【おそ松さん】ダヨーンが怖いおじさんと言われる理由は？名言や声優も紹介

おそ松さんは6つ子たちが展開する騒々しい日々を描いたギャグコメディ作品で、ダヨーンは本作のサブキャラクターの1人として登場しています。個性的なキャラが多いおそ松さんの中でダヨーンは一際謎が深いキャラクターとして描かれており、ある回では恐怖を感じさせるエピソードが放送され話題になりました。まずはダヨーンのプロフィールとおそ松さんの作品概要についておさらいしていきます。

ダヨーンは神出鬼没の男性で公式HPでは『THE怪人』と称されています。登場話や配役によって性格が大きくブレる傾向があり、基本的には背が高いおじさんとして振る舞っていますが口から必殺光線・ファイナルダヨーンを放つなど人間離れした能力を秘めています。作中では6つ子のショートコントの相方を勤めたりイヤミやデカパンとセットで登場することが多いです。

おそ松さんは赤塚不二夫が手掛けた『おそ松くん』をリメイクしたアニメ作品です。赤塚先生お得意のブラックコメディなギャグ描写と個性的なキャラクター、豪華声優陣などが注目を集め2021年にかけて第3期まで制作・放送されるほどの人気を博しました。アニメの他にも漫画化や実写映画化といったメディアミックスも多数展開されています。

松野家の6つ子として生まれたおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は20歳を過ぎても定職に就かず親の脛をかじって生活していました。仕事や女性に縁がなかった6人でしたが、彼らの元にイヤミやチビ太、トト子にデカパンといった『おそ松くん』恒例のキャラクターが登場すると、騒々しい6つ子たちの日常が繰り広げられていきます。

おそ松さんに登場するダヨーンは見た目が強面というわけではありませんが、ファンの間では怖いおじさんと言われ恐怖心を抱かれています。怖いと言われる理由は作中でダヨーンの奇抜で恐ろしいエピソードが描かれたからです。ここではおそ松さんにおけるダヨーンが怖いおじさんと言われる理由についてまとめていきます。

2話にて就職活動に行き詰まっていた6つ子はイヤミの紹介を受けてブラック工場を訪ねます。ブラック工場の責任者が現れると質問は一切受け付けないと宣言され、工場の中に入った6つ子はそこでねんどのようなものでダヨーンが大量生産されている現場を目撃します。結局6つ子はブラック工場を早々に辞職しましたが、工場でなぜダヨーンが大量生産されていたのかは謎のまま終わりました。

11話にてマッチ売りのイヤミが道で凍えてしまい暖を取ろうとマッチに火をつけた時、そこに豪華な料理と優しそうな両親の姿が映し出されました。両親は「全部坊やのものだよ」と話しますが、そこにダヨーンが現れるといただきますと同時に大口を開け、圧倒的な吸引力で全ての料理を吸い込んでしまいました。

23話にておそ松とカラ松、チョロ松の3人が泥酔から目を覚ますとダヨーンの顔をした種族が住む異界に迷い込んでいました。大量のダヨーンに追われてしまう間、他の6つ子の3人は道端で泥酔していたダヨーンを見つけましたが強力な吸引力によって体内に吸い込まれてしまいました。そして体内ではダヨーンに捕まったチョロ松と娘ダヨーンの結婚式が開かれようとしているのでした。

5話にて6つ子たちが猫と会話できる方法を見つけるためにデカパン博士の研究所を訪ねると、そこでなぜかダヨーンはメイド服姿で登場しました。ダヨーンはデカパンのメイドとして働いていたそうで、十四松でも吐き出してしまうほどまずいジュースを提供しました。また、2期の2話で再びデカパン研究所が舞台になるとそこでもメイド服姿で登場しました。

7話と11話の本編後に『ダヨーン相談室』というミニコーナーが公開されると、ダヨーンが住むアパートを訪れたおそ松とカラ松がそれぞれ一方的に話を展開する謎のエピソードが放送されました。基本的にダヨーンは無言で話を聞いていますが、おそ松の無責任な提案に彼を落とし穴に叩き落とし、カラ松にも同様な仕打ちをしてオチをつけました。

上述した意味不明で末恐ろしいエピソードによってダヨーンは怖いと言われていましたが、普段は6つ子たちのツッコミ役として機能することが多く一部のファンからは意外と優秀ではないかと言われ人気を集めています。ここではおそ松さんにおけるダヨーンの名言や人物像についてまとめていきます。

ダヨーンは語尾に「だよ～ん」や「よ～ん」と付けて喋ることが多いです。一見すると名前からもじった安直な口癖に感じられますが、この一言でダヨーンの感情が分かってしまうところがありダヨーンの立派な名言として人気があります。口癖だけで喜怒哀楽が分かってしまうところは声優の演技力も関係していることでしょう。

2期の23話ではダヨーンメイン回が公開されており、そこでダヨーンがサラリーマンとして生活している様子が描かれました。普段の印象とは違ってダヨーンはかなり仕事ができるそうで後輩から厚い信頼を寄せられていました。しかし、その後ダヨーンそっくりの人間と出会うと、彼の家で綺麗な奥さんと2人の子供にも出会い独身だったダヨーンは衝撃を受けるのでした。

10話ではイヤミとチビ太と共にダヨーンが女装している姿を見ることができます。その話で女装ダヨーンは自らをレンタル彼女として売り出そうとしていましたが、あまりに不細工で言動も全く女性ではなかったため客は誰も近寄ろうとしませんでした。

6つ子とは直接やり取りをすることが少ないですが、ショートコントの相方になることがあります。ダヨーン相談室にておそ松とカラ松の身勝手な悩みにツッコミを入れているように基本的にツッコミ役として機能することが多いですが、メイド服姿で登場してまずい薬を提供するなどボケ役として登場することもあります。

デカパンとは親友関係と明かしており作中でも2人のコンビで登場することが比較的多いです。実際に一緒にオーロラを見るためにアメリカを横断していたり、クリスマスの日に2人だけでパーティをしていたり、主役争奪レースにペアで出場していたりと仲の良さが窺えます。

4話にてトト子がライブ公演することが決まると、ダヨーンは客集めのために働かされ余ったチケットを嫌々ながら購入しました。財布がカラになってしまったことに涙目になり、トト子のコンサートも全く興味がなさそうな様子で見つめ珍しく不憫な扱いを受けるダヨーンが描かれました。

おそ松さんと言えば担当声優がとても豪華であることで知られており、作品の人気にも大きな影響を与えたと言われています。実際にサブキャラクターだったダヨーンにも豪華な声優がキャスティングされています。ここではおそ松さんにてダヨーンを担当した声優についてまとめていきます。

ダヨーンを演じた声優は飛田展男（とびたのぶお）さんです。高校卒業後に上京して大学に進学し、放送研究会や俳優教室の経験を積んだことで声優の世界に飛び込んだ経歴を持っており、海外映画の吹き替えやガンダムシリーズの定番声優の1人として人気があります。業界も認める大御所の声優ですが、良い意味で仕事を選ばないことで有名でもあります。

これまでダヨーンが怖いと言われる理由や名言などについてまとめてきましたが、実際におそ松さん本編を視聴したファンはダヨーンのことを怖いと感じているのでしょうか。また、もしもそうでなかった場合ダヨーンにどのような印象を抱いているのでしょうか。ここではダヨーンに対する世間での評判や人気を、SNS上に投稿されているコメントを参照して内容をまとめていきます。

ダヨーンの狂気的なエピソードを見たファンの中にはダヨーンを怖いと感じている人がいました。工場で大量生産されていたりダヨーン族として何人も存在していたり、上述したエピソードを見てみればダヨーンのことを怖いと感じてもおかしくないでしょう。

怖いと言われる一方でダヨーンが面白いと感じている人もいます。ダヨーンはボケとツッコミはもちろん、シュールなギャグや女装といった特殊な配役を勤められるなど本作において最も汎用性が高いキャラクターと言えるでしょう。それゆえに赤塚先生が制作した他作品にゲストとして出演することも多いです。

ダヨーンの声優が飛田展男であることを知ったファンからは驚愕の声が寄せられていました。飛田展男は他作品で主演やイケメンキャラを務めることが多いため、ダヨーンのようなギャグキャラを担当しているところを想像できないファンも多くいることでしょう。また、ダヨーンの名言のみで感情を演じ分けている演技力はさすがというコメントもありました。

ダヨーンは作中で奇怪なエピソードが多いがゆえに怖いおじさんと言われていました。ネット上では工場で大量に生み出されたダヨーンがダヨーン族や家族持ちのダヨーンそっくりさんに繋がっているのではという考察もあり、ダヨーンの謎は底がしれません。ダヨーンの謎に興味を持ったという人はぜひ本編や考察などをチェックしてみてください。