【ナルト】志村ダンゾウの強さや正体とは?目的や声優情報も調査
ナルトに登場した志村ダンゾウは木の葉隠れの暗部『根』の創設者でリーダーであり、その強さはカカシやイタチ等の実力者に評価されています。この記事では、ダンゾウの強さや目的・正体、ナルトのアニメでダンゾウを演じた声優や作中での台詞等を紹介していきます。
ダンゾウとは?
志村ダンゾウは木の葉隠れの里暗部『根』の創設者でリーダーであり、ナルト作中では一時的に火影候補に就任しています。ナルトが差別を受けるきっかけとなったのもダンゾウが影響している事が、アニメでは描かれています。まずはダンゾウがどのような人物か、プロフィールを紹介していきます。
ダンゾウのプロフィール
- 本名:志村ダンゾウ
- 年齢:72歳(第2部)
- 所属:木の葉隠れの里
- 階級:上忍
- 身長:170cm
- 体重:52kg
- 声優:糸博、加藤将之(幼少時)
ダンゾウは顎に☓印の傷が特徴の人物で、木の葉隠れの里にある暗部養成部門『根』の創設者でリーダーを務めていて、人の良い三代目火影・猿飛ヒルゼンに変わり里の汚れ仕事を引き受けています。ダンゾウとヒルゼンは幼馴染で、共に二代目・千手扉間の教え子でありライバルといえる関係です。実力も高く、カカシ・イタチ等の実力者からもその強さを認められています。
ナルト(NARUTO)の概要
ナルトは岸本斉史さんが1999年から2014年まで週刊少年ジャンプに連載していた漫画作品です。原作は全700話で単行本72巻が発売されています。アニメは第一期が220話、第二期は500話が放映されています。2016年からはナルト最終話以降の話を描いた『ボルト』が連載されています。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
ナルトは忍者を目指し、アカデミーに通っていますがイタズラ三昧の落ちこぼれの生徒でした。ナルトは卒業試験に3回連続で落ちてしまい、とある事件に巻き込まれてしまいます。事件を解決したナルトは担任のイルカに認められ、卒業の証である額当てを与えられ晴れて下忍となります。ナルトは火影を目指し、第7班の隊長を務めるはたけカカシの下で、うちはサスケ・春野さくらと共に任務をこなしていきます。
ダンゾウの強さや術
ダンゾウは、ダンゾウと戦って生き残ったサスケに対してイタチが『お前よく生き残ったな』と驚愕するほどの強さを持つ実力者です。作中でダンゾウは風遁の術と木遁の術や、包帯が巻かれている右眼と右腕の下に埋め込まれている写輪眼を使用して戦っています。ダンゾウの使用する術や術の強さ等を解説していきます。
強さ①風遁系の術が中心
ダンゾウは木の葉隠れの里の中でも使用者が少ない風遁を使用します。『風遁・真空玉』『風遁・真空大玉』『風遁・真空波』『風遁・真空連波』を作中で使用しました。ダンゾウの風遁の強さは20人程度の暗殺部隊を一蹴し、風遁・真空連波でサスケの第2段階の須佐能乎に隙間を開けるほどの強さを発揮しています。ちなみに、サスケの第1段階の須佐能乎ですら我愛羅・カンクロウ・テマリ・ダルイの攻撃でも傷一つつけられないほど強固です。
強さ②木遁の術も使用できる
ダンゾウの右肩には初代火影の千住柱間の細胞が移植されているため木遁を使用する事ができます。しかし、木遁を使用するとチャクラを大量に消費してしまうためやむを得ない場合以外は使用は控えています。
強さ③右腕には多数の写輪眼がある
ダンゾウの右腕に巻いてある包帯の下には、写輪眼が埋め込まれています。さらにダンゾウの右腕は大蛇丸の実験台であったうちはシンの腕を移植し、柱間細胞を埋め込んで写輪眼使用時の負担を軽減しています。柱間細胞の制御ができてないため不完全ですが、うちはの禁術のイザナギも使用する事ができます。柱間細胞は、ダンゾウの右眼に埋め込まれたうちはシスイの万華鏡写輪眼の瞳術の別天神の使用サイクルの短縮もしています。
ダンゾウの正体や目的・最後
ダンゾウはイタチがうちは一族を虐殺した事件等、ナルトで起こった事件の多くに関わっています。それらは里や忍界のことを考えての行動だったようです。しかし、雨隠れの半蔵と手を組んで暁の弥彦を殺害した事で後に長門が木の葉隠れの里を襲撃する事態を招き、薬師ノノウを現役復帰させた事でカブトの里抜けを招いています。ダンゾウが行動した結果、里や忍界に多くの窮地を引き起こしているのです。ここでは、そんなダンゾウの目的や最後のシーンについて解説していきます。
ダンゾウの正体や目的
ダンゾウは木の葉の里の人間からも野心家と思われていますが、その目的はただ木の葉の里を守る事です。『自己犠牲は忍びの本分』という考えをしていて、自分が疎まれることも承知でどんな手段を使っても里を守ろうとし、人の良いヒルゼンが出来ない事をやっています。実際に自分を犠牲にして里を守ったイタチの忍びとしての評価は非常に高く、サスケを守るというイタチとの約束はダンゾウは守っていました。
ダンゾウは、師である扉間の効率や合理性を重視するやり方を受け継いでいます。しかし、ダンゾウは手っ取り早く物事を解決しようとして目先の事にとらわれて先の事を見なかったため、ダンゾウの行動は多くの危機を引き起こしてしまいました。そのため、『凡人が扉間の真似をするとダンゾウになる』等と言われてしまっています。
ダンゾウとヒルゼンの関係
ダンゾウと3代目火影の猿飛ヒルゼンは幼馴染で木の葉隠れの里の中で数少ないダンゾウの理解者です。かつて2人は、3代目火影の座を奪い合ったライバルでもあります。ヒルゼンが光を浴びる木の葉なら、自分は闇の中の根であるとダンゾウ自身が発言していますが、ヒルゼンはダンゾウに闇を背負わせた事を後悔しています。この事からヒルゼンが長期に渡って里を安定できていたのも、ダンゾウの功績が大きいと思われます。
ダンゾウはいいやつだった?
ダンゾウの行動は後に、『やり方に問題はあったにせよ、彼なりの里の為に動いていた』と評価されている事から里を守りたいという気持ちは本物です。やり方に問題はありましたが、火影であるヒルゼンが甘い人物であったためダンゾウが里の闇と言える部分を全部背負ってしまった部分もあります。一言でいい悪いと区別できる人物では無いです。
ダンゾウの最後の死亡シーン
ダンゾウは、ペインが木の葉の里に襲撃した時に里を守るため力を使い果たして倒れた5代目火影の綱手に変わり、6代目火影候補として鉄の国で行われた五影会談へと参加しました。会談中に襲撃を受けたダンゾウは逃走しますが、追いつかれて戦闘に突入した後ダンゾウは殺害され最後を迎えます。ダンゾウが襲撃された理由やどのような最後を迎えたのか解説していきます。
最後①サスケに負ける
五影会談を襲撃したのは、ダンゾウを仇と狙うサスケが率いる鷹小隊とトビです。五影会談でミフネを操っている事がばれ信用を失ったダンゾウは、サスケの襲撃を利用して会談から逃亡します。しかし、逃亡中に襲撃されサスケと交戦を開始しました。ダンゾウはイザナギを使用して戦いを優位に勧めますが、写輪眼の扱いの差でサスケに敗北しました。
最後②ダンゾウは自爆した?
敗北して追い込まれたダンゾウは隙をついて香燐を人質にとりますが、サスケは香燐ごとダンゾウの急所を貫きました。ダンゾウは自分が死ぬ事を予見し、忍の世界を守るために刻んだ術者の死をトリガーにして発動して周囲を封印してしまう裏四象封印術を発動しサスケとトビを道連れにしようとしますが、二人に避けられてダンゾウはそのまま最後を迎えて死亡しました。
ダンゾウの声優
ダンゾウは現在と少年時代を担当した声優は違っていて、少年時代のダンゾウの声優を担当していたのは『加藤将之』さんです。加藤将之さんは他にも文殊や大筒木ハゴロモの青年時代等の声優を担当しています。現在のダンゾウを担当している声優も紹介していきます。
ダンゾウの声優は「糸博」
ナルトのアニメでダンゾウを演じているのは声優の『糸博』さんです。声種はバリトンで、アニメの声優だけではなく、外画やナレーターとしても活躍をしています。糸博さんはどのような人物かやプロフィール、出演作品を紹介していきます。
糸博のプロフィール
- 本名:糸博
- 出身地:福岡県
- 生年月日:1933年3月15日
- 身長:170cm
- 体重:67kg
- 職業:声優、俳優、ナレーター
- 事務所:81プロデュース
糸博さんは西南学院大学を卒業後、多くの劇団や事務所を経て81プロデュース所属となりました。屈強な男性や老人の声を担当する事が多く、ドキュメンタリー番組ではミハイル・ゴルバチョフのインタビューの吹き替えも何度か担当しています。好きな色は茶色で、特技は釣りと書道です。
糸博の主な出演作品
糸博さんが担当した主なキャラは、天空の城ラピュタの『ダッフィー親方』、輪るピングドラムの『夏芽佐兵衛』、シャドウハーツ2の『ゼペット』、ポケットモンスターXYのジンゴロウ等を担当しています。吹き替えではジェームズ・クロムウェル、マイケル・ケイン、ブライアン・コックス等を担当しています。
ダンゾウの名台詞
ダンゾウはナルトの物語の中では様々な事件を引き起こした原因となっていて嫌っているファンの方も多いキャラですが、ダンゾウの事を嫌いになれない読者の方も一定数存在します。好き嫌いが分かれやすいダンゾウですが、ナルト作中でのダンゾウの名台詞がどのようなシーンで使用されたのかを解説していきます。
ダンゾウの名台詞①「自己犠牲…」
自己犠牲・・・それが忍だ 日の目を見る事もなく・・・陰の功労者・・・それが昔からある・・・忍本来の姿
ナルトの原作の476話でダンゾウがサスケに言った名台詞で、この考え方は、最も忍者らしいと言われています。同じような考え方をうちはシスイもしていて、その考えはイタチにも受け継がれました。このシーンのすぐ後のサスケへのセリフは、サスケに対してぐうの音も出ないほどの正論になっています。
ダンゾウの名台詞②「次は眼で語る…」
「そうだな。次は眼で語る戦いにしよう」
出典: comic-kingdom.jp
ナルトの原作の476話で、須佐能乎を使用したサスケによってダンゾウは握り潰されたように見えました。しかし、ダンゾウはイザナギによってその事実を無効化し生き残り、万華鏡写輪眼同士の戦いの始まりを告げた時のシーンの名台詞です。
ダンゾウの名台詞③「次はワシの番のようだ…」
ヒルゼン・・・次はワシの番のようだ・・・だがワシは・・・結局・・・火影にはなれなかった・・・
どこまで行ってもお前には追いつけなかったよ・・・
お前は光を浴びる木ノ葉 オレは・・・闇の中の根
こんなオレをお前はどう思う?なあヒルゼン・・・お前にとってオレは・・・
ナルトの原作481話でのダンゾウが死亡するシーンでの名台詞です。死の寸前に、火影として死んだヒルゼンの事を思い出しています。若い時から幼馴染でありライバルでもあったヒルゼンには敵わないと感じているシーンです。
ダンゾウに対する世間での評判や人気
ダンゾウはナルト作中でのその行いから、多くのナルトファンの方が嫌っています。しかもアニメではその悪行が増やされていたり、ナルトの最終話以降を描いたボルトではさらに追加される等嫌われる要素は増えています。
多くのファンの方に嫌われる一方で、必要悪とおっしゃる方やサスケとの戦いで見せた強さ等から割と好きというファンの方もいらっしゃいます。アニメや小説等の他の媒体で、悪行が増やされた事には同情的な意見もあります。
ダンゾウの行動については「擁護できない」「我愛羅の父親と並び真の邪悪」といった声が多い一方で、このように一定の理解を示しているファンの方もいらっしゃいます。ダンゾウは人によって大きく意見が分かれるキャラだと思われます。
ダンゾウは写輪眼を使う強いキャラだった
この記事では、ダンゾウの強さや名台詞のシーンなどについて解説させてもらいました。ダンゾウの強さはサスケと戦闘するまで分からず、見た目から強そうに見えなかったためいざ戦闘が始まるとサスケと戦える強さや写輪眼を持っている事に驚愕した方も多いのではないのでしょうか。悪行の数々に対し「擁護できない」という声が目立ったものの、その強さや死に様に魅力を感じたファンも一定数いるようです。
この記事のライター
kaewru
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