【ワンピース】ウソップとカヤの関係を考察！嘘の伏線や人物像を紹介

『ワンピース』のウソップとカヤは、東の海（イーストブルー）編で2人揃って登場しました。かわいいカヤは登場当時から人気で、今でもその人気は衰えていません。まずはウソップとカヤのプロフィールや、ワンピースの概要などをおさらいしておきましょう。

『ワンピース』のウソップは、東の海のシロップ村の出身です。赤髪海賊団の狙撃手である父親に憧れ、自分も勇敢な海の戦士になることを夢見ています。父親と同じく狙撃の腕はピカイチですが、臆病な性格でネガティブになりがちです。嘘やハッタリをつくことが多いですが、その嘘が戦闘に役に立ったこともあります。

ルフィと仲違いしたときには仮面で変装し、「そげキング」として登場しました。一時期は「狙撃の王様 そげキング」として懸賞金をかけられていましたが、現在では「ゴッド・ウソップ」として2億ベリーもの懸賞首になりました。

『ワンピース』のカヤは病気がちなかわいい女の子で、出身はウソップと同じく東の海（イーストブルー）のシロップ村です。資産家の娘で、初登場時は17歳でした。村で一番の大富豪の娘であるため、村では知らない人はいないくらいの有名人です。村から離れた場所にある屋敷で、執事たちと静かに暮らしています。病気でなかなか外出できないカヤは、面白い冒険譚を聞かせてくれるウソップの来訪もいつも楽しみにしていました。

『ワンピース』は1997年から週刊少年ジャンプで連載を開始した、冒険少年漫画です。作者は尾田栄一郎さんで、コミックスの累計発行部数は4億9,000万部を超しています。1999年にはアニメが始まり、映画やゲームなどさまざまな分野に展開しています。

『ワンピース』の主人公であるモンキー・D・ルフィは、東の海（イーストブルー）のフーシャ村で育った少年です。幼い頃にゴムゴムの実を食べてゴム人間となり、泳げない体となりました。ルフィは、海賊王を目指して旅に出ます。途中で出会った仲間たちと力を合わせながら、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求めて冒険を続けるのでした。

『ワンピース』のウソップとカヤは、読者が応援するカップルでもあります。お似合いとの声も多く、最終的には一緒になってほしいと願う人もいるでしょう。ここではウソップとカヤの関係だけでなく、カヤの現在や2人の結婚の可能性についてもまとめていきます。

ウソップとカヤは同じシロップ村の出身で、年齢も同じです。ウソップは病気がちでなかなか外出できないカヤに、嘘の冒険話を聞かせて笑わせてあげます。ウソップは、優しくかわいいカヤに好意を寄せていました。しかし、ウソップだけでなく、カヤのほうもウソップに好意を抱いていました。ウソップが嘘をついて面白おかしい冒険譚を話すのは、自分を笑わせるためだとカヤは気づいていたのです。

ウソップが旅立った後も、カヤはシロップ村でウソップを待ち続けています。カヤはウソップが傷ついて帰ってきてもいいようにと、医者を目指して勉強を続けます。その後、エニエスロビーでウソップが懸賞金をかけられた際、その手配書を見るカヤが描かれています。また、一生懸命勉強を続けるカヤの姿が、扉絵に描かれたこともありました。扉絵からは、多くの男性のアプローチを無視している様子が見てとれます。この点からも、まだウソップのことを待ち続けていると考えてよさそうです。

とにかくよく嘘をつくウソップですが、その嘘が現実となることがあります。『ワンピース』の作中で最初にウソップがついた嘘は、海賊が攻めてきたという嘘です。これは後に、カヤを狙った海賊が襲ってくることで事実となります。また、「巨大金魚のフンに上陸した」「巨大金魚を小人にあげた」という嘘も、ルフィとの旅の途中で現実となります。このように、ウソップの嘘はただのホラではなく、これから起こることへの伏線となっていることが多いのです。

カヤは今でも医者になるための勉強を続けており、ウソップのことを待ち続けていると考えられます。ウソップの手配書をウソップ海賊団の子どもたちから見せられたときは、その活躍を喜んでいました。一方のウソップも、カヤからもらったメリー号を人一倍大事にしており、カヤへの気持ちの強さが衰えていないことがわかります。お互い思い合っている二人だからこそ、この先結婚する可能性も大いにあるでしょう。

カヤは物語の前半部分に登場したため、どのような人物であるか忘れてしまうこともあるでしょう。カヤの人物像を把握しておくと、ウソップとの関係性もよりわかりやすくなります。カヤはどのような人物であるのか、おさらいしておきましょう。

カヤは病弱で屋敷にこもりがちなため、純粋で世間知らずなところがあります。しかし、病気だからといって暗くなることはなく、かわいい笑顔で周りを明るくしてくれます。また、ウソップの話が嘘だとわかりつつも笑いながら聞いてくれるような、優しくて温厚な性格をしています。しかし、カヤは優しくてかわいいだけでなく、芯が強く勇敢な一面もあります。

カヤの登場回は、『ワンピース』のコミックス3巻から5巻にかけてです。『ワンピース』23話の、「キャプテン・ウソップ登場」でウソップとともに初登場します。アニメでは、9話の「正義のうそつき？キャプテンウソップ」から、17話の「怒り爆発！クロVSルフィ決着の行方」までがカヤの登場回です。その後何回か扉絵に登場し、エニエスロビー編の後に本編でも再登場しました。

カヤの両親は、カヤが幼い頃にすでに亡くなっています。しかし、親が残した屋敷と遺産があるため、生活には困っていません。両親亡き後も執事がそのままカヤの世話をしているため、大人になるまで不自由なく育ってきました。

カヤの執事は数人いると思われますが、名前が出てきたのはメリーとクハラドールです。執事のメリーは、ゴーイングメリー号の設計者です。一方のクハラドールは、実はカヤの財産を狙って潜り込んだ、海賊のキャプテン・クロでした。クハラドールはカヤを殺して財産を奪おうとしていましたが、その計画がウソップにバレてしまいます。ルフィとゾロはウソップに協力し、共にクハラドールを倒します。

カヤの病気は何なのか、詳しい病名などは語られていません。しかし、両親が亡くなったことによる精神的な病だと、後に執事のメリーが明かしています。それを察したウソップはカヤを元気づけようと面白い話をして、カヤも徐々に元気が出てきます。ウソップから勇気をもらったカヤは以前より元気になり、病気もだいぶ良くなっていると思われます。実際2年後に再登場したカヤの様子には、まったく病気の気配がありませんでした。

『ワンピース』のアニメでは、かわいいカヤの声を聞くことができます。イメージ通りの声に、喜んだファンも多いでしょう。ここでは、アニメの『ワンピース』でカヤの声を担当した、声優さんについて解説します。

『ワンピース』のアニメでカヤの声を演じているのは、声優の國府田マリ子（こうだまりこ）さんです。清楚な声に定評があり、カヤの声を担当したときも喜ぶファンの姿が多く見られました。昔から活躍しているベテラン声優さんで、「マリ姉」の相性で親しまれています。

國府田マリ子さんは1969年9月5日生まれで、埼玉県出身の声優さんです。青二プロダクション所属で、ダイビングやギター、ヨガなど、多数の趣味を持っています。歌手としても活躍しており、CDアルバムも多く発売されています。

声優の國府田マリ子さんは、アニメ『忍たま乱太郎』のユキ役を長年演じています。知名度が上がったのは『きんぎょ注意報！』の朱子や、『GS美神』のおキヌ役などを演じた頃です。それからは『ママレードボーイ』の小石川光希役や、『BLEACH』のニーダー扇役など、人気アニメに続いて出演しています。最近では、『かぎなど』の水瀬名雪役を演じています。

ウソップとカヤはお互いに好意を持っており、『ワンピース』の中でも珍しい両思いのカップルです。2人の間にはほのぼのとした空気が流れており、結婚してほしいと願うファンが多くいます。

結婚まではいかなくとも、再会だけでもしてほしいと願う声が多かったです。カヤはいまだにウソップを忘れていないことが明らかになっているため、結婚や再会といった可能性も捨てきれないでしょう。

また、ウソップがカヤに話していた嘘の冒険譚が、グランドラインで事実となっていることに気づいている読者もいました。ウソップの冒険譚はありえないような話ばかりであるため、それが事実になるストーリーに夢を感じる人もいるようです。

ウソップとカヤを応援する声と同じくらい、ウソップを羨む声も多くありました。それだけカヤがかわいい女の子で、人気が高いという証拠でしょう。麦わらの一味の中では、ウソップが一番幸せだと言う読者も多くいます。

『ワンピース』のカヤは、今でも医者の勉強を続けながらウソップのことを待ち続けています。本編との絡みが少ないキャラですが、最終回にウソップと再会するという展開もないとは言い切れません。今後のカヤの再登場を願いながら、2人の恋の行方を見守りましょう。