【ナルト】傀儡師サソリの強さや能力まとめ!過去や声優も調査
『ナルト』には「暁」という秘密組織があります。その一員であるサソリは、傀儡(くぐつ)を操る忍として知られています。しかし、サソリにも秘められた過去がありました。今回は、『ナルト』の登場人物サソリの特徴や過去、それにサソリを担当している声優を紹介します。
目次
【ナルト】サソリとは?
「暁」は『ナルト』に出てくる秘密組織です。サソリは暁の一員でしたが、砂隠れの抜け忍でした。砂隠れに所属していた頃は、「天才造形師」と謳われ、傀儡(くぐつ)と呼ばれる人形の術を習得していました。また、「赤砂のサソリ」とも呼ばれ恐れられていました。まず、サソリのプロフィールや性格、サソリが登場する『ナルト』の概要やあらすじから見ていきましょう。
サソリのプロフィール
- 忍者登録番号:33-001
- 所属:砂隠れ→暁
- 誕生日:11月8日
- 星座:さそり座
- 身長:164.1cm
- 体重:47.3kg
- 好きな食べ物・嫌いな食べ物:食べ物は必要ない
- 忍者学校卒業年齢:7歳
- 中忍昇格年齢:8歳
サソリは少年のような風貌をしていますが、実はすでに35歳です。そこには彼の秘密が隠されています。また、外見上の特徴は、赤い髪で目の色は茶色、左の親指には「玉」という文字の書かれた指輪をしています。
サソリの性格
サソリはかなりせっかちな性格と言えます。人を待つことも待たせることも嫌いです。過去に両親をずっと待ち続けていたというところから待つのが嫌いになったという説もあります。また、天才肌のため、人を上から見下ろすこともあります。上から目線でえらそうに話すので、人との関係を上手く築くことができず、友達はほとんどいませんでした。
ナルト(NARUTO)の概要
『ナルト』は、岸本斉史が手がけた少年マンガです。1999年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が始まるとすぐに人気を博し、2002年にはテレビアニメもスタートしました。アニメは2017年に終了しましたが、すぐナルトの次世代の活躍を描いた『ボルト』の放送が始まり、現在まで続いています。日本国内だけでなく、世界中に多くのファンを持ち、日本を代表する漫画作品、アニメ作品となっています。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
木ノ葉隠れの里のうずまきナルトは、落ちこぼれ忍者でしたが、体内に九尾の尾獣を封印されていました。忍者アカデミーでは問題児でしたが、カカシ班に配属されると、下忍として認められていきます。その後は、カカシを始め、サスケやサクラの仲間と共に様々な任務をこなしていきます。第四次忍界大戦が起こると、木ノ葉隠れなど忍連合軍は敵勢力に苦戦を強いられます。かろうじて勝利を収めた後、カカシはリーダーの火影になりましたが、ナルトの成人後に地位を譲り、ナルトは第七代の火影となるのでした。
【ナルト】傀儡師サソリの能力や強さ
サソリは傀儡師です。傀儡師とは傀儡と言われる人形を自由自在に操ることができる術師を指します。傀儡師の中でもサソリは特別な存在です。ここでは、サソリの傀儡の術を中心に見ていきましょう。
サソリは傀儡の天才
サソリは砂隠れの里でチヨバアから傀儡の術を学んでいました。里を抜ける前は傀儡部隊に属し、「天才造形師」と言われていました。また、「赤砂のサソリ」という異名も持っています。サソリには殺した人間を傀儡人形に作り変える「人傀儡」と言うサソリしかできない術で、生前使用していた術も使えるという優れものでした。
サソリの術一覧
サソリの傀儡の術は、たったひとつではありません。いくつもの技があり、その技を使い分けることで、『ナルト』での最強の一人にしています。では、どのような技があるのでしょうか?
術①傀儡の術
傀儡の術は最も基本の術です。チャクラ糸を使って傀儡を操ります。チャクラ糸は切られても瞬時に繋ぎ直すことができ、自分で糸を切ることもできます。チャクラ糸を自由に操ることができる技です。
術②赤秘技・百機の操演
傀儡師の実力は一度に操ることのできる傀儡の数で測ることができます。指の数は10本なので、普通の傀儡師なら最大で10体しか操ることができません。しかし、サソリは自らを傀儡化し、生体部分の核からチャクラ糸を出して直接傀儡と結び、一度に100体もの傀儡を操ることができます。また、操作にタイムラグがありません。その威力は、小国一国を落としたことがあるほどの技です。しかし、さすがに数が多い分、一体あたりの精度は落ちてしまうという欠点もあります。
術③磁遁の術
磁遁の術は、本来、三代目風影の血継限界の術です。チャクラを磁力に変え、砂鉄をあらゆる形に変形させることができます。磁力を使っているため、相手方は鉄製の武器を使用することが難しくなります。また、傀儡も砂鉄により動作を封じることが可能です。本来、磁遁の術と傀儡の術との相性はあまりよくありません。しかし、三代目風影を人傀儡にしたことから、この磁遁の術も三代目風影の人傀儡が使用できます。さらに、オリジナルに加えて、砂鉄にも猛毒が仕込まれています。
術④千手操武
千手操武は口寄せの札と毒を仕込んだ傀儡の腕を作ります。腕の数は「千手」というだけあって数えきれないほどです。その腕を敵に目掛けてどんどん延ばしていって相手を追い込み、最後に毒で仕留める技です。
術⑤赤秘技・火劇/赤秘技・放炎海
背中の巻物を使い、両手のノズルから火炎を出します。全身が傀儡からこそできる術です。火炎の威力は凄まじく、身を隠す岩でさえ溶かしてしまいます。そのため、敵はサソリに近付くことができません。
術⑥操演・人身御冴
サソリは一度死にましたが、第四次忍界大戦の時に穢土転生で蘇生しました。しかし、生身の人間だった上、傀儡もありませんでした。そこで、チャクラ糸で敵の忍を操り、相手同士を戦わせました。
術⑦合作・究極芸術
ゲーム『ナルティメットストーム』シリーズでの「芸術コンビ」デイダラとの連携奥義です。デイダラの鳥を傀儡の術で誘導して命中させた後、ドラゴンに三代目風影の磁遁を仕込んで突撃させて仕留めます。起爆粘土の爆発芸術であり、「一瞬の美」のデイダラと「永久の美」のサソリの芸術観の違いが浮き彫りにもなりました。
サソリの傀儡人形
サソリは殺した人間を人傀儡に作り変えることのできる唯一の忍です。人傀儡はもともとその人が生前習得していた忍術を使うことができるなど、単なる人形ではありません。サソリは、それまで殺してきた人間を人傀儡に変えてコレクションしており、その数は300体にも及ぶほどでした。ここではその中から主な傀儡を見ていきましょう。
傀儡人形①蠍
サソリは、自分自身の身体も人傀儡に改造しました。それが「蠍」です。体のパーツの大部分は傀儡になりましたが、チャクラを扱うのには生身の部分が必要でした。それが「蠍」と書かれた胸の部分です。全身が傀儡になっているので、年を取ることはありません。そのため、見た目はいつまでも里抜けをした15歳のままです。しかし、核の部分は無敵とも思えたサソリの唯一の弱点ともなりました。
傀儡人形②ヒルコ
傀儡での戦闘時、人形の操作をしている傀儡師付近は隙が生じやすく、そこが弱点になります。そこで考え出されたのが「ヒルコ」です。傀儡を後ろで操るのではなく、傀儡の中に入って操ります。そのため、他の傀儡と比べて頑丈に作られており、鎧の役割も果たしています。サソリは砂隠れの里にいた頃から、この傀儡を使用していました。また、サソリは飲食の必要がないため、普段からずっと「ヒルコ」の中に入っていました。
傀儡人形③三代目風影
三代目の風影は砂鉄を自在に操ることができました。そのため、最強の風影と言われていました。しかし、サソリにより人傀儡にされました。人傀儡になっても術はそのまま使えるので、サソリにとって一番お気に入りです。
【ナルト】サソリの過去や死亡後
ここまで、サソリの人物像、技や傀儡について見てきました。サソリは一体どこで傀儡の術を習得したのでしょうか。また、なぜ抜け忍になったのでしょうか。そこにはサソリの親子関係が影を落としています。ここでは、サソリの過去や死亡後について見ていきましょう。
サソリの過去
サソリは砂隠れの里で生まれました。両親にとても愛されていて、祖母のチヨバアとの関係も良好でした。両親はサソリがまだ幼い頃「木の葉の白い牙」と呼ばれる「はたけサクモ」に殺されましたが、チヨバアは真実を伝えられず、「別の任務に行ったので帰れない」と嘘を伝えます。それで、サソリはいつまでも両親の帰りを待っていました。チヨバアは、ある日サソリが両親の人形を操っている場面を目撃し、真実を知ってしまったと悟ります。
ある時、サソリの友人が手を欠損しました。サソリは、傀儡の術で代わりの手を作ってやりましたが、友人は手に仕込んである毒針を上手く扱えずに死亡してしまいました。その友人の両親に泣きつかれ、友人を象った人形を作りましたが、チヨバアは故意に死に追いやったではと疑います。その後、砂隠れの里の「悪しき風習」や、優秀な傀儡師として人形の限界を知ったこと、両親の死による親子関係の欠落などが影響して性格に歪みが生じました。その後、里抜けをして「暁」の一員となりました。
サソリとチヨバアの関係
里抜けした後のサソリとチヨバアとの関係はどうだったのでしょうか。サソリが、デイダラと共に一尾の人柱力である我愛羅を捕獲するため、故郷の砂隠れの里へ潜入する事件が起こります。サソリ等は我愛羅を捕獲した後、暁のアジトへと向かいますが、追跡してきたカンクロウと交戦状態になります。カンクロウとの戦闘は圧勝でしたが、毒が回って動けなくなったカンクロウのとどめを刺さなかったことと、カンクロウがサソリの衣服の一部を掴み取っていたことが今後の流れに大きく影響しました。
サソリの衣服の一部を元に暁のアジトの場所が分かると、自分の孫は自分の手でと考えたチヨバアは、カカシ達と同行します。カカシとナルトはデイダラと戦うことになり、サソリはチヨバアとサクラが相手をすることになります。サソリはヒルコを使って有利に戦っていましたが、チヨバアはサクラを傀儡の術で操り、攻撃を上手くかわしていました。そのことにサソリはなかなか気付かず、ヒルコは破壊されてしまいました。
次にサソリは三代目風影の人傀儡を使い、磁遁の術でチヨバアとサクラを追い詰めます。毒を仕込んだ砂鉄の攻撃でサクラは動けなくなりましたが、カンクロウを看病した時に作った解毒剤ですぐに立ち上がり、三代目風影の人傀儡も破壊してしまいました。そこで、サソリは自分自身で戦うことにしました。チヨバアの『白秘技・十機近松の集』に対し、サソリは『赤秘技・百機の操演』で応えます。サソリは二人を追い詰めますが、サクラが封印術を発動させ、サソリのすべての動きを止めました。
これで勝ったと思った二人でしたが、サソリは生体の核だけを別の傀儡に移し、サクラに致命傷を与えます。そして、チヨバアにも手にかけようとした時、チヨバアが操っていたサソリの「父」と「母」の傀儡の持つ刀がサソリの胸部を貫きました。最後まで悪態をつくことを止めないサソリでしたが、両親に挟まれるようにしてこの世を去りました。しかし、チヨバアは避けられたはずの攻撃をサソリが避けなかったことに気付いていました。肉親のチヨバアを殺すことに一瞬の躊躇いがあったのです。
サソリは死亡後にカンクロウの傀儡になっている?
カカシやナルトが我愛羅を奪還し、サソリの残した傀儡は砂隠れに回収されましたが、サソリの体だった人傀儡の「蠍」はカンクロウが入手しました。「蠍」はもともと強力な仕込みが満載されていましたが、カンクロウの改造でさらに武器が増えています。初めて使用したのは、五影会談の時のサスケとの戦いにおいてでした。第四次忍界大戦では、カンクロウが操る傀儡の「蠍」と穢土転生で復活した生身のサソリが戦うこともありました。
【ナルト】サソリの声優
ここまでサソリの過去や最期、傀儡の術を中心とした実力を見てきましたが、サソリを演じている声優は一体誰でしょうか。ここからは、サソリを演じた声優を紹介します。
サソリの声優は「櫻井孝宏」
『ナルト』の登場人物サソリを演じているのは、声優の櫻井孝宏さんです。櫻井孝宏さんは、1996年にテレビアニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』でデビューして以来、四半世紀にもわたって第一線で活躍している声優です。ここでは、櫻井孝宏さんを紹介します。
櫻井孝宏のプロフィール
- 生年月日:1974年6月13日
- 出身地:愛知県岡崎市
- 所属事務所:インテンション
- 身長:177cm
- 血液型:A型
- 趣味:音楽鑑賞
櫻井孝宏さんは、2011年度第6回声優アワードで海外ファン賞、2016年度第26回「ノン子とのび太のアニメスクランブル」で最優秀男性声優賞、2022年の第16回声優アワードでパーソナリティ賞を受賞しています。また、声優以外に、ナレーターやラジオのパーソナリティを務めるなど、幅広く活躍しています。また、東京国際映画祭にも度々出席しています。
櫻井孝宏の主な出演作品
櫻井孝宏さんは活動歴が長いので、膨大な数の出演作品があります。代表作ととしては、『おそ松さん』の松野おそ松役、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の岸辺露伴役、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク役、『ダイヤのA』の御幸一也役、『PSYCHO-PASS サイコパス』の槙島聖護役、『今日からマ王!』の渋谷有利役、『金色のガッシュベル!! 』の高嶺清麿役、『鬼滅の刃』の冨岡義勇役、『羅小黒戦記』のフーシー役、『呪術廻戦』の夏油傑役などがあげられます。
【ナルト】サソリの名言
サソリには、幼い時に両親を亡くすという悲しい過去がありました。また、傀儡としての人生は、想像を絶するものがあります。そこから発せられた言葉にはいくつもの名言が生まれました。ここではサソリの名言を紹介します。
サソリの名言①「おい、それが忍びの…」
おい・・・それが忍の言うセリフか?
サソリVSチヨバア・サクラの戦闘で、決着がついてからサクラとのやりとりで出てきたサソリの名言です。血の繋がったチヨバアが死のうが何も感じないというサソリに対して、サクラが人の命を何だと思うのか、肉親を何だと思うのかという問いかけに対する返答です。しかし、サソリの本心はどうだったのでしょうか。本当は、肉親との関係を保ちたかったのではないでしょうか。
サソリの名言②「数を増やせばいいって…」
数を増やせばいいってもんじゃない・・・コレクションは質だからな
サソリの名言①に続くサクラとのやりとりの中で出てきた名言です。サクラに対してほとんど独白と言ってもよいくらい傀儡に対する真情を吐露しています。ここにもサソリの美意識が反映しています。
サソリの名言③「本当に久方ぶりだ…」
本当に久方振りだ…自分を使うのはな。
出典: live-the-way.com
チヨバア・サクラとの戦闘で、ヒルコと三代目風影がサクラにより破壊されました。もはや他の傀儡では太刀打ちできないと悟り、自分自身で戦うことを決意します。その時に出てきた名言です。
サソリの名言④「”父”と”母”の傀儡も…」
父と母の傀儡もお前に託す
出典: quotes-box.net
サソリは第四次忍界大戦時に、穢土転生で蘇生しました。そして、カンクロウと戦いますが、戦闘の中でカンクロウの実力と傀儡に対する思いを認めます。そして、カンクロウを後継者として認め、両親の傀儡をカンクロウに引き継がせます。さらに、次世代にも受け継がせることを求めます。傀儡師と傀儡の断ち切れない関係が永遠に続き、サソリの「永久の美」は完成します。
【ナルト】サソリに対する世間での評判や人気
サソリは両親の愛情を求める悲しい過去がありました。そんなサソリのことをどう見ているのでしょうか。サソリが登場したのはかなり前のことになりますが、今なお熱いコメントが数多く見られます。ここでは最新の声を聞いてみましょう。
サソリVSチヨバア・サクラのバトルを評価する声は、このツイート以外にもたくさんありました。ただ戦いが熱いだけでなく、親子関係を考えさせられ、名言の数々も飛び出した戦いは『ナルト』の中でも随一ではないでしょうか。
『ナルト』に登場する多くのキャラクターの中でも、サソリはイケメンです。しかも、朽ちることのない美を誇っているのですから、好きになるのも無理はありません。
サソリの悲しい過去は、親子関係の大切さも教えてくれます。また、チヨバアの苦悩も考えさせられます。それが親の立場ともなると、複雑な心境にもなるのでしょう。幼い頃の人間関係ほどその後の人生に与える影響は計り知れません。
【ナルト】サソリは傀儡の天才で強いキャラだった
『ナルト』の登場人物サソリは、秘密組織「暁」に属し、血も涙もない人物のように思えますが、悲しい過去がありました。肉親の愛情に飢えていたその過去からは、もっと人との関係を保ちたいという気持ちがあったのではないでしょうか。今回は、サソリの技や過去、そして名言の数々を見てきました。『ナルト』の中でもイケメンなサソリに注目してみてはどうでしょうか。
この記事のライター
makkun402
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。