【キングダム】カイネの正体とは？強さや最後は死亡するのかも考察

キングダムの単行本13巻で新・三大天の1人として初登場した『カイネ』の正体は、李牧の護衛です。男性に匹敵するほどの力を持ち、数少ない二刀流を使いこなす女剣士のカイネは、剣術だけでなく馬術にも長けています。男性に匹敵するほどの力を持っており、戦場でも活躍しています。女性とは思えない口調で男勝りな性格ですが、李牧を心底尊敬するカイネは常に行動を共にしています。

原泰久先生が描く『キングダム』は、2006年から週刊少年ヤングジャンプにて掲載が開始された中国の戦国時代をテーマにした青年漫画です。手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しており、2012年に第1シリーズがTVアニメ化され、2024年には第5シリーズの放送が決定しています。2022年の時点で発行部数累計9200万部を突破しており、ゲーム化や実写映画化もされている現在も連載中の大人気作品です。

『キングダム』は、古代中国の戦国時代末期を舞台した物語です。戦災孤児として過ごしていた主人公・信が友達の漂と共に天下の大将軍を目指し訓練に励んでいました。ある時、漂が認められ先に王宮に仕官として召し上げられます。しかし、その後漂は勢力争いに巻き込まれ瀕死の状態で信の元に戻ってきて、亡くなってしまいます。信は、漂から託された地図と天下の大将軍の夢を抱き歩み始めます。

キングダムでは史実で実在した人物が多く描かれていますがカイネは、実在した人物なのでしょうか。カイネの名は、史実では確認されておりません。李牧に近い女性として原泰久先生が描いたキングダムのオリジナルキャラクターではないかと考察されます。

キングダムに登場するカイネの強さや実力はどの程度なのでしょうか。カイネが戦っているシーンはあまり多くありません。カイネが信に斬りかかった際に受け止められている描写があります。また別のシーンでは、斬りかかってきた信の剣をカイネが受け止めています。カイネの強さははっきりと描かれていませんが、李牧の側近や護衛として常に仕えていることを考えると、李牧が認めるほどの強さや剣術の実力があるのではないかと考察されます。

カイネと李牧の出会いについて、キングダムの本編では明かされていませんが、キングダム以前の読み切り漫画にて詳細が描かれていました。カイネの正体は、趙北方の雁門にいた頃匈奴（きょうど）に襲われ両親を亡くした戦災孤児でした。李牧は雁門にいた匈奴を倒すために赴任された際に、カイネと出会っていたようです。

キングダムに登場するカイネと傅抵（ふてい）の出会いについて解説します。キングダム31巻に登場した傅抵は、早々に「待てばか。まだ出るなと言われているだろう。」などとカイネに怒られているシーンがあります。傅抵は李牧に想いを寄せるカイネに惹かれているような描写があります。

キングダムに登場するカイネは、13巻の初登場シーンで河了貂と出会っており、食べ物を分けてもらう描写があります。その後の再会したシーンではお互い敵だったと正体が分かりましたが、カイネは河了貂を殺さず生け捕りにするよう命じたり、カイネが落ちてしまいそうなシーンでは河了貂が助けたりと、戦場に身を置く同性としてだけでなく敵ながら特別な縁のようなもので繋がっている関係だと考察されます。

カイネと羌瘣（きょうかい）は、キングダムに登場する女性キャラクターとしては稀な戦場で活躍する女剣士です。カイネが上官である李牧に絶対的な信頼を寄せており、守りたいと考えているように、羌瘣も上官を命をかけて守ると考えており、2人は似た境遇にいるようです。

キングダムの57巻で李牧から龐煖の思想について語られるシーンで、カイネや武将たちの左目から涙を流れる描写があります。龐煖が誰にも理解されなくても1人で人々のために戦い続けていたという事実を知り、感動して流れた涙かと思われましたが、左目から涙を流すのは「悲し涙」右目から涙を流すのは「嬉し涙」という意味があります。つまりただ感動しただけでなく、悲しいという思いのこもった涙だったのでしょう。

キングダムに登場するカイネは、上官である李牧を信頼していながら慕っているような描写も見られました。作中でカイネは、李牧と家庭を築いているような夢を見て「このまま李牧様と雁門に帰りたい」と発言しており、李牧も「いつかすべてが終わったら...」と答えたり、「もう少しそこにいて」などカイネに対し弱い部分を見せていることから恋仲へ発展する可能性もあるのではないかと考察されます。

キングダムに登場するカイネは、史実には載っておらずキングダムオリジナルのキャラクターであるため、いつ死亡するかわかっていません。キングダムが史実に基づいて描かれていることから、上官である李牧が処刑される時期は明らかになっており、可能性としてはカイネも共に処刑されるのではないかと考察されます。

キングダムのオリジナルキャラクターとして登場しているカイネは、どのようにして死亡するのでしょうか。李牧の処刑の際に共に死亡するとすれば、李牧の処刑を妨害しようとして処刑されてしまうパターンが考察されます。他にも、李牧の処刑が行われた後で自害する可能性や、秦との戦いで戦死する可能性もあります。

キングダムのオリジナルキャラクターとして登場するカイネは、最後まで死亡せずに生き残る可能性も考えられます。カイネが死亡せずに生き残った場合は頼れる存在である河了貂を訪ねて秦軍として戦うことを希望するのではないかと考察されます。

『キングダム』に登場するカイネの声優を務めているのは、優希さんです。現在は、優希 知冴（ゆうき ちさ）の芸名で活動しており2012年から2020年までの3シリーズでカイネのキャラクターの声優を担当していました。

元「優希」という芸名で活動していた優希知冴さんは大阪府出身のアルトの声が特徴的な声優です。調理師免許を持っているほど料理が得意で、趣味は通販ショッピングや女子会、動物や赤ちゃんの真似をすることです。

キングダムに登場するカイネの声優を務めた優希知冴さんは、代表作に『ハイスクール・フリート』の宗谷真冬や、『うちのウッチョパス』のウッチョパスなどがあります。ゲームでは、『こえぷら』の桜井伊吹や『モンスターハンタークロス』のプレイヤーボイス、『ユートピア・ゲート～双子の女神と未来へのつばさ～』のソレイユなど多くのキャラクターの声を演じています。

2020年から2022年の『キングダム』シリーズでカイネの声を担当しているのは声優の村井美里さんです。戦場で奮闘する女性を演じるために、カイネの思いに追いつく、追い抜くくらいの気持ちで演じているようです。

村井美里さんは、中学時代からアニメ好きな友人の影響で声優業に興味を持ち、朗読も好きだったことから声優を目指し始めています。高校時代は、演劇部に所属し高校卒業後に、日ナレに入所しています。日ナレを卒業後、2010年代から吹替で声優活動デビューしています。

2020年から2022年に放送されたTVアニメ『キングダム』でカイネの声を演じていた村井美里さんは、『スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH』の泉玲や『ピーチボーイリバーサイド』の轟鬼、『トライブナイン』の大江南、『かんぱに☆ガールズ』のアグネス・ケーニヒなどのキャラクターも担当しています。

キングダムに登場する女性キャラクターの中で数少ない女剣士として戦場で活躍するカイネの評判や人気を見てみましょう。

上官という立場の李牧に対して献身的なカイネの姿に涙するファンも見られました。全てが落ち着いて、カイネと李牧の関係が恋愛に発展したり、2人が結ばれる未来を願ったりするファンも多く見られました。

キングダムの登場する数少ない女剣士として、カイネは多くのファンから「かわいい」と注目されていました。ファンの間では、カイネだけでなくキングダムにはかわいい女性のキャラクターが多いと言われており、恋している姿にキュンとするというファンも見られました。

カイネが体を張って戦うシーンが多く、ピンチを迎えてしまうカイネに死を覚悟し涙ぐんでしまうファンもいました。史実に載っていないカイネは、今後どうなってしまうのか分からないため、今後の展開をハラハラしながら見守っているようでした。

キングダムに登場するカイネは、史実に載っておらずキングダムオリジナルのキャラクターで李牧に関係する人物でした。カイネの正体は、雁門と戦争をしていた匈奴に両親を殺された戦災孤児でした。匈奴と戦うためにきた李牧の策に故郷の雁門を救われたカイネは、李牧に対し絶大な信頼を寄せており李牧の側近として仕えていました。二刀流の女剣士として強さや剣術や馬術の実力もあるカイネは、男勝りな性格で戦場でも活躍しています。

敵という関係の河了貂とは、出会った時の恩や同じような状況から友人のようにお互いを思っている描写があります。李牧が処刑された後、カイネがどのようになっていくのか今後のキングダムの展開からも目が離せません。