【ワンピース】ヒトヒトの実の種類や能力者を紹介!モデルについても解説
ワンピース作中にて、ルフィの食べた悪魔の実が『ヒトヒトの実幻獣種モデルニカ』であることがわかりました。以来、ワンピースの中の数ある悪魔の実の中でも、ヒトヒトの実に注目が集まっています。そんなヒトヒトの実の種類や能力者、モデルについて考察を深めていきましょう。
目次
【ワンピース】ヒトヒトの実とは?
ワンピースに登場する悪魔の実は、非常にバラエティ豊かです。自然を司るものから、物質の特性を持つものまで様々な種類が存在します。そんな悪魔の実の中で、最近一際注目を集めているのが『ヒトヒトの実』です。当記事では謎の多いヒトヒトの実についての考察を深めていきますが、その前に作品概要などの基本的な情報をおさらいしておきましょう。
ヒトヒトの実の概要
ワンピースに登場する悪魔の実は『超人(パラミシア)系』、『自然(ロギア)系』、『動物(ゾオン)系』の3種類に分類されます。ヒトヒトの実はこのうちのゾオン系にあたり、ゾオン系には他にも鳥科の”トリトリの実”など、多くの種類が存在し、そこから更にあらゆるモデルの動物に分類されるのです。つまりヒトヒトの実は、ヒトをモチーフにした姿に変身する実であり、その中にもさまざまな種類があるということになります。
ワンピースの概要
ワンピースは原作者・尾田栄一郎によって1997年から現在も連載されている、週刊少年ジャンプの看板漫画です。1999年からはアニメも放送されており、20222年には劇場版『FILM RED』が大ヒットしたことでも話題を呼びました。実写映画や歌舞伎など、アニメ以外のメディアミックスも実現しており、コミックスの発行部数は”単一作者の漫画作品”としてはギネス記録にも認定されています。
ワンピースのあらすじ
ゴムゴムの実を食べたモンキー・D・ルフィは、偉大な海賊・シャンクスに憧れを抱き、「ワンピースを手にいれ、海賊王になること」を夢見て海へ出ました。そして冒険をしながら仲間を集め『麦わらの一味』として名を挙げます。麦わらの一味は世間的には海賊として恐れられる存在ですが、実際は冒険の先々で真の悪と対峙し、弱者を救っていきます。そしてルフィ達は世界の闇に立ち向かいながら、一歩一歩夢に近づいていくのです。
【ワンピース】ヒトヒトの実の種類とモデル・能力者一覧
ヒトヒトの実は”人をモチーフにした姿に変身”と前述しましたが、それだけでは「あまりピンとこない」という人も多いかもしれません。では、実際にワンピース作中に到着したヒトヒトの実の能力者を見ていきましょう。モデルや能力についても紹介ます。
ヒトヒトの実の能力者①トニー・トニー・チョッパー
ヒトヒトの実の能力者1人目は、麦わらの一味の船医であるトニー・トニー・チョッパーです。ルフィがゴムゴムの実だと思われていた当時は、ヒトヒトの実の能力者だと分かった最初のキャラクターでした。チョッパーはトナカイですが、この能力によって人間に姿を変えることができます。人間ではないチョッパーが食べたことに意味があると言われてきましたが、様々な種類のモデルがあると分かってからは「普通の人間に返信しているわけではないかも」そ囁かれ始めています。
トニー・トニー・チョッパーのプロフィール
- 異名:わたあめ大好きチョッパー
- 年齢:15歳→17歳
- 誕生日:12月24日
- 血液型:X型
- 出身地:偉大なる航路・ドラム島・サクラ王国
- 懸賞金:100ベリー
チョッパーは赤鼻のトナカイならぬ”青鼻のトナカイ”です。その青い鼻と悪魔の実の能力ゆえ、トナカイの群れから外れ、人間からも気味悪がられていました。ところがDr.ヒルルクやDr.くれはと出会って心を開き、『何でも治せる医者』を目指し、医学の習得に励むようになります。麦わらの一味の船医であり、一味の中では最年少者として可愛がられている様子です。
トニー・トニー・チョッパーの初登場
チョッパーの初登場は、麦わらの一味が高熱を出したナミの治療のためにサクラ王国(当時はドラム王国)へやってきた時でした。原作コミックスでは15巻134話、テレビアニメでは81話にあたります。Dr.くれはと共に足を痛がる子供の治療にやってきたシーンで、この時のチョッパーはトナカイの姿をしています。高熱のナミと出会うのは、この後のことです。
トニー・トニー・チョッパーの能力や強さ
ゾオン系の能力者は通常『人型』、『人獣型』、『獣型』の3つの姿に変形することが出来ますが、チョッパーはそれに加え独自の変形を持っています。チョッパーは薬学の知識を活かし、『ランブルボール』という丸薬を開発しました。これを飲むと更に4つの姿に変身することができ、すなわち7段変形となるのです。新世界後はこのうち6つはランブルボールを飲まず変形できるようになりましたが、超強力な『怪物強化(モンスターポイント)』だけは服用する必要があり、大きな副作用もあります。
ヒトヒトの実の能力者②モンキー・D・ルフィ
2人目は言わずと知れたワンピースの主人公、モンキー・D・ルフィです。ルフィが食べた実は長らくの間パラミシア系のゴムゴムの実だとされてきました。カイドウ戦にてルフィがギア5を披露し、悪魔の実が覚醒したことで本来のヒトヒトの実としての姿を現したのです。
モンキー・D・ルフィのプロフィール
- 異名:麦わらのルフィ
- 年齢:17歳→19歳
- 誕生日:5月5日
- 血液型:F型
- 出身地:東の海・ゴア王国・フーシャ村
- 懸賞金:30億ベリー
海賊・麦わらの一味の船長であるルフィは、海軍中将ガープを祖父に、革命軍のドラゴンを父に持つ少年です。ガープはルフィを海軍にすべく厳しく育てますが、ルフィは海賊になる道を選びました。明朗快活で誰とでも仲良くなる性格をしており、その人柄はかつて敵だった人物をも惹きつけてしまうほどです。そんなルフィは覇王色の覇気の素質を持ち、新たな新世界の四皇として名を馳せています。
モンキー・D・ルフィが悪魔の実を食べた経緯
ルフィは6歳の頃、故郷のフーシャ村でシャンクスと出会いました。海賊に憧れるルフィはシャンクスに海に連れて行ってほしいとせがみますが、まだ早いと断られ続けます。そんな折、酒場で一緒に食事をしていると、不貞腐れたルフィはシャンクス達が政府の船から奪った悪魔の実を間違えて食べてしまいました。シャンクスはすぐに吐き出すよう言いますが時すでに遅く、ルフィは一生泳げないゴム人間となってしまったのです。
ゴムゴムの実はヒトヒトの実モデルニカだと判明
ワノ国編・カイドウ戦の終盤でのことです。ルフィがカイドウに吹き飛ばされ、誰もがルフィの敗北を覚悟した瞬間、ルフィの鼓動が高鳴りギア5が発動しました。それとともに悪魔の実が覚醒し、黒髪が明るく輝き出します。その姿は太陽の神ニカそのものでした。フーズ・フーや政府の言葉から、ルフィが食べたものは本当はヒトヒトの実幻獣種モデルニカであり、偽名をつけてまで政府が隠蔽しようとしていた悪魔の実であることが分かったのです。
ヒトヒトの実モデルニカの能力
五老星曰く、太陽の神ニカはゴムのように伸びる体の持ち主であり、思うがまま戦って人々を笑わせたという伝説があるとのことです。またの名を『解放の戦士』とも言い、ゴムの体に加え更に”腕力”と”自由”を持ち、世界一ふざけた能力であるとも語っています。実際にニカに覚醒したルフィの戦いは自由そのもので、『ゴムゴムの縄跳び』『ゴムゴムの雷』など見たことのない技を披露していました。
ヒトヒトの実モデルニカの伏線はあった?
ワンピースといえば伏線の宝庫ですが、ニカにも多くの伏線が張り巡らされていたようです。コミックス65巻のSBSにて、尾田氏はゴムゴムの実について「一番ふざけた能力にした」と語っており、これは1044話の五老星の発言と繋がります。また、作中でルフィが笑うときに「にか」という効果音がついているシーンがあったり、ルフィの誕生日5月5日の漢字表記”五”を分解すると『ニカ』になると言われていたりするのです。ファンの間ではこれらが伏線だったのでないかと考えられています。
ヒトヒトの実の能力者③センゴク
3人目は海軍大目付(前元帥)のセンゴクです。センゴクは、ヒトヒトの実幻獣種の能力者であると分かった最初の登場人物でした。黒縁メガネにアフロ、三つ編みのヒゲが特徴的なキャラクターで、よくおかきを頬張っています。そんなセンゴクについて詳しく見ていきましょう。
センゴクのプロフィール
- 異名:仏のセンゴク
- 年齢:77→79歳
- 誕生日:5月9日
- 血液型:F型
- 出身地:南の海
センゴクは『君臨する正義』をモットーする元海軍元帥です。頂上戦争後に元帥の座を降りたセンゴクは、現在は大目付として主に次世代の海兵を育成するという役割に就いています。元帥時代は生真面目な性格で、自由奔放な同期のガープにしばしば振り回されている様子でした。しかし大目付となってからは緩みきった表情を見せることが増え、余生を楽しみつつ俯瞰的に海軍を眺める余裕を見せています。
センゴクの初登場
センゴクの初登場は25巻234話です。聖地”マリージョア”にて行われた王下七武海の会合に、ヤギを連れてやってきました。そして遠路はるばるやってきた七武海に対し労いの言葉をかけた後、「海のクズ」と言い放っています。元帥時代は誰に対しても毅然とした態度を崩さないセンゴクでしたが、大目付になってからはすっかり柔和になったため、ギャップを感じる人も多いようです。
センゴクの能力や強さ
センゴクはワンピース作中で”智将”と評価されており、的確な指示で海軍を統べる存在です。役職柄戦いの最前線に立つことは少ないですが戦闘能力にも長け、全盛期は現場へ赴き大物海賊たちと渡り合ってきました。『ヒトヒトの実幻獣種モデル”大仏”』の能力を有し、体を金色に輝かせ衝撃波で敵を攻撃します。ちなみに、海軍の中で初めて覇王色の覇気の持ち主であると判明したキャラクターでもあるのです。
ヒトヒトの実の能力者④オニ丸
ヒトヒトの実の能力者4人目は、ワノ国にて初登場を果たしたオニ丸です。オニ丸は通常時は狛狐の姿をしており、能力を発動することによって大柄な人間に姿を変えることができます。動物が能力により人に変身するという点はチョッパーと共通します。しかしオニ丸は比較的最近登場したキャラクターでありながらも、そのモデルがすでに明らかになっているのです。
オニ丸のプロフィール
- 異名:おいはぎ僧兵
- 年齢:69歳
- 誕生日:11月19日
- 血液型:X型
- 出身地:偉大なる航路・新世界・ワノ国・鈴後
オニ丸はワノ国・鈴後(りんご)にて、墓を守るために墓荒らしと戦っていました。というのも鈴後には、生誕時に授かった刀を死後に墓標とするという風習があり、そのため墓荒らしが多発していたのです。ある日出会った河松が『牛鬼丸』を名乗り墓を守りオニ丸と絆を築きますが、河松の逮捕後はオニ丸が変身して牛鬼丸を名乗り、墓荒らしから刀を取り上げるようになりました。
オニ丸の初登場
オニ丸は、変身後の牛鬼丸の姿でコミックス93巻936話にて初登場を果たしました。ワノ国の国宝である名刀『秋水』を守るためにゾロと対峙します。秋水はゾロがスリラーバークにて、ワノ国のかつての剣豪・リューマのゾンビに勝利した時の戦利品ですが、秋水の真の価値を知る牛鬼丸は必死に秋水を守ろうとします。この戦いは、人斬り鎌ぞうの登場によって中断されてしまいました。
オニ丸の能力や強さ
オニ丸は『ヒトヒトの実幻獣種モデル”大入道”』の能力者です。4メートルを超える人間の姿に変身することができます。変身した姿の時は『牛鬼丸』と名乗っています。大入道になった時の姿は、動物の面影を残すチョッパーよりも人間らしくなりますが、変身時以外も人間の言葉を話すチョッパーに対し、オニ丸は狛狐の姿の時は話すことができません。
【ワンピース】ヒトヒトの実の謎を考察
ヒトヒトの実の能力者がチョッパーだけだった時は、ヒトヒトの実は「人間の姿になる実」であり、人が食べたところで特にメリットはないと考えられていました。しかし新たに分かったヒトヒトの実の能力者は、人の形をした神のような存在であり、特殊能力を持つことが明らかになっています。ここからはヒトヒトの実の真の能力について迫っていきます。
考察①普通の人間がヒトヒトの実を食べた場合のメリット
そもそも”ヒト”である普通の人間がヒトヒトの実を食べたところで、何かメリットはあるのでしょうか。チョッパーやオニ丸のように”人間の形に近づける”能力であれば、確かにメリットは薄いと感じるかもしれません。ところが、大仏であるセンゴクは仏像をモチーフにしています。ニカであるルフィについては、神・伝説がモデルです。このように、ヒトヒトの実が「人の形をしたもの」と広い意味で存在しているのであれば、種類によってあらゆる姿に変身ができ、大きな可能性を秘めた実ということになります。
考察②ヒトヒトの実は幻獣種しかない?
コミックス20巻のSBSにて、「ヒトヒトの実を人間が食べたらどうなるか」という質問に対し、尾田氏は「人と成る」と答えています。「人と成る」には「神が人の姿を借りこの世に降りてくる」という意味があるようです。まさにルフィがそうでした。ヒトヒトの実が「人と成る」実であると仮定すると、ただの人間になると思われていたチョッパーの食べた実も、何かしらの神である可能性が出てくるのです。
考察③ヒトヒトの実の可能性があるキャラ
ルフィの例もあるため、既に登場しているキャラクターの中にも「実はヒトヒトの実だった」という可能性がいくつか浮上してきました。今回はその中から黒ひげ海賊団の船長・黒ひげと、航海士のラフィットについて考察を深めます。
黒ひげ
黒ひげについてワンピース作中で言及されていることには不可解な点が多く、その疑問点を総括すると、とある説が生まれます。それが「黒ひげは3人存在する」もしくは「体が1体だが頭が3つある」という説です。このような説が導き出された根拠は、以下の通りになります。
- 体の構造が異形(マルコ談)
- 眠ったことがないらしい(バギー談)
- ルフィ・ゾロが黒ひげについて「”あいつ”ではなく”あいつら”」と語った
- 黒ひげ海賊団の側にはドクロが3つ描かれている
- 通常1つしか食べられない悪魔の身を2つ食べている
以上がワンピース作中で明らかになっている、黒ひげに関する事実です。どれをとっても、黒ひげが普通の人間ではないことが読み取れます。そこで前述した仮説を例に考えると、全て辻褄が合うのです。そうとなれば、黒ひげは『ヤミヤミの実』『グラグラの実』ともう一つ悪魔の実を保有することができます。それがヒトヒトの実ではないかと言われているのです。モデルは顔が3つある『阿修羅』もしくは『ケルベロス』あたりが有力とされています。
ラフィット
ラフィットは戦闘シーンが未だなく、能力も明らかになっていないキャラクターです。しかし両腕を白い羽に変え、空を飛べることは明らかになっています。現に、高い壁の上にあるマリージョアで行われてた七武海の会合に顔を出したことがあり、このことからトリトリの実もしくは『ヒトヒトの実幻獣種モデル”天使”』の能力者なのではないかと囁かれているのです。
【ワンピース】ヒトヒトの実の今後登場する可能性があるゾオン系モデル
ヒトヒトの実のモデルとして登場すると考えられるのは、霊長類やヒト科の動物です。ヒトの仲間や霊長類の動物はどれも似ている印象があるかもしれませんが、習性や性格が種類によって異なります。ここでは、霊長類やヒト科の動物の種類を紹介します。
モデル予想①ゴリラ
ヒト科の中でも大きい動物がゴリラです。ゴリラには様々な種類がいますが、中でもマウンテンゴリラが一番大きく、体重は200キロを超えます。胸を叩く『ドラミング』という行為は、戦わないために自分の強さをアピールするためのものです。これから分かるようにゴリラは非常に平和主義で、繊細な性格をしています。
モデル予想②チンパンジー
チンパンジーは『進化の隣人』と呼ばれるほど、人間と遺伝子配列が近く、ヒト科の中では最も頭のいい動物です。樹の上で生活することから、脚よりも腕が長い作りになっています。群れを作って生活をしますが、群れと違う群れとの仲は非常に悪く、時には殺し合いに発展することもあるようです。
モデル予想③オランウータン
オランウータンは東南アジアの熱帯林に生きる動物ですが、伐採や焼失による熱帯林の減少が原因で、現在は絶滅の危機に晒されています。チンパンジーのように群れで行動することはなく、単独で生活をする動物です。樹上で生活をする動物の中では最も大きく、メスの体重は40キロ、オスは80キロほどだと言われています。
モデル予想④メガネザル
メガネザルはヒト科ではなくメガネザル科という種類の動物で、霊長類の中でもかなり小さい部類にあたります。大きな目が特徴的で、樹上生活を営む夜行性の動物です。大きな眼球を動かすことができない代わりに、首を180度回して真後ろまで見渡すことができます。
モデル予想⑤マンドリル
オナガザル科のマンドリルは、ヒヒの仲間です。鮮やかな青い鼻筋の脇と赤い鼻腔という、非常に特徴ある顔立ちをしています。地上で生活する種類であり、この派手な顔立ちは仲間を認識するためだと言われています。1頭のオスに対し20頭のメスがハーレムを作り、それが集まって大きな群れを作り生活しているようです。
モデル予想⑥テナガザル
テナガザルはその名の通り非常に長い腕を持ち、その腕で枝渡りをして樹上にて生活を営んでいます。テナガザルの特徴として長い腕に次いで挙げられるのが、”歌”です。縄張りに他のテナガザルが入ってきた時に歌で威嚇をしたり、夫婦でデュエットをしコミュニケーションの手段としたりしています。
【ワンピース】ヒトヒトの実の今後登場する可能性がある幻獣種モデル
ヒトヒトの実モデル幻獣種となれば、元ネタは神話や怪談など幅広いジャンルから取り入れることができ、可能性は多いに広がります。特に日本神話は「八百万の神」と言われるほど神様の種類が多く、妖怪も恐ろしいものから可愛らしいものまで様々な種類が存在するとされているのです。今回はその中から、比較的メジャーなものを紹介します。
モデル予想①烏天狗
烏天狗(からすてんぐ)は山伏装束に身を包み、大きな嘴(くちばし)と翼を持ち自由自在に空を飛ぶことができます。一説によると牛若丸に剣術を伝授したともされており、剣術に長けていると言われています。神、または妖怪と捉えるか、堕落した僧とするかなど様々な説があるそうです。一部では革命軍のカラスが、烏天狗がモチーフの悪魔の実の能力者ではないかと言われています。
モデル予想②ろくろ首
ろくろ首は日本の妖怪で、首が長く伸びる種類の他に体から完全に離れて浮遊する種類(抜け首)があると言われています。基本的には女性であることが多いようです。ワノ国の寺子屋のさらへび先生がろくろ首のように首が伸びていましたが、これは蛇のSMILEのためであったことが分かっています。
モデル予想③河童(カッパ)
日本の妖怪である河童は可愛らしいイメージがありますが、本来は川や池に住み着いて人々を引き摺り込もうとする恐ろしい存在とされていました。もしヒトヒトの実幻獣種モデル河童が存在したら、「泳ぎが得意な河童」と「泳げない能力者」という点には矛盾が生じます。ちなみにワノ国編に登場した河松は、河童のように見えますがトラフグの魚人です。
モデル予想④鬼
鬼は妖怪や悪霊として、様々な場面で描かれることのある存在ですが、どれも強く怖いというイメージが根付いています。鬼には種類があり、赤鬼は欲望、青鬼は憎悪、黄鬼は心の弱さ、緑鬼は怠慢、黒鬼は疑惑を表しているそうです。節分はこれらの邪気を払うために、豆まきをする行事となっています。百獣海賊団には『ナンバーズ』なる鬼のような集団がいますが、これはパンクハザードで生み出された古代巨人族の失敗作でした。
モデル予想⑤吸血鬼(ヴァンパイア)
5つ目は人間の生き血を吸う怪物・吸血鬼です。血を吸われた人間も吸血鬼になってしまうと考えられています。各国の伝承により吸血鬼の設定は大きく変わりますが、一度死んだ人間が生き返り、人間の生き血を吸うという点はどの吸血鬼にも当てはまるようです。ちなみにワンピースでは、ジュラキュール・ミホークのモデルがブラム・ストーカー作『吸血鬼ドラキュラ』のドラキュラではないかと言われており、ジュラキュールとドラキュラのスペルが『Dulacula』になるという共通点もあります。
【ワンピース】ヒトヒトの実に対する世間での評判や人気
既出の悪魔の実も、本当はヒトヒトの実の幻獣種もしくは古代種かもしれないという意見です。例を挙げると『メラメラの実』なら、「火の神や炎にまつわる神話が元になったヒトヒトの実かも」と考えることができるということです。このように考えると、既存の悪魔の実をその特性に当てはまる”神”や”伝説”に準え、想像を膨らませることが出来ます。
最近新たな四皇として注目を集めるバギーについての意見です。バギーはコミカルなキャラクターとして描かれていますが、その裏に大きな秘密が隠されていると考えられています。その一つに、バギーの悪魔の実もルフィ同様に、何かしらの”神”をモデルにしたゾオン系ではないかという意見があるのです。作者が「主人公の悪魔の実をバラバラかゴムゴムにしようか迷った」と語ったことや、チョッパーとの共通点を根拠に、バギーが食べた物もヒトヒトの実幻獣種だという説が広まっています。
ヒトヒトの実に様々な種類のモデルが存在すると分かるまでは、チョッパーの食べた実は人間に変身する実だと思われていました。しかし、これだけの種類のモデルが存在すると分かると、「では、チョッパーは何のモデル?」「単なる人間ではないのでは」という声が上がっており、今後のストーリーでそれが明かされそうだと期待が高まっています。
【ワンピース】ヒトヒトの実の種類は色々あった
いかがでしょうか。ヒトヒトの実はまだまだ謎の多い悪魔の実ですが、神話や伝説がモデルとなれば、その可能性は無限に広がり、様々な種類の実が存在すると考えることができます。また、ルフィのように後に「実はヒトヒトの実だった!」という展開もあり得そうだと、ファンの期待も膨らんでいるようです。
この記事のライター
HAYASHI*M
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