【ワンピース】麦わらの一味の懸賞金まとめ！これまでの金額推移も紹介

麦わらの一味は、漫画「ワンピース」に登場する、主人公モンキー・D・ルフィが率いる海賊団です。一味は少数精鋭で、現在は船長ルフィ以下、剣士ゾロ、航海士ナミ、狙撃手ウソップ、料理人サンジ、船医チョッパー、考古学者ロビン、船大工フランキー、音楽家ブルック、操舵手ジンベエの合計10人で構成されています。

ワンピースは、1997年から現在まで週刊少年ジャンプで連載されている少年漫画作品であり、全世界累計発行部数がギネス世界記録の5億1000万部（2022年8月現在）を誇るメガヒット作品です。ワンピースは漫画以外にアニメ・映画化もされており、特に最新映画の「FILM RED」は、国内興行収入が邦画歴代5位となる197億円を記録するなど、メディア化の面でも圧倒的な人気を誇ります。

主人公モンキー・D・ルフィは、海賊王を目指し、ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）を手に入れるため海賊として海に冒険の旅に出て、旅の中で様々な仲間を手に入れ海賊「麦わらの一味」を結成します。ルフィ率いる麦わらの一味は行く先々に立ちはだかる強敵を破り、東の海（イーストブルー）から偉大なる航路（グランドライン）、新世界（グランドライン後半の海）を渡っていきます。

海賊「麦わらの一味」は、冒険の中で名のある強敵を倒したり、仲間を増やしていくことでそのトータル懸賞金額をアップさせていきました。最初はイーストブルーで船長ルフィに掛けられた懸賞金3000万ベリーのみでしたが、四皇となった現在ではトータル懸賞金88億1600万1000ベリーとなり、大海賊に相応しい金額にまで成長しました。

主人公モンキー・D・ルフィは麦わらの一味の船長で、ワンピース作中での戦いでは、基本的に敵のボスと戦っています。そのため、懸賞金は最も上がりやすく、イーストブルーではアーロン（2000万ベリー）らを破ったことで3000万ベリーの懸賞金を掛けられました。この金額は平均懸賞金額が300万ベリーしかないイーストブルーにおいては異例の高額懸賞金でした。

グランドラインに入った後も、当時王下七武海のクロコダイルを破って1億ベリー、エニエスロビーで当時CP9のロブ・ルッチを破って3億ベリー、頂上戦争後には4億ベリーにまでアップしました。修行を経た2年後も、王下七武海ドフラミンゴを倒して5億ベリー、ビッグマム海賊団のNo.2カタクリを倒して15億ベリー、四皇カイドウを倒して30億ベリーにまで懸賞金額がアップし、現在では四皇の一角に数えられるほどの成長をしています。

ロロノア・ゾロは、麦わらの一味での役割は戦闘員（剣士）であり、一味の中では名実ともにNo.2で、船長ルフィの相棒とされています。初めて懸賞金が掛かったのは、バロックワークスとの戦いで殺し屋ダズ・ボーネスを倒した際で、その額は6000万ベリーでした。これ以降はCP9との戦いの後に1億2000万ベリーにまでアップし、ルフィとともにシャボンディ諸島の「11人の超新星」の一人として数えられていました。

新世界編では、ドレスローザでの戦いでドンキホーテ海賊団の最高幹部・ピーカを倒し、2年間の成長も加味され、懸賞金は3億2000万ベリーにまでアップしました。更にワノ国での百獣海賊団との戦いでは、百獣海賊団No.2のキング（懸賞金13億9000万ベリー）を破ったことで11億1100万ベリーにまでアップしており、名実ともに四皇の大幹部・No.2・海賊王の両翼に相応しい金額となりました。

麦わらの一味の航海士ナミは、ウソップに作成してもらった武器・天候棒（クリマ・タクト）を駆使して強敵たちと渡り合っています。初めて懸賞金を掛けられたのは、エニエスロビーでの戦いの後で、その額は1600万ベリーでした。その後は2年後のドレスローザ編後に6600万ベリー（5000万ベリーアップ）、ワノ国での百獣海賊団との戦い後には3億6600万ベリー（3億ベリーアップ）と推移しました。

ウソップは卓越した狙撃の腕前を持つ麦わらの一味の狙撃手です。手先も非常に器用で、自身の武器である巨大パチンコ「カブト」や「クワガタ」、ナミのクリマ・タクトも開発しています。戦闘では狙撃の腕と器用さ、2年の修行で手に入れたポップグリーン、ウソ、ハッタリ、見聞色の覇気など様々なものを活かし戦っています。ウソップの懸賞金推移は、エニエスロビー編後に3000万ベリー、ドレスローザ編後に2億ベリー、ワノ国編後には5億ベリーとなっています。

サンジは麦わらの一味に入る前は海上レストランバラティエで働いていた、海の超一流料理人です。戦闘面でも相当な実力者であり、ロビンからはゾロとともに「海賊王の両翼に相応しい」と評価されています。サンジの初頭手配はエニエスロビー編後の7700万ベリーでしたが、海軍が顔写真の入手に失敗したため、手配書写真は下手な似顔絵にされてしまいました。

新世界編では、ドレスローザ編後に1億7700万ベリーにまでアップしましたが、手配書が「DEAD OR ALIVE」から「ONLY ALINE」に変更されていました。実はサンジは悪の王国「ジェルマ王国」の王族出身という過去があり、この王族が四皇ビッグマムの一族との政略結婚にサンジを利用するため、生け捕りにするよう手配していました。政略結婚はルフィ達の乱入により失敗に終わり、サンジは無事一味に戻りました。

この時、ジェルマ王国の王族（ヴィンスモーク家）出身と発覚したことを受け、手配書名が本名の「ヴィンスモーク・サンジ」に変更されました。金額も一時はゾロを上回る3億3000万ベリーにまでアップし、その後懸賞金額の事でゾロを挑発し怒らせていました。その後は、百獣海賊団の大看板・クイーン（13億2000万ベリー）を破り懸賞金が10億3200万ベリーにまでアップしました。

しかし、ゾロは11億1100万ベリー、ジンベエも11億ベリーにまでアップしたため、サンジは麦わらの一味の中で懸賞金4番手に転落してしまいました。このことはゾロから「4位」と煽り返されており、サンジはそれに激怒するというオチが付きました。

チョッパーは麦わらの一味では船医の役割ですが、その愛くるしい見た目から作品のマスコットキャラとしても扱われています。しかし、その愛くるしい見た目があだとなり、海軍からは一味のペットと思われ、初頭手配から現在に至るまで、とてつもなく低額な懸賞金額で推移しています。具体的には、初頭手配（エニエスロビー編後）には50ベリー、新世界編のドレスローザ編では100ベリー、ワノ国編では1000ベリーという金額でした。

ロビンは麦わらの一味の考古学者ですが、その出身と古代文字を読めることで幼少期から政府に追われており、僅か8歳にして7900万ベリーの賞金首になるという過去を持っていました。麦わらの一味とは、彼女がバロックワークスに所属している時に初めて出会っており、当初は敵同士でした。しかし、クロコダイルが破れ自らも死を決意したところをルフィに救われたことをきっかけに、麦わらの一味に身を置くようになります。

その後、ウォーターセブンにてCP9に麦わらの一味が狙われたため、自分の身を犠牲に一味を逃がそうとCP9に捕まりますが、麦わらの一味がエニエスロビーを襲撃し、CP9を破ったことで無事救出され、一味に戻ることが出来ました。エニエスロビーでの戦いの後の懸賞金は微増の8000万ベリーとなり、手配書の写真も過去の8歳のものから大人の姿に変更されました。

新世界編での懸賞金額は、ドレスローザ編後には1億3000万ベリーでしたが、ワノ国編後には9億3000万ベリーと大幅に増加しました。これは、百獣海賊団の幹部ブラックマリア（4億8000万ベリー）を倒したことに加え、古代文字を読めることも加味されてのものでした。古代文字は、世界政府にとって不都合な真実がかかれたテキストあるポーネグリフに書かれた文字であり、現在の世界ではロビン只一人が解読できるものであるため、その重要性が増しています。

フランキーは、登場当初は麦わらの一味と敵対していましたが、一味と共にCP9と戦った縁とフランキー自身の夢、CP9との戦いにより懸賞金4400万ベリーを掛けられたことなどもあり、エニエスロビー編の後に船大工として一味に加わりました。フランキーは背中を除く全身を改造したサイボーグであり、戦闘では全身に仕込んだ武器を利用した戦いを繰り広げてきました。

その実力は高く、主な戦歴としてCP9エージェントのフクロウとドンキホーテ海賊団幹部のセニョール・ピンク（元5800万ベリー）、百獣海賊団幹部のササキ（4億7200万ベリー）など、名のある強敵達を何人も破ってきました。懸賞金額はドレスローザ編後には9400万ベリー、ワノ国編後には3億9400万ベリーと推移し、四皇幹部に相応しい高額賞金首に成長しました。

ブルックは、過去にルンバー海賊団に音楽家として所属し、当時から3300万ベリーの懸賞金を掛けられていました。しかし、麦わらの一味と出会うよりも50年前に、グランドラインの「魔の三角海域」での敵との戦いで全滅し、ブルックも一度死亡するという壮絶な過去もありました。しかし、彼が生前口にした「ヨミヨミの実」の能力で生き返り、以降麦わらの一味と出会うまで50年間海域を彷徨っていました。

その後、スリラーバーク編の後に音楽家として麦わらの一味に加入しましたが、新世界編まで懸賞金額は変わりませんでした。新世界編では、ドレスローザ編後に8300万ベリー、ワノ国編後には3億8300万ベリーにまで懸賞金がアップしました。ブルックは戦闘力の高さだけでなく後方支援や隠密行動も得意であり、ビッグマムが持つロード・ポーネグリフの写しを密かに取ったり、ブラックマリアと戦うロビンを上手く援護するなど、状況に応じた柔軟な対応が出来る有能さも持っています。

ジンベエは、現在は麦わらの一味の操舵手をつとめていますが、過去にはタイヨウの海賊団に所属し、初頭で7600万ベリー、その後2億5000万ベリーにアップするなど当時から高額賞金首でした。また、その強さを政府に目につけられ、「王下七武海」をつとめていましたが、頂上戦争をきっかけに七武海を除名され、4億3800万ベリーの懸賞金が掛けられました。

新世界編では、当初四皇ビッグマム海賊団の傘下に入っていましたが、ルフィに誘われたことでビッグマムと袂を分かち、ワノ国編での百獣海賊団との決戦前に一味に正式加入しました。百獣海賊団との戦いでは、飛び六胞で最も懸賞金の高い幹部フーズ・フー（5億4600万ベリー）を破るなど元七武海に相応しい圧倒的実力を見せ、懸賞金は11億ベリーにまでアップしました。

麦わらの一味に初めて懸賞金が掛かったのはイーストブルー編で、その額は船長ルフィに掛けられた3000万ベリーでした。これは、イーストブルーにいた大物海賊（1500万ベリーのバギー、1700万ベリーのクリーク、2000万ベリーのアーロン）を次々破ったことを危険視されたためでした。この時、一味の他のメンバーには懸賞金が掛からなかったため、一味のトータル懸賞金額は3000万ベリーとなりました。

アラバスタ編ではクロコダイルを始めとするバロックワークスを破ったことで、ルフィの懸賞金が3000万ベリーから1億ベリーに、新たにゾロに6000万ベリーの懸賞金が掛けられました。また、懸賞金7900万ベリーのロビンが加入したため、この時の一味のトータル懸賞金額は2億3900万ベリーでした。

エニエスロビー編では、政府のエリート殺し屋集団・CP9を破ったことで、ルフィが1億から3億ベリーにアップしたり、一味全員が賞金首となるなどトータル懸賞金額は6億6700万50ベリーと大幅にアップしました。なお、一味各メンバーの懸賞金額の変化は以下の通りです。

スリラーバーク編後のブルック（懸賞金3300万ベリー）の加入と、頂上戦争後のルフィの懸賞金額アップ（3億から4億ベリー）により、トータル懸賞金額は8億50ベリーとなりました。なおルフィは2年間女ヶ島近海の無人島で修行してたため、当初は自分の懸賞金額アップを知りませんでした。知ったのは魚人島に到着した後で、その時はゾロ達が捕まっている深刻な状況にもかかわらず、懸賞金アップを喜んでいました。

ドレスローザ編後は、ルフィが4億から5億ベリー、ゾロが1億2000万から3億2000万ベリー、サンジが7700万ベリーから1億7700万ベリー、その他のメンバーも5000万ベリーずつアップするなど、ドンキホーテ海賊団を破ったことと2年間の成長分を加味され全体的に大幅にアップしました。これにより、トータル懸賞金額は15億7000万100ベリーとなりました。

サンジ奪還後には、ルフィがカタクリ（10億5700万ベリー）を破ったことで5億から15億ベリー、サンジが1億7700万から3億3000万ベリーとなったことで、トータル懸賞金額は27億2300万100ベリーにまでアップしました。

ワノ国での百獣海賊団との決戦前には、懸賞金4億3800万ベリーのジンベエが加入したことで、トータル懸賞金額は31億6100万100ベリーにまでアップしました。元七武海ジンベエの加入は一味にとって絶大な戦力アップであり、ルフィの懸賞金が15億ベリーとなり、「5番目の海の皇帝」と呼ばれるようになったのも、ジンベエの加入が大きかったことがうかがえます。

ワノ国編で四皇の一角・百獣海賊団を倒したことで、ルフィを始めとして一味メンバーの懸賞金額は大幅にアップしました。これにより、トータル懸賞金額も88億1600万1000ベリーにアップし、ワンピース作中でもトップクラスの圧倒的な金額となりました。なお、各メンバーの懸賞金額の推移は以下の通りです。

現在の麦わらの一味において、懸賞金額の第3位はジンベエの11億ベリーでした。ジンベエは、一味加入前の過去からタイヨウの海賊団船長や王下七武海をつとめ、世界に名を轟かす実力者でした。そんなジンベエが麦わらの一味に加入することにはローやキッドも冷や汗をかいていたため、一味の中でいかにジンベエの存在が大きいかがうかがえます。

麦わらの懸賞金額第2位は、11億1100万ベリーのロロノア・ゾロでした。ゾロの懸賞金は、過去から現在までのメンバー加入や他メンバーの懸賞金額変動により、2～4位の間で推移してきましたが、百獣海賊団との戦いを経た現在は、再び一味のNo.2の座に落ち着きました。

そして、麦わらの一味の懸賞金額第1位は、30億ベリーの船長モンキー・D・ルフィでした。ルフィは一味の船長らしく、過去から現在まで常に一味のNo.1の懸賞金額であり、現在ではワンピース作中の存命賞金首の中でも同率5位にまで上り詰めています。

ワンピースの読者には、麦わらの一味の全員が賞金首であることを評価している人もいます。ワンピースに登場する他の海賊団は、どんな大物でも懸賞金が掛かっているのは幹部以上か船長のみというパターンが多いです。その中で麦わらの一味は、チョッパーを除くと全員3億ベリー以上で、10億越えも4人いるなど平均レベルが非常に高く、その層の厚さを評価しているようです。

また、麦わらの一味の懸賞金の上がり方の凄さに驚く読者もいるようです。敵キャラで初登場時にそれなりに高い懸賞金が掛かっていても、後にその金額を麦わらの一味のメンバーにあっさりと抜かれている場合も多く、その成長スピードに驚愕する読者もいるようです。

他にも、麦わらの一味の懸賞金アップ時恒例の、一味の出身地や馴染みの土地の人々のリアクションが楽しみな読者もいるようです。特に、ナミの手配書のセクシーさに怒るゲンゾウや、サンジの似顔絵手配書に大爆笑していたバラティエの面々が印象的だった読者は多いようです。

本記事では、麦わらの一味の過去から現在までの懸賞金額について紹介しました。一味を結成して間もないころはトータル懸賞金は低く、3000万ベリーからのスタートでした。しかし、その後の成長とメンバー増加などにより金額は飛躍的にアップしていきました。そして現在では四皇となり、トータル懸賞金が88億ベリーを超えるほどまで成長しました。