【ワンピース】ジンベエの懸賞金はいくら？能力や強さも紹介

ワンピースに登場する「ジンベエ」は魚人族という種族のキャラクターで、麦わらの一味に加入しました。ルフィの命の恩人とも言えるジンベエはエース処刑の頃から関係があったものの、ルフィの勧誘を受けて正式に加入するまでに長い月日がかかりました。

ジンベエは元々リュウグウ王国の兵士でした。その後、フィッシャー・タイガーが船長のタイヨウの海賊団に所属し海賊になります。そしてタイガーが亡くなるとタイヨウの海賊団は3つに分裂し、ジンベエはタイヨウの海賊団を引き継いで2代目船長になりました。

人間と魚人との懸け橋になるべく、王下七武海に加入したもののエース処刑による戦争に反対し、自ら脱退します。その後ルフィと出会い何度か行動を共にし、仲間に勧誘されました。ケジメをつけてからと返事を保留していましたが、ついに麦わらの一味に加入しました。

漫画ワンピースのコミックは現在100巻を超え、全世界での累計発行部数は5億万部以上という驚異の記録を叩き出していて、海外では翻訳版が出版されるなど世界ワイドで人気の漫画です。2022年で週刊少年ジャンプ連載25周年を迎えたワンピースはついに最終章に突入し、多くの人の注目を集めています。またアニメ化や映画化もされており、今や国民的アニメとなっています。

ワンピースを手に入れるため、グランドラインを多くの海賊が突き進む大海賊時代に、主人公のルフィは海賊王になるため仲間と共に冒険します。世界政府やその管轄の海軍、海賊と戦いながら航路を進めていくうちにワンピースの世界の謎が解き明かされていきます。仲間や友情を大切にしながら協力して幾多の困難を乗り越えていくのです。

ワンピースの世界では名を上げる海賊には懸賞金が懸けられ、ジンベエも海賊である以上例外ではありません。一時期タイヨウの海賊団に所属し、手を出してきた海軍の船を沈めたり、政府からその強さや能力の強さを見込まれていたりと、実力があるジンベエの懸賞金は高額です。

ワンピースにジンベエが初登場したのは、インペルダウンに捕まったエースと共に牢屋に入れられていたシーンでした。この時ジンベエは王下七武海に加入していました。しかし、エース処刑のため王下七武海全員に招集がかかっていたものの、それに反発し牢屋に捕らわれていたのです。

タイヨウの海賊団に加入した時の懸賞金は7600万ベリー、その後タイヨウの海賊団2代目船長になったとき時には2億5000万ベリーの懸賞金が懸けられていました。ちなみに王下七武海に加入すれば政府側の立場と認められて懸賞金は撤回されます。

新世界編で再登場した時のジンベエの懸賞金は4億3800万ベリーでした。元王下七武海ほどの腕を持ち、最強の魚人と言われるジンベエの懸賞金は高額です。ルフィと比較すると、シャボンディ諸島でくまに飛ばされた2年後に4億ベリーという値がついていて、現在のジンベエの懸賞金に近いです。インペルダウンやマリンフォードの戦争の後など、事件を数々起こしてきた時点でのルフィとほぼ同額です。麦わらの一味に加入したので、今後ルフィと共に事件を起こせば金額が上がる可能性は充分にあります。

懸賞金4億ベリーの賞金首は百獣海賊団の女海賊うるティ、革命軍北軍に属する軍隊長のカラスです。次に高いのがビッグ・マム海賊団所属のタマゴ男爵で4億2900万ベリーの懸賞金が懸けられています。ジンベエの懸賞金より少し高い4億5700万ベリーは革命軍幹部ベロ・ベロティです。麦わらの一味ではルフィの15億ベリーに続いて、ジンベエの懸賞金は2番目に高い金額です。

ジンベエの懸賞金は麦わらの一味では2位ということが分かりました。懸賞金が高いということは政府にとって厄介ということであり、必ずしもというわけではないですが強さにも比例します。ここではジンベエの能力や強さを、今までの戦いを交えながら考察していきます。

魚人族は水の中で力を発揮できる種族で、悪魔の実の能力者になると海で泳げなくなることから、多くの魚人族は悪魔の実を食べません。ジンベエも同様、能力者ではなく己のみでここまで強いのです。ジンベエは魚人空手・柔術と呼ばれるものの使い手です。魚人空手は武術の一つで空手に似ていますが、水中でもその威力が変わらないという特性があります。技によっては水中の方が強化されることもあります。

大気中の水分に振動や衝撃を伝えて触れずに敵に攻撃するということができ、水そのものを武器として使用する技もあります。SBSでは幼少期のジンベエが描かれたこともあり、空手着のような服を着用し体中に絆創膏が貼られ傷もあったことから、幼少期からこの魚人空手に触れていたと推測されます。

ジンベエは見聞色の覇気、武装色の覇気を習得しています。覇王色の覇気については覚醒していないとされていますが、それらしい力を発揮しているシーンがあり、持っている可能性があると考察されています。見聞色、武装色の覇気は長年の経験で鍛錬され、特に武装色の覇気は様々な攻撃を防御しており、より強固な武装を見せています。

度々ワンピースの作中に登場してきたジンベエですが、他のキャラクターとの戦闘シーンから強さを考察しました。ジンベエはインペルダウンで初登場し、マリンフォードの戦争にも参加しました。

海賊になるために海を出てすぐのエースは、白ひげの首を取ろうとしていましたが、ジンベエにそれを邪魔されたという過去がありました。白ひげ海賊団ではなかったジンベエですが、白ひげに恩義があるとエースと戦います。その戦いは5日も続き両者互角でした。結局は白ひげがやってきてエースをコテンパンにするのですが、後にこのことについてエースは、ジンベエに殺されかけた記憶があるとからかうような会話をしていました。このことからこの時点では、エースとジンベエは互角であると言えます。

マリンフォードの頂上決戦にて、ルフィのサポート役に回ったジンベエは、ゲッコー・モリアと対決することになりました。モリアは戦いに敗れた死体をゾンビに変えルフィ達の邪魔をしましたが、あっさりと倒されてしまいます。ジンベエの魚人空手は水を使い、さらには海水で塩が混じっているためです。モリアの作るゾンビの弱点は塩で、塩をかけられると影が抜けてしまうのですが、それを知っていたジンベエの圧勝となりました。

ワダツミはフライング海賊団で、ジンベエとは魚人島で戦うことになりました。大入道という異名を持つほどの巨体で、空気を取り込み限界まで膨らんで麦わらの一味を潰そうと企みます。そんなワダツミに立ち向かったのがジンベエとサンジです。共闘ではありますが、自分より遥かに巨大な相手を倒しました。

タイヨウの海賊団は、魚人島を守るために四皇であるビッグ・マムの傘下に入っていました。しかし麦わらの一味への想いがあり、傘下を抜けようとしました。四皇であるビッグ・マムを目の前にしても臆することなく、寿命が取られることもありませんでした。そしてルフィ達を逃がすために島に残り、その後もビッグ・マム海賊団と戦うことになります。ラストには技を駆使してビッグ・マムにまともに攻撃を食らわすことができていて、四皇にも十分対応することができると言えます。

魚人空手・柔術の使い手であるジンベエの技を紹介します。技の数も多く、ここでは今までワンピースの作中に登場した16個の技をまとめました。数々の強敵を倒してきたその能力ち強さは、長年の経験と鍛錬によるものです。覇気も習得していて最強と言われています。

唐草瓦正拳は空手で言う正拳突きですが、魚人空手では空気中の水分を利用します。その水分で衝撃波を生み出すことで離れた相手でも攻撃でき、吹き飛ばしてしまうほどの威力があります。拳を突いてから時差で相手に伝わるので相手は困惑している中何が起きたか分からないまま飛ばされ、たった一突きで絶大な威力があり読者から人気のある技です。

五千枚瓦正拳は打ち上げ正拳突きのような形で、相手に直接拳を打ち込み上に突き上げます。この技の名前の何枚という数には、魚人空手の中で指標になっており、使うキャラクターによって枚数が異なります。例えばクロオビは100枚、ハックは4000枚など技の威力の指標になっています。ジンベエはインペルダウンでこの技を獄卒獣に食らわせ、一撃で倒していました。

海流一本背負いは海水を束で掴んで、背負い投げのような形で疑似的な海流を作りだす技です。水柱を生き物のように操り、投げられた海流は凄まじい威力があります。この技はインペルダウンで使用していました。ちなみに海水だけでなく、紅茶でも背負い投げできるとのことです。

槍波は水中から槍のような水の塊を撃ち出して、ビームのように撃ち抜く技です。百獣海賊団の巨大な船ですら、この攻撃を受けた際には船体に風穴が開き、致命傷を負わされていました。凄まじいこの技の威力に、読者からはもはや兵器と言われています。

群雨と書いてムラサメと読むこの技は、先ほど紹介した槍波の水の塊が多いバージョンです。水の塊一つ一つの威力は槍波と同じように見えますが、複数のビームのような水が敵を襲います。

掌底打ち掌の手首に近い部分で相手を打つ技で、ジンベエの鮫肌掌底は相手の攻撃に合わせる形で掌底打ちすることで攻撃を弾き、防御となります。ジンベエはジンベエザメの魚人であるため鮫肌という名前がついたと考えられています。

鮫瓦正拳は突進しながら正拳突きすることで威力が増し、その攻撃力は凄まじい威力になります。水の衝撃を飛ばして攻撃することもできます。自分よりも大きくなったゲッコー・モリアにこの技を食らわせ凄まじい威力で吹き飛ばしました。

撃水は水の塊を投げるように撃つ技です。魚人空手を極めたジンベエは、この技でホーディの撃水に対抗し相殺しました。魚人族のアーロンも同じような水かけという技を使用しており、散弾銃のようともサンジが作中で言っていました。空気中の水分を操ることができるのが魚人と人間の違いという発言があり、魚人はそれぞれにこの撃水に似たような技を持っていると思われます。

七千枚瓦回し蹴りは、先ほど紹介した技で技名に入っている「瓦」が攻撃力の指標と説明しましたが、この技は瓦7000枚の威力に強烈な回し蹴りということです。この技でワダツミのパンチを簡単に跳ね返しており、相当な威力があることが分かります。

武頼貫(ぶらいかん)はジンベエの技の中で最大級の威力を誇る大技です。水を拳に纏わせて叩きつけ、その衝撃波で相手の体を貫きます。この技はワダツミやビッグ・マムが食らっており、流石に歯垢四皇のビッグ・マムの体は撃ち抜けませんでしたが、凄まじい破壊力があります。

梅花皮(かいらぎ)と読むこの技は、武装色の覇気で硬化した腕をクロスさせて攻撃を防御する技です。ビッグ・マムの巨大な剣を使用した皇帝剣・破々刃受け止めたこともあります。ジンベエの覇気は洗練されたものなので高い防御力があります。

渦潮一本背負いは背負い投げの要領で相手を背負ってから、そのまま投げる技です。自分よりも巨体であるビッグ・マムを軽々と持ち上げ、背負い投げしたこともありました。この時はロビンと連携し投げたビッグ・マムを遠くへ転がしました。

鉄塊は主に政府側の人間が使用している六式の中の一つの技です。今までもワンピースの作中に多く登場してきた技で、これをジンベエも習得しています。ジンベエ曰く武装色の覇気の応用とのことで、覇気を使える者であれば誰でも習得可能だそうです。

引潮一本背負いは武装色の覇気で硬化した腕で相手の攻撃を受け止め、その攻撃の勢いを利用して、そのまま相手を背負い投げする技です。水分を利用した、海流一本背負いと名前が似てますが異なります。相手の攻撃を利用して自分の攻撃の変わるこの技は、引き潮という名前らしい技です。

粗鮫(ソシャーク)と読むこの技は握力を使う技で、相手の体を掴み握り潰して砕く技です。同じ魚人族であるホーディも使用していましたが、魚人空手を極めているジンベエの威力の方が断然上です。

鬼瓦正拳は、唐草瓦正拳よりさらに威力がある進化版です。武装色の覇気で硬化した腕で拳を繰り出し、衝撃波で攻撃するという点は同じですが、威力が上がっています。黒い稲妻が発生し、周りの建物などを破壊してしまうほど、周囲への衝撃波が大きいです。

魚人島編で過去が明らかになったジンベエですが、魚人島編で敵として現れたホーディやナミを苦しませ続けたアーロンとの関係があることが判明しました。ここではアーロン、ホーディとの関係をまとめました。また名シーンを生み出した、ルフィとの関係についてもまとめます。

元々竜宮城でネプチューン軍に入隊していたジンベエは、そこでホーディと出会います。ホーディもまた同じ軍に入隊し、ジンベエのことをアニキと呼ぶなど慕っていました。タイヨウの海賊団を尊敬していたホーディは、アーロン一味に入るため実践を積むという目的で入隊し、オトヒメ襲撃事件の際には犯人を捕まえて殺しました。しかし後にそれはホーディの自作自演であったことが語られ、ジンベエは怒りに震えます。魚人島の転覆を図ったホーディを止めるために、ジンベエはルフィ達と共闘しました。

ジンベエとアーロンはタイヨウの海賊団の仲間でした。魚人族であるジンベエは、この頃人間のことが嫌いで今よりも尖った性格でした。しかし人間の子コアラとの航海で、ジンベエも仲間も人間に対して信頼感を覚えつつあった一方、アーロンはずっと信じられない様子で、コアラを島へ送り届けた際、人間にハメられ攻撃されたことでさらに不信感を積らせました。

フィッシャー・タイガーが亡くなると、ジンベエと人間に復讐したいアーロンは戦いましたが、弟分であるアーロンを殺すことはできず、そのままタイヨウの海賊団は分裂しました。アーロンを止めるため航海に出たジンベエですが、結局アローンを見つけられず野放し状態でした。このことをジンベエはずっと気にかけていて、ナミがアーロンの被害者であると分かると、アーロンを海に放ったのは自分であると謝罪しました。

ルフィとジンベエの出会いは、インペルダウンで捕まっていたジンベエを解放したことから始まりました。命に代えてもエースを守るから連れて行けと、インペルダウンの脱出や、マリンフォードではルフィのサポートに全力を尽くしました。エースが処刑され、ショックで気を失ったルフィを抱えて逃げることに全力を尽くすなど、命の恩人とも言えます。エースの死に錯乱するルフィを鼓舞したものジンベエで、このシーンはワンピースの中でも有名な感動シーンとなりました。

その後魚人島で再会し、ホーディを倒すため共闘した後、ルフィから仲間になれと勧誘されましたが、ジンベエ率いるタイヨウの海賊団がビッグ・マムの傘下であったために、ケジメをつけてからと返事を保留しました。万国編でもルフィ達を助け、ビッグ・マムを足止めするために島に残りましたが、ルフィからワノ国で待ってるから必ず来いと言われます。その約束の通り、遅れながらもワノ国にジンベエは現れ、ここで正式に麦わらの一味の仲間となりました。

ジンベエが麦わらの一味に加入したことで、仲間の間での会話や関係がさらに面白くなったという声があります。情勢や戦況をしっかりと把握しているジンベエは役に立つ存在で信頼感もあり、麦わらの一味がさらにパワーアップすることは間違いないと言った意見もありました。

ジンベエはかっこいいという意見です。エース奪還のために己の命を懸けたりと義理堅い性格で、強さや能力も高くまさに男の中の男です。麦わらの一味では2番目に懸賞金が高く、魚人空手も極めていて圧倒的な強さがあります。

ジンベエの懸賞金に対する声です。実力こそ四皇レベルですが、海軍にとって今まで危険で脅威となる場面がなかったため、懸賞金が低いのではないかと考えられています。元王下七武海のジンベエは強さも人柄も海軍に認められていると考えると、麦わらの一味に加入したことでルフィの常識外れな行動により本格的に海軍にとって脅威とみなされる可能性があります。

麦わらの一味の加入したことで2番目に懸賞金が高くなったジンベエですが、ゾロより懸賞金が高いということに驚く声が多いです。海賊狩りのゾロとワンピースの初期から恐れられ、今まで凶悪な敵や海軍を大勢倒してきたのにゾロの方が懸賞金が低いです。しかしまだジンベエは加入して間もないので、海軍によって麦わらの一味のメンバーの懸賞金が上げられ、変わるのではないかと言った声もありました。

ジンベエの懸賞金は麦わらの一味の中では2番目と高いように思えますが、懸賞金が近いキャラクターを挙げてみると、意外と低いことが分かりました。能力や強さで見ればもっと高くても良いのではないかと言った意見もあります。まだ麦わらの一味に加入したばかりということもあり、今後懸賞金の額は更新される可能性が大いにあります。麦わらの一味が起こす事件やジンベエの新たな能力や立ち振る舞いに注目です。