【キングダム】黒桜(こくおう)の正体を考察！強さや性格も徹底紹介！

漫画『キングダム』では、多くの派閥が出てきますが、黒桜（こくおう）は桓騎軍の副官です。女性の副官は黒桜のみで、紅一点武闘派の桓騎の幹部に君臨しています。まずは、黒桜のプロフィールや『キングダム』の概要やあらすじを紹介していきます。

黒桜は凛々しく勇ましい女性幹部で、部下は5000人将で「姐さん」と慕われています。白い肌につり上がった目をしていて、性格がキツめで気の強さが伝わります。部下からは「ブサイクに厳しくイケメンに優しい」と水面下で言われているほど、イケメンに弱いです。将軍の桓騎（かんき）に惚れていると言われるくらい、桓騎のことを尊敬し、言動なども桓騎を思わせる場面があります。

漫画『キングダム』は、2006年9号から「週刊ヤングジャンプ」に連載しています。2022年9月時点でコミックスは66巻発行し、累計発行部数は9200万部を突破しました。2011年にテレビアニメ化され、2024年1月には第5シリーズの放送を予定しています。2018年に山崎賢人さん主演で実写映画化され、多くのメディアで展開されています。第17回手塚治虫文化賞漫画大賞受賞作品であり、「週刊ヤングジャンプ」を代表する作品です。

古代中国末期の戦乱の時代、中国史上初の中国統一を目指す秦王・政とそれを支える武将・信の2人の主人公の物語です。信は戦災孤児で、下僕として働きながら修行に明け暮れていました。ある日、同じ下僕の漂が秦の大臣に見いだされ、仕官を果たします。しかし1ヶ月後、漂は重症を追った状態で信の前に現れ、信に地図と夢を託し、命を落とします。地図に書かれた場所で信は、秦王・政でした。信が政と共に天下統一を目指す物語がここから始まるのでした。

イケメンに弱くかわいい一面がある黒桜ですが、桓騎軍の幹部に上り詰めるほどの実力者です。ここでは黒桜の正体や強さ、性格など、黒桜の魅力を掘り下げていきます。

黒桜についての記述は少なく、桓騎軍に入った経緯や1人だけ女性キャラであることなどまだ謎が多く正体はわかっていません。しかしその強さは一目置かれていて、一瞬で4名を弓矢で討ち取るなど、指折りの弓使いです。さらに戦況を見極め行動する能力が高く、同じ幹部の摩論（まろん）から「勘を外さない」と評されてます。

黒桜の正体は記述が少ないですが、わかっていることはイケメンが好きということです。黒桜がイケメン好きと言われる理由は、部下に対する対応の違いや将軍である桓騎への陶酔からです。ブサイク部下とイケメン部下のそれぞれからの救援要請に対し、イケメン部下の要請にだけ応えたことで、顔で判断しているのでは？と困惑していました。

イケメン好きの描写が多い黒桜ですが、1番その描写が顕著に現れるのが桓騎との場面です。『キングダム』の中でもイケメンキャラである桓騎将軍に、赤面するなどかわいい反応を見せています。桓騎に顎をくいっとされたときは、黒桜が鼻血を吹き出すほど興奮してしまい、まるで少女のようなその純粋さにファンも盛り上がりました。

黒桜の活躍は、黒羊丘の攻略戦で描かれています。黒桜は持ち前の分析力から、趙軍の鍵を握る人物は総大将の慶舎（けいしゃ）だけでなく、副将の紀彗（きすい）であることを見抜きます。慶舎を助けに紀彗が不在になったタイミングで紀慧軍を攻めるよう瞬時に指示をだし、趙軍を追い詰めました。黒桜の判断で、桓騎が標的を総大将の慶舎から紀彗へ変えたことで秦軍の勝利に貢献しました。

『キングダム』は中国の史記が基になっていますが、黒桜の記述はありません。つまり黒桜は『キングダム』のオリジナルキャラクターということになります。強くてかわいい女幹部がいることで、桓騎軍がすこし華やかになっています。

黒桜の死亡はいまのところ描かれておらず、『キングダム』の基となっている史記からの予想となります。史記では、桓騎軍が肥下の戦いで負けることが描かれているため、漫画『キングダム』でも肥下の戦いで死亡するのでは、と予想されています。

桓騎軍は、野蛮な戦闘員で構成される武闘派の軍です。そんな武闘派な軍に所属している男性陣にイケメンはいるのでしょうか。イケメン好きな黒桜の部下がイケメン揃いなのか、代表的な部下についてここではまとめていきます。

桜の部下1人目は、外摩（がいま）です。外摩は、息をするときもブヒっブヒっと効果音が描かれており、ブサイク代表の将校です。黒羊丘の戦いで黒桜に援軍を要請するも「外摩の背中に矢を打ち込め、それでもダダをこねるなら首をはねに行く」と黒桜は要請を拒否しました。矢も打ち込まれてしまうとは、ブサイクへは厳しい黒桜です。

黒桜の部下2人目は、智春（ちしゅん）です。桓騎軍の中でも美少年で、若い将校です。智春も黒羊丘の戦いで、外摩と同様に援軍を要請しました。黒桜はなんと、即決で援軍を許可します。黒桜の判断を聞いていた周りの部下は、拒否すると予想していたので、顔で判断しているのではと困惑しています。

黒桜の部下3人目は、蛇暗一家（だあんいっか）です。黒桜軍所属の精鋭部隊で、黒桜のことを「姐さん」と慕っています。切り込み隊長として活躍していてその強さは、黒桜のために発揮されています。黒桜のためなら死んでも良いと思っているほどの忠誠心を見せており、憎めない性格の部下です。

2016年からテレビアニメが放送している『キングダム』は、第1・2シリーズと第3シリーズでは、一部キャラクターの担当声優が変更になっています。黒桜もその1人で、ここでは担当した2名の声優について紹介していきます。

アニメ版『キングダム』で黒桜を演じた1人目の声優は、川島悠美（かわしまゆうみ）さんです。川島さんは、低い声から高い声まで聞き取りやすい良質な声色の持ち主です。ここでは川島さんのプロフィールや出演作品について紹介します。

川島さんは、茨城県出身、5月7日生まれのO型です。声優育成のために設立された排協ボイスアクターズスタジオで声優を学び始めます。その後、映像テクノアカデミア、talkbackと声優の技術を学び、現在は、ケンユウオフィスに所属しています。趣味は、歌、観劇、食べることです。

川島さんはアニメ声優としては、『進撃の巨人 The Final Season』ゾフィア、『NARUTO-ナルト-疾風伝』幼少期のチョウジ、『ベイビーステップ』森本コーチに出演しています。吹き替えも多く出演されており、海外アニメ『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』イジー、海外ドラマ『イタズラなKiss～Playful Kiss』入江裕樹、ディズニー映画『モンスターズ・ユニバーシティ』ケイ、などがあります。

黒桜を演じた声優2人目は、永峰遥（ながみねはるか）さんです。永峰さんは第3シリーズから黒桜の声優を担当しています。永峰さんは透き通った声をしていて、黒桜の凛とした強さを表現しています。ここでは、永峰さんのプロフィール、出演作品を紹介していきます。

永峰さんは、富山県出身、2月24日生まれです。現在は、東京俳協生活共同組合に所属しています。趣味はバドミントンで、特技は書道です。youtubeチャンネルも開設していて、歌ってみたなどの動画を投稿しています。

永峰さんはアニメ声優としては、『田中くんはいつもけだるげ』きっちゃん役が代表的です。そのほか、スマホゲーム『白猫プロジェクト』クレハ役などに出演しています。ナレーターや舞台俳優としても活動しており、『ヤヲヨロズブンノイチ？！』チャコ役、『やりみぞ荘ですよ。』ミエコ役などがあります。

漫画『キングダム』の中で、ブサイクよりもイケメンが好きというかわいらしさを出している黒桜に対して、世間ではどのように思っているのでしょうか。黒桜の評判や人気を、実際のコメントを見ていきましょう。

普段は部下に対して厳しくドSな女幹部である一方、自分はイケメンに弱く桓騎に赤面する乙女な感じがかわいいというファンのコメントです。黒桜がもっとかわいくなるように丸メガネとか似合いそうとファンならではの視点でコメントしています。

野蛮な桓騎軍が中心に物語が展開されていると、戦乱の雰囲気がより濃く出てきて内容も重さがでてきます。桓騎軍といえば、桓騎と黒桜の掛け合いをファンも期待していますが、あまり黒桜の出番がなく寂しいと感じているコメントです。

桓騎軍のNo.2であり、武力も知力も長けている人物・雷土（らいど）にのみ桓騎が情報を伝えたことで、黒桜は困惑します。自分のほうが信頼されていないのかと不安になりブツブツ心の声がもれているところも、動揺していてかわいいというコメントです。

漫画『キングダム』に登場する桓騎軍の紅一点幹部である黒桜は、弓の上級者で幹部の名にふさわしい冷静な判断力の持ち主です。厳しそうな見た目に反して、イケメンには弱いというかわいらしい一面があり、強くてかわいいと人気のあるキャラクターでした。まだまだ黒桜の正体は謎に包まれていて、今後の動向にファンから注目を浴びています。黒桜の活躍やかわいらしさを楽しみたい方はぜひ、漫画『キングダム』をチェックしてみてください。