【おそ松さん】キャラクターを一覧にして紹介!簡単な相関図も合わせて解説
『おそ松さん』のキャラクターは原作の『おそ松くん』に登場したキャラクターを現代に合わせて性格や特徴をよりわかりやすくしています。そんな『おそ松さん』の松野家の6つ子を始めとしたキャラクター一覧や作品の面白い魅力についてまとめました。
目次
【おそ松さん】とは?
『おそ松さん』はテレビアニメ3作品や劇場アニメ、実写の映画や舞台など様々な展開を見せる作品です。『おそ松さん』の魅力となっているのは松野家の6つ子を始めとしたキャラクターの豊富さで、それぞれの特徴や他キャラクターとの関係性が楽しまれています。そんな『おそ松さん』の作品概要を紹介します。
おそ松さんとおそ松くんの関係
『おそ松さん』の原作である『おそ松くん』は赤塚不二夫さんの漫画の1つであり、松野家の6つ子とその周りのキャラクター達によるドタバタ劇が描かれていく作品です。『おそ松くん』の方も2回のアニメ化やアニメ映画、ドラマなど様々な展開を見せていましたが、『おそ松さん』は赤塚不二夫さんの生誕80周年を記念して、成長した松野家の6つ子を現代に合わせた作風で描いていきます。
企画が発案された当初は『おそ松くん』をそのまま再アニメ化しても現代では受け入れられるかわからないと判断されており、それに伴って6つ子のキャラクターをより特徴的にして、実力と人気を兼ね備えた声優陣を付けることになりました。『おそ松さん』はオリジナルのエピソードが多いですが、一部は『おそ松くん』にあったエピソードに新たな解釈を加えたものになっています。
おそ松さんの概要
『おそ松さん』は2015年から2016年にかけて第1期が放送されたテレビアニメで、2017年には第2期、2020年には第3期が放送されました。『おそ松くん』の松野家の6つ子と周辺キャラクターによるギャグ作品であるところは変わらず、現代の時事ネタを危険な切り口で見るブラックコメディや下ネタが加わった作品となっています。ギャグ描写はもちろんのこと、キャラクターの良さから人気を集めて様々なメディアミックスが行われました。
おそ松さんのあらすじ
松野家の6つ子であるおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は成長して20歳を過ぎたものの、仕事もせずにそれぞれ自由に生きるニートになっていました。しかしながらも6つ子自身は特に現状を変えようとせず、時に仲良くしたり、時に足を引っ張りあったりしながら楽しく暮らしていました。そんな松野家の6つ子に対して、イヤミやトト子といった知り合いが時折絡んで日常の1コマや大事件が描かれていきます。
【おそ松さん】6つ子のキャラクターの特徴一覧!相関図も紹介
『おそ松さん』に登場する松野家の6つ子は、原作の『おそ松くん』よりもキャラクターの特徴や性格がわかりやすくなっており、兄弟間の関係性も原作よりも詳細に描写されるようになりました。そんな『おそ松さん』における松野家の6つ子について紹介します。
おそ松さんのキャラの関係性がわかる相関図
『おそ松くん』のキャラクターの相関図としては、松野家の6つ子と両親、幼なじみであるトト子、チビ太、ハタ坊、6つ子に絡む友人のような関係性のイヤミ、ダヨーン、デカパンが基本となっていました。『おそ松さん』でもその関係性は大きく変わっていませんが、それに加えて松野家の6つ子の中でも自分以外の兄弟に対して思っていることや性格の違いが顕著になっています。そのため、松野家の6つ子だけでも様々な関係性が描けます。
キャラクター①松野おそ松
『おそ松さん』の松野おそ松はニートかつ童貞の6つ子の長男です。原作漫画『おそ松くん』では主人公かつ6つ子のリーダー的存在でしたが、『おそ松さん』においてもそれは引き継がれています。性格的には『おそ松くん』の小学6年生の時の性格そのままに育っており、見た目についてもあまり変わっていません。その理由としては6つ子の顔のベースであったからと明らかにされています。
自分がニートであることに悪びれもせず、クズである自覚を持ちながら過ごしており、突拍子もないことを思い付て周りを巻き込みますが、責任は取らないなどいい加減な性格になっています。また、競馬とパチンコが趣味であり、昼間からツケで飲んだりするなど、どうしようもない人間性です。その一方で、素直で純粋なところもあり、兄弟関係では長兄らしい一面も見せることがあります。
キャラクター②松野カラ松
『おそ松さん』の松野カラ松はニートかつ童貞の次男です。原作漫画『おそ松くん』ではあまり特徴がないキャラクターでしたが、『おそ松さん』では厨二病かつナルシストな性格になっています。一方で、『おそ松くん』時代に何かと貧乏くじを引かされる立場であった点は、『おそ松さん』でのやや雑な扱いとして引き継がれています。他の6つ子よりもキリっとした眉毛が特徴で、作中ではよくサングラスをかけています。
キザな言動が多く、自分のファンをカラ松ガールズと呼んだりしていますが、実際のメンタル面はガラスで6つ子以外から怒られたりすると委縮してしまいます。また、酒飲みになった他の6つ子と比べてお酒に弱く、よく飲んでいるのはウイスキーに見せかけた麦茶でした。作中ではオチ要因として使われることが多く、他キャラクターから厨二病な言動をスルーされるなど、雑な扱いをされがちです。
キャラクター③松野チョロ松
『おそ松さん』の松野チョロ松はニートかつ童貞の三男です。原作漫画『おそ松くん』ではおそ松に次いで出番が多かった6つ子で、名前の通りチョロチョロと素早く、のめり込む暴走してしまうキャラクターでした。『おそ松さん』では他の6つ子と比べると真面目そうに見えますが、ニートである点は変わらず、オタクとして暴走してしまうことがあります。他の6つ子よりも黒目が小さく、困り眉なのが特徴です。
作中ではツッコミ担当となっており、他の6つ子とは違うと自負していますが、それに対しておそ松やトド松から悪口を言われています。また、自意識過剰なところがあり、作中ではあまりの意識の高さから自意識ライジングと言われてしまいました。ドルオタで橋本にゃーの大ファンですが、女の子が絡むと非常にポンコツになってしまう一面もあります。
キャラクター④松野一松
『おそ松さん』の松野一松はニートかつ童貞の四男です。原作漫画『おそ松くん』では他の6つ子よりもスマートな一面はありますが、キャラクター的には少し薄めでした。『おそ松さん』ではマイペースかつニヒルなキャラになっており、常に闇っぽい雰囲気を出しながら自身を卑下することが多くなりました。他の6つ子よりも髪がぼさぼさで、半目かつ猫背であるところが特徴です。
内気かつネガティブであることから目立つことを嫌っていますが、猫に対しては心を開いており、外に出た時は猫と戯れるシーンが描かれています。一方で、そんな猫や他の6つ子と遊ぶ際には子供のようにはしゃぐことがあります。また、窮地を迎えた時やキレた時は普段の大人しさから一転して激しい言動を見せており、他の6つ子を圧倒していました。6つ子の中では自信ありげなカラ松への当たりが強い関係性になっています。
キャラクター⑤松野十四松
『おそ松さん』の松野十四松はニートかつ童貞の五男です。原作漫画『おそ松くん』ではおしゃべりなところが特徴とされていましたが、『おそ松さん』では異様にテンションが高く、行動もおかしいキャラクターになっています。設定としては『おそ松くん』時代の少年のピュアで天然な部分を残して成長した姿と説明されています。黒目は基本的にハイライトが入っておらず、アホ毛は1本だけ、常に口を開いているのが特徴です。
6つ子の中でも何を考えているかわからないキャラクターであり、子供のような遊びをしていたかと思えば、人の範疇を越えた謎の動きを見せるなど、良く言えば元気で、悪く言えば狂人的です。空気が読めずテンションで全て押し切る一面があり、その性格や言動は他の6つ子からも疑問に思われています。一方で、株をやっている疑惑を持たれたり、モノローグでは普通に話していたりなど実際には馬鹿でない可能性も推測されています。
キャラクター⑥松野トド松
『おそ松さん』の松野トド松はニートかつ童貞の六男です。原作漫画『おそ松くん』ではあまり特徴的な部分は見られませんでしたが、『おそ松さん』では甘え上手かつ計算高い末っ子になっていました。他の6つ子よりも黒目が大きく、口を閉じている時はアヒル口になっていることが多くなっています。また、他の6つ子よりもお洒落な着こなしをしており、自撮りをするなどカラ松以上にナルシストなところもあります。
作中では女子力が高く、自撮り以外にもよくスマホ弄っているなど、かなり現代に適応しています。また、他の6つ子を差し置いて女子と遊びに行ったり、知らない友人関係を築いていたりなど、末っ子らしい甘え上手な一面を使いこなしています。一方で、毒舌な一面もあり、うっかりそれを漏らして失言することも多く、本心では腹黒くドライな人物だと説明されています。
【おそ松さん】その他のキャラクターの特徴一覧
『おそ松さん』の魅力を支えるのは豊富なサブキャラクターであり、原作漫画『おそ松くん』から引き続き登場するキャラクター以外にも特徴的なゲストが多数登場しています。そんな『おそ松ささん』におけるその他のキャラクターについて特徴などを紹介します。
キャラクター①松野松造
『おそ松さん』の松野松造は6つ子の父親です。原作漫画『おそ松くん』では家族から軽く扱われることもありながらも大黒柱として頼れる存在でしたが、『おそ松さん』でも6つ子がニートであるため、大黒柱として働き続けています。妻の松代と比べると作中での出番は少ないですが、基本的には家族仲が良い様子が描かれており、6つ子が就職するなどめでたいことがあった際は全力で祝っています。
キャラクター②松野松代
『おそ松さん』の松野松代は6つ子の母親です。原作漫画『おそ松くん』では6つ子を大切に育てる一方で、少し煩わしさを感じている一面が描かれていました。『おそ松さん』では見た目も少し老けていますが、引き続き6つ子の面倒を見ており、6人をまとめてニート達と呼んでいます。家で気の向くままに過ごす6つ子達に怒ることも多いですが、それでも親子関係は良好で、松造を含めて談笑する姿を見せています。
キャラクター③弱井トト子
『おそ松さん』の弱井トト子は実家が魚屋である作品のヒロインです。原作漫画『おそ松くん』からのマドンナ的存在で、心優しいながらもお転婆な一面があるキャラクターでしたが、『おそ松さん』ではさらに目立ちたがり屋になり、猫かぶりするようになりました。魚屋の宣伝のためにアイドルを始めており、自他共に認める美少女ですが、独特なセンスのせいであまりファンを得られていません。
キャラクター④イヤミ
『おそ松さん』のイヤミは3本の出っ歯と「ザンス」や「シェー」を始めとした独特な喋り方が特徴の男性です。原作漫画『おそ松くん』時代から登場し、主役並みの活躍を見せるキャラクターでしたが、『おそ松さん』ではサブキャラクターとして6つ子達を騒動に巻き込む役割が多くなっています。一方で、主役回も存在しており、『おそ松さん』らしいギャグ回もあれば、感動エピソード回もあります。
キャラクター⑤チビ太
『おそ松さん』のチビ太は、坊主頭のてっぺんに1本の髪の毛が生えているのが特徴のキャラクターです。原作漫画『おそ松くん』から登場しており、口調は荒くなることはあるものの、基本的には優しくおでん好きな人物です。『おそ松さん』では少し大きくなったものの、ほぼ見た目が変わっていません。おでんの屋台を経営しており、常連の6つ子にはいつもツケで飲み食いされています。
キャラクター⑥ダヨーン
『おそ松さん』のダヨーンは大きな口と語尾に「だよん」や「よーん」を付けて話す男性です。原作漫画『おそ松くん』にも登場するキャラクターで、作中では様々な役割で登場していました。『おそ松さん』では神出鬼没な人物となっており、口から光線を出すなど、人間離れした行動を見せています。
キャラクター⑦デカパン
『おそ松さん』のデカパンは名前の通り大きなパンツだけ履いたおじさんです。原作漫画『おそ松くん』にも登場しており、基本的には優しい性格ですが、科学者のデカパン博士の一面があり、様々な発明品で騒動を起こしていました。『おそ松さん』ではデカパン研究所の所長となっており、同じく発明品で様々な話のきっかけを作り出しています。
キャラクター⑧ハタ坊
『おそ松さん』のハタ坊は頭に旗が刺さっていて、語尾に「ジョー」を付けて喋る男の子です。原作漫画『おそ松くん』でも登場するキャラクターで、素直な性格から周りに巻き込まれがちでした。『おそ松さん』では見た目に変化はないものの、ある部分だけは大きく成長しており、コンサルタント業を成功させたことで超お金持ちになっています。
キャラクター⑨じぐぞう
『おそ松さん』のじぐ蔵は第1期第3話「こぼれ話集」の「OSO」に登場したキャラクターです。チェーンソーを持った怪人で、10年前に演劇部の主役を落とそうとした犯人を捕られて殺害しようとしていました。短編ながらも声優の高木渉さんの演技で印象的な話になっています。
キャラクター⑩エスパーニャンコ
『おそ松さん』のエスパーニャンコは第1期第5話Bパートに登場したキャラクターで、タイトルにもなっています。原作漫画『おそ松くん』にも登場しており、眼鏡をかけた黄色い猫の姿となっています。猫しか友達がいない一松を心配した十四松がデカパンに頼んだことで、人の本音を読み取る猫が誕生します。
キャラクター⑪橋本にゃー
『おそ松さん』の橋本にゃーは作中世界の地下アイドルとして登場するキャラクターです。アイドル時は猫耳や猫グローブ、猫のしっぽを付けており、明るい緑色のメッシュにピンク色の髪型が特徴です。同じくアイドルのトト子とはライバル関係で口喧嘩が絶えませんが、仕事の中では協力関係を結ぶことがあります。
キャラクター⑫聖澤庄之助
『おそ松さん』の聖澤庄之助(ひじにさわしょうのすけ)は、作中で度々現れるモブキャラクターです。原作漫画『おそ松くん』にも登場しており、6つ子と絡むことがありましたが、名前が付けられたのは『おそ松さん』からになります。丸っこい顔に特徴的な眉毛や髭を生やしていますが、作中では話によって扱いが大きく異なっています。
キャラクター⑬実松
『おそ松さん』の実松は第1期13話Aパート「実松さん 第三話」で登場したキャラクターです。見た目は30・40代の男性で、凸凹商事の社員として働くサラリーマンであり、アパートで暮らしています。不器用かつ無口で社内ではなるべく人と関わらないように生きています。作中では唐突にストーリーが始まり、衝撃のオチを見せており、第2期第14話Aパートでも「実松さん 第九話」で再登場します。
キャラクター⑭石油王
『おそ松さん』の石油王は第1期第24話Aパート「トト子大あわて」で登場したキャラクターです。トト子が理想の石油王を探す中で出会った人物で、お互いに気に入って恋に落ちますが、あることがきっかで石油王はトト子の怒りを買います。
キャラクター⑮照英
『おそ松さん』の照英は第2期3話Cパート「トト子の挑戦」で登場したキャラクターです。作中でトト子が憧れる芸能人として登場しており、元ネタである照英さん本人が声優を演じました。本人同様に涙もろく暑苦しい一面が描かれており、その人情っぷりに6つ子も涙を誘われています。
キャラクター⑯栄太郎
『おそ松さん』の栄太郎は第2期12話Bパート「栄太郎親子」で登場したキャラクターです。マッシュルームカットと丸い眉毛が特徴の男の子で、ある日に出会った十四松を慕うようになって、同じようにハイテンションな言動をするようになります。栄太郎の父親が転勤族で引っ越していたことから、本来の性格は大人しかったのですが、十四松との出会いが彼を大きく変えていきます。
キャラクター⑰マイコマツ
『おそ松さん』のマイコマツは第2期第13話Bパート「戦力外通告2017-クビを宣告された末弟-」に登場するキャラクターです。他の6つ子から非童貞疑惑をかけられたトド松の代わりに松野家の末っ子となった助っ人外国人で、明るい性格から6つ子に入っても馴染んでいました。
キャラクター⑱犬山キン子
『おそ松さん』の犬山キン子は、第2期第16話Cパート「引っ越してきたカワイコちゃん」で登場したキャラクターです。原作漫画『おそ松くん』にも登場していますが、『おそ松さん』では褐色で短髪のボーイッシュな女の子になっています。沖縄から東京の友達のところへ遊びに来ており、6つ子達と出会って仲良くなっていきます。
キャラクター⑲菊
『おそ松さん』の菊は第2期第18話「イヤミはひとり風の中」で登場したキャラクターです。原作漫画『おそ松くん』にも同じタイトルとキャラクターが登場しており、作品内でも評価が高いエピソードです。盲目ながらも両親を亡くしたことから1人で花売りをしながら生計を立てており、そんな彼女とイヤミが出会ったところからストーリーが始まります。
キャラクター⑳木村出代音
『おそ松さん』の木村出代音は、第2期23話Bパートの「ダヨーンとダヨーン」で登場したキャラクターです。見た目がダヨーンにそっくりな大学教授で、妻と2人の子供がいます。ダヨーンと電車内で偶然出会い、意気投合したことから家族ぐるみの付き合いになりますが、その後ダヨーンは意外な形で彼を目撃することになります。
キャラクター㉑花の精
『おそ松さん』の花の精は、第1期第15話Cパート「チビ太の花のいのち」で登場したキャラクターです。原作の『おそ松くん』にも同じ名前のキャラクターが登場しており、チビ太との関係性が描かれました。『おそ松さん』ではおでんの作り方に悩むチビ太が道端に咲いていた花に水を与えたことで、翌日女性の姿でチビ太の前に現れます。ギャクではなく感動や切なさが残るエピソードになっています。
キャラクター㉒神松
『おそ松さん』の神松は第1期第21話のBパートに登場して、サブタイトルにもなったキャラクターです。6つの子のニートっぷりやクズな発言から零れ落ちた良心から生まれ落ちた存在で、周りに手を差し伸べられる優しさや懐の深さを持っています。当初は6つ子もその優しさに感謝していましたが、就職して両親にお金を振り込み始めたところから神松が自分達の立場を脅かす存在と認識し始めます。
【おそ松さん】面白い魅力
『おそ松さん』では特徴的なキャラクター同士の関係性以外にも話自体の面白さが注目されています。そんな『おそ松さん』の面白い魅力について紹介します。
面白い魅力①世界観
『おそ松さん』の面白い魅力その1は世界観です。基本的には松野家の6つ子を中心としたエピソードになっていますが、ギャグ漫画特有の唐突な状況が出てきたり、6つ子の関係性を守っていればリアル化した実松やイケメン化したF6にしたりと、1つの世界観に囚われていません。そんな描写が昨今の作品としては珍しいことから好評を集めています。
面白い魅力②ニートな6つ子たちのクズ発言
『おそ松さん』の面白い魅力その2はニートな6つ子たちのクズ発言です。主役ながらもニートという設定の6つ子ですが、話が暗くなることはほとんどなく、むしろ逆ギレしてクズ発言を連発するのが『おそ松さん』の日常的なシーンです。そんな6つ子の割り切った描写はギャグ作品として見れば滑稽であり、下手に縛られていない自由さ故の面白さがあります。
面白い魅力③過激なギャグシーン
『おそ松さん』の面白い魅力その3は過激なギャグシーンです。上記のニートネタ以外にも6つ子達の下ネタは日常茶飯事であり、それ以外にもアニメの放送当時の時世に絡めたギリギリのギャグを描いています。そのせいでアニメ1期の一部の輪数は絶版になってしまうこともありましたが、他にはない過激さもファンの心を掴む要素の1つです。
【おそ松さん】キャラクターの声優
『おそ松さん』の魅力の1つにはキャラクターを演じる声優の演技があり、特に中心人物である松野家の6つ子は、エピソードによって普段とは違う演技も楽しめるようになっています。そんな『おそ松さん』の松野家の6つ子を演じた声優について紹介します。
声優①おそ松役/櫻井孝宏
『おそ松さん』のおそ松役を演じたのは櫻井孝宏さんです。愛知県出身、1974年6月13日生まれの声優・ナレーター・ラジオパーソナリティで、高校生時代から本格的に声優を目指し始めます。代々木アニメーション学院や81演技研究所を卒業後、1996年にアニメで声優デビューを果たします。その後、1999年には一度声優を辞めることを考えていましたが、アニメのレギュラー作品が増えて、出演作品を増やしていきます。
主な出演作品としては、『金色のガッシュベル!!』の高嶺清麿、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク、『〈物語〉シリーズ』の忍野メメ、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の松雪集、『しろくまカフェ』のシロクマくん、『シドニアの騎士』の岐神海苔夫、『モブサイコ100』の霊幻新隆、『鬼滅の刃』の冨岡義勇、『呪術廻戦』の夏油傑、『王様ランキング』のデスパーなどがあります。
声優②カラ松/中村悠一
『おそ松さん』でカラ松を演じたのは中村悠一さんです。香川県出身、1980年2月20日生まれの声優・ナレーターで、高校卒業後に上京して代々木アニメーション学院に入学しました。それから2001年にアニメで声優デビューを果たし、同年にはレギュラー作品にも出演し始めます。その後、2007年頃から主要なキャラクターを多数演じるようになっていきます。
主な出演作品としては、『機動戦士ガンダム00』のグラハム・エーカー/ミスター・ブシドー、『マクロスF』の早乙女アルト、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の高坂京介、『氷菓』の折木奉太郎、『魔法科高校の劣等生』の司波達也、『ワールドトリガー』の迅悠一、『ワンパンマン』の無免ライダー、『小林さんちのメイドラゴン』の滝谷真、『Dr.STONE』の獅子王司、『呪術廻戦』の五条悟などがあります。
声優③チョロ松役/神谷浩史
『おそ松さん』でチョロ松を演じたのは神谷浩史さんです。千葉県出身、1975年1月28日生まれの声優で、元々は役者を志している中で演劇系も取り扱っていた青二塾へ入所しました。そのっご、1994年に声優デビューを果たし、最初の頃はナレーション仕事が中心でしたが、徐々にアニメやゲームなどの出演作品が増えていき、声優アワードなどの声優の賞を複数回受賞しています。
主な出演作品としては、『夏目友人帳』の夏目貴志、『〈物語〉シリーズ』の阿良々木暦、『デュラララ!!』の折原臨也、『WORKING!!』の相馬博臣、『黒子のバスケ』の赤司征十郎、『進撃の巨人』のリヴァイ、『ハイキュー!!』の武田一鉄、『斉木楠雄のΨ難』の斉木楠雄、『文豪ストレイドッグス』の江戸川乱歩、『うらみちお兄さん』の表田裏道、『ブルーロック』の絵心甚八などがあります。
声優④一松役/福山潤
『おそ松さん』で一松役を演じたのは福山潤さんです。広島生まれ、大阪出身、1978年11月26日生まれの声優・ナレーターで、1997年のラジオCMナレーションから声優としての活動を開始します。その後、2000年にアニメへの初出演を果たし、アニメやゲームへの出演作品を増やしていきます。
主な出演作品としては、『黒執事』のグレル・サトクリフ、『ぬらりひょんの孫』の奴良リクオ、『WORKING!!』の小鳥遊宗太、『青の祓魔師』の奥村雪男、『しろくまカフェ』のパンダ、『中二病でも恋がしたい!』の富樫勇太、『七つの大罪』のキング、『ワールドトリガー』の烏丸京介、『暗殺教室』の殺せんせー、『弱虫ペダル』の岸神小鞠、『ホリミヤ』の柳明音、『吸血鬼すぐ死ぬ』のドラルクなどがあります。
声優⑤十四松役/小野大輔
『おそ松さん』の十四松役を演じたのは小野大輔さんです。高知県出身、1978年5月4日生まれの声優・歌手で、大学時代はテレビやラジオ番組制作の道を目指していましたが、その中で自身がラジオドラマの出演者側になったことがきっかけで声優を目指し始めます。その後、2002年に声優デビューを果たし、当初は吹き替えの仕事が中心でしたが、アニメやゲームの出演も増やしていきます。2007年には音楽活動も開始しています。
主な出演作品としては、『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹、『黒執事』のセバスチャン・ミカエリス、『WORKING!!』の佐藤潤、『黒子のバスケ』の緑間真太郎、『進撃の巨人』のエルヴィン・スミス、『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎、『ばらかもん』の半田清舟、『斉木楠雄のΨ難』の燃堂力、『小林さんちのメイドラゴン』のファフニール、『弱虫ペダル』の銅橋正清、『東京リベンジャーズ』の武藤泰宏などがあります。
声優⑥トド松役/入野自由
『おそ松さん』でトド松役を演じたのは入野自由さんです。東京都出身、1988年2月19日生まれの声優・俳優・歌手で、4歳の頃から劇団ひまわりで子役としてデビューしていました。声優としては1995年にデビューしており、『千と千尋の神隠し』のハク役に抜擢されるなど、声優としても活動の幅を広げていきます。2009年には歌手デビューもしています。
主な出演作品としては、『アイシールド21』の小早川瀬那、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』の宿海仁太。『君と僕。』の橘千鶴、『電波女と青春男』の丹羽真、『遊☆戯☆王ZEXAL』のアストラル、『ちはやふる』の筑波秋博、『ハイキュー!!』の菅原孝支、『終わりのセラフ』の百夜優一郎、『モブサイコ100』の影山律、『深夜!天才バカボン』のバカボン、『プラチナエンド』の架橋明日などがあります。
【おそ松さん】キャラクターに対する世間での評判や人気
ここでは『おそ松さん』のキャラクターに対する世間での評判や人気を紹介します。原作が普通のギャグ作品である『おそ松くん』だったことから、当初はそれほど人気が出ると思っていない人もいましたが、実際に視聴するとキャラクターの特徴や関係性からハマる人が続出しました。
『おそ松さん』のキャラクター設定について、作り込みが凄いという意見が出ていました。原作漫画『おそ松くん』では6つ子の数人が無個性とも言える状態でしたが、『おそ松さん』ではわかりやすい特徴をいくつも付与したことで、見た目は見ているキャラクターながらも個性があると感じる人が増えているようです。
『おそ松さん』のサブキャラクターの重要性について感想を書いている人も多く見られました。松野家の6つ子だけでストーリーを動かすのには限界がありますが、そこにイヤミやトト子などのサブキャラクターが絡むことで、様々な関係性や展開が見せられる点が『おそ松さん』の強みになっています。
『おそ松さん』に登場するゲストキャラクターについて、声優が豪華だという感想も見られました。松野家の6つ子にも人気男性声優が起用されていますが、1話限りのキャラクターにも実力ある声優が使われており、メインやサブに負けない印象を残しているようです。
【おそ松さん】キャラクターは魅力的だった
『おそ松さん』のキャラクターは、松野家の6つ子を含めて原作の『おそ松くん』よりも特徴をわかりやすくしており、特に6つ子の間での関係性がより濃く描けるようになりました。その他のサブやゲストキャラクターも個性豊かな面々が登場していて、ギャグを加速させたり、感動を呼んだりしています。そんな『おそ松さん』のキャラクター性にも注目しつつ、アニメやメディアミックスを楽しんでみてください。
この記事のライター
十文字猛
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