【推しの子】カミキヒカルの正体は双子の父親？目的や転生説を解説

『推しの子』に登場するカミキヒカルとは、黒川あかねも所属している劇団ララライのOBです。現在では芸能プロダクションの代表取締役を務めている人物ですが、カミキヒカルは『推しの子』の主人公である星野アクア、星野ルビーの父親であると言われています。ここでは『推しの子』に登場するカミキヒカルのプロフィールや、『推しの子』のあらすじなどを紹介していきましょう。

『推しの子』のカミキヒカルとは、かつて劇団ララライに所属していたイケメン俳優です。16歳で表舞台を引退し、現在は「神木プロダクション」という芸能プロダクションの代表取締役をしているキャラクターです。劇団ララライに所属していた当時、ワークショップに参加していた星野アイと関係がありました。

『推しの子』は、『週刊ヤングジャンプ』で連載中の大人気漫画です。原作は赤坂アカ、作画は横槍メンゴが担当しており、シリーズ累計部数は1200万部を突破し、2023年にアニメ化しています。また、アニメ第2期の制作も決定しました。転生モノというファンタジー要素のある物語でありながら、ミステリーやサスペンスなどの要素も含まれており、新たな切り口で芸能界の闇を描いています。

地方で産婦人科医をしているゴローのもとへ、人気アイドルの星野アイが妊婦として現れます。アイのファンであるゴローはショックを受けますが、アイの前向きな姿を見て、出産に協力することを決めます。しかしアイの出産日にゴローは殺害されてしまい、アイの双子の子供の片割れ・星野アクアとして転生するのでした。それから4年の時が経ち、星野アイ20歳の誕生日にアイはストーカー刺されて死亡します。アクアはアイを殺した犯人に復讐するため、芸能界へと足を踏み入れるのでした。

『推しの子』のカミキヒカルは、星野アクア、ルビー兄妹の父親であり、物語の黒幕であると言われています。ここでは『推しの子』のカミキヒカルの正体が双子の父親で黒幕だと言われる理由を紹介していきましょう。

『推しの子』に登場するカミキヒカルが双子の父親であり黒幕であると言われる理由として、星野家の墓の前でカミキヒカルが発したセリフが挙げられます。作中で星野ルビーが母親である星野アイの墓参りをした際に、変装したカミキヒカルとすれ違います。このシーンでカミキヒカルはルビーのことを「君と僕の子」と称していました。そのため、カミキヒカルは星野アクア、ルビーの生物学上の父親であり、星野アイを殺害した黒幕であると言われています。

『推しの子』に登場するカミキヒカルが双子の父親であり黒幕であると言われる理由として、カミキヒカルの容姿が星野アクアによく似ているという点が挙げられます。作中で黒川あかねが劇団に所属していた当時のカミキヒカルの映像を見ていますが、その映像に映ったカミキヒカルは星野アクアと容貌が非常によく似ていました。

また、映画賞の授賞式の会場で黒川あかねはカミキヒカルとニアミスしていますが、その際にあかねはカミキヒカルのことを星野アクアと見間違えていました。このように黒川あかねですら星野アクアと見間違えるほど容貌が酷似していることから、二人は血のつながった親子であり、カミキヒカルは星野アイ殺害の黒幕ではないかと言われています。

『推しの子』に登場するカミキヒカルが双子の父親であり、黒幕であると言われる理由として、カミキヒカルも両目に星のハイライトが入っているという点が挙げられます。『推しの子』では、星野アイやアクア、ルビーの瞳に星型のハイライトが入っています。カミキヒカルが登場するまで父親ではないかと言われていた上原清十郎の瞳には星のハイライトは入っていなかったため、星のハイライトが入っているカミキヒカルの方が本当の双子の父親であり、黒幕ではないかと言われています。

『推しの子』に登場するカミキヒカルが双子の父親であり黒幕であると言われる理由として、星野ルビーの演技の才能が挙げられます。星野ルビーの役者としての演技の才能は、父親であるカミキヒカル譲りである可能性があります。上原清十郎は売れない役者でしたが、カミキヒカルは劇団ララライに所属していた当時から役者としての演技力を認められていました。

また、金田一によると、カミキヒカルは役者にとって重要な人を騙す瞳を持っていたとのことです。このような才能は、星野アクアにも受け継がれてます。このように、双子が演技の才能を受け継いでいる点を考慮すると、本当の父親はカミキヒカルの方である可能性が高いです。

『推しの子』に登場するカミキヒカルが双子の父親であり黒幕であると言われる理由として、黒川あかねが気づいた抜け穴が挙げられます。星野アクアは自分の父親を探すうちに自分と同じ父親を持つ姫川大樹にたどり着きますが、姫川大樹の父親である上原清十郎はすでに死亡していました。しかし戸籍上の父親が必ずしも本当の父親であるとは限りません。黒川あかねは姫川愛梨が他の誰かと不倫し、子供を出産した可能性があることに気づき、このことを「抜け穴」だと称していました。

『推しの子』に登場するカミキヒカルが双子の父親であり黒幕であると言われる理由として、星野アクアがスカウトを装った際に使用していた「神崎光」という偽名が挙げられます。「神崎光」という名前は「カミキヒカル」によく似ており、読み方次第ではほとんど同じ名前になります。アクアがこの偽名を使用した理由は不明ですが、よく似た名前を使用していることも、星野アクアの父親がカミキヒカルであることの伏線であると推測されています。

『推しの子』に登場するカミキヒカルは、星野アイを死亡させた黒幕である可能性が高いです。また、後述しますが、現在でも別の女優を事故に見せかけて殺害しています。このようにカミキヒカルが女優達を殺害している目的とはどのようなものなのでしょうか。ここでは『推しの子』のカミキヒカルの目的について考察していきましょう。

『推しの子』のカミキヒカルの目的は、才能のある人間を殺害することである可能性があります。作中で現代のカミキヒカルが登場した際に、片寄ゆらを死亡させています。片寄ゆらの右目には星野アイ達と同じ星型のハイライトが浮かんでいました。また、カミキヒカルは彼女を殺害した際に「こんなにも才能に溢れ、誰からも愛される女優が僕のせいで命を失う」と呟いていました。そのため、才能（＝瞳の星）を持つ役者を殺すことがカミキヒカルの目的であると考えられています。

『推しの子』のカミキヒカルが星野アイを殺害した目的については、まだ明らかになっていません。しかし彼女を殺した理由として、前述のとおり才能がある役者を殺すことが目的であるのと同時に、自分の遺伝子を継ぐ子どもがいるというスキャンダルを隠すことが目的だったと考えられています。

『推しの子』に登場するカミキヒカルがゴローを狙った理由としては、星野アイの担当の産婦人科医となったゴローの存在が邪魔だったためだと考えられています。カミキヒカルにとって星野アイを妊娠させたことや、自身の血を引いた子供が生まれることは、全てなかったことにしてしまいたい事実です。そのため、自分の血を引く子供を星野アイに出産させないようにするために、ゴローのことも狙ったと考えられています。

『推しの子』のカミキヒカルは、星野アイを殺害するためにストーカーのリョースケを利用しています。このことに対して、黒川あかねはカミキヒカルは身体的な理由から自分の力で人を殺すことができないため、殺人に他人を利用したのではないかと推測していました。また、カミキヒカルが才能に恵まれていながら若くして役者を引退した理由も、病気やケガで身体が満足に動かなくなったためではないかと考察されています。

『推しの子』に登場するカミキヒカルには、星野アクアやルビーと同じ転生者ではないかという説があります。その理由として、カミキヒカルの行動などに謎があるためです。ここでは『推しの子』のカミキヒカルの転生者説や謎について考察していきましょう。

『推しの子』のカミキヒカルが転生者ではないかと言われている理由としては、11歳のときに姫川愛梨と子供を作っているという点が挙げられます。11歳で子供を作ることは可能ではありますが、若すぎます。しかし転生者が存在する『推しの子』の世界では、転生者である星野アクアのように子供ながら大人のような行動をするキャラクターが他にいてもおかしくはありません。カミキヒカルが11歳という年齢で子供を作ったのは、前世の記憶を持つ転生者であるためと考えられています。

『推しの子』には、星野アクアやルビーに接触してくる謎の少女がいます。謎の少女は星野アクアとルビーの転生について知っており、星野ルビーに対して星野アイとゴローの殺害に中学生が関わっていることを伝えました。また、謎の少女の話を聞いて、ルビーは復讐を決意します。この中学生はカミキヒカルのことを指している可能性が高く、謎の少女はカミキヒカルが転生者であるため、カミキヒカルのことを知っていた可能性もあります。

カミキヒカルは星野アイの墓参りや、映画賞を受賞した黒川あかねに対して白いバラを送っています。白いバラの花ことばは「純潔」や「深い尊敬」、「相思相愛」などです。カミキヒカルが彼女達に対して白いバラを送った理由はわかっていませんが、今後判明する可能性があります。

『推しの子』のカミキヒカルは黒幕であることから、最後には死亡するのではないかとも言われています。現時点ではカミキヒカルは生存しているため、死亡するかどうかはわかりません。しかし作中では星野アクアやルビー、斉藤壱護のようにカミキヒカルのことを殺したほど憎んでいる人間がいるのも事実です。現在、原作では星野アイ殺害事件を映画化するという企画が進んでいるため、カミキヒカルのことを社会的に殺そうとしているではないかとも考察できます。

『推しの子』のカミキヒカルが原作で登場するのは10巻になってからですが、カミキヒカルだと判明する以前から、実は登場していました。ここでは『推しの子』のカミキヒカルの登場シーンを紹介していきましょう。

『推しの子』でカミキヒカルが初登場したのは、8巻の72話です。72話では星野ルビーがアイの墓参りをし、帰る際に帽子に眼鏡の男性とすれ違います。この帽子に眼鏡の男がカミキヒカルでした。この時点ではカミキヒカルの素顔などはわかっていませんでしたが、作中で星野ルビーのことを「君と僕の子」と呟いているため、この男性が父親であることを示唆していました。また、この時点でカミキヒカル本人も自分が星野ルビーの生物学上の父親であることを知っていることがわかります。

『推しの子』10巻96話では、日本映画賞の授賞式の会場で黒川あかねがカミキヒカルとすれ違っています。この時に黒川あかねはカミキヒカルのことをアクアと見間違えていました。また、この時にカミキヒカルは芸能プロダクションの代表取締役としてあかねに白いバラを贈っていたため、あかねはカミキヒカルのことを認知し、劇団ララライに所属していた時のカミキヒカルの映像を見ることになります。

『推しの子』10巻98話は、星野アクアが自身の父親であり星野アイ殺害の黒幕であるカミキヒカルのことを知るエピソードとなっています。カミキヒカル本人が登場することはありませんが、カミキヒカルが星野アクアの父親であることを確信した黒川あかねは一人でカミキヒカルに会おうとして行動へ移し、あかねにGPSを仕掛けていたアクアはそれを阻止します。

『推しの子』10巻98話では、カミキヒカルは片寄ゆらを殺害しています。98話で初めてカミキヒカルの容貌がはっきりと描かれました。それまでは髪の毛を結んだ細目の男性として描かれていましたが、片寄ゆらを殺害した後で髪を下ろし目を開いたことで、その男性の名前が「カミキヒカル」であり、星野アクアに酷似した顔をしていることが明らかになります。

X（旧Twitter）上には、カミキヒカル転生説について呟いている人も多数存在しました。また、この物語のハッピーエンドとして、アクアやルビーの娘として星野アイが転生するという内容を考察している人もいました。

『推しの子』の最新話では、横槍メンゴ先生による番外編の読み切りが連載されています。その内容があまりにも良いため、「もうカミキヒカルとかどうでもよくない？」、「カミキヒカルは風邪をこじらせて死亡したことにしてほしい」といった感想を呟いている人も多数存在していました。

『推しの子』の読者の中には、「アクアとカミキヒカルではカミキヒカルの方が何枚も上手だと思う」とコメントしている人もいました。アクアが推しという人でも、最後にはカミキヒカルの方が勝ちそうだと感じる場合があるようです。

『推しの子』に登場するカミキヒカルは、星野アクア、ルビーの父親で黒幕だと言われています。カミキヒカルが才能のある女優を殺している目的は不明ですが、カミキヒカルには転生者であるという考察も存在しています。カミキヒカルに興味が湧いた人は、ぜひ『推しの子』をチェックしてみてください。