【ワンピース】シャンクスの双子説や二人説を考察！能力や過去も調査

『ワンピース』のシャンクスの双子説について見ていく前に、まずはシャンクスの基本的なプロフィールや『ワンピース』の作品概要について見ていきましょう。

『ワンピース』のシャンクスは西の海出身で3月9日生まれの男性です。赤髪海賊団の船長であり、赤髪のシャンクスという異名や大海賊の証である四皇の一人として数えられています。普段は陽気な態度を見せますが、仲間を傷付ける相手に対しては厳しい態度で接する人物です。

『ONE PIECE（ワンピース）』は尾田栄一郎先生が手掛ける少年漫画であり、それを原作とするアニメ作品です。夢や冒険のロマン、仲間との友情を描きつつ、熱いバトルシーンが楽しめることから世代を問わず人気を集めています。

モンキー・D・ルフィは幼少期に後の四皇の一人である赤髪のシャンクスから麦わら帽子を託され、数年後に海賊王を目指して航海に出ます。それから麦わら海賊団としてクルーを集めながら名を広げていき、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を目指して進んでいました。しかし、シャボンディ諸島での騒動をきっかけに麦わら海賊団に大きな転機が訪れます。

『ワンピース』のシャンクスは主人公のルフィに大きな影響を与えたキャラですが、謎が多いことから様々な考察が出てきています。その中でもシャンクスの言動から双子説を始めとした、シャンクスの正体が考察されています。

『ワンピース』のシャンクスの双子説などが考察されるようになったのは、作中やキャラクター図鑑において、シャンクスの傷跡が描かれていなかったり、失った左腕が描かれていたりするところからでした。単なる作画ミスの可能性もありますが、多くの伏線を仕込んでいる『ワンピース』であれば、この描写の違いも意味があると主張する人もおり、その結果、シャンクスの正体が双子説などが出てきたのです。

『ワンピース』のシャンクスの正体について、傷の有無からシャンクスが双子である説が出てきています。幼少期のルフィと出会い、その後もルフィを気にかけるシーンがある一方で、世界政府の五老星と繋がるシーンがあることから、このシャンクスは双子の別人と考えた説です。

『ワンピース』のシャンクスの正体は双子ではなく、二重人格である説も考察されています。幼少期のルフィと接するシャンクスは陽気な性格ですが、ルフィが海賊になって以降のシャンクスは悪人のような顔を見せることもあり、この描かれた方の違いが二重人格であると考えた説になります。ただ、これも単に作者の尾田栄一郎先生の描き方が数年経って変化しただけの可能性もあります。

『ワンピース』のシャンクスの正体について双子説や二重人格説から派生して、シャンクスの描かれ方の違いはクローンではないかという説も考えられています。『ワンピース』の世界ではフランキーのようなサイボーグやジェルマの兵士のような改造人間も登場していることから、クローン技術が完成していても可笑しくはありません。そのことから傷が無いシャンクスのクローンがいると考えた説です。

『ワンピース』のシャンクスは過去が描かれた際に親が明らかになっておらず、そこからシャンクスの正体が天竜人である説も囁かれています。この説はシャンクスと五老星が会話する描かれたことも影響しており、海賊でありながらも世界政府と話せる立場にあるのは、シャンクス自身が何か特別な存在であると考察されたのです。

『ワンピース』のシャンクスと世界政府の五老星の関係は作中で言及された部分だと、シャンクスは五老星から警戒されつつも事件を起こす人物ではないと評されています。それはシャンクスが四皇という立場で権力や戦力はあってもそれを悪事に使わないであろうと考えられていることになります。それを五老星側の信頼と見るか、シャンクスの正体に何かあると見るかで考察は分かれています。

『ワンピース』のシャンクスは正体だけではなく、具体的な能力についても明らかになっていない部分が多くあり、双子説のような考察が出てくることもあります。そんなシャンクスの能力や強さについて判明している部分を見ていきましょう。

『ワンピース』のシャンクスはグリフォンという剣を所持しており、左腕があった時には世界最強の剣士であるジュラキュール・ミホークと互角の実力であったことが語られています。つまり剣士としての能力は非常に高いと言えます。一方、幼少期に悪魔の実を食べたルフィを助けるため、海に飛び込んでいたことからシャンクス自身は悪魔の実の能力者ではないと言われています。

『ワンピース』のシャンクスの特徴的な能力として覇気があり、見聞色や武装色はもちろんのこと、王の資質を持つ者だけが覚醒する覇王色の覇気も身に付けています。この覇王色があることで海王類を一睨みで撤退させたり、白ひげ海賊団の船上の若い乗組員が姿を見ただけで気絶させたりできたのです。また、マリンフォードでは自然系（ロギア）の能力を持つ赤犬の攻撃を剣で防いだことから武装色も相当なレベルと窺えます。

『ワンピース』のシャンクスの懸賞金は、四皇として知られる時点で40億4890万ベリーになっています。ルフィの懸賞金がワノ国編の最後で30億ベリー、"黒ひげ" マーシャル・D・ティーチ 22億4760万ベリーであることから非常に高いことがわかります。一方、四皇で見ると、ビッグマムやカイドウの方が懸賞金は高くなっていますが、年齢的にはシャンクスの方がかなり若く、早い段階でこの額が付けられていることが窺えます。

『ワンピース』のシャンクスの双子説など、正体に迫る考察する際、彼の過去やルフィと関係性などの要素はよく注目されています。そんなシャンクスの過去や他キャラとの関係性について見ていきましょう。

『ワンピース』のシャンクスは赤髪海賊団を立ち上げる前はかつての海賊王ゴール・D・ロジャー率いるロジャー海賊団の海賊見習いとして所属していました。その頃は同じく見習いとして所属したバギーと共に行動することが多く、現在はルフィのトレードマークである麦わら帽子は、ロジャーから譲られて被っていました。

『ワンピース』のシャンクスは左目の差三本の傷が入っていますが、これはマーシャル・D・ティーチに付けられたものであると語っています。シャンクスとティーチはロジャー海賊団時代から既に会っており、その後も接触を繰り返しているようですが、傷を付けられた時期は明らかになっていません。ただ、油断していない状態でやられたことからシャンクスは前々からティーチの危険性を警戒していました。

『ワンピース』のシャンクスとルフィの関係は、シャンクスがルフィの故郷であるフーシャ村を拠点していたところから始まりました。そこでルフィは赤髪海賊団が入手したゴムゴムの実を間違えて食べてしまったり、ルフィが近海の主に食べられそうになったところをシャンクスが左腕を犠牲に助けたりしています。そして、ロジャーと同じ発言をするルフィに対して麦わら帽子を託して村を後にしました。

アニメ『ワンピース』でもシャンクスは登場しており、漫画と同様に活躍を見せています。そんなアニメ『ワンピース』におけるアニメの声優について見ていきましょう。

アニメ『ワンピース』でシャンクスを演じたのは池田秀一さんです。迫力あるベテランの声で重要なシーンに度々登場する際の台詞を吹き込んでいます。また、シャンクスの幼少期の声については声優の島崎信長さんが演じました。

池田秀一さんは1949年生まれで、東京都出身の声優・俳優・ナレーターです。幼少期から子役として活動しており、1970年代には俳優と共に洋画の吹き替えに出演する中、アニメの声優としても活動を始めます。その後はアニメ・ゲーム・洋画吹き替えの様々な作品で活躍しています。

池田秀一さんの主な出演作品としては、『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブル、『燃える!お兄さん』の火堂害、『名探偵コナン』の赤井秀一、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のギルバート・デュランダル、『HUNTER×HUNTER（第2作）』のカイト、『カードファイト!! ヴァンガードG』の明神リューズなどがあります。

ここでは『ワンピース』のシャンクスについて世間での評判や人気を紹介していきます。純粋な人気キャラであると同時に正体や能力に謎が多いことから、双子説などを提唱する考察勢からも注目されるキャラであるようです。

『ワンピース』のシャンクスについて、作中の言動がかっこいいと評する人が多数見られました。仲間想いで自分が傷付くことも気にしないところは『ワンピース』の1話から描かれており、ルフィの成長を楽しみにする強者として描かれた方が、ルフィと同じように憧れる人が多いようです。

『ワンピース』のシャンクスの正体については双子説を始め、多くの説の考察もしくはそれに対する反論の声が出ていました。双子説などはこじつけであると考える人もいる一方で、シャンクスに秘密がある雰囲気は多くの人が感じ取っているため、様々な考えが膨らむようです。

『ワンピース』のシャンクスは今後の展開でどのようにルフィへ絡んでくるのか、楽しみであるという声も見られました。本格的に参戦すれば五老星との関係や覇気以外の能力が明らかになる可能性があり、ルフィと対峙するのか、共闘するのかなど1話から続く結末がどうなるのかは注目度が高いようです。

『ワンピース』のシャンクスは本編や関連作品で現在のシャンクスと違う姿が描かれたことから双子説や二人いる説などが出てきましたが、真相は未だに謎のままです。それ以外にもシャンクスには能力を始めとした謎が多く残っており、それが『ワンピース』の最終章で明らかになるか期待と注目が集まっています。作中のシャンクスに注目して漫画やアニメを見返しながら、今後の展開を待ちましょう。