【ワンピース】ジャックの強さや正体まとめ！キングやクイーンとの関係とは？

今回はワンピースのワノ国編で活躍した、カイドウの腹心であり大看板の1人であるジャックについて紹介していきます。ジャックの強さや能力･懸賞金やワンピースの活躍等を解説していきます。

ジャックは大看板と呼ばれる、四皇のカイドウの3人の腹心の部下の1人です。ジャックのカイドウへの忠誠心は高く、カイドウからのジャックへの信頼も厚いです。ジャックが通った後は旱魃が起こったかのごとく滅びるため、旱害(かんがい)のジャックという異名を持っています。旱害とは『ひでり続きによって受ける農作物などの損害』という意味です。

パンクハザード編で名前が判明して、ジャックの姿が明らかになったのはゾウ編からです。ゾウ編で途中まではジャックの計画は順調でしたが、ズニーシャからの攻撃により麦わらの一味と戦わずにジャックは船ごと海に沈んでしまいました。海に沈んだジャックは生きていて、ジャックの本格的な活躍はワノ国編からになります。

性格は真面目ですが、言動は粗暴で自分の意思を曲げることはなく人の話がつうじないと言われています。『破壊が好きだ』という口癖で、口癖通りにジャックは破壊という行為を愛しています。必要であれば毒ガスを使ったり拷問をする容赦の無さと残忍さを持ち、目的のためなら大物が複数人乗りこんでいる海軍に乗り込む、ズニーシャを殺そうとするなど頭のネジが飛んでるような事を仕出かします。

ですがその一方で若いながら知識は豊富で、頭の回転も早いです。ゾウでの言動は情報源が存在していたためであり、復讐者を決して侮らないなど慢心もないです。また、自分に損がある場合は破壊行為を自粛する事もあります。

ワンピースは週刊少年ジャンプで1997年から作者の尾田栄一郎さんの手で連載されている漫画作品です。2022年4月の現在、ワンピースは漫画もアニメも1000話を突破しました。さらに、ワンピースはアニメだけでなく映画や小説･ゲーム等様々なメディアに展開し、世界的に高い人気を誇る少年漫画となっています。

海賊王のゴールド･ロジャーが処刑される前に言い放った一言によって、多くの者が海へと旅立つ大海賊時代へに突入しました。東の海のフーシャ村に住むルフィはゴムゴムの実と呼ばれる悪魔の実を食べた事によりかなづちになってしまいますが、代わりにゴムのような体を手に入れます。ルフィは10年間の修行後、海賊の赤髪のシャンクスとの立派な海賊になって再会するという約束を果たすために海へと旅立ちました。

ワンピース本編でのジャックは戦績はよくないです。そのせいかジャックを弱いと思ってる方も多少存在しています。ジャックのワンピース作中内で判明した強さや悪魔の実の能力から、ジャックが本当に弱いかどうか再確認していきます。

ジャックは動物系古代種の悪魔の実であるゾウゾウの実モデル"マンモス"の能力者です。マンモスに変身する事が可能で、ジャックは獣型と人型を使い分けています。獣型では鼻を振り回して攻撃し、人型ではマンモスの牙に似た専用の刀を使用します。ケンタウロスのような姿の人獣型も存在し、人獣型でも武器を使用する事が可能です。

ジャックはセンゴク･つる･藤虎の大将クラスと言える3人が護送するドフラミンゴを奪うため、躊躇なく海軍に襲撃をかけています。ジャックは敗北はしましたが、戦艦2隻を沈めた上に生き残れるほどの実力を持っています。さらに、ジャックは船がばらばらになる程のズニーシャの一撃を船ごと受けて海に沈みましたが、海中で自力で意識を取り戻しています。

さらにジャック自身のものか悪魔の実の能力によるものかは分かりませんが異常なタフさを持ち合わせています。ゾウでは5日間昼夜途切れる事なくイヌアラシとネコマムシと戦い続けました。この時、イヌアラシとネコマムシは昼夜で交代してましたがジャックは文字通り不眠不休で戦っていました。以上の事からジャックは戦績は奮いませんでしたが、相手が悪かっただけで相応の実力は持っていると思われます。

動物系古代種の能力者は他の動物系の能力者よりパワーやタフネスで頭一つ分上回ります。作中の圧倒的なタフさからジャックは覚醒している可能性は十分あります。ですが、ジャックが覚醒しているかどうかははっきりとは分かっていません。

ジャックはワンピースで初めて懸賞金が10億ベリーを超えていた事が判明したキャラで、その懸賞金はちょうど10億ベリーです。ジャックの実力も高いですが、頭のねじが外れていると言われている事や毒ガスを躊躇なく使う性格等を考えると、実力だけではなくジャックの危険度も加味された上でこの金額になっている可能性も高いです。

ワンピースのワノ国編でのジャックとアシュラ童子やイヌアラシとの戦いを解説していきます。さらに、アニメではジャックのシーンが原作よりいくつか追加されていて、ドフラミンゴ奪還作戦の時やズニーシャの時のシーンが追加されています。

ワノ国のおこぼれ町でジャックはアシュラ童子(酒天丸)と戦闘になりました。ジャックはアシュラ童子の一撃を受けてしまいますが、ジャックもすぐに一撃をアシュラ童子に返しています。その後、カイドウが来たため二人の勝負の決着はつきませんでした。アニメでは、ジャックが飛ぶ斬撃を連射するシーンが追加されています。

ワノ国で鬼ヶ島に討ち入り後、カイドウに吹き飛ばされた赤鞘の侍達の元へとミンク族を蹴散らしながら向かうジャックの前に、ジャックの被害を止めるためにイヌアラシが立ち塞がます。スーロン化したイヌアラシに、ジャックはミンク達との戦闘で消耗していた事もあり追い詰められますが、雲に月が隠れてイヌアラシのスーロン化が解けて形勢が逆転します。

ジャックはスーロン化が解けたイヌアラシを追い詰めましたが、復活したルフィとカイドウの覇王色の覇気がぶつかった影響で上空の雲が吹き飛び、再び月の姿が現れイヌアラシは再びスーロン化し、イヌアラシの『犬斬威矢(イヌスパイヤー)』による"もう一撃"が直撃し、ジャックはついに撃破されました。

今までは主にジャックの強さや戦闘に関連した事について解説してきましたが、次はジャックは何者なのか･ジャックの正体について解説していきます。内容としては、ジャックの乗ってる船やワンピースで初登場した時のジャックの目的、能力者なのに海に沈んでも何故ジャックは生きていられるのか等を紹介していきます。

百獣海賊団でカイドウは総督と呼ばれる立場で、他の海賊団では船長と同じ立場にあたります。カイドウの腹心の部下であり百獣海賊団最高幹部の3人が大看板と呼ばれ、ジャックはその大看板のうちの一人です。百獣海賊団はワノ国を拠点としていて、大看板はワノ国の各地方を支配しています。3人の大看板の中ではジャックが懸賞金が一番低くなります。

ジャックはマンモス号という船の船長です。マンモス号にはジャックの側近としてシープスヘッドが乗っています。マンモス号はジャックがドフラミンゴ奪還のために海軍に突撃した時はまだ無事でしたが、モモの助の命令に従ったズニーシャの一撃を受けて粉々に破壊されました。

『ワノ国から逃亡したメンバーの拿捕』がジャックの目的です。ジャックがズニーシャにいた理由は、ズニーシャにいる赤鞘九人男の一人である雷ぞうを捕らえるためでした。ジャックは確かな情報筋から雷ぞうがズニーシャにいるという情報を得ていたため、ミンク族に口を割らせるために拷問を行っています。

ジャックは能力者でありながら海に沈んでも呼吸が可能なのは、ジャックに流れている魚人族の血が理由です。ですが純粋な魚人族とは肌の色が違うためハーフという可能性が高いのですが、もう一つの流れている血は不明です。体の大きさからジャックには巨人族の血が流れている可能性があり、魚人族と巨人族のハーフである魚巨人(ウォータン)ではないかという噂があります。

ジャックの種族はビブルカードによってタマカイの魚人という事が判明しました。タマカイはスズキ目ハタ科に分類され、最大で3mの記録が残る結構大きめの魚です。また、食用とされる事もあります。ただ、ビブルカードにはウォータンであるかどうかは書かれていないです。

魚人族の肌の色はモデルとなった魚に近くなるのですが、ジャックの肌は『やや土気色』でタマカイの成魚の『緑色に近い青色』と大きく離れています。ジャックはハーフであるため魚人族の肌の特徴は出てきていないと思われます。

百獣海賊団の大看板は懸賞金が3人共10億を超える賞金首で、ジャックは28歳と若めですがキング47歳･クイーン56歳とジャックと二回り近く違います。ジャックと年が離れてるキングやクイーンとの関係や、百獣海賊団総督であるカイドウとの関係を解説していきます。

ジャックはキングの弟分のような存在で、『兄御』とキングの呼んで慕っています。キングは弟分のようなジャックの事を、たびたび叱責をしたり"ズッコケジャック"とジャックの事を呼んだりして厳しく接していますが、キングはジャックの高い判断力を評価しています。

クイーンの事もジャックはキングと同様に『兄御』と呼んで慕っています。クイーンもキングと同様に"ズッコケジャック"と呼んだりジャックの事を叱責したりしますが、真面目な弟分であるジャックの事はそれなりに可愛がっています。ですが、ビッグ･マムをクイーンが連れてきたときにはクイーンに対して文句を言っていました。

ジャックのカイドウへの忠誠心は非常に高いです。ジャックがカイドウの配下へとどのような経緯でなったのかは不明ですが、カイドウの命令であればジャックは海軍相手だろうと突撃するなどカイドウのために行動し、自分が任務に失敗したせいでカイドウが傷ついた場合は責任を感じています。ただ、酔っている時のカイドウはジャックも『メチャクチャだぜ』と評しています。

カイドウは忠実な部下と言えるジャックの事を高く評価しています。例え任務に失敗して敗北してもジャックの戦果を称え、敗北した事はほとんど責めずに治療に入るようにとカイドウのジャックへの評価は高いまま変わりませんでした。

ワンピースのアニメにおいてジャックの声優を担当した方の紹介をしていきます。担当した声優の方のプロフィールだけではなく他にワンピースで担当したキャラや、ワンピース以外のアニメでの主な出演作品を紹介していきます。

ワンピースのジャックの声優を担当したのは『乃村健次』です。乃村健次は、ワンピース内では他のキャラも担当していて、ワポルの部下の『クロマーリモ』、シャンディアでゾロと戦った『ブラハム』、ドレスローザ編で登場した殺し屋兄弟の弟の『ボビー･ファンク』を担当しています。

乃村健次さんは中学途中から高校まで野球をしていました。高校の終わり頃、『L.A.ロー 七人の弁護士』を見て、吹き替えを意識した事で声優という職業を知り、上京して親に内緒で声優の素養を学んだ後、俳協ボイスアクターズスタジオを経て、アクセントに所属しました。2020年1月1日からはアクセントを対処して、青二プロダクションに所属しています。

乃村健次がジャック以外にも担当した主なアニメのキャラは、グラップラー刃牙の『範馬勇次郎』、BLEACHの『ヤミー･リヤルゴ』、SDガンダム三国伝の『曹操ガンダム』、ヨルムンガンドの『ワイリ』等のキャラを担当しています。

ジャックの強さの評価はワノ国で登場したキャラの中では低めです。中にはジャックの事を"かませ"扱いしている方もいらっしゃいました。戦績があまり良くないためか評価は厳し目になってしまっています。

ジャックはワンピースの戦闘シーンで技を一つも繰り出していません。この事から一部のワンピースファンからはジャックの扱いが悪い、と同情的なコメントが寄せられています。逆に技が無くても十分迫力が伝わっていると仰ってるファンの方もいて、技が無い事が扱いが悪いかどうかは受け取り手の問題だと思われます。

ワンピースファンからは"労災のジャック"という異名をつけられています。ジャックはカイドウの忠誠心への高さから大看板の中でもかなり精力的に動いていて、その働きぶりから社畜扱いされています。その上、ジャックはケガだらけの状態で働いているのも理由かもしれません。

この記事では大看板の一人であるジャックについて紹介させていただきました。ワンピースの世界では50代60代がそれなりの年齢のキャラの実力が高い事が多く、ジャックは賞金10億を超えながら28歳と若く将来性があるキャラだと思われます。ただ、十分な実力を持っていながら活躍の機会に恵まれなかったのが残念と言えます。敗北してしまったので活躍の機会は期待できなさそうですが、その強さを発揮できる機会がある事を祈っています。