【鬼滅の刃】神崎アオイはなぜ戦わない？伊之助との関係や魅力も紹介

神崎アオイとは、『鬼滅の刃』に登場するキャラクターの1人です。作中に登場する多数の女性キャラクターの中でも神崎アオイは上位の人気を誇るキャラクターですが、鬼殺隊の一員でありながら神崎アオイはとある理由から戦わないキャラクターとなっています。ここでは神崎アオイのプロフィールや、『鬼滅の刃』のあらすじなどを紹介していきましょう。

『鬼滅の刃』の神崎アオイは、蟲柱である胡蝶しのぶの蝶屋敷で働く少女です。負傷した鬼殺隊の隊士の治療や、リハビリとなる機能回復訓練の指揮を執っています。はっきりとした物言いの少女で、仕事もまじめにこなすしっかり者です。胡蝶しのぶの指導のもと、薬の調合も行っているようです。過去に鬼によって孤児となり、蝶屋敷に引き取られました。

『鬼滅の刃』とは、「吾峠呼世晴（ごとうげこよはる）」さんによる少年漫画です。『週刊少年ジャンプ』の2016年11号から2020年24号まで連載していました。単行本は全23巻が発売されており、累計発行部数は1億5000万部を超えています。また、原作の人気により、2019年からufotable制作でテレビアニメ化されました。現在、アニメ第3期となる『刀鍛冶の里編』まで放送されており、第4期となる『柱稽古編』の制作も決定しています。

大正時代の日本で炭焼きの家の長男として、亡き父親の跡を継いで家族を支えていた竈門炭治郎は、鬼に家族を惨殺されてしまいます。唯一生き残った妹の禰豆子も鬼になってしまい、炭治郎は危ないところを冨岡義勇と名乗る剣士に救われます。炭治郎は禰豆子を人間に戻すため、義勇の導きによって鬼を狩る「鬼殺隊」に入隊します。そして初仕事となる沼鬼を討伐し、浅草へ向かった炭治郎は、宿敵となる鬼舞辻󠄀無惨と接触することになるのでした。

『鬼滅の刃』の神崎アオイは、作中に登場する鬼殺隊の隊員の中では珍しく戦わないキャラクターです。ここでは神崎アオイがなぜ戦わないのかや、アオイの過去や呼吸などを紹介していきましょう。

『鬼滅の刃』の神崎アオイは、「水の呼吸」の使い手です。アオイは戦わないため、アオイがどの呼吸を使うのかについては、ファンの間でも「蟲の呼吸」や「花の呼吸」などさまざまな考察がなされていました。作中でアオイが呼吸を使うシーンは最後までありませんでしたが、ファンブックでアオイの呼吸が「水の呼吸」であることが明らかにされました。

『鬼滅の刃』の神崎アオイの過去については、本編でも描かれていないためほとんど明らかになっていません。しかしアオイも、鬼によって親を失い孤児になったようです。そのため、鬼殺隊入隊を目指したと考察されています。

『鬼滅の刃』の神崎アオイが戦わない理由は、恐怖から戦いに行くことができなくなったためです。神崎アオイは鬼殺隊の隊士ですが、試験では運よく生き残っただけだと本人も語っていました。選抜試験に通って隊士になったものの、選抜での経験がトラウマになってしまったようです。このように、アオイが戦わないのは戦いが恐ろしくなったためです。

『鬼滅の刃』の神崎アオイを救ったのは、「そんなの関係ないよ」という炭治郎のセリフです。神崎アオイは戦わない自分を卑下しており、命を懸けて戦う他の隊士に対して後ろめたい思いを抱いていました。しかし自分のことを「腰抜けなので」と吐き捨てるアオイに対して、炭治郎は「そんなの関係ないよ。俺を手助けしてくれたアオイさんはもう俺の一部だから」と告げて、アオイが腰抜けでないということを伝えたのです。この言葉に、アオイの気持ちも変化したようです。

『鬼滅の刃』の神崎アオイは、胡蝶しのぶの蝶屋敷で働いています。そのため、怪我をした伊之助や炭治郎が蝶屋敷へ運び込まれた際に、伊之助とも関わることになります。ここでは、『鬼滅の刃』の神崎アオイと伊之助との関係やアオイの魅力などを紹介していきましょう。

『鬼滅の刃』の神崎アオイと伊之助の2人は、ファンの間でも人気のカップリングとなっており、ネット上には2人のイラストを描いたファンアートも多くあります。作中で2人が特別な感情を寄せるシーンはありませんが、アオイが盗み食いをやめない伊之助のためにつまみ食い専用のお盆を用意してあげるなど、蝶屋敷での2人の様子は微笑ましいです。

本編では最後まで2人が結ばれたのかどうかはわかりませんでしたが、最終回のその後で2人の子孫と思われる「嘴平青葉（はしびらあおば）」という名前の青年が登場しました。そのため、2人は結ばれたと考えられています。

『鬼滅の刃』の神崎アオイとカナヲは同じように蝶屋敷で暮らしており、年も近いことから、仲が良いようです。作中でも「女の隊員が必要だから」という音柱の宇髄天元に強引に任務に連れて行かれそうになったアオイを見て、カナヲはいつものコイントスをせず、自分の意思で宇髄天元を止めようとしました。また、アオイも妹が欲しかったようで、過去に蝶屋敷に引き取られたカナヲが自分の苗字を決める際に、自分と同じ「神崎」を推していたというエピソードがあります。

『鬼滅の刃』の神崎アオイには多くの魅力があります。他の女性キャラクターとタイプが違うこともあり、ファンの中には神崎アオイが一番好きという人もいます。ここでは神崎アオイのかわいい魅力を紹介していきましょう。

『鬼滅の刃』の神崎アオイのかわいい魅力として、しっかり者の性格が挙げられます。ミステリアスな女性が多く登場する『鬼滅の刃』の中でも、神崎アオイは珍しくしっかりした生真面目タイプの少女です。入院している善逸や伊之助などが騒いでいると、厳しく注意することもあります。面倒見が良くしっかりしているところも、アオイの魅力の一つです。

『鬼滅の刃』の神崎アオイのかわいい魅力として、手先が器用という点が挙げられます。本編で紹介されることはありませんでしたが、原作6巻の大正コソコソ噂話によると、不死川実弥に壊されてしまった禰豆子の木箱を直したのはアオイだったようです。また、アオイはしのぶから薬学を学んでおり、薬の調合ができることからも、手先が器用であることがわかります。

『鬼滅の刃』は2019年にテレビアニメ化しており、神崎アオイも第1期の『竈門炭治郎 立志編』、第2期の『遊郭編』、第3期の『刀鍛冶の里編』の3シリーズに登場しています。ここではアニメで神崎アオイを演じている声優について紹介していきましょう。

テレビアニメ『鬼滅の刃』で神崎アオイを演じているのは、声優、ufotableのアニメーションスタッフとして活動している「江原裕理（えはらゆり）」さんです。江原裕理さんはufotableが運営しているマチ★アソビCAFEに応募したことをきっかけに、ufotable所属の声優、制作スタッフとしてアニメ制作にも携わっています。また、2018年からは声優ユニットの「ギルドロップス」で音楽活動も行っています。

江原裕理さんの主な出演作品として、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス（イアン、ノルミン）』、『シーサイド荘のアクアっ娘（マール）』、『彗星のフロイライン（ヒカリ）』などがあります。

X（旧Twitter）上には、「鬼滅のアオイちゃんって絶妙なキャラデザで、可愛い10代の女の子って感じが良く出ててスゲーってなる」とポストしている人がいました。「造形のバランスであざとく見えない絶妙なツインテール」とのことです。

X（旧Twitter）上には、「鬼滅でアオイちゃんの過去は明らかにされてないっぽいけど、私は切実にアオイちゃんの過去が気になる」とポストしている人がいました。神崎アオイに関しては、鬼の出現によって孤児になったという点しか明らかになっていません。

X（旧Twitter）上には、伊之助とアオイのカップリングについてコメントしている人もいました。中には「2人の何がいいって、優等生タイプで自己肯定感が低くて戦えないアオイと、問題児で自信過剰な伊之助がどうしてこうなったのか考えるだけでも尊いところ」とポストしている人がいました。

『鬼滅の刃』の神崎アオイは鬼殺隊の隊士ですが、恐怖によって戦えなくなったキャラクターです。そのため、作中で神崎アオイが戦うシーンはありませんが、蝶屋敷では伊之助などをはじめとした隊士の治療や機能回復訓練の指導を行っています。神崎アオイに興味が湧いた人は、ぜひ『鬼滅の刃』をチェックしてみてはいかがでしょうか。