【キングダム】魏がどのような国なのか調査!武将の功績についても解説
『キングダム』に登場する魏は、領土の中央にある国です。4つの国と隣接していて、容易に攻められない様に最強と名高い武将が名を連ねています。本記事では、そんな『キングダム』に登場する魏国がどのような国なのか調査するとともに、所属する武将の功績について解説します。
目次
【キングダム】魏とは?
『キングダム』に登場する魏(ぎ)は、史実にも登場する中華全土の中央に位置する国です。四方を敵国に囲まれている為、大きな戦が多く、それ故に立派な功績を挙げている武将が多く所属しています。まずは、魏国の概要と、魏国が活躍する『キングダム』の概要とあらすじをおさらいしましょう。
魏とは?
魏国とは、『キングダム』に登場する7か国の1つです。史実においては、晋(しん)の時代に趙や韓と共に領地を3分割し、韓と共闘して晋を滅ぼして勢力を拡大していった国となっています。そんな魏国は、中華中央にある国で、4つの国と隣接しています。いつ隣国から攻め込まれてもおかしくない魏国は、敵国をけん制する為に、魏火龍七師(ぎかりゅうしちし)と呼ばれる7人の最強武将を組織するなどして守備を固めていました。
キングダムの概要
魏国が登場するのは、『キングダム』という『週刊ヤングジャンプ』に連載されている青年漫画です。2012年からテレビアニメが放送スタートすると、その後人気が急上昇し、2013年には、第17回手塚治虫文化賞でマンガ大賞を受賞しました。2019年には実写映画も上映されて、その人気は衰えるどころか、ますます高まっています。2020年に発売された単行本の60巻は、初版の発行部数がシリーズで初めて100万部を突破するなど、社会現象にまで発展している作品です。
キングダムのあらすじ
時は紀元前3世紀の古代中国春秋戦国時代。両親を戦争で亡くし、下僕として生きていた少年・信(しん)と漂(ひょう)は、お互いに天下の大将軍になることを目標に鍛錬に励んでいました。ある日、秦(しん)国の大臣が信達に前に現れ、漂だけが仕官していきます。しかし、その1か月後、漂は致命傷を負って信の下に戻り、信に大将軍になる夢を託して息絶えます。親友の死を乗り越えて、信は大将軍になる夢を叶える為に立ち上がりました。
【キングダム】魏の武将の功績や活躍
『キングダム』に登場する魏国は、四方に敵国が隣接しているので大きな戦いが多発している国です。敵の侵攻を食い止める為に、魏国では多くの名立たる武将が所属し、大きな功績を挙げています。ここからは、魏国が敵国とどのような戦いをしたのか、そしてその戦いで功績を挙げた魏国の武将は誰なのかを解説していきます。
功績や活躍①蛇甘平原の戦い
蛇甘平原(だかんへいげん)の戦いは、魏国に攻め入った秦国が起こした戦いです。秦国は、大将軍・麃公(ひょうこう)を総大将にして、魏国の拠点となる城・滎陽(けいよう)に侵攻を計画します。しかし、その為の準備を整えている隙に、秦国の丸城(がんじょう)を魏国が攻撃し陥落しました。秦国は、もう1つの自軍の拠点・亜水(あすい)を守る為、2国の中間地点である蛇甘平原で魏国を迎え撃つことにします。この時、魏国の総大将を務めたのが、魏火龍七師の1人・呉慶(ごけい)です。
激しい戦いの決着は、総大将同士の一騎打ちで着くことになります。智将と名高い魏国の呉慶と秦国の猛将である麃公の一騎打ちは壮絶なものでした。しかし、武力の面では麃公が上だった為、呉慶は討たれて魏国は秦国に敗北します。
功績や活躍②山陽の戦い
山陽(さんよう)の戦いは、魏国の領土である山陽を手に入れる為に秦国が起こした戦いです。秦国は、歴戦の猛者・蒙驁(もうごう)を総大将として、山陽の地に攻め込みます。秦国は、この戦いで飛信隊(ひしんたい)、玉鳳隊(ぎょくほうたい)、楽華隊(がくかたい)という3つの新たな部隊を投入しました。しかし、魏国もこれに対抗して、趙国から亡命してきた猛将・廉頗(れんぱ)を投入します。
廉頗は、自ら選出した優秀な武将を引き連れており、その中で軍才に秀でた武将・玄峰(げんぽう)の策略によって魏国を有利に立たせます。その後も魏国は猛攻を続けますが、秦国の桓騎(かんき)が、魏国の姜燕(きょうえん)を討ち取ったことで戦況は反転していきました。さらに、武力の面で優秀とされていた輪虎(りんこ)が、飛信隊の隊長・信に一騎打ちで敗北した為、勢いを失った魏国は秦国に敗北を喫してしまいます。
功績や活躍③合従軍戦
合従軍(がっしょうぐん)戦は、秦国が魏国をはじめとする楚(そ)、趙(ちょう)、韓(かん)、燕(えん)、斉(せい)の6国からなる合従軍と戦った『キングダム』史上最大の戦いです。趙の軍師・李牧(りぼく)は、秦国が中華統一を狙っていることにいち早く気付き、秦国を亡ぼす為に他の国と連携して戦いに挑みます。
この戦いで、魏国は、魏火龍七師の呉慶を父に持つ魏国最強の智将・呉鳳明(ごほうめい)を総大将にして、秦国の飛信隊相手に激闘を繰り広げます。呉鳳明は、自らが開発した兵器を投入するなどして活躍を見せますが、秦国の桓騎軍に攻略されてしまい敗北してしまいます。
功績や活躍④著雍の戦い
著雍(ちょよう)の戦いは、合従軍戦において一度は敗北した魏国が再び秦国と激突した戦いです。この戦いでは、呉鳳明が死亡したとされていた魏火龍七師である凱孟(がいもう)と霊凰(れいおう)、そして紫伯(しはく)の3人が戦場に復帰させたことで、秦国を驚かせました。凱孟達魏火龍七師は、同士討ちで死亡したと言われていましたが、実際には幽閉されていただけで、14年間もの間生存が隠されていたのです。
魏火龍七師の復活により、魏国は秦国を追い込み一時は優位に立ちます。それでも秦国の猛攻は凄まじく、魏国は再び敗北を喫してしまいました。しかし、呉鳳明はこの戦いに生存している為、秦国との戦いに備えて再び策を巡らしています。
【キングダム】魏の武将の特徴一覧~魏火龍七師~
魏国で活躍する武将の中には、特筆すべき特徴を持った最強の7人がいます。その7人の武将達は、「魏火龍七師」と呼ばれていて、武力や知力で魏国を支えています。ここからは、そんな魏国で活躍する魏火龍七師のメンバーについて紹介していきます。
魏火龍七師①呉慶
呉慶(ごけい)は、魏国随一の智将と名高い大将軍です。軍略の才に恵まれ、さらに自らが先陣を切って戦場を駆け回る勇敢さを持ち合わせています。秦国の六大将軍・王騎(おうき)も賞賛する程の戦いぶりとされていました。魏国最強の軍師とされる呉鳳明の父でもあります。しかし、蛇甘平原の戦いで麃公と一騎打ちで敗北し死亡しました。
魏火龍七師②凱孟
凱孟(がいもう)は、魏火龍七師の中でも特に筋骨隆々な豪将です。強欲で自信家な性格をしている為、戦場では策よりも自分の武力を信じて戦います。同士討ちで死亡したとされていましたが、14年間もの間国内で幽閉されており、呉鳳明の策により著雍の戦いで復帰を果たしました。
魏火龍七師③霊凰
霊凰(れいおう)は、魏火龍七師の中で知略を武器に戦っていた武将です。最強智将である呉鳳明の師匠にあたる人物であり、魏火龍七師の頭脳とされる存在です。霊凰本人の武力は特に高いものではありませんが、霊凰が率いていた軍の武力は非常に高いものでした。勝つ為ならば冷酷非道な策でも迷わず投入する為、国内でも恐れられています。同士討ちの後に幽閉されていましたが、著雍の戦いで復帰します。
魏火龍七師④紫伯
紫伯(しはく)は、魏火龍七師の中で槍の使い手として活躍した武将です。紫伯の槍の腕前は魏国以外でも有名となっており、一突きで相手の急所をとらえる正確さから天才と呼ばれています。魏火龍七師で14年前に起きた同士討ちのきっかけを作った人物であり、事件後幽閉されていました。著雍の戦いで戦場に復帰すると、同じ槍の名手である秦国武将・王賁(おうほん)と互角に戦います。
魏火龍七師⑤馬統
馬統(ばとう)は、兜をかぶった強面の武将です。『キングダム』の作中では、同士討ちで紫伯に討たれた故人として登場します。経緯は不明ですが、同士討ちの際には太呂慈に味方をしていました。実力については、作中で記載がない為、どのような功績を挙げていたのは不明となっています。
魏火龍七師⑥太呂慈
太呂慈(たいろじ)は、非常に大柄な武将です。傲慢な性格で、妻とした女性が思い通りにならないとすぐに殺してしまう凶暴さから「妻殺し」の異名を持っています。魏火龍七師内で起きた同士討ちは、太呂慈が紫伯の妹を勝手に妻にし、その後殺害したこ為に発生した事件でした。その為、紫伯によって殺害されています。『キングダム』の作中で目立った戦歴が書かれておらず故人である為、実力は不明となっています。
魏火龍七師⑦晶仙
晶仙(しょうせん)は、『キングダム』の作中で故人として登場する武将です。同士討ちの際、太呂慈に味方した為、紫伯によって殺害されています。戦場での功績については特に描かれていない為、どのように活躍していたのかは不明です。
【キングダム】魏の武将や軍師の特徴一覧~その他~
魏国には、魏火龍七師の7人以外にも、個性的で有能な武将や軍師が多く所属しています。彼らは、魏火龍七師に匹敵する程の武力と知力で活躍し、魏国を支える大事な役目を担っているのです。ここからは、魏国で活躍する魏火龍七師以外の武将や軍師を25人紹介していきます。
魏のキャラ①呉鳳明
呉鳳明(ごほうめい)は、魏国を代表する天才智将です。武力と知力の両方を兼ね備えた魏火龍七師の呉慶を父に持ち、さらに同じく魏火龍七師の頭脳と呼ばれる霊凰を師事していました。若い将ではありますが、新兵器を数多く開発して戦場に投入するなど、積極的に戦いに参加しています。その功績が認められて合従軍戦では総大将を務め、著雍の戦いでは、魏火龍七師の生き残り3人を戦場に復帰させる活躍をします。
魏のキャラ②輪虎
輪虎(りんこ)は、廉頗が率いる最強の武将集団・廉頗四天王の1人です。戦災孤児だった輪虎は、拾って育ててくれた廉頗に忠誠を誓っています。正面からの一斉攻撃だけでなく、暗殺なども器用にこなす武将で、廉頗からも特に信頼されてます。山陽の戦いでは、両局面で活躍しましたが、秦国の信に討たれて死亡しました。
魏のキャラ③姜燕
姜燕(きょうえん)は、廉頗四天王の1人で弓の達人です。姜燕の放つ矢は、常人が放つ矢の2倍の飛距離があるとされていて、中華十弓の1人に選ばれています。廉頗と互角に渡り合えるだけの武力を持っていますが、廉頗に敗れたことで配下に付いています。山陽の戦いでは、鏑矢を使って軍を動かして秦国と戦っていました。その後、魏国が秦国に敗北すると楚国へ逃げ延びます。
魏のキャラ④乱美迫
乱美迫(らんびはく)は、霊凰軍に所属する仮面を付けた武将です。武力に優れた武将で、秦国の六大将軍にも引けを取らない程の実力があるとされています。戦場では「狂戦士」の異名で知られており、数々の功績を挙げています。著雍の戦いで秦国の騰軍相手に武力を振るいますが、霊凰が戦死した後は呉鳳明の軍に身を置きます。
魏のキャラ⑤白亀西
白亀西(はくきさい)は、呉慶軍の副官を務めた武将です。魏火龍七師最強の武将でもある呉慶に信頼を寄せられており、蛇甘平原の戦いにも付き従っていました。呉慶の戦死を受け、山陽の戦いでは総大将を務めます。際立った才能を持っているわけではありませんが、武力も知力も優秀である為、配下の兵士達や魏国の国民から絶大な人気を誇っています。
魏のキャラ⑥介子坊
介子坊(かいしぼう)は、廉頗四天王の中で1番大柄で豪快な戦い方をする武将です。正面からの一斉攻撃を得意としていて、その武力は廉頗と同等とされています。山陽の戦いでもその武力を遺憾なく発揮して秦国の桓騎軍を半壊する程の功績を挙げました。しかし、その戦いで魏国が敗北すると、廉頗と姜燕と共に楚国へ亡命してしまいます。
魏のキャラ⑦玄峰
玄峰(げんぽう)は、廉頗四天王の1人で軍略を巡らせて戦う智将です。戦況を見極め、勝つ為の最善の策を立てることができる人物で、輪虎が戦術の師と仰ぐ人物です。煙幕や新兵器を用いた策を打ち出し、山陽の戦いで活躍しますが、秦国の桓騎に討たれて死亡しました。
魏のキャラ⑧龍范
龍范(りゅうはん)は、黄金色の甲冑を身に纏った武将です。呉鳳明の側近として、騎兵団・光華狼(こうかろう)の指揮官として合従軍戦で活躍します。荘厳な態度と光華狼の華やかな見た目から、龍范は魏国の中でも王族の出身ではないかと考察されています。
魏のキャラ⑨馬介
馬介(ばかい)は、呉鳳明の配下将として登場した武将です。顔の左側に特徴的な痣があり、常に無表情な寡黙な武将です。戦場での活躍や功績が描かれていない為、強さは不明となっていますが、呉鳳明が直々に配下としているので、能力は高いとされています。
魏のキャラ⑩間永
間永(かんえい)は、輪虎軍に所属していた武将です。山陽の戦いで、輪虎に付き従って飛信隊を攻撃し、一時は魏国が優位に立てるような功績を挙げました。しかし、輪虎が信に討たれると、残りの兵をまとめて敗走しようとしたところで飛信隊に捕らえれてしまいます。その後の詳細は不明となっている為、生死不明となっています。
魏のキャラ⑪荀詠
荀詠(じゅんえい)は、合従軍戦で総大将を務めた呉鳳明の側近として登場した武将です。呉鳳明に対する忠誠心は非常に高く、秦国本陣へ向かう魏国の使者として抜擢され、立派に役目を果たしています。端正な顔立ちなのが特徴的です。
魏のキャラ⑫風伯
風伯(ふうはく)は、山陽の戦いにおいて高狼城(こうろうじょう)を守備した武将です。守城戦に長けており、高狼城を囲む四方の壁をの内、東壁を守備する隊長でもあります。高狼城を落とそうと攻める秦国に対して、弓部隊を指揮して防衛するという功績を挙げました。
魏のキャラ⑬馬朱離
馬朱離(ばしゅり)は、魏国において最強の弓使いとして知られる武将です。『キングダム』の作中では、すでに第一線を退いた武将として語られる存在となっています。敵将の頭を100人以上射抜いた弓の名手で、その腕前は中華十弓の中でも「神弓」と称される程です。
魏のキャラ⑭白公
白公(はくこう)は、弓での攻撃を得意としていて、中華十弓に名を連ねている武将です。正確な射撃に定評があり、戦場で数々の功績を挙げていました。しかし、同じ中華十弓である秦国の武将・蒼源(そうげん)と対峙した際、右目を撃ち抜かれてしまいます。生死については、『キングダム』の作中で明記がない為、不明となっていますが、この描写以降活躍していないことから、死亡したか引退したかのどちらかで考察されています。
魏のキャラ⑮魏良
魏良(ぎりょう)は、輪虎軍で副官を務めていた武将です。魏国を愛し、国民の為に戦う意志を持つ心優しい武将で、輪虎軍のまとめ役をしています。山陽の戦いで、輪虎と信が一騎打ちにもつれ込んだ際、輪虎を助けようと飛び込もうとしたところを飛信隊の楚水に斬られてしまいました。
魏のキャラ⑯宮元
宮元(きゅうげん)は、白亀西と共に呉慶軍の副官を務めていた武将です。知略を得意とする軍師ではありますが、武力にも優れていて、蛇甘平原の戦いでは兵器を用いながら自ら前線に立ち活躍しました。しかし、秦国の武将・縛虎申(ばくこしん)と相討ちとなり戦死します。
魏のキャラ⑰麻鬼
麻鬼(まき)は、呉慶軍に所属する武将です。同じく呉慶軍に所属する朱鬼(しゅき)と共に「将狩り」の異名で呼ばれていて、敵兵から恐れられています。蛇甘平原の戦いにて、呉慶の指示で麃公を討つべく秦国の本陣に突っ込みますが、麃公を守るべく奮闘する信によって討たれてしまいます。
魏のキャラ⑱朱鬼
朱鬼(しゅき)は、麻鬼と共に「将狩り」の異名を持つ呉慶配下の武将です。武力に優れた武将で、呉慶からも信頼されていました。呉慶から直々に指令を受けて麃公の首を狙って麻鬼と連携を計って出陣しますが、麻鬼が信に討たれたことで動揺し、隙ができた際に麃公に斬られて戦死します。
魏のキャラ⑲黄離弦
黄離弦(こうりげん)は、宮元軍に所属する武将です。姜燕と共に中華十弓に名を連ねる弓の名手で、蛇甘平原の戦いでは、信が乗る馬の頭に矢を命中させる程の正確な射撃を得意としています。宮元軍で連弩隊という弓部隊を指揮していましたが、信によって討たれて戦死してしまいました。
魏のキャラ⑳風甘
風甘(ふうかん)は、魏国の将校として登場した武将です。山陽の戦いにおいて、玉鳳隊と戦うことになり出陣します。しかし、玉鳳隊の隊長である王賁に首をはねられて戦死しました。武力については描かれていない為不明となっています。
魏のキャラ㉑周鉱
周鉱(しゅうこう)は、霊凰を師事し、側近として仕えていた武将です。霊凰からも信頼されていて、常に傍らに控えています。しかし、著雍の戦いで霊凰が呉鳳明の身代わりとして戦死すると、呉鳳明の配下となりました。
魏のキャラ㉒道清
道清(どうせい)は、間永軍に所属する武将です。精鋭部隊を率いる千人将であり、山陽の戦いでは、氷鬼の指示で飛信隊と攻防を繰り広げます。しかし、飛信隊の豪将・田有(でんゆう)によって斬られてしまい戦死しました。
魏のキャラ㉓氷鬼
氷鬼(ひょうき)は、輪虎軍所属の武将で間永を知力で支えた軍師です。険しい顔つきが特徴的で、常に冷静に物事を見て的確な判断ができる軍略家として登場します。その軍才は、魏の軍師八指に数えられる程で、飛信隊との戦いでその才能を発揮していました。
魏のキャラ㉔荀早
荀早(じゅんそう)は、魏火龍七師の1人・凱孟の軍で軍師を務めている武将です。知略を得意としない凱孟に変わって、凱孟軍の兵士達を取りまとめて指揮しています。凱孟から厚い信頼をよせられていて、著雍の戦いで秦国に人質として捕まった際は、真っ先に解放を要求されています。
魏のキャラ㉕玻璃
玻璃(はり)は、魏国の軍師として登場する武将です。戦場での活躍は描かれていない為不明ですが、魏国の政治に深く関わっている大人物とされています。穏やかな表情で間延びしたような口調で話すのが特徴です。
【キングダム】魏の史実
『キングダム』は、古代中国の史実を基にして描かれている漫画作品です。その為、作中に登場する国や武将は、史実に登場していたりモデルにされているものが多く存在します。ここからは、史実に登場する魏国について簡単に解説していきます。
史実①魏の国庫は軍事費に圧迫される?
魏国は、元々晋という国を三分割にしてできた国です。周囲を敵国に囲まれていましたが、魏国には最強と名高い武将が多くいた為になんとか国土を保つことができていました。しかし、あちこちで大小様々な戦いが起こり、軍事費が嵩んでいくようになっていきます。その結果、軍事費が国庫を圧迫することになったのです。
史実②斉と秦に敗北し魏の勢いは弱まる
小さい国ながらも戦に強いとされていた魏国。しかし、春秋戦国時代の中期に差し掛かると、周囲の国も武力や知力を高めて強くなっていきます。そして、力を付けた斉国や秦国の猛攻に遭い、魏国は幾度となく敗北を喫します。兵士の数も少なく、国を守るだけの武力を保てなくなった魏国は、その後衰退の一途を辿ることになります。
史実③魏の人材不足
国土の小さい魏国では、兵士の数を揃えるだけでも大変な程人材不足でした。最強の武将がいたとしても、それを守る兵士の数が少なく、戦で討たれてしまえば大きな損害を被ります。少数精鋭の兵士にこだわった結果、魏国は数で敵国に圧倒されてしまったのです。
史実④兵器開発に力を入れる呉鳳明
『キングダム』の作中に登場する魏国の武将で、特に活躍を見せているのが呉鳳明です。呉鳳明は、総大将として参戦した合従軍戦で自身が開発した新兵器を投入します。それが巨大な井闌車(せいらんしゃ)です。確実に要所の城を攻め落とす為、呉鳳明はこうした兵器を開発しては積極的に戦に取り入れています。
史実⑤魏の兵士は量より質?
魏国の国土は、他の国に比べて小さく、国民の数も多くはありませんでした。そこで魏国は、敵国と互角に渡り合えるように少数精鋭の軍隊を組織することを考えます。他国では、志願すれば農民でも兵士として戦場に立てますが、魏国では、兵士になる為の試験に合格する必要がありました。非常に厳しい試験だった為、合格できるのは実力のある者だけで、魏国の兵士は量より質という状況になりました。
史実⑥魏を最終的に滅ぼしたのは王賁?
史実によれば、魏国は、秦国の王賁が指揮する水攻めで王都を攻められて滅ぼされたとされています。水攻めは準備に手間と時間がかかる大がかりな策の為、事前に知られれば防がれてしまうという欠点があります。しかし、魏国には水攻めを防ぐだけでの兵力は残っておらず、また他国と同盟なども結んでいない状態だった為、援軍を呼ぶこともできませんでした。その為、王賁による水攻めで魏国は滅亡してしまったのです。
【キングダム】魏に対する世間での評判や人気
『キングダム』に登場する魏国は、秦国と多くの戦いを繰り広げてきた為、本編でも活躍が多く、個性的な武将が多く登場しています。その中でも、合従軍戦で総大将を務めた最強智将の呉鳳明は特に人気の武将として名前が挙がっています。知略の面だけでなく、容姿を気に入っている女性ファンが大勢いて、かっこいいと人気でした。
また、魏国最強の武将達である魏火龍七師も強くて有名です。魏火龍七師が活躍した時代は『キングダム』本編よりも過去ではありますが、その強さは他国でも語られています。そんな魏火龍七師の中でも特に人気だったのが、最強の槍使いとして登場した紫伯でした。著雍の戦いで王賁と戦うシーンには多くのファンが魅了されていました。
魏国は、武将だけでなく攻城兵器も強いという印象を持っている読者が多数いました。呉鳳明の開発した井闌車には、『キングダム』の登場人物だけでなく読者も驚いています。個性的で強い武将も多い魏国ですが、呉鳳明が投入した新兵器の存在も非常に大きい様です。
【キングダム】魏は最強の魏火龍七師がいる国だった
『キングダム』に登場する魏国といえば、やはり秦国の六大将軍や趙国の三大天に匹敵する程の力を持つ最強の魏火龍七師が有名でした。しかし、他にも個性的で最強と呼び声高い武将が多く所属している為、読者からも非常に人気があります。史実による魏国の結末が、『キングダム』ではどのように変化していくのか、今後の展開に期待が高まります。
この記事のライター
ルキナ
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。