【キングダム】オルドが無能と言われる理由は?実力やこれまでの功績を紹介
キングダムの合従軍編で『オルド』は「燕」の総大将を任される能力を持つキャラです。しかし、作中での活躍からファンからは「無能」とされています。この記事ではオルドが無能と言われている理由や、キングダム作中での実力・功績等を紹介していきます。
目次
【キングダム】オルドとは?
『オルド』はキングダム「合従軍」編で「燕(えん)」の総大将として登場した人物です。作中でいくつかの戦いに参加した結果、ファンからは無能として扱われてしまいました。そのような評価になってしまった原因をこの記事で探っていきます。最初に、オルドのプロフィール等を簡単に紹介します。
オルドのプロフィール
- 名前:オルド
- 所属:燕
- 階級:大将軍
オルドは右頬に三日月のような入れ墨をいれている大男で、北の50の山岳族の王と燕の大将軍を務めています。山岳族の王ではありますが山岳族の血は引いていません。ですが、山地で育ったためか山岳族が驚くほどの山読みの能力を持っています。公式ガイドブックでオルドは、武力「93」知力「84」指揮力「95」と知力は少し落ちるものの高めの能力となっています。
キングダムの概要
キングダムは2006年から「週刊ヤングジャンプ」で連載が開始された、中国の春秋戦国時代を舞台にした漫画です。作者は『原泰久』さんで、2022年9月現在では単行本は66巻までが発売されています。2012年からはアニメ化もされ、2022年10月時点では第4シリーズまで放映されました。また、アニメだけでなく実写映画やゲーム等様々なメディアにも展開しています。
キングダムのあらすじ
『信(しん)』は戦災孤児で奴隷の身分の少年で、同じ奴隷の『漂(ひょう)』という少年と共に「天下の大将軍」を目指し日々修行に励んでいました。ある日、漂は信より一足先に秦の国の大臣である見出され仕官を果たします。しかし、1ヶ月後に漂は深手を追った姿で信の前に戻ってきて、「地図」と「大将軍の夢」を信に託し息を引き取りました。地図に記された場所へ向かった信は、秦王の『嬴政(えいせい)』と出会い信の運命が大きく動き始めました。
【キングダム】オルドが無能と言われる理由や実力を考察
多くの山岳族をまとめ上げる事ができる上に能力も高い数値を誇るオルドですが、ファンからの評価は辛辣で無能と評されました。何故オルドが無能と言われるのか、本編での実力や功績等から考察していきます。一方で「無能では無い」という意見もあり、こちらの理由も一緒に紹介します。
オルドが無能と言われる理由を功績から考察
最初にオルドが無能と扱われている理由を考察していきます。オルドが無能と言われているのは、戦での動きや功績が理由となっています。66巻時点でオルドがキングダム作中で戦に参加したのは2回で「函谷関(かんこくかん)の戦い」と、秦が「趙(ちょう)」の鄴へと侵攻した際にオルドが軍を率いて手薄になった趙の東部へと攻め込みました。この2回の戦いでのオルドの動きについて解説していきます。
理由①王翦との戦い
「函谷関の戦い」の中で、秦の武将の『王翦(おうせん)』の軍が立てこもる山岳要塞をオルドは攻略しました。山岳要塞を手に入れる事に成功し、オルドは8千の主攻隊を攻略目標である函谷関へと向かわせます。しかしこれは王翦の罠であり、奇襲を受けて主功隊は壊滅した上、オルドは王翦の部隊の姿を見失ってしまいます。見失った王翦の姿をオルドが探してる間に王翦は函谷関に戻り、『媧燐(かりん)』の奇襲によって窮地となっていた函谷関を救っています。オルドが王翦を見失ってしまった事で函谷関を落とし損ねています。
理由②司馬尚との戦い
オルドが無能と評価されてしまった原因の2つ目の戦いの相手は、趙へと侵攻した時の戦いです。この時秦が鄴へと侵攻したために趙の東部は手薄となっていました。2万の兵士を率いて趙の東部に侵攻したオルドですが、わずか5千しかいない軍に足止めされています。この時、趙軍を指揮していたのは『司馬尚(しばしょう)』です。さらに、この足止めされてる間に『李牧(りぼく)』の策によって2つの城が落とされてしまっています。
オルドが無能ではないといわれる理由
キングダム作中の戦績から無能と呼ばれるオルドですが、中には「無能では無いのでは?」という声もあります。まず一番大きな理由としてオルドが戦った相手は非常に悪い相手であった事です。王翦と司馬尚はキングダム登場キャラの中でも知略戦が得意な二人で、オルドは相性が良くない上に相手誰であっても敗北していた可能性が高いです。更にオルドは王翦が一度撤退を選択しなければ勝てなかった相手という事から、実力自体も低くは無いと考えられます。
【キングダム】オルドの人物像や史実
次に、オルドというキャラについて解説していきます。オルドの性格や元ネタとなる歴史上の人物がいるかどうかや、今後キングダム作中で迎える可能性の高いオルドの最後についての予想等をしていきます。
オルドの性格
オルドは一言で表すと闊達な性格をしています。キングダムの物語中の「合従軍編」では燕の国の武将を討った事がある李牧に対して怒りを見せつつも、共に戦える事を喜ぶ姿も見せました。作中では自分の座る椅子を真ん中にする等子供っぽいところも見せていますが、「見た目とは裏腹に鋭い」という評価を受けています。
オルドは史実で実在した?
史実ではオルドという名前の武将はキングダムの時代である春秋戦国時代には登場していません。したがって、オルドはキングダムのオリジナルキャラクターとなります。ただ、「オルド」という言葉はトルコやモンゴルの遊牧民の指導者の宮殿や後宮の事を指す言葉となっています。
オルドと龐煖は今後戦う?
キングダムで燕の将軍であるオルドが趙に攻め込みましたが、史実では趙から燕へと攻め込んでいます。この時、趙軍の指揮を執っていたのが龐煖です。もし、キングダムが史実通りに進んでいればオルドは龐煖と戦っていた可能性がありました。しかし、龐煖は鄴で『信(しん)』との戦いに敗れ戦死したため、オルドと龐煖が戦う機会は完全に無くなっています。
オルドの最後を予想
キングダムは一部オリジナル展開もありますが、物語は史実に近い形で進行しています。オリジナルキャラクターであるオルドの最後は完全な予想はできません。しかし、「燕」は史実で紀元前226年に燕王『太子丹(たいしたん)』は首都陥落と共に殺害されています。燕という国自体は燕王喜が生き残ったため存続していますが、紀元前222年に捕らえられて燕は滅亡しました。燕の大将軍であるオルドも、どちらかのタイミングで死亡する可能性が高いです。
【キングダム】オルドの声優
2022年までにキングダムのアニメは第4シリーズまで放映されてました。アニメでは第3シーズンで初めてオルドは登場し、活躍をしています。キングダムでオルドの声優を担当した人物について紹介していきます。
オルドの声優は「木下浩之」
キングダムのアニメでオルドの声優を担当したのは、主に俳優・声優等をしている『木下浩之(きのしたひろゆき)』さんです。木下浩之さんのプロフィールや、キングダムのオルド以外の出演した作品の担当したキャラを幾人か紹介していきます。
木下浩之のプロフィール
- 名前:木下浩之
- 出身:埼玉県
- 生年月日:1958年
- 血液型:AB型
- 職業:俳優・声優
- 活動期間:1982年~(俳優)・1980年代~(声優)
- 事務所:演劇集団 円
木下浩之さんは1982年に「演劇集団 円」の劇団員となった人物です。1980年代から俳優や声優として活躍していて、声優は吹き替えの仕事を多くこなしています。ハイバリトンの声種を持っていて、特技は水泳や陸上です。
木下浩之の主な出演作品
木下浩之さんのアニメやゲームでの主な出演作品は「名探偵コナン」『コルン』、「ガンダム Gのレコンギスタ」『グシオン・スルガン』、「Fate/Frand Order」『ゼウス』等のキャラを担当しています。吹き替えでは「Dr.HOUSE」『グレゴリー・ハウス』、「アベンジャーズ」「エイジ・オブ・ウルトロン」『ウルトロン』等のキャラの吹き替えを担当しました。
【キングダム】オルドに対する世間での評判や人気
オルド以外にもキングダム作中でファンから無能と呼ばれているキャラは存在しています。キングダムに登場したキャラは非常に多く、その分ファンから無能と扱われるキャラも多く登場していてSNS上では無能ランキングも作られているほどです。その無能ランキングの1位へとオルドがの名前が輝く事も少なくありません。さらにオルドは無能だけではなく、函谷関での敗戦から「戦犯」や「かませ犬」等とも呼ばれてしまっています。
オルドは「無能」「戦犯」「かませ犬」と散々に言われており、2020年に行われた人気投票でも91位といい結果は残せませんでした。散々に言われているオルドですがファンからは嫌われている、という訳でも無くネット上では好意的な意見も多く見受けられます。実力もあまり発揮できず良い功績も残せていないオルドですが、ファンからは嫌われやすいキャラではないと考えられます。
史実で名前が登場した燕に所属している武将は非常に少ないです。史実で登場し、燕の歴史の非常に大きな功績な残した『楽毅(がくき)』や『劇辛(げきしん)』等の実力のあった武将は単行本66巻現在ではすでにこの世にいません。実力があると言われている武将の名前は一人出ていますが、燕は人材不足と疑えるほど登場人物が少ないです。66巻時点では、オルドは数少ない燕の武将の一人となっています。
【キングダム】オルドは無能という意見もあるキャラだった
今回はキングダムのオルドについて紹介してきました。オルドは作中ではいい結果や功績を残せておらず、戦では戦犯と呼ばれてしまうほどです。これでは確かに無能と言われても仕方ありませんが、相手は作中でもトップクラスの実力を持つ武将であり誰が相手でも同じ結果になってしまった可能性もあります。オルドの所属する燕は史実ではこれから滅びに向かっていきます。そんな中で、オルドは無能という評価を払拭するほどの活躍を見せることができるのでしょうか。
この記事のライター
kaewru
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。