【おそ松さん】トト子は6つ子に人気のヒロイン！プロフィールから魅力まで

赤塚不二夫の不朽のギャグ作品『おそ松くん』は、現在アニメ『おそ松さん』となって新たなファンを増やし続けています。おなじみの面々が毎回画面を賑わせる中、作中の男性陣を軒並み虜にしているかわいいヒロインが、「トト子」です。6つ子ももれなく憧れるトト子の魅力について触れる前に、まずは彼女のプロフィールなどから見ておきましょう。

『おそ松さん』で6つ子からの人気を一身に集めるヒロイン・トト子の本名は、「弱井（よわい）トト子」です。アイドル活動時もこちらの名前を使用しています。年齢はさだかでないものの、6つ子と同じく二十代前半と思われます。自他（特に自）共に認める美人で、スタイルにも恵まれています。実家は魚屋でかなり繁盛していますが、さらに宣伝のためとしてアイドルデビューしました。

性格は男勝りの勝気なナルシストで、暴力の使用もいとわない傍若無人さを持ち合わせています。『おそ松さん』レギュラーの男性陣からは未だに好意を持たれ続けていますが、当人はまったく相手にしていません。6つ子に対しては普段「君」を付けて呼んでいますが、何かあれば「ニート達」「クソ」と容赦ない見下しぶりを発揮します。

アニメ『おそ松さん』でヒロインを務めるトト子には、もちろん誕生日があるのですが、この日付にはある秘密が隠されています。彼女の誕生日「10月15日」を「10」「10」「5」と分解し、それぞれ仮名を当てはめると、「と」「と」「こ」となるのです。つまり「トト子」のごろ合わせということで、かなり親切設計の設定と言えます。Twitterなどでは、この日に彼女の誕生祝いを行うファンも増えています。

アニメ『おそ松さん』は、赤塚不二夫原作の漫画とそのアニメ化作品である『おそ松くん』の続編です。赤塚不二夫生誕80年を記念して企画され、第1期が2015年10月～2016年3月にかけて放送されました。キャスティングされた声優の豪華さでも話題を集め、映画版や2期・3期も作られるなど大ヒットしています。内容は『おそ松くん』同様松野家の6つ子を中心に描かれるコメディですが、本作では時間が経過しており、6つ子は二十代前半に成長しています。

『おそ松さん』は、前作『おそ松くん』の数年後を描く作品です。おそ松ら松野家の6つ子は、全員二十歳を超えても無職の実家暮らしを続け、女性にも縁遠い生活を送っています。顔はそっくりでも性格はバラバラの6人は、日々それぞれの趣味にいそしみつつ、ヒロインのトト子や相変わらず胡散臭いイヤミなどの面々と毎回騒動を起こしていく…というストーリーになっています。

『おそ松さん』で6つ子の人気を集めるヒロイン・トト子には、さまざまなチャームポイントがあります。成長し、『おそ松くん』からさらにパワーアップしたトト子のかわいい魅力を紹介していきましょう。

『おそ松さん』でもヒロイン役を務めるトト子は、そのかわいい魅力から、本作でアイドルとしてデビューしています。デビューの表向きの理由は「実家を宣伝して両親を楽にさせてあげたい」というものですが、もともと彼女の家は裕福なので、これは口実にすぎません。当然6つ子はそんな彼女に夢中で、トト子は彼らにライブチケットや驚くほど高額なグッズを強制的に購入させています。

『おそ松さん』のヒロイン・トト子のかわいい魅力として、「裏表のない性格」も挙げられます。公式設定では「思ったことをそのまま口に出す」と表現されており、歯に衣着せぬ言動は作中でもいかんなく発揮されています。前述のように、気に食わないことがあれば「ニート」や「クソ」と6つ子を悪しざまに罵り、ストレスがたまると冷凍マグロを殴りまくる暴力的な一面も持ちます。その一方で「嫉妬」という概念を知らなかったり、悩んでいる6つ子を励ますヒロインらしさも見せています。

『おそ松さん』のヒロイン・トト子は料理の腕前に特徴があります。と言っても上手いわけではなく、「壊滅的」と評されるほど最悪なものとなっています。これは前作『おそ松くん』以来の彼女の特性で、どれくらいのひどさかと言うと、彼女の料理を口にしたおそ松の頭を一時的に狂わせたほどです。しかし、そうしたギャップもまた、彼女のかわいい魅力の1つと言えます。

『おそ松さん』のヒロイン・トト子の髪型は、『ひみつのアッコちゃん』の主人公・加賀美アツコにそっくりです。ピンクのカチューシャに短いおさげ、頭のてっぺんのふくらみと、双方見分けがつかないほど似ています。言うまでもなく、どちらも作者は赤塚不二夫氏ですが、似たのが偶然か故意かははっきりしません。とは言え客観的に見てかわいいことに変わりはなく、やはり彼女の魅力の1つと言って良いでしょう。

にゃーとの関係もまた、『おそ松さん』のヒロイン・トト子のかわいい魅力の1つです。にゃーとは「橋本にゃー」という名の女の子のことで、トト子とは同じ地下アイドルのライバル同士という関係にあたります。2人はかなり折り合いが悪く、顔を合わせるたびに口喧嘩が絶えません。しかし実は、トト子がにゃーの人気を密かにうらやんでいたり、にゃーもかつては高校の先輩であるトト子を慕っていたなど、2人の間には見かけより複雑な感情が交差しています。

『おそ松さん』のヒロイン・トト子のかわいい魅力ポイント、6つ目は「コスプレ姿」です。劇中での基本的な出で立ちは、ピンクのセーターにチェックのプリーツスカートというものですが、随所でさまざまなコスプレを披露しており、これがかなりのインパクトを視聴者に与えました。具体的には、「サンタ」や「ナース」、「くノ一」といった比較的定番のものから、「COMPLEX（布袋寅泰と吉川晃司のユニット）」といった変化球まで多彩です。

『おそ松さん』のヒロイン・トト子のかわいい魅力と言えば、劇中での歌唱も外せないでしょう。トト子がアイドル歌手として歌っていたその曲のタイトルは、「鱗を剥がさないで」です。頭に魚の被り物を載せた彼女は、この曲を6つ子の前で堂々と披露しました。王道のアイドルポップに乗せて歌われる歌詞は、「鱗をはがさないで/胸が痛い/恋は幻/人類みなエラ呼吸」という破天荒なもので、放送後はその圧倒的中毒性にやられる視聴者が続出しています。

『おそ松さん』のヒロイン・トト子の魅力、最後は「実は1話で死亡していた」という点です。『おそ松さん』第1期1話では、人気アニメのパロディがこれでもかと連発されます。この回で『花より男子』のF4ばりにイケメン化した6つ子（F6）に言い寄られたトト子は、興奮のあまり鼻血を吹き出しそのまま死亡してしまいました。ヒロインなのに早々と退場…かと思いきや、『進撃の巨人』のパロディパートではしっかり生き返り、元気に巨人チビ太から逃走しています。

『おそ松さん』の人気ヒロイン・トト子のかわいい魅力について紹介した後は、彼女のプライベートな部分に視点を移しましょう。アイドル歌手もこなす彼女の家族構成などはどうなっているのでしょうか。以下で紹介します。

『おそ松さん』のヒロインとして人気を集めるトト子の実家は、上で述べたように魚屋です。「トト子」の「トト」は「魚」のことで、名前にも家業の印がしっかり刻まれています。魚屋と言ってもただの魚屋ではなく、大繁盛していて経済的にはかなり裕福です。劇中では店の隣に「魚忠ビル」というビルが建っている様子が確認できますが、ひょっとするとこちらも実家の資産かもしれないと言われています。

『おそ松さん』のヒロインであるトト子の父は、前述のように魚屋を営む自営業者です。名前は明らかになっていませんが、頭に鉢巻きを巻いて口元に髭を生やし、4つボタンのスーツを身に付けるという出で立ちをしています。これも前述のように家業は絶好調で、愛車はベンツという情報もあります。家長としては、荒れるトト子を諭すなど父親らしさを見せる一方で、家を出ようとする息子には売り物を投げつけようとするヒステリックな一面も持ちます。

『おそ松さん』のかわいい人気ヒロイン・トト子の母の名前も明らかではありません。容姿はつり上がった目にフォックス型眼鏡をかけており、タートルネックの服を常用しています。娘と違って料理上手であり、気立てもいたって穏やかです。トト子が暴力的な面を表すと、ショックで気絶することもあります。

アニメ『おそ松さん』には未登場ながら、トト子には兄がいる設定となっています。こちらも本名は不明ですが、プロボクサーをしていて「ファイティング弱井」というリングネームを持つことが明らかとなっています。顔はトト子とかけ離れており、どちらかというと6つ子と同じ系統の造作です。性格はかなりずうずうしく、トト子が持て余す数少ない人物となっています。

『おそ松さん』で人気ヒロインの座を謳歌していたトト子ですが、作中である出来事をきっかけに、突如婚活を始めることとなります。果たしてその結果はどうなったのか、詳細について見ていきましょう。

『おそ松くん』以来ヒロインの座に座り続けてきた人気者のトト子ですが、『おそ松さん』ではついに婚活に足を踏み入れることとなります。そのきっかけは、ライバル・にゃーの婚約や同級生の子育て話でした。アイドル稼業が軌道に乗らない焦りもあり、急に女性としての危機感を感じたのです。そして彼女は、婚活パーティーに参加するなど積極的に結婚相手を探す活動を始めます。

その甲斐あって見事石油王をゲットしますが、魚を愚弄する彼の言葉に激昂し、思わず手が出てしまいます。結局トト子のもくろみはあえなく消え去り、傷心の彼女はその後シンガポールへ旅立ちました。しかし、ホームシックですぐに帰国しています。

実はトト子は、『おそ松さん』とは別の作品ですでに結婚を経験しています。その作品とは『大人になったおそ松くん』（1993）で、これはイラストと文章から成る特別企画作品でした。ここでは連載当時から25年後のメインキャストたちが描かれており、その中には結婚したトト子の姿も見られます。

上記のように、『大人になったおそ松くん』でトト子は結婚していることが明らかにされました。しかし、それ以上に衝撃的なのは、彼女の過去の男性遍歴です。実はトト子は、同作品でかつて6つ子全員と付き合っていたと告白しています。こちらの世界線のトト子はなかなかの遊び人のようで、『おそ松さん』のキャラとはまた違ったイメージとなっています。

『大人になったおそ松くん』で6つ子全員との交際歴が発覚したトト子ですが、彼らのうち誰と一緒になったのでしょうか。答えは「誰でもない」で、彼女が選んだのは6つ子どころかレギュラー陣ですらありませんでした。誰とも知れないモブキャラと結婚したトト子は一児をもうけており、2人目も妊娠中であることが報告されています。

『おそ松さん』のヒロインとして作中キャラやファンの人気を集めているトト子ですが、声を務める声優についても気になるところです。ここでは、『おそ松さん』のトト子役の声優についてプロフィールなどを紹介していきます。

『おそ松さん』でかわいいヒロイン・トト子を演じているのは、声優の遠藤綾（えんどう あや）です。2002年から活動しているベテラン声優で、アニメのほかに洋画吹き替えなどでも活躍しています。ソプラノの美しい声質が特徴で、さまざまなキャラクターを演じ分ける多彩な表現力の持ち主でもあります。

声優の遠藤綾は、1980年2月17日生まれで現在43歳、出身は山形県になります。野沢那智主宰の養成所「パフォーミング・アート・センター」を経て2002年に声優デビューし、2005年には初のTVアニメレギュラー役を獲得しました。2009年の第3回声優アワードでは、助演女優賞に輝いています。また2013年には、自身のブログにて結婚したことが報告されています（配偶者の名前などは明らかにしていません）。

遠藤綾が『おそ松さん』以外で出演した作品と演じた役柄は、『マクロスF』のシェリル・ノーム、『とある魔術の禁書目録』のオルソラ＝アクィナス、『らき☆すた』の高良みゆき、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のカトレア・ボードレール、『坂道のアポロン』の深堀百合香などとなっています。

『おそ松さん』で不動のヒロインとして君臨するトト子ですが、そんな彼女に対する一般のイメージなどはどのようなものなのでしょうか。ここでは世間がトト子に抱く印象などについて、Twitter上の意見から探っていきたいと思います。

こちらのツイート主は「トト子＝いたずらっ子」というイメージを持っているようで、「かわいい」と積極的に評価しています。彼女には暴力的な一面はあっても陰険さはなく、ある意味無邪気とも言えます。その点、「いたずらっ子」という形容は決して間違ってはいないでしょう。

こちらは一転して、「トト子＝クズ」と斬り捨てる意見です。彼女は作中でヒロインらしい行動もいくつかしているのですが、そうした魅力よりも、6つ子を利用して金を巻き上げるなどの難儀な印象が強化されてしまったのかもしれません。

最後に紹介するのは、「トト子＝天使の皮を被った小悪魔」と評するツイートです。その魅力で6つ子を虜にし、いいように扱っている点は確かに小悪魔的です。まっとうなかわいらしさよりも、むしろこうした点に惹かれるファンは多いと思われます。

『おそ松さん』のトト子について紹介してきました。このように、トト子は『おそ松くん』当時と同じに作品の不動のヒロインを務めていますが、そのキャラクターはよりパワーアップしています。かわいい外見とは裏腹の激しい性格や、奇抜すぎるアイドル活動など、意表を突く特徴をいくつも発揮してファンの心をわしづかみにしました。トト子の魅力を直に体感したいという方は、ぜひアニメの1期からチェックしてみてください。