十郎は「桔梗仙冬月(ききょうせんふゆつき)」と呼ばれる刀を使用しています。戦国時代以前から代々受け継がれている宝刀で、刀身がやや長く、鍔(つば)が無いのが特徴です。比古清十郎は自らの力を抑え込むために、動く度に筋肉を逆さに反らせるバネが仕込まれた白マントと、重さ十貫(37.5kg)の肩当てを身に付けています。「桔梗仙冬月」はそんな最強の男の一振り一振りに耐えられる頑丈な刀となっています。
比古清十郎の最強説②不二との戦い
剣心の頼みで葵屋の危機に駆け付け、志々雄真実が従える十本刀の内の一人である不二という巨人と戦う事になります。不二は二階建ての建物を越えるぐらいの巨人で、誰もが絶対に勝てないと絶望した中、比古清十郎は自分よりも圧倒的に身体の大きい不二の一撃を軽々と受け止めてみせました。結果は比古清十郎の圧勝に終わります。作中でも比古清十郎の強さを証明する屈指の名シーンとなっています。
比古清十郎の最強説③志々雄真実より強い?
志々雄真実と比古清十郎とは実際に戦った事はありませんが、比古清十郎の方が強いのではないかと考察されています。その理由は作者の志々雄真実と比古清十郎に対する評価の違いにあります。志々雄真実が作者から「全編最強の敵」と評されているのに対し、比古清十郎は「全キャラクター最強の剣を持つ」、「強さ無限大」、「強くしすぎて出しどころに困る」とまで言われているのです。敵の中で最強の志々雄真実より、全キャラクターの中で最強の比古清十郎の方が格上であると推測できます。
比古清十郎の最強説④剣心より強い?
剣心の師匠なので、やはり比古清十郎の方が強いのではないかとされています。その理由は、不二との戦いで見せた比古清十郎の九頭竜閃の威力です。実は剣心の九頭竜閃は強さが不十分であり、技としては完成されていますが威力が足りないとされています。しかし、比古清十郎は技、威力共にクリアしており、その技で一撃で不二を倒して見せました。そのため、事実上は比古清十郎の方が強いのではないかと考察されています。
比古清十郎の名言
比古清十郎の強さについて考察してきましたが、比古清十郎の魅力はその圧倒的な強さだけではなく、彼が残していった名言にもあります。限られた出番の中で、比古清十郎というキャラクターが如何に魅力的かを印象付けた名言をいくつか紹介していきます。
比古清十郎の名言①「剣は凶器…」
剣は凶器 剣術は殺人術 どんな綺麗事やお題目を口にしても それが真実
剣心と再会した比古清十郎が言った台詞です。第一話で剣心が薫に全く同じ事を言っていたのですが、実は剣心自身が幼い頃から比古清十郎に教えられていた言葉だったのです。しかし、薫にこの台詞を言っていた剣心自身も結局は幕末に新時代のためにと沢山の人を斬ってしまった過去があり、それを後悔する日々を送っていた事もありました。そのため、再会した比古清十郎が今一度剣心の気を引き締めるために上記の台詞を述べました。
比古清十郎の名言②「飛天御剣流は時代の…」
飛天御剣流は時代の苦難から人々を守るのが本来の理。だが、それはあくまでもどの権力、どの派閥にも属さない自由の剣としてだ
飛天御剣流は最強と言っても過言ではない剣術です。その圧倒的な強さ故に飛天御剣流の継承者はこの剣術を悪用されないために、敢えてどの派閥にも属さず「自由の剣」として扱うべきとして受け継がれてきました。しかし、剣心はこの力を使って結果的に多くの人を斬ってしまい後悔する事になってしまいました。強力な力は確かに便利ですが、一方的な殺戮になってしまいかねず使いどころは慎重にならなければならないという意味も込めて比古清十郎が剣心を𠮟咤するために放った台詞です。
比古清十郎の名言③「俺自身が出張れば…」
俺自身が出張れば一番てっとり早えんだが 今更そんな面倒臭え事は御免だ
出典: blog.goo.ne.jp
人斬りだった頃の自分に戻らず、不殺の心のまま志々雄真実を倒すためには奥義である天翔龍閃が必要だと剣心は考えていました。しかし、比古清十郎は本来剣術は殺人であり、飛天御剣流はどこかに属すべきではないとしているため、剣心に反対していました。しかし、最後は結局比古清十郎の方が折れて、剣心に奥義を伝授する事になります。この台詞には素直じゃない比古清十郎らしさが表れています。
比古清十郎の名言④「お前一人が全てを…」
お前一人が全てを背負って犠牲になるくらいで守れる程、明治という時代は軽くねえはずだ
自分を犠牲にしてまで誰かを守ろうとする剣心に対して比古清十郎が皮肉を交えて釘を刺した時の台詞です。一見冷たく突き放しているように見ますが、「お前一人が全てを背負って犠牲になる」という部分に比古清十郎なりの優しさが垣間見えます。
比古清十郎の実写映画キャスト
「るろうに剣心」はアニメ化だけでなく、実写映画化も果たしています。主人公の剣心を演じる佐藤健氏を筆頭に、豪華俳優陣が起用されたことで話題となりました。比古清十郎を演じたのも大人気俳優です。果たして実写版「るろうに剣心」で比古清十郎役に起用された人物は誰なのでしょうか?
比古清十郎の実写映画キャストは「福山雅治」
実写映画で比古清十郎を演じたのは主にシンガーソングライターとしても活躍する福山雅治氏でした。実写映画第2部作目である「京都大火編」のラストで謎の男として登場した際は、意外な人物の登場に劇場はどよめき、大変話題になりました。第3部作目「伝説の最期編」では正式に比古清十郎として登場し、主人公の剣心役である佐藤健氏と共に作品を大いに盛り上げてくれました。
福山雅治のプロフィール
- 生年月日/年齢:1969年2月6日/53歳(2022年現在)
- 身長:181cm
- 血液型:O型
- 出身地:長崎県長崎市
- 所属事務:アミューズ
- 所属レコード会社:ユニバーサルミュージック
福山雅治氏は元々は会社勤めでしたが、1988年に上京し、オーディションを受けてアミューズに合格し、19歳で映画「ほんの5g」で俳優デビューを果たしました。21歳でシングル「追憶の中の雨」で歌手としても活動を始め、その後は数々のヒット作を生み出しながら俳優としても歌手としても活躍しています。
福山雅治の主な出演作品
数々のドラマや映画に出演している福山雅治氏ですが、主な出演作品は、1992年放送ドラマ「愛はどうだ」に始まり、1993年放送ドラマ「ひとつ屋根の下」、2007年から放送が開始した東野圭吾氏原作の「ガリレオ」シリーズ、2010年放送のNHK大河ドラマ「龍馬伝」などが挙げられます。
比古清十郎に対する世間での評判や人気
やはりファンにとっても比古清十郎は最強というイメージが強いようです。比古清十郎自身も「俺自身が出張れば一番てっとり早えんだが」と言っていることや、不二を一撃で倒したことから、すぐに戦いを終わらせてくれそうな安定感のあるキャラとして認識されています。
少年漫画では、最強キャラがその立場が失うことも珍しくありません。色々なパターンがありますが、主人公が最強のキャラクターを越えるために消えるという展開もよくあります。しかし、比古清十郎は剣心に奥義を伝授させるために身体を張りましたが、命を落とす事はなく、最強という立ち位置を守り続けています。そんな比古清十郎の存在に「安心して見ていられる」という声も寄せられていました。
最強の男と言われている比古清十郎に対して、作品の垣根を越えて「一番かっこいい」とコメントするファンもいました。圧倒的な強さに加え、弟子の剣心に対する厳しくも優しい態度に多くのファンが魅了されています。
比古清十郎は最強説のあるキャラだった
今回は比古清十郎というキャラクターが如何に最強かについて様々な視点から理由を考察してきました。原作での戦闘シーンでの強さを筆頭に、キャラクター性や彼自身に関するエピソード、世間の声などをどれを見てもやはり比古清十郎というキャラクターは最強というイメージが強いようです。まだ作品を見た事がないという方は、2023年にまたアニメが始まるので是非この機会に見てみる事をオススメします。
この記事のライター
鷲本(ワシモト)
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